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2025年6月10日火曜日

ブルベ始めて丸2年の振り返り

ボクのブルベデビューは、2023年の初夏「初めてブルベ200km」だった。

ゴールには受付が3つ並んでいた。一つはこの「初めてブルベ」。あと2つは前日スタートの600kmブルベだった。普通にしんどい600kmのヤツと、エグいしんどい600kmのヤツ。

スタート時間が違う3つのブルベ、ゴールタイムが近いので、まとめて受付してしまおうという…すごい合理的だよね。

ヒラメ筋どーん

ボクは初ブルベだったけど、先々は長いのにも挑戦したかった。だから、最初から400kmを前提に装備を揃えていた。そのせいか、ゴールした時は600km の参加者と間違えられて、そちらのゴール受付に案内された。

いやいやいやいや! 滅相もないです! 
600なんて無理!一生無理!
200の3倍なんて無理絶対!

そう言っていたボク、翌年は…まさしくこの同時開催の600kmを完走していたwww
その一年後のつい先日、この同時開催600kmをもう一度完走した

ブルベ始めてから丸2年、どんなふうに走って来たのかまとめてみよう。

2023年の6月に、ボクのブルベライフはこんな感じでスタートした

 BRM200km 初めてブルベ 完走
 AJP120km 那珂川 完走
 AJP270km 只見  DNF  CP通り越しちゃった。自走で帰還。
 AJP240km 楢葉  完走
 BRM300km 雲海を見に行こう 完走 ← これはキツかったw

この時、コロナの影響で開催期間(年度)が変則になっていた。11月スタートして翌年の10月までがブルベイヤー。ここまでで10月末を迎え、ボクの初年度はこれで終了した。

なんとなく、この遊びが自分に合っているように感じて、せっかくならSR 取りたいな思った。確実にSRゲットするために、シーズンが切り替わった11月から、新年度のブルベを走り始めることにした。

2024年のブルベ(厳密には2023年11月以降)はこんな感じ

 BRM200km 二関めぐり 完走
 BRM200km 田人 完走
 BRM600km 東関東600  獲得標高3,200m のフラットコース 完走
 BRM400km 銚子400 (夜スタート) 完走
 BRM200km グル栃 DNS

ここまでで、 BRMは200,400,600を完走したので、あとは 300km走ればSRとなった。
2024年が明けてから、ブルベシーズンが再開した。ボクの狙いは当然300km。

 BRM300 鬼怒川・那須高原 完走

これでSR確定!そう思ったボクの目の前が暗転した。ブルベの年度区切りが、カレンダーイヤーに戻るとのこと。そんでもって、 2024年11月から年末までの走行は…ノーカンなwということになった。

ちょっとだけ腹はたったけど、まぁフランス人のやってることだから仕方ない(偏見)と割り切った。

気持ちを新たに 2024年… 300kmは済んでいるので他の距離を出走していく

 BRM400 小江戸めぐり 完走
 BRM600 はじめての600・弍 完走
 BRM200 田んぼアート改 完走
 BRM300 伊達 DNS

これで2024BRMのSRはクリアできた。

AJPは管轄が日本の組織なのだが、こちらは従来の11月スタート、翌年10月を1年とする。
ということなので、11月になったところで完走距離を積み上げておく。2025年のSPR(Super Permanent Randonneur) の認定基準、年間1,200km走行もクリアしたいからね。

 AJP120km 那珂川 完走 
 AJP270km 只見 完走
 AJP195km 戊辰戦争 完走
 AJP240km 楢葉 完走
 AJP150km 猪苗代 完走

ここで本格的な冬が来て、2024年のサイクリングは終了。

2025年スノーボードシーズンが終わってから再びブルベを再開した。

 BRM300 四六のガマ DNS
 BRM400 最初に頑張る400 完走
 AJP200km 房総千枚田 完走 ← AJP SPR基準まであと25km!
 BRM600 やっぱ海 完走
 AJP120km 那珂川 完走 ← AJP SPR基準クリア!

数字でまとめるとこんな感じ

BRM/AJP 200km 以下  エントリー11    DNS1 完走10 
BRM/AJP 300km 以下  エントリー9 DNS2  完走6 DNF1
BRM 400km                        エントリー3 完走3
BRM 600km                      エントリー3 完走3


エントリー総数 26

DNS  3
出走 23 出走率 88.5%
完走 22 完走率 95.7%
DNF  1 DNF率    4.3%

完走率が高いのは、無理をしていないとも言えるし、挑戦してないとも言える。

ただ、ボクはもともと山屋なんだ。山でDNFって、すなわち遭難なんだよね。遭難しないように、計画して、準備して、トレーニングして、無事に帰ってくるのが山屋の基本姿勢。

普通のサイクリストとは、ちょっと違うかもしれない。その辺りも今後ブログに書いてみようかな。

とりあえず、FY2024のシュペール・ランドヌール(SR)は認定いただきました。2024-25のスーパー・パーマネント・ランドヌール(SPR)も申請はまだだけど、認定基準はクリアしました。

FY2024 SR メダル到着!

ひとつ目標クリア!

直近では、200と300kmのBRMを完走してFY2025のSRも認定を取りたいな。

それと、BRM1000kmとSR600に、チャレンジしたい。
これは…ちょっと今までと同じでは到達できそうにないので、しっかりと考えてやってみよう。そんなふうに思っています。

50代最後の1年ちょい…ぼちぼち行ってみましょうか…

2025年6月9日月曜日

BRM600kmやっぱ海 完走

600kmという距離、なかなか想像ができない距離だと思う。Chat GPTに尋ねてみた。

「ねぇねぇ、東京から自転車で出発してね、600km走ったら行ける県庁所在地ってどこ?」

優しい彼女(女なのか?)はすぐに返事をくれた。

■東京から600km圏で行ける県庁所在地(ルート別最遠)やね?
それぞれのルートで、いっちゃん遠ぃ県庁所在地はこんな感じやで。 
日本海側  福井県 福井市  約590km
太平洋側  兵庫県 神戸市  約600km
山岳ルート 滋賀県 大津市  約570km
北方向      青森県 青森市  約600km


余計イメージしづらくなったような気もするが…まぁ良いか。

Google Map で東京の日本橋から、梅田駅まで歩いたとして距離を見ると…国道1号経由で510kmだそうだ。そんな、東京から大阪まで行って弾みで通り越しちゃった…それくらいの距離を一気に自転車で走ったという記録。

ちなみに地元のグンマーから東京のネズミちゃんランド往復すると、サイクリングロードフル活用で大体 300kmくらい。その倍だから2往復って感じね。

まだ余裕ある…序盤

今回の600kmブルベ、最初はねぇ、八ッ場ダムの脇通って嬬恋村通り抜けて鳥居峠登るの。標高は1,300mあるからそれなりに登るんだけど、なだらかーな登りだから走りやすい。鳥居峠から一度降って、菅平に登り返す。ここが地味に辛かった。とりあえず鳥居峠で登りは一段落だって思ってたら、そうじゃ無かったからね。

菅平は隣町

600km ブルベの制限時間は40時間。平均時速は15kmということ。休憩とか食事、信号ストップ、トイレの時間もぜんぶひっくるめてなので、実際の走行速度は20~25kmくらいかな。上り坂はペースダウンの借金生活。下り坂で借金を返して辻褄を合わせる感じ。

菅平までで借金1.5時間程度を覚悟していたのだけれど、ほぼほぼ貸し借りゼロでたどり着いた。これは幸先よいスタート。

妙高山はご近所さん

菅平からご褒美ダウンヒルで貯金作って、小布施かすめて野尻湖へ登り返す。

野尻湖…

ここも登坂車線があるよな登りが続いて消耗した。気温も30度近くまで上がったので、身体中に水をかけ、体温コントロールしながらの登坂。

野尻湖すぎたら上越までなだらかーな下り坂。天気予報どおりここは向かい風が強かったけれど、ドロップバーの下を持って空気抵抗を減らして、ケイデンスあげてスピードに乗せる。

途中で、あいつとかあいつが好きな、「ニューミサ」の前に来た。実は入ったことないんだよね…

一度は寄りたいニューミサ

貧脚のボクは、ゆっくり食事してたらDNF…涙を飲んで通り過ぎる。

日本海!

直江津あたりの道路は、海から離れたところを通ってる。柿崎に入り、アップダウンを繰り返すと、道は日本海のすぐ脇に出る。ここまででだいたい180km。貯金は1.5時間程度。明るいうちに日本海に出られたおかげで、穏やかな海を左に見ながらルンルン気分(嘘)で北上する。

直江津から、新潟の少し手前まで北上する海岸線区間だけで100km…アヒャヒャヒャヒャ

好き好んでブルベ走ろうという人はやっぱりどこかしら変…じゃない…ユニークな人が多い。そんでもって、400km 超えのブルベに出てる人たちは、ユニーク度合いがブーストされているような感じがする(個人の感想です)。

やっぱ見るよね海

思い出の鯨波海岸も明るいうちに通過できた。青春18きっぷで来たんだっけな…

高校生以来の鯨波海岸

男子校の空手道部という、「♀ 」皆無の環境にいたボクらは、海での出会いをほんの少し期待して来たのだった。角刈り、スポーツ刈り、妙に声だけでかい高校生には…出会いなど… すみません、それくらいで許してください。あっ、目から変な汁が出て来た…

日が沈む

夏至が近く昼が長い時期、水平線上の太陽はしぶといがついに別れの時間がやってきた。

柏崎刈羽のダウンヒル

刈羽を過ぎ、寺泊の手前で日没。柿崎からここまで、ポイントポイントで海水浴場があって、そこには公衆トイレがある。走りやすいし景色もいいし、今度はキャンピング装備でのんびり走りたい道。

また明日!

以前、自転車で海鮮丼を食べに行こうと、前橋から寺泊まで来たことがある。その時は確か230km 位走って着いた寺泊。今日の寺泊は、ぜーんぶ真っ暗。

寺泊通過は夜になった

日が落ちた海岸線をそのまま北上する。新潟の少し手前で折り返しに入り、すぐにチェックポイント。ここで290km走行…まだ半分行ってないってマジすかwww

ここからルートは南下して、燕三条、長岡を通り小千谷に出る。豪脚の皆様は燕三条か長岡で宿を取り、仮眠遊ばされる。というか、ボクが折り返しについた時には、すでに寝てる人も割といるはず。

貧脚のボクは、いつも通り行き倒れ戦略。どうしようもなく眠くなったら、ぶっ倒れて仮眠とって、また走り出す。走れメロスかよ

結局、夜明け前に小千谷の手前で30分。明るくなった栄村で20分程度仮眠を取って、走り続けることになった。

小千谷から上田・海野宿の先までは、先日完走した400kmブルベとほぼ同じルートになる。どこで登る、どこが平坦とか、もうわかっているので淡々と距離を稼ぐ。

400kmを完走したあと、後半の100kmくらいが共通の、600kmも完走できるのでは?そう考えたのだった。理由は 最後のコース取りで、400は最後激坂の内山峠越え、600は碓氷峠旧道。軽井沢までダラダラ登りこなせば、後は下り基調で安中まで出れちゃうし楽勝じゃね?的な。

みんな大好きメガネ橋

これねぇ、メガネ橋まで写真が無い理由を説明してもいいかな?

さっき言ったけど、内山峠よりは碓氷峠旧道のほうが楽なのよ。でもねぇ、キューシート(道案内図)を地図に落としていて気がついたのだ。

ん?御代田から、そのまま軽井沢抜けるんじゃ無いんだ???
浅間サンライン…経由??
ま・じ・で?

御代田から軽井沢までの標高差はだいたい500m。R18でダラダラ登るなら、そんな大変じゃ無い。内山峠より全然楽。しかし…御代田から浅間サンラインって…壁じゃんこれ?

500km走行した後に壁?そんでもって、浅間サンラインって、えぐいアップダウンあったよな、確か…

今回仮眠を最低限にして走ったのはね、ルート引いてる時にこれに気がついたから。下手したら、ヒザ大爆発案件よね。押し歩きが連続するかも?そう考えたら、宿に泊まってる余裕なんて無いザンス。

ヨミは当たって、サンラインはエグいアップダウンの涅槃への道でありました。ひたすら南無阿弥陀仏を唱えつつ(ウチは浄土宗)、仏のお情けに縋りながら軽井沢へ抜け、碓氷峠旧道を下って横川・松井田・安中へと中山道旧道を辿る。

安中に出る頃にはだいぶ日が翳り、小さな峠を超えて箕郷に向かう時には意識が飛ぶ。
「あれ?なんで俺…今…榛名山登ってるの?」的にわけ分かんなくなる瞬間。

完走したぜコンニャロ

なんとか日が落ちる少し前にゴール。
STRAVAのビーコンでボクを追いかけてた奥様が、ゴールで出迎えてくれた。

奥様撮影

てなわけで、いつもながら消耗したけれど、無事に600kmを完走した。
シャワー浴びて、ぶっ倒れるように寝て、翌日は充電祭り。

充電祭り1

充電祭り2

ボクの走行ペースは遅くて、真ん中より後ろの位置でゴールを迎えるけど…完走率だけは高い。というか、ブルベ初めて丸2年、出走数はAJP含めて20くらい?だけどDNFはCP不通過の1回だけ。

今度、貧脚のボクが確実にブルベを完走するためにやってることを、まとめてみようかな…

キューシート長い…

600kmにもなると、キューシートは枚数も多くなる。

パパお疲れ…

ルートとログはこんな感じ。

ルート概要

iPhoneのgpsログは獲得標高多め…

雨も降らず、極端な向かい風もなく、天候には割と恵まれた。季節先取りの暑さはキツかったけど、暑さ対策はだいぶ経験を積み、対処方法も確立できたと感じている。

600kmは出走3、完走3となった。これまで走った2本はフラットなコースだった。今回はそれなりに獲得標高がある600km、これを完走できたことで、「ボクも600kmブルベ走れます」そう言ってもバチはあたらないような気がしてきた。

今回も楽しく走れて、AJ群馬のスタッフさんや、他の出走者の皆さんに感謝でいっぱいです。

ありがとうございます

2025年5月27日火曜日

AJP房総千枚田200km完走 

ブルベには大まかに2種類がある。

BRMというスタンダードなブルベと、AJPという参加者が自由に出走日時を決められるブルベだ。(リンク先は、Audax Japan 日本のブルベ主催団体の総本山です)

BRMは最短距離が200kmで、最長は600km。 (1,000kmもあるがSR対象外などちょっと毛色が違う)BRM200, 300, 400, 600 をそれぞれ1回ずつ走って、年間1,500km 走行したら、SR (Super Randonneur) 認定を受けられる。

AJPはボクが参加している AJ宇都宮の場合最短が120kmで、200km 前後がメインで、最長が300km 位。AJPの場合は、年間の走行距離が1,200km を超えると、 SPR (Super Permanent Randonneur)認定を受けられる。

ちょっとややこしいのが、BRMのシーズンはカレンダーイヤー。1月1日に始まり、年末で終了。AJPは、11月に始まり、翌年の10月末で終わる。

ボクは、紆余曲折はあったけれどw、2024シーズンのBRM-SR基準を満たすことができた。そこで、2024/11-2025/10のAJPで、SPRの認定を受けたいと考えた。

SRは「イケてる自転車バカ」、SPRも「イケてる自転車バカ」…間をあけずに両方認定いただけたら、「チョーチョーイケてる自転車バカ」になれるってことじゃない?

海ほたる〜

今回は気分を変えてAJ千葉のAJP200km を走る。これで完走できれば、走行距離は1,175km で… SPRまで25km 残し…半端だなw

前夜のうちに千葉に移動する。アクアラインを渡ってスタート地点の木更津へ。
車中泊してスタート時間を待つ。

スタート写真

AJPは単独の走行になるので、特に自己管理が重要になる。
他の参加者が、自分のミスコースやCP(Check Point)のうっかり通過を教えてくれることもない。故障やトラブルで助けてもらえることも期待できない。

CP1

洲崎までは追い風基調、帰りは一部強い向かい風、最後の30km 位は急なヒルクライム。よって洲崎までの貯金が大事になる。淡々と距離を稼ぐ。

古い隧道

千葉に特徴的な古い隧道を過ぎて、長閑な山道を登ると大山千枚田。
今回のコースの名前になっているように、象徴的な場所である。

CP2大山千枚田

よく管理された棚田

ボクはAJPを走る時は、極力スタート時間を早く設定する。渋滞を避けたいからなんだけど、その代わり、観光地がまだ営業していないなんてこともある。

Bingo バーガー

最初に通過する道の駅たちも、ほとんどのお店は営業開始前。
完走を優先してるので、観光が後回しなのはまぁしゃーない…

道の駅

千葉っていいな。雪と山が無いのは残念だけど、暖かくて、海があって。

外房の海

内房の木更津からスタートして、千葉の先端をめぐって外房に入り、鴨川から帰ってきた。
最後180km超えてから、鹿野山登らせるのはヤメレ…w
急坂すぎて、こないだの400km の膝痛がぶり返しそうになったので押して登りましたw

木更津の町中華にイン

無事に時間内に走り終えて、まだ日がある内に車に戻った。ここから帰ると、都心通過が帰宅ラッシュにドンピシャ。なので、駐車場のすぐ前にある町中華で早めの夕食。

餃子旨し

チャーハン旨し

クラッシックラーメン旨し

ルート概要

AJ宇都宮のAJPはほぼほぼ走り尽くしたので、気分を変えてAJ千葉にエントリーして完走。とりあえず残り25kmは…早めにクリアしたいと思う。SPRはボクの一つの目標なので、クリアできたら…DNF覚悟でチャレンジングなコースを走る。

AJ宇都宮255km のAJP裏磐梯もエントリーしてるんだ。けど、これは獲得標高大きい準山岳コース。ヒルクライムが極端に遅いボクはDNFほぼ間違いないかな。

SPRクリアできてれば、記念トライじゃないけど精一杯頑張って走ってみよう。そんなふうに思っている。

おしまい

2025年5月17日土曜日

サスペンションステム導入 RED SHIFT Shockstop stem

ブルベに代表される自転車のロングライドでは、「いかに不快感を排除するか」が結果を左右する。自転車に跨ったままで、長い時間を過ごすスポーツというか修行というか…そんな遊びなのだから、身体への負荷も大きい。

結果を左右するだけじゃなくて、清く正しく美しい勤労者として生きていくには…体調管理が大切だ。

シャチョー、今日休みます
なんで?
手が痺れてモノ持てません
なんで?
自転車で遊んでて…
クビね

まその、今時そんな労基法違反の職場は無いにしても、

「あの人、自転車乗った次の日は使い物にならないよね」

なんて言われたら…ねぇ?
そんなわけで、サスペンションステムを買いましたw

ステムに3万円弱…

いやその、これがイイモノであることはずっと知っていた。特にグラベルライドや、超ロングライドでの評価が高い。

でもなぁ、これに3万円かけるほど、ロングライドに力を入れるかわからないしね。

えぇ、そう思っていた時が、ボクにもありました…

ずっしり感

グラベル用途だけあって、デリバリー時(出荷時設定)のアングルは6度アップ。姿勢を起こして乗車することを想定している。

でもねぇ、最近思うんだけど…グラベルロードとか、エンデュランス系のバイクって、フレームがすでにアップライトじゃん?それに加えてアップアングルのステムとか使うと、身体起きすぎませんか?

ボクのRidgeback Ramble はグラベル・ツーリングバイクでアップライトなフレーム。てなわけで、エラストマー交換に合わせて裏返しして6度ダウンに変更。エラストマー設定は体重による設定レンジ内で一番ソフトに(動きやすい)した。

RED SHIFTの前に付けてたのがこれ、TRANZ-Xのアンチショックステム80mm

ストローク量2mm

タイポじゃなくて、ストローク量は最大3mmくらい(ブラケット位置)。

コラム取り付け位置に、うっすいショック吸収シートが挟み込んである。ほんでもって、コラムジョイントに、ピボット機能があるのです。ショックをうけると、シートが圧縮されて、ブラケット位置で数ミリ程度だけストロークする。

あんまり期待してなかったんだけど、それでもショック吸収にはそれなりに効果があった。200~300km程度ならこれで十分なくらいの効果。カーボンハンドルとか、バージェルよりは多少マシな感じになる。REDSHIFは、こいつの10倍ストローク量がある。だから、機能が優れているのは最初からわかっていた。

目立たない

この記事を書いている6/15日時点で、すでに2本(AJP200km、BRM600km)のブルベを完走した。効果には非常に満足している。
  • 上半身の疲労軽減  
衝撃に構えず、リラックスできる時間が増えるので疲れにくい
  • お尻のダメージ軽減  
ちょっと意外だった。体重を今までよりも多くハンドルに乗せられるので、お尻への負荷が大幅に減った。
  • ポジション改善  
今までは、衝撃から手を守るためにステムを短めにしてアップライトな姿勢をとっていた。REDSHIFTでは、1cm ステムを延ばし、サドルを5mm前に出した。本来とりたかった前傾姿勢を取れるようになり、風の抵抗が減り、ペダルも回しやすくなったと思う。
  • 下りコーナーの安定性改善 
荒れた峠道を下る時、振動・衝撃をいなすために、ハンドルへの荷重を抜くことが減った。蜘蛛の巣状に細かい割れ目があるような、劣化した舗装では、振動が激しいのでハンドル荷重を抜く。すると、フロントのグリップが低下するので、タイトなコーナーで膨らみやすくなる。サスペンションステム導入で、ハンドルを抑え続けることができる。コーナー手前のブレーキング、コーナリング中、タイヤに荷重を入れた状態でバイクをコントロールできるのは大きい。

以上のようなメリットがあるので、購入して大いに満足している。特に、オーバーナイトがある400km 超のライドや、数日間にわたるサイクルキャンピングなど、大いにお勧めしたい。ホントだよ

2025年5月12日月曜日

BRM400最初に頑張る400… 膝痛こらえて完走…

この冬は雪が豊富だったおかげて、BCヒャッホーーーィーーーが続いた。
そーこーしてるうちに、ちょっといろいろなことがあって…
ふと気がついたらブルベシーズンが始まっていた…アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ

う け る !

本格的にシーズン始まる前に、AJP走っとくか!  走れてないし…
ブルベにしては短めの、200km とか、300kmとか走っとくか! DNSしてるし…

そんなわけで、今期初ブルベは…人によっては一番過酷な距離である 400km…

大 丈 夫 か オ レ ?

今回のブルベは最初にヒルクライムがある。グンマーから新潟に抜ける三国峠超え。ここは標高1,000mあるので、そこそこの獲得標高になる。それに加えて、三国峠越えるまでずっと雨予報。なんなら警報級の可能性ありとかの雨予報。そんなブルベを走ったという記録。

ラップ防水
雨予報なので前後フェンダー装備。
サドルバッグは防水なのでいいとして、問題はフレームバッグ。こちらは本降りの雨の中を10分も走れば浸水する。ただ、すぐに必要なものを入れておくのにはとっても便利なのでなんとかしたい。

ということで、ラップ巻いて防水にした。
というのは、走り出して最初の5時間くらいが雨予報。その間だけ耐えてくれれば良いのである。雨が止んだらラップを外して普通に使えば良い。

予報はこんな感じ

ステムバッグは上開きっぱなしなので雨には無力。ま、ここに入れるものは防水の袋に入れて格納するので、雨で濡れても無問題。一応上だけポリ袋で申し訳程度にカバーした。

雨が上がった後のポリ袋は、行動食の空きパッケージ(ベトベトするジェルとかね)を入れるゴミ袋にする。そんな感じでスタート。

普通に考えれば、スタート時点で雨降ってたら出走したくないですよね?
何を隠そうボクもです。

DNS(Did Not Start・出走見合わせ)を選ばず、雨の中出走したのは風向き。

ほぼほぼ追い風 yeah!

こんだけ風向きに恵まれるブルベってあんまり無いような気がするよね。
最初の三国峠越えるまで、悪天候に耐えられればそのあとはボーナスステージ。

気温の下がる夜間の雨もなさそうで、服装計画もシンプルにできる。
以前、土樽から小出を走った経験から言うと、三国峠から小千谷まではおだやかな降り基調。ここで追い風受けられるので、結構貯金が作れそうな感じもする。

予報通り三国峠まで雨だったので、写真は無い。
三国峠からの下りは、舗装が荒れまくりで集中してたので写真は無い。
ここの暗くて狭くて穴ボコだらけのトンネルはほんと怖い。から写真は無い。

湯沢を越え、石打を過ぎたあたりでようやく心穏やかに走れるようになる。

米どころ新潟

そしてなんだか暑い、風が無い。
信号で止まると、後ろから結構な勢いで風が吹いていることに気が付く。
予報通り、計画通り、ここは淡々と貯金を増やすことにする。


これは撮るよねw

八海山とかも綺麗に見えて、写真撮りたかったんだけど先を急ぐ。
小千谷で折り返して、自転車で初めて走るルートを辿る。

この十日町、津南から飯山に抜ける国道は馴染みがある。さかえ倶楽部や野沢温泉スキー場に行くのに、なんども車で通っているからだ。記憶では穏やかな登り坂で、負荷は低めなはずだけどどうなることやら。

なんだここまで自転車で来れるんじゃん

途中で国道から外れて飯山線に沿って走る。ここがフラットで、景色良くて最高だった。地形も想定通り穏やかで走りやすい。

しかし…困ったことがある…
さっきから無視していたけれど…膝が痛い

BCスノーボードで脚力は維持していたけれど、長時間の負荷に耐える膝はまだ出来上がっていないのだ。

ここから最後の内山峠まではダラダラ登って、最後の数キロはかなり負荷のかかる急登が続く。

飯山を過ぎたあたりで日が暮れて、そこから先は夜間走行になる。ドラッグストアがしまってしまうと、痛み止めも買えないので念の為に買っておく。

結局、上田で一回、内山峠越えて下った下仁田で一回、痛み止めを服用してなんとか切り抜けた。痛み止めを飲んじゃったので、内臓にかかる負荷を考慮してカフェイン剤は飲まなかった。

下仁田を過ぎたあたりで陽が登り始め、2つの峠を越えて榛名山の麓に出ると…ハルヒル参加のローディーがそこかしこにw

挨拶を交わし、手を振りながらすれ違い、ゴールへと向かう。

朝のゴール

27時間の制限時間に対して、まぁまぁ余裕を持ってゴールできた。
ただ、今回は敗北感がわりとある。

というのは、痛み止め飲んで無かったら完走できなかったと思うから。
自分の持っている力を、薬の力でブーストしてしまったら…ねぇ?

サポート圧迫

帰宅したら膝の痛みにたまらず、圧迫して体を休める。
右膝の痛みは比較的早く引いたけれど、左膝は痛みが続くので固定力の強いサポーターを引っ張り出した。

サイドフレーム付き

そんなこんなで、なんとか完走できた。

小千谷から上田まで、さらに海野宿とか走れて素晴らしいコースだった。そして、来月の600kmブルベ…最後の1/3が今回の小千谷からと同じコース。しかも今回夜間走行だったところを、明るい時間帯に走れる。

これは…走ってみたい…
エントリーはまだできたので…何しろ600kmだし…そんなに簡単には満員にはならないコースプロファイルだし…どしよかなーーー

あっ…申し込んじゃったw

そんな感じで今シーズン初のロングライドは、ハードな400kmブルベ。
次の600kmにむけて、体をしっかり作って楽しんでいこうと思います。

追記: 雨天走行で汚れた機材を清掃して、ドライブトレインの掃除に超音波洗浄機を導入。なかなかいい感じです。じゃまたー!
超音波洗浄機は優れもの