このブログを検索

2023年6月10日土曜日

リアディレーラー交換 Sora → Alivio

僕のバイクもだいぶ走行距離が伸びている。
リアディレーラーも、そろそろ寿命かなぁ?

まその、ほとんど金属部品でできているディレーラーに寿命ってあるのか?という話もある。消耗品であるワイヤーやプーリーは定期的に交換しているし、可動部分も洗浄&注油を行なっているから、大丈夫っちゃ大丈夫なんだけどね。

単に…バイクいじりが好きなんです あっ言っちゃった

前回、スプロケット交換の投稿で書いたけど、リア9sのコンポーネントは、ロードバイク・MTB共に互換性がある(一部例外あり)。

で、僕の場合は求めているギア比がMTB寄りなので、そっち側からコンポを選ぶことになる。
ぶつけた跡が愛おしい
今付いているSoraはロード用コンポなんだけど、実際のところは、MTBコンポのDeore が9sだった時とほぼおんなじ。
282グラム
ロングケージ(GS)なので、結構な重量がある。
はみ出る
この世代のディレーラーは、本体が右に大きく出っぱっている。これが、MTBとかツーリングとか、バイクを倒したりぶつけたりがわりとあるアクティビティには欠点になる。

現世代のディレーラーは、「シャドウ」タイプディレーラー。張り出しを抑えて、スプロケットとフレームの「影に隠れる」ような設計になっている。

僕が選ぶのは、当然シャドウタイプで、MTB用のラインで…リア9s…  ん?

MTBコンポと言えば Deore と思ってたら、Deore は随分前から10sになっちゃってる。9s Deore は、シャドウになる前のモデルって…実質 Sora じゃん?それじゃぁ交換する意味がないよね…

そう思いながら適合表を見ていくと、Deoreの下に、 Alivio と Acera というのがあって、これらは 9s…  何がなにやら混乱してきたけれど、キャパシティと、「ケーブルテンションアジャスターがディレーラー側にもある」ことを確認して(これ説明すると長くなるので省略w) Alivio を購入。
Sora より軽いじゃん…
エントリーモデルで、強度が優先されるMTBラインだから重いだろう、と思ったら意外に軽かった。

ディレーラーを交換し、可動域のHi-Loを調整し、チェーンを通し、ワイヤーの長さを調整(ちょっと切り詰めた)し、ワイヤーを張ってテンション調整して…

トップに入れると、チェーンがジャムる…(噛み込んで動かなくなるってことね…)

怖っ!

走行中にこれがあると、ペダルがロックしちゃうってことだから、怖っ!

どこにジャムるかって見たら、ディレーラーの取り付けボルトが1mm長すぎる。で、ボルトの先端が、ディレーラーハンガーを通り越してスプロケット側に突き出してしまっているのだ。ボルトがステンレスでねじ切りがシャープなこともあって、チェーンがボルトのネジにキャッチされてジャムる。

よくわからないけれど、僕のバイクはグラベル「ロードバイク」。Alivioが想定しているのは、MTB/タウン・クロスバイク。それぞれ要求される強度が違うので、ディレーラーハンガーの厚みもロードとMTBで違うのかもしれない。

ロードは薄い、MTBは厚い。ディレーラーの取り付けボルトも、ロードよりもMTB用のほうが長い。だから、MTB用ディレーラーをロードのハンガーにつけると、ボルトが飛び出してしまうのかも?

そう思って、ちょっと調べてみた。
ロードのハンガー 6.3mm
僕のMTBは GTで、本体は今友達に貸してある。最初についていたハンガーが少し曲がったのを修正して、大事を取って交換した。そんで、元々のハンガーをストックパーツとして取ってある。これを測ってみた。 
MTB古いモデルのハンガーは 5.7mm
MTBのほうが薄いじゃんw

ここで思い出した。GTの代理店にお願いして、スペアのハンガーを取り寄せたのだけれど、届いたハンガーは明らかに厚かった。「あ、曲がりやすいということで厚みを増やしたんだな?」そう思ったことを思い出した。

新しいハンガーが付いているGTバイクは今手元にないので、ロード用ハンガーよりもMTB用ハンガーの方が厚いかどうかについては解らない。

ひょっとすると、Shadow モデルになったくらいのタイミングから、MTBのハンガーは厚くなり、ディレーラーのフィキシングボルトも長くなったのかも知れない。
スペーサー1mm
ボルトの長さを詰めるのは大変なので、スペーサーを咬ましてやる。
ツライチになりました
これでボルトが飛び出なくなったので、チェーンジャムも無くなりました。
厳密に言うと、ディレーラーの取り付け位置が1mm 本来よりも外側にシフトしたことになる。とは言え、9s のコンポは調整の許容範囲が元々広いこともあって、無問題。

上の写真を見てもらうと、「Shadow」ディレーラーが横方向にコンパクトになったという意味がわかると思う。これで安心してスっ転がることができそうだ
これでギリギリ
フロントディレーラーはSoraのまま。Soraはロードコンポなので、本来適合するアウターは50Tとか。なのに今、アウター38tが付いている。まこれも、フロントトリプルの 48-38-28t のうち、アウターを取っ払った状態と考えれば無問題(これも説明すると長くなるので省略)。

ディレーラーケージとギアの隙間を詰め切れていなかったので、時々チェーン落ちが発生していた。ディレーラーの取り付け位置を下げる方向で再度調整。インナーにシフトすると、ケージの位置が下がる。下がった時に、チェーンステイにぶつからないギリギリの位置を探って、少しずつディレーラーの取り付け位置を下げていく。

上の写真はケージがアウター位置にあって、ステイとの隙間が十分にあるように見えている。これでフロントをインナーにシフトすると、ケージの下端とステイの隙間は大体 2mm くらいにの位置にまで攻めてみた。

これでフロントもインナーも、チェーン落ちせず、ジャムもサックもせずに割と快適に乗れるようになりました。

おしまい