先週はヨッちゃんのBCトレーニングだったので、コースは易しめ。今週は、モロちゃんのリクエストでガッツリ系。
どこに行こうかいろいろ考えた。最近降ったので、いい雪はありそう。むしろ、新潟、谷川、川場とか、深そうなところは、雪崩や埋没のリスクが高い。登り返しでの脱出があるところだと、浮力が少ないスノーシューのボクは、機動力が高い豪脚スキーヤーのモロちゃんに着いていけない。
そんなわけで、ほどほどの積雪量のK沢。モロちゃんに聞いたら、まだ入ったことないということなので、そこに決定。
腐る前に下山完了できるように、ガンガン進む、モロちゃんはね…
僕は、少し手前の小尾根を下り、夏は岩頭になっているところに立つ。
ここからモロちゃんのドロップを撮影する。
先週の暖気で緩んで、そこから再凍結した古い雪。その上にさらっと積もった新雪。境目は明確だけれど、結合状態は悪くないことを上部で確認済み。
そこには木が残っていて、それは雪崩の走路から外れているサイン。
初ルートだし、雪降った後だし、リスク管理を考えたコース取り。
経験豊かなBCテレマークスキーヤーは、さすがに違うぜ。
日陰の走る雪で加速して、モロちゃんは全身で妖怪との戦いに突っ込んで行く
いかに安全かつ、見栄え良く転ぶか、これを日々修練しているので安心だ…タブン
合流点 |
K沢は、N山直下からダイレクトに落ちる本沢と、僕らが滑った南のコルからの南沢がある。ボクが勝手に、今そう名付けた。
この2つはほぼ同じ規模感なんだけど、本沢は日当たりが良いので早く雪が腐るだろう、そう考えて今日は南沢。
二つの沢が合流すると、斜度が落ちてメローな川原地形になる。
日陰狙い |
ボトムはすでに妖怪の巣なので、スキーヤーズライトの木陰を狙ってボードを進ませていく。
さらに斜度が落ちると、そこは滝の上。ここは右岸を高巻く。昨日か一昨日あたりにBCのツアーが入ったようで、しっかりしたトレースがついていた。
トレースありがとう! |
そうなっちゃうと、パッと見は大丈夫なんだけど…落とし穴が連続するような…トラップ地獄になる時がある。板履いたままでいきなり腰まで埋まる。周囲見ると、空洞だらけで、腰の高さにモナカみたいな雪面。下は地面が出てて空っぽ…あの絶望感って…
今日は、しっかり固い部分をつなげて滝下まで降りられた。固い部分を選んで、小刻みにボードを左右に押し出さなければならないので、ここから先はポール(ストック)滑走推奨。
なんども右岸と左岸を行ったり来たりする必要があるので、スノーボーダーにとっては大変な場所なんだけど、今日は埋まっている。
勢いを付けて、ダブルポールで推進力稼いで、板を外さずに林道まで出られた。ラッキー!
そこから先は、ギリギリ…妖怪が…出始めている林道をストック滑走。舗装路に出たらギアを担いで歩く。
タイトな沢筋 |
林道に出た |
今日も、最後の林道以外は大変楽しゅうございました。
久しぶりに、でかい声で笑った一日。
モロちゃん、攻めすぎだったけど、ありがとう。