仕事で疲れきって自宅に帰った時、どれだけ真剣に夕食を作るだろうか。
普段は無農薬とか、無添加とか、手作りとか、こだわってる人でも、マジで出し切って帰宅して、さて寝るか、シャワー浴びるか、ご飯食べるかって考えた時…
「よし、利尻昆布と特級鰹節で丁寧に出汁をとって、まずは清汁から食べるか!」
という人はそんなにいないと思うんだ。買い置きでレンチンのレトルトがあれば、それで十分、ていうか、早く寝たいって思う。そうじゃない?
お前は何を言ってるんだ?
ダッチオーブンの話じゃないのか?
そうです、ダッチオーブンの話です。
ダッチオーブンは、アメリカの開拓民たちのキッチンツールだったらしい。あれだけ重いのにその重量がハンデにならないのは、幌馬車で移動していたから。背負うのとは違う。
ただ、いくら馬車と乗馬で移動できるとは言っても、北米大陸のあの広大な大地を、舗装もされていないトレイルを旅するのは大変だっただろう。1日の行程を終えてキャンプサイトを決めて、食事をする時、手の込んだ物を作るかって言ったら、そんなわけはないよね。現代の僕らの、出し切って帰ってきて、さて、ご飯をって時とほとんど変わらないはず。
そんな環境で使い倒されてきたダッチオーブン、料理の本筋は二つだと思う。
1 キャンプを設営している間に、火にかけておけばほっといてもできる料理
2 それか、設営後に作り始めても、短時間で完成する料理
3 どちらの場合でも、お腹がいっぱいになって、翌日の活力につながること
3つだったね…
まぁ、その、手間暇かけて美味しくて豪華なダッチオーブンレシピももちろんアリ。でもさ、もうちょっと気楽で簡単に、色々作ってみればいいんじゃないかなって思うんだ。
簡単で、放置してたら完成で、失敗はほとんどなくて、美味しくて、エネルギー源になる。そんなメニューは、キャンプの朝食にぴったりなので、僕は朝作る。
インスタ映え? |
具体的なレシピだけど、パックのご飯を開けて、ダッチオーブンに入れる。その上から、レトルトのパスタソース(ミートソースとか)を、入れてさっくり混ぜる。というか、ご飯が塊になっているので、ソースとなじみやすくなるように砕く。