ただ、最初っから興味ないという人を、ムリして引き込もうとは思っていない。日焼けしたくない、虫触れない、和式トイレムリ、汲み取りとか失神。それに近い人と山に行ったことはあるけれど、僕は楽しくなかったし、あの人も楽しめなかっただろうと思う。
そして、すでに山でブイブイ言わしている人は、僕が働きかけるまでもない。
ハイキングだけじゃなくて、MTBとか、ロードバイクとか、残雪期とか、BCとか、違う切り口で山に行きたいとか…
昔は良く山に行っていたけど、なぜか忘れたけど、随分長く離れてしまったとか。家族ができて、オートキャンプしかしていないとか。
そんな人たちが僕のブログを見て、「あ、次の休みにはこれやってみようかな」とか、「涼しくなったらこれもいいね」とか、「20年振りに八ヶ岳行ってみようか」、そんな風に思ってくれたら嬉しいね。
実際のところ、僕も家族ができてからはオートキャンプが中心になっている。でも、奥さんが妊婦さんだった時もキャンプには行った。
榛名山のあづま森林公園 |
この時は六月で、思ったよりも雪が多かった。登頂は果たしたけれど、12本爪のクランポンにアックスで雪壁の登攀があったりとか、けっこうチリチリするような山行だった。水場も雪の下で、飲料水を作るのにホワイトガソリンの消費が激しく、ぐるっと縦走する予定を早めに切り上げることになった。
日帰りだとちょっと届かないかな?ってコースも、途中まで登ってテントで泊まれば行けることもある。翌朝はテントをデポして、荷物を軽量化してピストンすれば良い。
丹沢山系を登るのに、塔の岳なら日帰りピストンは可能。ただ、せっかく行くのなら、最高峰の蛭ケ岳まで足を延ばしたい。そこで、大倉尾根の途中にあるテントサイトで一泊する。
前日は天城山を登ってから大倉に移動。準備を済ませて大倉尾根を登る。時間には十分余裕があるので、のんびりと体を休めて早めに就寝。
テントは寒くないのか?
ヨーレイカのドームツェルト@大倉高原山の家 丹沢 |
甲斐駒ケ岳も同じ方法で登った。荷物を削って行動すれば、日帰りも可能だったのかもしれないけれど、残雪期なので無理をせずにテント泊。テン場到着した時は、残雪が緩んでしまっていた。一泊して朝日の出る前に動き始めれば、良く締まってクランポンがしっかり効く快適な登攀が待っている。
七丈小屋上のテン場 |
遠方の山を登る時も、テント泊を組み合わせることで行動範囲が広がる。早朝から荒島岳を登って、下山してから白山に移動する。車中泊して翌朝日帰り登山でもいいのだけれど、せっかくなら山中で過ごしたい。
昼少し過ぎに入山し、早めにテン場について泊まる。行程が短いので、豪華なディナーを用意していくのもいいだろう。
明日は白山を登る Big Agnes のソロテント |
連休が取れたら、テントを背負ってのんびりと縦走をするのも最高だ。例えば、黒部湖から入って、読売新道から水晶、ぐるっと回って黒部五郎とか薬師とか回って、室堂アウトとかね。
奥黒部馬蹄形最終夜@五色ヶ原、明日は黒部湖?室堂? |
テントから外を見れば、すぐそこには山があるってのも最高。
黒部山中で夜を待つ |
寒くないように万全を期せば荷物が重くなる。寒くならないギリギリの線で装備を削って行くので、外せば寒い。ツェルトドームは雨降れば漏るし、春秋に夏用のスリーピングバッグなら確かに肌寒いかもしれない。
まぁ、その辺は経験次第なので、とにかく出かけて見ればいい。
晩秋の山ではかなり無防備なツェルトドーム |
オートキャンプでスクリーンタープを張ったら、その中で蚊帳の代わりにテントインナーを張って寝るのもいいだろう。
MOSS Hooped OutlandのインナーをColeman Screen Tarp内に張る |
黒部阿曽原温泉で男性入浴時間を待つ |
それか、信頼できる友人と一緒に行く。
合戦尾根の急登を登ってテントで宴会!なら、体力のあるパートナーが心強い。
Sierra Designs@ 燕山荘 ユーちゃんと |
小川テント フェルカドドーム 場所不明 |