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2025年2月27日木曜日

DAY26BC4 モロちゃんとK沢BC

2週連チャンでモロちゃんとBC。

先週はヨッちゃんのBCトレーニングだったので、コースは易しめ。今週は、モロちゃんのリクエストでガッツリ系。

どこに行こうかいろいろ考えた。最近降ったので、いい雪はありそう。むしろ、新潟、谷川、川場とか、深そうなところは、雪崩や埋没のリスクが高い。登り返しでの脱出があるところだと、浮力が少ないスノーシューのボクは、機動力が高い豪脚スキーヤーのモロちゃんに着いていけない。

そんなわけで、ほどほどの積雪量のK沢。モロちゃんに聞いたら、まだ入ったことないということなので、そこに決定。
ゴンドラ入山〜
昼過ぎから気温が上がる予報、妖怪板掴みが出てきそう。

上州武尊
ゲレンデの雪は良い。
腐る前に下山完了できるように、ガンガン進む、モロちゃんはね…
ボク?ボクは… ヘロヘロ追いかけるw
アゲアゲ
ドロップポイントに付いた。

僕は、少し手前の小尾根を下り、夏は岩頭になっているところに立つ。
ここからモロちゃんのドロップを撮影する。

K沢上部
日射でストップ雪が出始めている感じがする。無線で雪の様子や、ドロップ前の打ち合わせをして…ドロップイン!

こんな感じ
雪庇は発達しているけど、よく締まっている。段差の少ないところからドロップ。

先週の暖気で緩んで、そこから再凍結した古い雪。その上にさらっと積もった新雪。境目は明確だけれど、結合状態は悪くないことを上部で確認済み。

新雪20cm
モロちゃんは、スキーカット気味にゆるくトラバースして小さな尾根上を滑る。
そこには木が残っていて、それは雪崩の走路から外れているサイン。
初ルートだし、雪降った後だし、リスク管理を考えたコース取り。
経験豊かなBCテレマークスキーヤーは、さすがに違うぜ。

うりゃー!
安全確認終えたモロちゃんは、牙を剥く。

あっw
牙剥きすぎだ…

不吉なサイン
あの妖怪の兆し、ロールケーキ登場…
日陰の走る雪で加速して、モロちゃんは全身で妖怪との戦いに突っ込んで行く

絶対わかっててやってるよね…
ストップ雪とテレマークの相性は悪い。それはこのパラパラ写真を見れば判ると思う。

漢の雪風呂
あれだけダイナミックに転倒されると、普通は心配する。でもまぁ、兄弟舎のオリジナルメンバーであるモロちゃんは、

いかに安全かつ、見栄え良く転ぶか、これを日々修練しているので安心だ…タブン

合流点
K沢は、N山直下からダイレクトに落ちる本沢と、僕らが滑った南のコルからの南沢がある。ボクが勝手に、今そう名付けた。

この2つはほぼ同じ規模感なんだけど、本沢は日当たりが良いので早く雪が腐るだろう、そう考えて今日は南沢。

二つの沢が合流すると、斜度が落ちてメローな川原地形になる。

日陰狙い
ボトムはすでに妖怪の巣なので、スキーヤーズライトの木陰を狙ってボードを進ませていく。
さらに斜度が落ちると、そこは滝の上。ここは右岸を高巻く。昨日か一昨日あたりにBCのツアーが入ったようで、しっかりしたトレースがついていた。

トレースありがとう!
ありがたくツボ足で滝上に出る。ここで板を付けて、ポールも出して、横滑りで滝下に降りる。

グズグズ
ここは右から枝沢が降りてきていて、ちょっと地形が複雑。そんでもってツリーがタイトで、ツリーホールが雪面下で繋がってることがある。

そうなっちゃうと、パッと見は大丈夫なんだけど…落とし穴が連続するような…トラップ地獄になる時がある。板履いたままでいきなり腰まで埋まる。周囲見ると、空洞だらけで、腰の高さにモナカみたいな雪面。下は地面が出てて空っぽ…あの絶望感って…

今日は、しっかり固い部分をつなげて滝下まで降りられた。固い部分を選んで、小刻みにボードを左右に押し出さなければならないので、ここから先はポール(ストック)滑走推奨。

沢が埋まっている
滝下から林道までは、ここ数年沢が露出していた。
なんども右岸と左岸を行ったり来たりする必要があるので、スノーボーダーにとっては大変な場所なんだけど、今日は埋まっている。

勢いを付けて、ダブルポールで推進力稼いで、板を外さずに林道まで出られた。ラッキー!

タイトな沢筋

 林道に出た
そこから先は、ギリギリ…妖怪が…出始めている林道をストック滑走。舗装路に出たらギアを担いで歩く。

車道テクテク
デポした車まで歩いて戻る。

全担ぎ
ボードとスノーシューとポールを、同時に担ぐテクニック発動。

下山後はフライパンでランチ。生姜焼き、ハンバーグ、エビフライ…洋食屋さんの王道食べて解散。

大人様ランチ

今日も、最後の林道以外は大変楽しゅうございました。

久しぶりに、でかい声で笑った一日。
モロちゃん、攻めすぎだったけど、ありがとう。