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2021年3月8日月曜日

スキーブーツのカント角 簡易的な調整方法

前回のO脚かどうかを判断する方法から、どうやってカントを調整するかの話です。
まずは簡単なやり方で試してみましょう。

インナーを外したアウターブーツに足を入れると、スネの内側とアウターの間に隙間ができるといいました。その隙間を埋めてやれば、ブーツを締め込んでもブーツのソールはフラットに接地したままになるはずです。

そこで、まずはポケットティッシュを挟んでみましょう。
ポケットティッシュをガムテープで巻いてあげて、水がしみこんだり、パッケージが破れたりしないようにします。紙の梱包用テープはボロボロになりますから、布ガムテープがいいです。

*僕はスキーブーツをもう処分してしまったので、スノーボードブーツを参照用に使って写真を撮っています。実際はスキーブーツでの調整と考えてください。

あくまでもイメージなので、むき出しのままはさんでいます。
アウターとスネの間がポケットティッシュで埋められていることがわかるでしょう。


ポケットティッシュのガムテープ包みができたら、インナーブーツに貼り付けます。布ガムテープなどでずれないように固定するだけです。
インナーブーツとアウターの間に挟み込みます。
位置はこれくらい、下すぎると、くるぶしがこすれます。

僕がイントラをしていた時に、どれだけ練習してもパラレルターンができないと、お悩みのお客さんを担当した。で、案の定O脚の人だった。で、リフトに乗っている時に、僕のスキーがフラットになっていることと、お客さんのスキーは外側に傾いていることを説明した。で、ちょっと調整してみますか?と、お尋ねして、午前と午後の間の休憩時間にこれをやってみた。

午後のレッスンで、いきなりお客さんのスキーがキレイに揃って、パラレルターンができるようになった。で、リフトの上で、こんな風におっしゃった。

今まで、どれだけ練習してもパラレルができず、半分あきらめていました。一生パラレルができないままに終わるんだろうなと。それが、こんなにすぐに解決するなんて…今までどれだけ時間を無駄にして来たかと思うと、悔しくて悲しくて、でも、すごく嬉しくて感動しています。

で、ポケットティッシュはだんだん痩せてくるし、耐久性がないので、別の素材を積層させたほうがいいことや、自分もO脚で悩んで、これを発見してパラレルターンができるようになったことをお話しした。

信じるも信じないもあなた次第だけれども、一度試してみても損はしませんよ。

FootWedge(フットウェッジ) カントスポイラー FP3

アマゾンで、カントスポイラー・フットウェッジという商品名で売っています

実用新案でも取っておけば良かったかなw