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2021年8月8日日曜日

Bike & Hike Depot-tips (1/2)

 B&Hでデポする場合、大切な自転車をどうやって守るかのヒントを書いてみよう。


大前提だけれども、世の中には必ず悪人がいる。これは山の中でも同じで、「山を愛する人に悪人はいない」なんてことは絶対にあり得ない。

こうした人たちは、目の前にちょうど良く自転車があれば盗むし、盗めなければ腹いせに壊したりもするだろう。

だから、どんな鍵を使って盗難を防ぐか。そして、イタズラされにくい場所はどんなところかを考える必要がある。今回はどんな鍵を使ったらいいかについて。
中禅寺湖湖畔、後方は男体山

まず、知っておいて欲しいのは、開けられない・破壊できない鍵は無いということ。値段が高い鍵ほど、開けにくく、破壊されにくくはなる。しかし、それなりの道具と、時間と、技術を使えば必ず鍵は開けられる。

ただ、登山口・下山口に、わざわざ鍵を開けるための道具を持参して来るヤツはいないはず。だから、道具がなければまず開けられない、そんな鍵なら良しとするべきだ。

具体的には、ダイヤル式・暗証番号式の鍵ではなく、差し込み式の鍵を選ぶ。素人でも、ダイヤルロックは時間をかければ開けられることが多いし、世の中にはこうした鍵開けに優れた才能を持っている人がいる。

鍵穴にイタズラ(注1)されたらそれはそれで大変に困る。けれど、2/2 で、イタズラされにくい場所の選び方を説明するので、それを参考にしてください。

鍵はできるだけ丈夫なアンカー(立木や柵など)に回して施錠すること。つまり、長さが十分にあるワイヤーロックが望ましい。そして、高価な鍵をひとつかけるよりも、1,000~2,000円くらいの鍵を2〜3箇所につけるのが良いだろう。

フロントのホイールとフレーム、リアのホイールとフレーム、フレームと立木の3箇所をロックしておけば、盗難の恐れはまず無いはずだ (注2)。

まとめると、

  • ダイヤル式よりも、鍵式のロック
  • 長さのあるケーブルロック
  • 複数の鍵を異なる場所につける
  • アンカーに固定して持ち去りを防ぐ

せっかくの楽しいB&H が苦い思い出にならないように、気をつけて。

注1 ここではあえてイタズラと書いているが、「犯罪」です

注2 自転車が有名・人気ブランドで新車だとどうだかわからない。でも、まぁ、手間と得られる利得を考えたらまず手を出さないだろうと思います。