タイヤが太くてスピードは出ないけれど、砂利道とかの悪路も走れるよ!
フレームが頑丈で重いけど、キャリア付ければ荷物積んで旅行にも行けるよ!
ドロップハンドルが付いていて、見かけは速そうだけれども…
重くてスピードは出ないタイプの自転車なのだ。
「なんのこっちゃ?」そう思った人は、ブラウザの「Back」ボタンを押してソッ閉じ推奨です。
GRXダブルチェーンリング46-30 |
競技嗜好のモデルだと、フロントは 53-39 とかで、リアは11-17 とかになる。
要するに、ロードバイク的な速く走るためのバイクは、重い方にギア比が寄せてある。
それに対して、のんびり系の僕のバイク、ギア比はこんな感じだった。
フロントはShimano Sora 50-34 (いわゆるコンパクトクランクというやつ)
リアは Shimano Sora 9s 11-34
でもねー…50-11みたいなギアって、そもそも重くて踏めないんだよね…弱っ
反対に、軽いほうのギア、34-34 (1対1のギア比)に入っても、長くて急なヒルクライムでは脚が終わってしまう。
もう…1枚か2枚…軽いギアがあれば…
そう考えてたのだけれど、リアのスプロケットを交換しても、さほど軽くはならない。一般的なスプロケットだと、11-36t が限界で、しかもこれにするとリアの変速機も交換しなければならない。
んで、フロントのクランク&チェーンリングを交換した。
Sora(50-34) ⇨ GRX(46-30)
これで一番軽いギアは 34-34 から 30-34 に、重いほうは、50-11 から 46-11になった
わずかな差だけれど、貧脚の僕が、山岳地帯のグンマーを走るには良い変化だった。
ただ、メーカーの適合表では❌になっている組み合わせなので、運用するにはいろいろ考える必要はあった。
1年くらい使ったGRXにサヨナラ |
そして一昨年の夏に、サイクルキャンピングに出かけた時、もっと軽いギアが欲しくなった。
しかも高速側は相変わらずで、スプロケの小さいギア3枚はほぼ出番無し。
そこで、この度、ついに最終兵器を持ち出しました。
マウンテンバイクだね… |
そう、そうなんですよね、シマノディオーレのフロントダブルで、アウターが38ならばインナーは28t なんですよ、ほんとはね。
この結果、トップ側は 38-11 だから、時速30km くらいまでならカバーされて…
あっ |
ロー側は 26-34 だから、時速…5km くらいの登坂までをカバーする。いいじゃん
僕のロードバイク、ロード規格だからBBシェル幅は68mm
MTB規格の Deore ぶち込むために、BB換装してシム入れて73mmに変更。
MTBのDeoreの3x9sが普通にインストールされてた、ハードテールバイクの時代。
ディレーラーもキャパ以外はロードもMTBも、基本は共通だった時代。
ホイールは前後QRの100-135mmで、BBシェル68mm、リア9速 って時代。
ということは、リアの変速段数が9s で良いのならば、過去のMTB規格時代のパーツを使えるということ。
フロントのディレーラーもバンド式固定なので、取り付け位置も下げられた。
ただまぁ、ディレーラーはロード版のSORAなので、位置は高くなっちゃうんだけど仕方ない。フロントトリプルのアウターを取っ払ったような物としてみれば、変速性能もさほど不満にはならない程度で落ち着いた。
肩の手術後運動ができない日々、僕はこうやっていろいろと妄想を膨らませつつ、奥様にバレないように数ヶ月に渡ってパーツを買い揃え、思考実験をしながらこの日を待っていたのだ。
GRX…処分するかどうするか |
ギア比から見れば、往年のランドナーとか、キャンピング車のフロントトリプルと同じようなレンジを手に入れることができたのだ。
しかも昔はリア6sとかだったのが9sになり、STIもそのまま使える。これこそ進歩というものだ、イヒヒ
そう、僕は今までよりも、もっとずっと軽いギアを手に入れた。
そして、軽いギアから重いギアまで、満遍なく活用できる変速レンジも手に入れた。
35km巡航なんて最初っからできないから関係ないけど…ね。