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2021年6月20日日曜日

ダッチオーブン…ご飯

仕事で疲れきって自宅に帰った時、どれだけ真剣に夕食を作るだろうか。

普段は無農薬とか、無添加とか、手作りとか、こだわってる人でも、マジで出し切って帰宅して、さて寝るか、シャワー浴びるか、ご飯食べるかって考えた時…

「よし、利尻昆布と特級鰹節で丁寧に出汁をとって、まずは清汁から食べるか!」

という人はそんなにいないと思うんだ。買い置きでレンチンのレトルトがあれば、それで十分、ていうか、早く寝たいって思う。そうじゃない?

お前は何を言ってるんだ?
ダッチオーブンの話じゃないのか?

そうです、ダッチオーブンの話です。

ダッチオーブンは、アメリカの開拓民たちのキッチンツールだったらしい。あれだけ重いのにその重量がハンデにならないのは、幌馬車で移動していたから。背負うのとは違う。

ただ、いくら馬車と乗馬で移動できるとは言っても、北米大陸のあの広大な大地を、舗装もされていないトレイルを旅するのは大変だっただろう。1日の行程を終えてキャンプサイトを決めて、食事をする時、手の込んだ物を作るかって言ったら、そんなわけはないよね。現代の僕らの、出し切って帰ってきて、さて、ご飯をって時とほとんど変わらないはず。

そんな環境で使い倒されてきたダッチオーブン、料理の本筋は二つだと思う。

1 キャンプを設営している間に、火にかけておけばほっといてもできる料理
2 それか、設営後に作り始めても、短時間で完成する料理
3 どちらの場合でも、お腹がいっぱいになって、翌日の活力につながること

3つだったね…

パックご飯とレトルトパスタソースのチーズきのこリゾット

まぁ、その、手間暇かけて美味しくて豪華なダッチオーブンレシピももちろんアリ。でもさ、もうちょっと気楽で簡単に、色々作ってみればいいんじゃないかなって思うんだ。

簡単で、放置してたら完成で、失敗はほとんどなくて、美味しくて、エネルギー源になる。そんなメニューは、キャンプの朝食にぴったりなので、僕は朝作る。

インスタ映え?

具体的なレシピだけど、パックのご飯を開けて、ダッチオーブンに入れる。その上から、レトルトのパスタソース(ミートソースとか)を、入れてさっくり混ぜる。というか、ご飯が塊になっているので、ソースとなじみやすくなるように砕く。

そして、ナスとか、ウインナーとか、バラ肉とか、生ハムとか、思いつく具材を並べて、チーズを嫌という程のせる。

卵トッピング

調理スタートは、汁気が少なすぎて不安になるかも。パサパサになりそうとか、焦げ付きそうって思うかもしれない。でも、ダッチオーブンの蓋は湯気を逃さないので、どんな場合でもしっとりジューシー感は失われない。

ダッチオーブンとか、おしゃれなBBQグリルとか、スキレットとか、世の中にはかっこいい本格的な道具がどんどん溢れていく。

でも、僕のつたない経験から言うと、キャンプを楽しみ、どんな時でも余裕を感じさせる人。こうした人は、ダッチオーブンにしても、それ以外の道具にしても、柔軟に学んでいると思います。

好きなように作って、好きなように食べればいいんさね。

おしまい