ホントーにくどいですが、このブログの内容はフィクションです
ブログ主として励みになるのは、アクセスログ。こんな国から見に来てくれてるのか!とか、こんなにたくさんの人が読んでくれたのか!とかね。踏み台使ってとか、ロボットとかそーゆー話はいらんのだよ。
当たり前だけど、マニアックすぎる話はアクセスが少ない。結構時間かけて書いた投稿が、全然読まれてないと結構凹む。それに引き換え、僕が棲んでいた学生寮の話は、結構人気がある。何かが降りてきて、さらっと書き殴った投稿にびっくりするくらいのアクセスがついたりすると、
君らヒマなん?
そんな悪態もつきたくなる。
僕が棲んでいた学生寮は、お上品で高級な文教地区にあった。
すぐ近くには、有名な教会があり。
すぐ隣には、当時都内でトップ5に入る高級ホテルがあり。わりと近くには、地方出身の優秀な女子学生が集う女子大があった。
可愛い娘を手元から離したく無いご両親の目を欺く、じゃない、親の愛というくびきを振り切るために、「良妻賢母になる勉強をするから!卒業したら地元に帰るから!」という言い訳で上京してた、カントリー・ヤング・レイディのための女子大だった。彼女たちが卒業後、本当に地元に帰ったのかはよく分からない。そして…
お隣と言っていい距離に、元総理大臣のお屋敷があった。
その学生寮は、食堂・講堂・浴室がある本館を囲むように、北・南・西の3つの寮棟が建っていた。各寮独特の文化があって、ボクの居たのは硬派の北寮。そして、軟派の南陵、野人の西寮…という感じだ。
各寮の交流は…「年に1度の体育祭」という名前の、血で血を洗う抗争以外は…あまり無かった。ただ、ボクは、西寮に何人か親しい奴が居たので、オドオドしながら遊びに行ったことがあるw
この投稿はそんな感じで西寮に遊びに行った時の話(前置き長っ!)
友人の部屋でだべっていたら、先輩に呼び出されての部屋に遊びに行くことになった。
ビールをいただいて飲んでいると、隅に表札が2つ転がっている。見るからに高級そうな表札で、表面には「T中」と書いてある。
ん??「T中?」先輩の苗字とは違うやんな?
不思議そうに見ていると、先輩が気がついてこう言った。
おう!お宝に気ぃついたか?一個目は、去年手ぇ入れたんやで。機動隊のおっちゃんがしっつこく追っかけてきてなぁ、危うかったんやぁ。えっ?き、機動隊?それってもしかして???せやで!!一個めは単独犯やぁ!
そう言って先輩は愉快そうに笑った。
あのぉ、一個めは単独犯?ってことは?おう、一個目がちょいギリギリやったんや…そんでな、ほとぼりさまそう思てな、2個めは1年我慢したんや。
たまに近く通ると、機動隊のメンツ変わっとるのが分かるやろ?あぁ、人事異動あったんやな、去年の人はどっか行ったかな?そんなタイミング待っとったんや、さすがに同じ隊員さんやったら警戒しとうやろうからなぁほんで、2個めは頭を使った連携プレイや!山下(仮名)おるやろ、あいつに直前に酒ぇしこたま飲ませてなぁ。機動隊の前まで頑張って行かせて、そこでぶっ倒れさせるんや。機動隊っちゅうてもなぁ、あそこに回されてくるんはなぁ…心根の優しゅう、人のいいおっちゃんばかりなんや。もうみーんな心配して、駆け寄ってくる。その隙に後ろからそーっと近づいていって、パッと!
そう言って、先輩は豪快に笑って続けた。
そしたらな、敵もさるもの、裏側が接着されてた!簡単に取られてたまるか!そんな気合い感じたやで。でもなぁ、そんなこともあるかと思って、マイナスドライバー持ってってたんや。それで、ベリベリってな。それが2個めの奴や。
そう言って、先輩はビール瓶を手に取ってボクのグラスを満たしてくれた。
他では言わんといてな、これ、このビールが口止め料や!おまえもこれで共犯やで!
そんな先輩が何人かいらしたのが…野生の西寮…
口止め料ももらったし、墓場まで持っていくつもりではいた。
でもすでに時効だし、年齢的に先輩はもう…役職定年か転籍出向とかのはず。バレても失うものもなさそうなのでまぁいいか…
あっ、違う違う、そもそもこのブログ、ぜーんぶフィクションだからさ。真剣に受け止めないでね?そこんところよろしくね?
続く…かも…