Men:
Height in inches: 69.0 ≒ 175cm (身長)Weight in pounds: 199.8 ≒ 90.3kg (体重)Waist circumference in inches: 40.5 ≒ 102cm (胴囲)
Women:
Height in inches: 63.5 ≒ 161cm (身長)Weight in pounds: 170.8 ≒ 77.5kg (体重)Waist circumference in inches: 38.7 ≒ 98cm (胴囲)
アメリカCDCの健康調査による、アメリカ国民の平均的な体格です。
スポーツを全然やらない肥満体の人も含めての数字なので、ウエストサイズが 102cm とかになっている。そこは参考にならないですが、身長と体重、体の大きさが日本人とは全然違うってことは、わかってもらえますよね。
ちなみに、Healthlineというサイトによると、アメリカ人の成人男性、足のサイズは平均 US 10.5 (28.5cm)なんだそうです。全世界に広げると US9-12 が、男性の標準的な足のサイズ(注1)。
そんな体格の人たちが開発したボードを、アジア系の人が乗るとマッチしない。そこんところは、なんとなくわかってもらえると思います。
典型的なのが、北米で開発されて、マービンとかの工場で生産されるボードたち。Lib T●ch, G●U, A●bor, J●nes… もうね、ガッチガチだし、重いし、鉄板か?って。みんなはそう感じないんかね?不思議…
典型的なのが、北米で開発されて、マービンとかの工場で生産されるボードたち。Lib T●ch, G●U, A●bor, J●nes… もうね、ガッチガチだし、重いし、鉄板か?って。みんなはそう感じないんかね?不思議…
僕なんか足はUS7 (25.0cm) で、それ以外の体格はもうアメリカの女性とおんなじ(注2)。正直、この辺のブランド買うなら、ウイメンズモデルのほうがいいんじゃないか?って思うくらい。
そんなアメリカ製スノーボードの中で、例外的に日本人にフィットしたモデルがあった。それが、Burtonのスーパーモデル(オリジナルでクラッシックなほうのスーパーモデル)。
Jones Snowboards の板は重くて硬いと言われる
手前がスーパーモデル |
このモデルはクレイグ・ケリーのシグネチャーボード。彼はコンペでも無敵だったけど、BC・パウダーライドにシフトしていった。そして当時、BCスノーボーダーに向いているとされたセッティングは、スタンスアングルは前振り、スタンス幅は狭めだった。
で、そうしたセッティングに合うボードは、幅が狭くて、ノーズは長めのディレクショナル、トーションとフレックスは柔らかめ(注3)。結果的に小足・小柄・体重軽めの日本人にぴったりのディメンションになったのだ。
ケリーのライディングスタイルは「水が流れるように、スムースで抵抗を受けずに速い」と形容された。そんな、力任せでないところも、日本人の美意識にマッチしていたように思う。
ケリーのライディングスタイルは「水が流れるように、スムースで抵抗を受けずに速い」と形容された。そんな、力任せでないところも、日本人の美意識にマッチしていたように思う。
今乗っても感動するくらいクィックでいい板 |
CostcoのPBウィスキーボトルはアメリカンサイズの1.75L
で、この、スーパーモデル大好きライダー達は、彷徨える旅に出て、どこに向かったかと言うと…ゲンテ●スティック。なぜか?
つづく
注1 Healthline によると、足のサイズと身長には相関関係があるので、「平均的な身長」の人の「平均的な足のサイズ」がUS8.5だそうです。ちなみに、水泳の金メダリスト、マイケルフェルプスは サイズ14!(32cm) 。この大きな足が、水中での推進力を産んでいるんじゃないか?って言われているとか。
注2 北米でスポーツ用品とか靴とか買いに行くと、もう僕のサイズが無い。一番小さくてUS8.5 とかで、 US7.0 って言うと、もう「あるわけねーだろ」みたいな扱い。それ考えると、それなりに小さいサイズのニーズがあって、スノースポーツの大きい市場がある日本で生まれ育ったことに感謝。
注3 BCスノーボードでなぜこのセットアップになるのかは、また今度書いてみます。