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2026年9月13日日曜日

近場でトレーニング…のちビールw

親から引き継いで、今後の扱いをいろいろと探っている「山荘風」の家からすぐのところに、大きな公園がある。

そこはペットの入場が禁止されているので、愛犬マメちゃんとは中に入れなかった。「そうか…もう…中に入れるんだな」そう思って覗きに行くことにした。
運動終わってコロナで〆る…極楽

この公園は、大規模自然歩道の途中にある。うまくすると、トレイルランナーのゲストに取っては面白い存在になるかもしれない。
小さな沢

自然歩道に入ると道は降り坂となり、シングルトラックを経て沢筋に出た。渇水期には干上がりそうな細い流れがある。

なんか見覚えがあると思ったら、50年近く前の子供の時に探検しに入った沢だった。

歩道は沢筋から離れて登りとなり、古い山城の城跡(曲輪)を辿って尾根筋に伸びる。途中でいくつかの分岐があり、それをうまくループ状に繋げたら、ほどほどの傾斜で歩いても走っても良いようなトレイルだった。

曲輪のあと

見晴らしに出る。ここからは街の様子が遠望できる。
フォトスポット

自然歩道の突き当たりは公園の裏口になっている。
桜並木

舗装された広い道を走ってもいいし、芝生広場の優しい感触を靴裏に感じながら歩いても良い。
秋の空

今年の9月はうんざりするくらいに雨続き。今日は晴れてラッキーだった。

広い芝生の広場には外周路があり、そこをのんびり歩いて一周したらカフェがあった。
シャレオツなカフェ

軽食と飲み物が売っている。こんな場所があるとは思っていなかったので、嬉しい驚きだ。ここまでは歩いてこられるので、運転を気にしなくて済むからビールも飲める。

ピタパンのサンドとかもあったけど、今日はホットドックにしてみた。屋外のベンチとテーブルスペースは広く、日陰があり、芝生を渡ってくる風は爽やかだ。

ランチはホットドッグ

ふと視線を感じて下を見たら、バッタがこちらを見上げていた。
殿様バッタ

距離はさほどでもないけれど、先日のハードなパーマネントブルベで強張った筋肉をほぐすには、ちょうどいいトレーニングになった。

2026年8月3日月曜日

越後駒ヶ岳登山…雨で敗退

愛犬マメちゃんとのお別れを済ませて、ボクら夫婦は「抜け殻」のようになっていた。

何かマメちゃんに関わることを目にするだけで、言葉が出なくなる。床に敷いてある羊毛のマット、そこにマメちゃんが寝ている…そんな錯視が一瞬あっただけで胸が苦しくなる。

でまぁ、これはひょっとして多分もしかするとmay-be間違いなく、ペット・ロスなんだろうな。こんなことしていたら、マメも成仏できないだろうということで、奥様とボクは、しばらくできなかった遊びを再会することにした。そうすれば気持ちも晴れるだろうし。

コース途中の残雪

今年の夏は雨が多く、太平洋側はずっと雨予報。かろうじて、日本海側だけは天気が持ちそうな休日があった。

新潟…八海山みたいな岩場の山は、雨が多い今年は嫌だ。他の山…標高の低い山は、湿気が高いのでヒルとかアブとか出そうだし、標高高くて距離が長くて達成感のある山行をしたいなぁ。

で、久しぶりに平ヶ岳?と調べたら、入山口までの道路が崩落で通行止め。
奥只見周辺でふと思いついて、越後駒ヶ岳の登山口を調べたら水無川からが良さそう。

道路歩きから水無川上流を見る

まぁ、どの山でもいいし、どの登山口でもいいのだ。身体をいじめて、疲れて寝て、達成感を得られて、一歩前に進めれば本当になんでもいい。

林道の左右から流れ込む支流

登山口まで車で入れなかったので、道路が広くなっているところまで戻り、広い路肩に駐車して登り始めた。

水無川なのに勢いよく流れる川。そこに流れ込む支流。「クマ出没!注意!」の看板…

なんだろう
新しい一歩を踏み出したい
そう思っているだけであって
クマに喰われて速攻でマメに会いに行きたい訳ではない

歩いていたら登山道に入ったのだが、踏み跡が細い。
マイナーなルートのせいか、全然登られてないのか、細いトレースの左右はスネ高のブッシュ。それが朝露で濡れて、靴もソックスも3分でビショビショ。

もう帰ろうかなと思いつつ、足を前に進めていたら雪が!

デブリ

ここって標高は低いんだけれど、超超豪雪地帯でしかも急峻な地形。稜線には巨大な雪庇が発達し、そこから馬鹿デカい雪崩が落ちてきて本流の側壁を埋め尽くす。

んで、そのとんでもない量のデブリが日の当たらない北面にあると、8月までこんな形で残るというわけだ。

スノーボードバカのA宮さん夫妻なら、表面を平スコで削って滑るんだろうけど…w

ようやく尾根に入る

アプローチ道は、雑草と朝露、湧き水、ぬかるみの連続。ようやくそれが終わって、尾根への取り付きについた。

道標はホワホワだった…

ホワホワ〜

ま、まぁ、雨が多いからなんだろうけど…かわいいw
ホワホワの上に進路

ホワホワを乗り越えて、尾根に取り付く。
いきなり斜度が上がる

登り始めて30分もしないうちに…雨が本降りになったw
最高到達点

根っこが多い登山道は、濡れて滑るし、靴はぐしょぐしょだし、夏なのに寒くなってきてるし…楽しさのカケラもないw  降りることにした。

本流にもデブリ

本来の入山口まで戻ってきた。ここまでの道が落石による通行止めだったので、ここからは車道歩き。
千之沢小屋・水洗トイレあり

トイレ、どんな感じかな〜と、中を見させてもらってから外に出ると目の前にコレが!
マムシ

こんだけわかりやすい模様のマムシも珍しい。毒蛇らしく、エラも張ってとても強そう。

川坊主が…いそう

駐車した場所の近くは、正しい魚沼の稲作地帯。着替えて帰路についた。
おいしく育ってね

で、予定よりソートー早く帰ることになったので、下道でのんびり走って、湯沢のとあるキャンプサイトへ。ちょうど一年位前に、雨の合間を縫ってここにマメちゃんを連れてきた。テールゲートを開けて、網戸をセットし、おやつを一緒に食べてうたた寝をした。
去年駐車したところ

一年が経ち、木立は伸び、僕は還暦を迎え…マメちゃんは旅立った。
土手下は無料のキャンプサイト

なんだが気が抜けてしまった。R 17に戻り、下道で三国峠を越えていく。渋川であおぞらに寄ってカルビクッパと焼肉。
元気出せよオレ

しかも、帰宅して装備を確認していたら、夏山用シューズのソールブロックが剥がれていた。
ペロりんちょ

買ってから、あんまり履いてあげられなくてごめんね。
サヨナラ

そんな感じで微妙に不完全燃焼で終わった1日。

2025年11月28日金曜日

リベンジ表妙義 後半: タルワキのコル〜相馬岳〜金洞山〜中間道下山

前回の記事の続き、表妙義稜線縦走の後半です。

天狗岳からタルワキのコルに下って縦走の前半が終わる。ここから相馬岳までは、割と平和な登り返し。振り返ると、天狗岳の東面が見える。

天狗岳を振り返る

木の根や灌木など手がかり足掛かりが豊富なので、さほど苦労せずに山頂へ到着。

相馬岳

山頂でタルワキから登ってきたというカップルの登山者に出会った。ここまではちょっと物足りなかったと言い、どうしようか相談しながらこちらを見た。迂闊なことは絶対に言えないので、タルワキまで戻ってから天狗岳ピストンが無難であることを伝える。

それ以上は言えないよね…そして、天狗岳から妙義神社までは難路なので、先には進まないほうがいいと言っておいた。

これから行く金洞山山塊

相馬岳から先は再び高度を大きく下げる。木の根や岩角を支えに下降するのだが、ここはスリップに要注意。妙義山は標高が低く、岩場以外は雑木や草の茂みで覆われる低山だ。低山独特の落ち葉や赤土で覆われた岩場は、うっかり足を置くといきなりズルッと来て肝が冷える。

ホッキリへの嫌な下り

いい加減うんざりする下降が終わると、茨尾根が始まりホッキリ(堀切)のコルに着く。

休憩をとり行動食を摂る

後ろからハイカーが近づいてきて、追い越して行った。岩慣れした人のようで、トラバースも安定していて速い。

鷹戻しの頭が近くなる

茨尾根もようやく終わり、岩壁の基部からいよいよ鷹戻しが始まる。

2連のハシゴ

国内一般登山道最難関とも言われる表妙義稜線縦走路、中でも核心とされるのがこの鷹戻し(一部では「鷹返し」とも)。

ただ…ハシゴが設置されていたりよく整備されており、ルートも分かりやすい。鎖の流れに沿って、しっかりと足場に体重をかけて登れば良い。

鎖場の抜け口を上から覗く

ボクがこの場所で気をつけているのは2つある。一つ目は「人的リスク」、二つ目は「疲労」だ。鷹戻しは怖いもの見たさの登山者を惹きつける。それもあって、「本来はココに来るべきでない」人たちも呼び寄せる。そうした人たちが岩場で行き詰まったり、通過に異常な時間をかけたりして渋滞を引き起こす。

並列にかかる鎖

すれ違いや追い抜きで使えるように、鎖が並列にかかっている場所もある。だが、岩場の1ピッチに入るのは1人だけの原則は守った方がいい。進退極まったハイカーがしがみついてくる、なんてこともありえないとは言い切れないからだ。

ボクがここに入る時は、必ずヘルメットを着用し、ハーネスにはセルフビレイ用のスリングとロッキングカラビナを装着する。それは、不意の落石や、すれ違い時の事故を防ぐためだ。

二つ目の「疲労」だが、妙義神社から縦走してくるとここから終盤になる。そして鷹戻しから中之岳までこそがこのルートの核心…ここで前腕がパンプしているようでは進退極まるので、冷静に自分の体調を観察することが求められる。


終盤のトラバース

鷹戻しの頭に抜けたところで、東海方面から来た2人組の女性ハイカーに出会った。一人は「いつか鷹戻しを登りたい」とずっと思っていて、「他の山でいろいろ練習」をして、「ついに今日来れた」、そんな話をしてくれた。

もう一人は…「まだ山を始めたばかりなのに、こんなところ連れてこられて、びっくりして笑いが止まりません」と言いながらケラケラ笑っていたw

二人は中之岳から中間道を降り、ホッキリに上がり、鷹戻しを登ったところだという。ここから中之岳へ戻るのは、ボクと同じ。ここから2箇所厳しい鎖場があることを説明したりしながら、下降に備えて休憩を取る。

そして、ボクが先行して鷹戻しの頭からの下降に入る。ここは二段ルンゼと呼ばれる難所で、個人的には鷹戻しよりも1グレード上に感じる。

正面岩塔中央のV字が二段ルンゼ

上段は左右からの圧迫感がある、ほぼ垂直のチムニー状。スタンスは豊富なのでよく見て下れば問題ない。

上段とテラスに女性2人ハイカーが見える

下段は降り口から先が見えない。しっかりと身を乗り出すと、大きなスタンスが見えるのだけれど、切り立った岩壁で虚空を見下ろす恐怖…

鎖を手に空中に乗り出してから身体を返して、出っ張ったスタンスに立つ。体勢を整えたら下降を始め、鎖の流れに逆らって右に逃げる。鎖の左側は傾斜がキツく、一部はハング状になっていて、スタンスも小さい。体のバランスをとり、振られないようにしながら、右側にルートを探す。

東岳直前で振り返る

無事に降りて、鞍部で単独行のハイカーとすれ違った。

東岳へ登り返す直前で、左に第4石門へのエスケープルートが降っている。そこをちょうど降り始めた3〜4人のグループが居た。そのうちの数人が、トレッキングポールを出していた。エスケープルートにはロープ辿る場所もあり、傾斜もあるのでポールは使わないほうがいいように思った。ただ、パーティそれぞれの判断もあるので、何も言わずに見送った。この人たちには、後で大砲岩あたりで再会する。

エスケープルート分岐を過ぎて東岳への登路が始まる。二段ハングの下降でアドレナリンが出ているせいか、恐怖感は薄れてサクサク登る。

拡大

後続の女性2人組は、二段ハングの途中にいた。先ほどの単独行ハイカーとのすれ違いで時間をとったのだろうか。

東岳頂上直前からコール

東岳のピーク直前で振り返ったら、ちょうどこの2人組が、二段ルンゼの基部に降りたところだった。間に遮るものがないので、声がよく通る。コールして、無事を喜び、またどこかで再会をと伝えて別れた。

東岳のピーク

東岳のピークからは最後の中之岳と、入山できない金洞山と星穴岳が見える。

左が中之岳

東岳のピークには短い鎖で登り、反対側を鎖で降る。そこから滑りやすい岩と土混じりを降ると…最後の難所の東岳からの下降。

東岳山頂の短い鎖

ここの東岳から降る長い鎖は、下部が少しオーバーハングしている。ここと二段ルンゼが表妙義最難関なんじゃないかな?と個人的には思う。

ここも鎖の流れに逆らって、左右に逃げて傾斜を逃す。そうでないと、壁から足が離れて宙吊りになるので、腕力の弱い人にはかなり厳しい下降になる。しかもここで落ちると止まらず、遥か下の沢まで吸い込まれてしまう。

基部に降り立って安心したせいか、ここの写真を撮るのを忘れた。もういい加減疲れていて、カメラを取り出すのも面倒くさくなるw

金鶏山とぐるりと回る車道

冠雪した浅間山

中之岳手前で浅間山の写真を撮り、山頂の祠にここまでの無事を感謝する。

中之岳山頂

星穴岳と浅間山

中之岳からの下降は、長い鎖場もあるが、ここまでのルートから比較すると難易度は低い。疲労で集中力が失われないように、手順を考え足場をしっかりと見ながら降る。

第4石門の広場に抜け、中間道に入る。

第4石門

大砲岩の岩場で、先ほど第4石門エスケープルートに入ったグループと出会った。メンバーの一人が、二段ルンゼ下降の最後の最後で足を滑らせ、アキレス腱を怪我したそうだ。

それで、トレッキングポールを出していたのか…

最後の最後で良かったですね、そう言ったら、「確かに!」と笑いが出た。

転落せずに基部まで降りてなによりだったし、そこからなら登り返しなしにエスケープルートに入れた。大砲岩からは自然歩道になるので、難場も無い。

中之岳神社の駐車場まで、どう降ったら良いか尋ねられた。登り返しの無い、最短ルートを考え、石門ルートから分岐する、「石門を通らない」下山道をお知らせした。児童の遠足などで石門ルートを登りに使った場合、下りに使われる程度の難易度で、道も整備されている。足を怪我した人が下山するには、一番良いと。

グループと分かれて、中間道の下山を続ける。思った通り、コースタイムよりもだいぶ早く、2時間程度で妙義神社に戻れた。今日の無事を感謝し、そこから道の駅を突っ切って、登山者専用駐車場に戻り荷物を下ろす。

稜線上では、もう2度と来るもんかと思っていたのだが…
今度はユーヤを誘ってみようかと考える自分がいて、思わず苦笑いしながらエンジンをかけて帰路についた。