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2021年4月7日水曜日

Hierarchy in Boardriding

スノーボードの世界で、Snow Surf とかサーフカルチャーにインスパイアとかって聞くよね。ボードの乗り味がスケートライクな〜とか、パークアイテム(レールとかね)やハーフパイプのトリックはもともとはスケートボードから来てたりする。同じ横ノリスポーツだから、そんなコラボレーションはあるよね。

じゃぁさ、逆の方向で、サーフィンとかスケートボードで、「スノーボードに影響を受けたぜ」ってムーブメント…あるんかね???

それはね、多分、無い…

ボードライディングの世界はヒエラルキーが存在する。一番はサーフ、次が sk8 (スケートボーディング)、そして… スノーボーディング

Surf  >>>>>  sk8  >>>>>   .....超えられない壁...... snow

えっ?そんなわけない?じゃぁさ、ちょっと考えてよ。

サーファーじゃなくても、サーフブランドのTシャツ着る。
スケートしなくても、スケートブランドのTシャツ着る。

スノーボーダーじゃない人が、スノーボードのTシャツ着る?
胸に Burton Snowboards ってプリントしてあるTシャツ。
Union とか、GNU とか、BTMとか、Lib Tech…とかは?
Gentemstick ってステッカーが車に貼ってあったら、あ、「スノーボード好き」なんだねって思われて終了でしょ。

あるスポーツがメジャーになって成長できるかどうかって、「そのスポーツをしない人が、喜んで身につけるくらいの、ブランドアイデンティティを作れるかどうか」にかかっているらしいんだ。

Jake はこう言ったそうだ…

Air Jordan履いてる人、バスケしてないよね?アディダスのクロスカントリーなんて、野山を走るためのシューズなんだぜ。普通の人は野山走らないだろ。
 
コアなファンは、もちろん重要だ。だけど、一般の人、そのスポーツをやったことない人、やってるけど下手な人たち、そうした人たちをもっと大事にしようぜ。俺たちのロゴがプリントされたアパレルやシューズ、バッグやアクセサリーが、普通にストリートに溢れるようにしようぜ。

問題は…横ノリの中で、スノーボードのポジショニングがどうやっても上がらないこと。ハーフパイプやビッグエアーなんかのイベントは盛り上がって、 スノーボードバブル盛り上がって、ショーン・Wとかはアホほど稼いでる。

でも、サーファーのケリー・Sが年間で稼ぐ金額は、桁が違う。

で、いろいろなことをやったけど、結局のところ、スノーボードのハイラーキーが上がることは無かった。

ほんで、Jakeと彼の愉快な仲間たちは Gra●is というスケートオリエンティッドなブランドを立ち上げた。そのストーリーを聞いて、僕はこう思った。

いっそのこと、サーフブランド立ち上げれば良かったのに…

その後僕はサーフ・スケート・スノーに加えて、フリースタイルスキーとかもやってるブランドに転職した。で、僕はそれまで交流したことのないタイプの人たちと出会えた。スケート馬鹿、サーフ馬鹿と話して理解したんだけど、Jakeがサーフブランドに行かなかったのは正解だったなって思う。

会社のイベントで、SK8のトップライダーである U●A 君と意気投合した。品●駅かどこかの構内で彼のスケートで遊んだ。僕はスケート乗れないからパドリングして、駅の硬くて走るタイルの上で最高のスピード感を楽しんだりしてた。

しまいには、警備員の人が本気で追いかけて来た

おひらきになるときに、彼が僕にそのスケートをくれた。

おっさんだから怪我するとヤバイすけど、練習して上達したら一緒に遊びましょうよ。

怪我が怖くてディスプレイ化してしまったスケート…スマヌ

この時は本当に贅沢なイベントで、U●A君や、スノーボードのライダーのI川・A君とか、サーフのx君とかも来ていた。そんで、よし、今度はみんなで波乗りしようとか、どこどこのスケートパークで練習だとか、「やったことないけど」スノーボードにも行ってみたいとかで盛り上がっていた。

結局のところ、サーファーとかスケーターは、スノーボードをやったことないんだ。

理由は良くわからない。だけど、サーフとかSk8のイメージを「横取りして」成長しようとしても、うまく行かないんじゃ無いかなって思う。パンチアウトされて終わり。

Jakeが言った通り、初心者とか、下手な人とか、コアじゃ無いけどシンパシーを感じてくれる人たちをどれだけ周囲につくっていけるのかが、肝心なんじゃないかなって思う。排他的になって衰退したスポーツってたくさんあるしね。ス●ーバブルってあったけど(略)

で、微力ながら、スノーボーディングの発展に貢献しようと僕は、次のお休みもお山に行く。そして、スノーボーディングって楽しいんだよってことを、身体全部使って表現する。そんで、(今はコロナでできないけど、)リフトとかゴンドラで乗り合わせた人とフレンドリーに挨拶する。

スノーボードの発展のためには仕方ないけど、シーズン終了まで頑張って滑ろう、そんな風に決意を新たにするわけです。

あー、スノーボード のためとは言え、つらいなーしんどいなー wwwwww

ずっと冬ならいいのにね。

おしまい