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2022年6月11日土曜日

グラベルロードのチェーン交換

チェーンの寿命は、メンテナンスの方法や乗り方によって変わる。
僕の場合は春先、シーズンの最初に交換して、秋までに3~4,000kmくらい走る。
それだけ走ると、「そろそろ限界っすよ」と、チェーンが音を出して教えてくれる。

冬の間はローラー台しか乗らないので、あんまり負荷をかけることもないから、延びたチェーンでも問題ないかなぁなんて思ってそのまま使い続ける。

で、春先に、「よし、これから気合入れて走るぞ」というタイミングで新品に交換をするのだ。

延びるといっても、チェーンそのものの長さが延びるわけではない(注1)。
チェーンを繋いでいるピン一つ一つには、ローラーがハマっている。このローラーは自由に動くようになっていて、これがスプロケットやチェーンリングのギアと噛み合ったり、離れたりするときの摩擦抵抗を下げてくれるのだ。

で、このローラーもギアも、擦れ合っているわけで、少しずつ摩耗していく。
チェーンチェッカー0.75%延びたの図
上の写真のチェーンチェッカー、右端の髭のようなところをチェーンリンクに入れる。で、左端のツノのようなのをチェーンに落とすと、新品の時はまったく嵌まらない。

で、チェーンが延びて減ると、チェーンチェッカーの 「0.75(%)」と書いてあるほうがスポッとハマることで、「延びたよ」と教えてくれるのだ。これが大体交換すべきタイミング。

ちなみにチェーンチェッカーの向きを左右逆にすると、そちらのツノには1.0(%)と書いてある。こっちがズッポリハマるくらい延びると、さすがに放置しすぎです。

チェーンチェッカーは1,000円しないくらいで買えるので、持っておいたほうがいいと思う。
ちなみに、0.75%くらい延びると、ペダルを踏み込んだときに「チッ」とか、「クッ」とか、微かな音というか振動をペダルに感じるようになる。

これはチェーンがチェーンリングと噛み合ったときに隙間がわずかにできて、そこでずれているんじゃないかと思う。このまま使い続けると、リングもスプロケのギアも、摩耗が促進されちゃうので、よろしくない。
交換するパーツと道具
この2年くらい、コロナによるサプライチェーンの混乱でもって、自転車のパーツがなかなか手に入らないと言われている。

僕のグラベルロードは、リア9速のせいか、消耗品とかの供給にはまったく困っていないのがありがたい。

チェーンとチェーンコネクター、そしてリア変速機のプーリーを買っておいた。
プーリーの分解清掃
リアのプーリーは、BBBのシールドベアリングタイプを入れてある。チェックしたら無問題なので、清掃して注油して組み直し。買っておいたスペアプーリーはストックボックスに保管。
長さをチェックしてマーキング
チェーンを外して、新品と並べて、同じ長さで切る。
不思議なんだけど、毎回…同じ品番のチェーンなのに長さが微妙に違う…新品のほうが短い…(注2)
チェーン切りでクイっとね
あまりのリンクは、コブクロに入れて、チェーンピンと一緒に保管しておく。
MTBは11s(速)なので区別する
ちなみに、チェーンを繋ぐときに、手が三本あったら便利だなぁと思いますよね?
専用の道具、チェーンフックも売ってるけど、ホムセンで手に入るこんなのでも十分です。
ビヨーンってならないように仮固定
これで秋までしっかり使い倒す。

おしまい

注1 (鋼材でできているチェーンが、人力で延びるなんてありえない)と、言われている。まぁ、それはそうだよね。
注2 のだが…新品チエーンと廃棄するチェーンを比べてみると、明らかに古いチェーンの全長は1cmくらい延びているのだが…なんでなんだろうね??

スピードセンサーとマグネット

最近は、スマホアプリで、ロードバイクで走ったログを簡単に記録できる。
GPSを使用したもので、走行距離とかスピード、走行軌跡が残るのでとても便利だ。

ただ、GPSなので、トンネルの中に入ると記録が止まってしまう。

車のナビもそうですよね?スマホのナビゲーションツールを使うと、トンネルの中で現在地をロストするし、正確なスピードも取れなくなる。

で、インダッシュカーナビみたいな専用機の場合は、スピードセンサーから信号を取っている。それでもって、トンネルの中にいても、スピードと走行距離を記録し続ける。

ロードバイクの場合も同じで、補正のためにスピードセンサーを付けることがある。
ホイールのスポークに、マグネットをつけて、フレーム側に磁力センサーを付ける。
ホイールが回転して、マグネットがセンサーの近くを通るとセンサーが反応する。
センサーが反応する間隔が、ホイールが一回転する時間となるわけで、ホイールのサイズを登録しておけば、何キロスピードが出ているか計算できるというわけなのだ。
CATEYEのホイールマグネット
で、このマグネットはセンサーを購入すると「ひとつ」付いてくる。で、僕みたいに、複数のホイールを使い分ける場合は、毎回マグネットを付け替えるか、ホイールの数だけマグネットを用意することになる。

で、このマグネット単体で買うと…高いのだ

僕は考えた。
要するに、磁力の強いマグネットを、飛んで行かないように固定できれば良いわけだ。
そして、いらなくなった時には、跡が残らないように外せれば良い。

ん?グルーガンでなんかできそうかも?
グルーガン再び登場
100円ショップに行ったら、超強力マグネットが売っていた。
4個で100円と、アホみたいに安い。
マグネットの位置をマーキング
ホイールマグネットを外す前に、位置をマーキングする。
ホイールマグネットを外し、100均マグネットをマスキングテープで仮止めする。
位置がずれないように留める
で、ホットボンドを、たらりんチョンと垂らしてやる。
ツーリング用は厚付けで
耐久性が必要なホイールの場合は厚く盛り上げる。ツーリング用のやつは、反対側にドーナツ形のナイロンワッシャーを当てて、それと一体化するみたいな感じで盛り上げてみた。
ヒルクライム用は薄付け
それ以外のホイールは、必要最低限で。
盛りすぎたらカッターでホットメルトはカットできるので基本…適当で大丈夫。
適当 w
何かに引っ掛けて飛んで行ったとしても、安いからショックは少ないしね。

あ、そうそう、ホイールのスポークパターンによっては、マグネットとセンサーの距離が遠くて反応しない場合がある。その場合は、反応するまで、マグネットを何枚か重ねてあげれば無問題です。マグネットの厚みを増やすことで、センサーとの距離が近くなっていくというわけです。

おしまい

2022年6月8日水曜日

DIY トランシーバーのスイッチ補修(グルーガン)

先日、特定小電力トランシーバーを8台格安でゲットして、舎員が出撃するときに使っている。

そのうちの一つは、電源・音量つまみが紛失していた。
プラスチックのつまみが取れてなくなってしまって、直径5mmくらいのシャフトが剥き出しになっている。

シャフトを指先で摘めば、回せないことはないんだけれど…グローブをしているとうまくいかない。

さて、これをどうやって修理しようかと、しばらく考えていたのだ。

ふと、グルーガンでできるんじゃないかと思いついたのでやってみた。
スリーブ・ワッシャーを準備
このシャフトの直径をもう少し大きくすればいいわけだ。
シャフトにスリーブを乗っけて、隙間をグルーガンのホットメルトで埋めてやればいいのでは?

ということで、養生をする。
マスキング完了
マスキングした後、シャフトにワッシャーを乗せて、ホットメルトをちょっと垂らす。
それが硬化しないうちに素早くスリーブを乗せて、シャフトとスリーブの間の隙間にホットメルトを注入する。

直りました…
グルーガンとはこーゆー物
そう言えば、グルーガンって知らない人もいるかな?
こんな感じのやつです。

ピストルみたいな形をしていて、お尻から「ホットメルト」という、熱で溶けるプラスチックのスティックを差し込む。内側から先端にかけては、熱線で熱くなっていて、そこでスティクが溶解し、先端のノズルから出てくるのです。溶解温度は確か70度くらいで、ノズル周辺は90度〜100度?くらいだったかな?

接着剤代わりとか、隙間を埋めたりするのに便利です。

もともとは、ドライフラワーとかスパンコールとかを使って、クリスマスリースを作るために買ったんだったっけ。随分長い間使わず、工具箱の中で転がっていたのだけれど、久しぶりに使ってみました。

作業台をちょっとアップグレード
ついでに、ドライバー関連がごちゃごちゃになっていたので整理してみました…何屋だよw

2022年6月6日月曜日

ワーク◯ンで外れを引いた話

僕は割とワー◯マンに好意的、というか、中立的だ。

僕の周囲には、その、アウトドア業界に関わる人たちもいる。んで、そうした人たちの中には、ワ◯クマンのことを嫌う人も多い。「パチモノ、モノマネ、誰かが一所懸命考えたアイデアをパクって、市場を荒らすフリーライダー」そんな風に言う人もいる。

僕は、そうした感覚に共感する場合もあれば、その…庶民が気軽にアウトドアを楽しむためには、こうした存在も必要なんだよな…そんな風に感じる場合もある。

ただまぁ、ワークマ◯が高品質だとは思わない。あくまでも、「この値段にしては」という前置きがあって、「ダメでも諦めが付く値札で」使ってみたら、想像よりは長持ちし、覚悟していたほどには悪くないから、全体としてはイイ、そんな立ち位置。
早いタイミングでかかとに穴が
で、あんまり大外れはないんだけど、これはちょっと失敗した。防水のガーデンブーツ。

半年くらいで、なんだか水漏れが始まったなと思ったら、あっという間にかかとに穴があいた。で、「防水」ではなくなったわけだけど、そのまま庭仕事に使っていた。
ぱっくり
ふと気がついたら…アッパーがぱっくり裂けていた。
結局1年保たなかった、これは残念。
 

2022年6月4日土曜日

苦楽を共にした戦友(仕事仲間)家族とBBQ

世の中の会社は、ホワイトからブラックまで、いろいろだ。
業績がいい会社と悪い会社もある。

ホワイトかブラックかと、業績がいいか悪いかで分類するとこうなる

A ホワイトで業績良い
B ブラックで業績良い
C ホワイトで業績悪い
D ブラックで業績悪い

AとBは業績良いので、会社としての価値は高い。
CとDはその逆で、買収とか吸収で安く手に入れられる。

注目すべきはDの会社。

ブラック企業ってことは、そもそもがマネジメントがうまく機能していないということ。こうした企業の場合、マネジメントを抜本的に改革してやると、業績も良くなって、ウハウハになることがある。ならないことのほうが多いけどな

ブランド力はあるけれど、オペレーションとか、コンプライアンスとか、いろいろ問題があって、なかなか成長できない会社。そんな会社には、大きなポテンシャルがあるということ。

で、世界のどこかの、お金をたくさん持っている人が、Dみたいな会社を手に入れる。

そして、立て直しのためのマネジメントチームが構成されて、ブッこまれて、あーでもないこーでもないと、やるのだ。

僕は以前、「修羅場人事」を仕事としていた。まぁその、いろいろヤバい会社の建て直しに送り込まれた社長が、「これあかんやつや、人事総務から抜本的にやらんとどもならん」、そんなドツボにハマった時に突っ込まれる人が僕です。
そして今日も…
でまぁ、とある会社で、僕が肩までブラックに埋まってもがいていた時に、僕に騙されて可能性を感じてオファーを受けてくれて…一緒に戦った Kouちゃん家族とBBQ
絶対焦がす自信あります!と言ってた
Kouちゃんの子供達は、もう自分でいろいろできる年齢なので、ハンバーガー作りにチャレンジしてもらうことにした。ほんで、今日はビアチキンはなし。スペアリブとハンバーガーに決定。
今日のスペアリブも美しい
犬大好きNちゃん
犬が好きなお嬢さんと奥様のために、コンパニオンドッグのマメが大活躍。
近況とか積もる話が尽きない
僕とKouちゃんともう一人、Ayayaの3人が、人事総務建て直し部隊だったのだ。この猛獣たちをたばねていたのが上司のKenさん。この方…僕が今までお仕えした上司のなかでトップ3に入るような人だった。

一度Kenさんのご自宅に呼ばれて、BBQをしていただいたことがあって、それは今でも僕の中で大事な思い出になっている。

今日のこのBBQが、Kouちゃんの家族にとって、そんなふうに残ったらいいなぁ…
仲良し
手ゴネビーフ100%パティ
タンパク質に塩を入れてやると、粘りがでる。これの応用で、ひき肉に塩を少し振って、練ってやると粘りがでる。つなぎとか一切いらない、本当に100%肉だけのパティ。

これをマジですか?くらいに大きなサイズにする。

表面を強火でキュって固めたら、弱火ゾーンでじっくり芯まで熱を通す。

パティのまんなかに小さな穴をあけて、周囲をBBQフォークで軽く押す。穴から出てくる肉汁が、赤から透明になったら出来上がりのサイン。
アメリカナイズされた人
スキレットでチーズを溶かしておいて、希望される方には、イヤと言うほどおかけします。
お嬢様はチーズ好き
あー面白かった。またきてね、遠いけど。

2022年5月30日月曜日

Ride6 上州武尊山の林道を走って馬鹿旨に in

この冬にBCスノーボードで下降した沢のいくつかは、途中から林道に出る。

林道と言っても、雪で埋もれている。
1mくらい飛び出たカーブミラーとか、フラットな路盤とかから、林道の上を滑っていることがわかるだけ。

スノーボードで「ギリギリ失速しないで下りられる」くらいの緩やかな林道は、腐れ雪の時は修行になる。

だけれど、それくらいのゆるい斜度の林道は、マウンテンバイクとかグラベルロードで走るにはちょうどいいのです。

そんなふうに目星を付けた林道を、ちょろっと走ってきました。
邪魔にならない場所に車を駐めてスタート
最初は舗装路をのんびりとヒルクライム。
見た目ほどは斜度はない
林道は、想定していたよりも急で、登りは7割くらいは押して歩くことになった。グラベルロードよりは、マウンテンバイクのほうがいいかも、そんなトレイルでした。
どん詰まり
一本目の林道を終点まで詰めて、そこから引き返す。
横は渓流が流れていて、シーズンになると、間違いなく川坊主が現れるだろう。
BCスノーボードで下降した沢
ここから上には人工の施設はないし、周囲には伏流していた流れが湧き出る泉がいくつもある。水が豊富な日本の低山で、あまり人が入らない場所は本当に素晴らしい。
浅くて冷たくてきれいな流れ
川坊主はまだいなかった
車道までグラベルダウンヒルを楽しんで、また違う林道を登る。こちらのほうが、ほんの少しだけ斜度はゆるいけれど、それでもほとんどは押し歩きになった。

ま、グラベルシーズンの最初はそんなもんですよ。
ちょっと明るい沢
こちらの沢のほうが流量が多い
ハイボルダー
渓流沿いにも、林道脇にも、ハイボルダーがある。流れの近くのは下地が危険だけれど、道路脇のは、掃除すれば…と思って見たら、小さな祠がお祀りしてありました…
ルーフ (笑)

こちらの林道は、どん詰まりのちょっと手前で3つくらい橋を渡る。ガードレールや手すりのボコボコは、豪雪地の証。
BCの時はここから林道に上がった
どん詰まり
山菜に詳しい人が羨ましい。
なんとなく、食べられそうなのを発見…ボクにはどうしようもないのでそのまま放置。
ワラビ??
引き返してグラベルダウンヒル2本目。うん、こちらのほうが路面がきれいで、斜度は緩くて、樹林も開けて明るくて良い。
グラベルダウンヒル2本目
そのまま車道をバビューンと下って車に戻る。
お腹すいた…
約束の地へ
酸辣トマト麺と餃子
今日もいい遊びができました、おしまい

2022年5月28日土曜日

友達家族とほのぼのBBQ

雪男山男兄弟舎の将来を担うKazu君ファミリーを招いてBBQ

ヘッダーでは「友達」って書いたけど、年齢差は25歳…マジで親子みたいな…
というか、彼のお父上はボクよりも年下w

それなのに親しく付き合ってもらえて、おじさんは光栄です。

この冬も何度か一緒にスノーボードしたのだけれど、彼のボードさばきとか、3Dでの滑らかな動きとか、かなりヤバイ。

SK8やってるせいもあるだろうけど、フリップ系のジャンプもメイクしちゃうイケメンです。
スペアリブに挑戦!
最近のボクは、自分が持っているちょっとしたノウハウとか、コツみたいなものを、次世代の人に引き継ぐことができたらいいなぁ、そんな風に感じている。

年齢のこともあるし、ケガとかいろいろで、今やっている遊びを、いつかどこかで諦めなければならないこともあるだろうしね。

そんなわけで、今回は、キャンプとかBBQやりたいKazu君ファミリーに、BBQの楽しさをちょっと感じてもらいたい的な。
リブブロック
ボクの作るスペアリブは、最初に下茹でしちゃう。
スペアリブのコツは、低温でじっくり長い時間かけて焼くこと。キッチンオーブンなら温度管理が簡単にできるので無問題。だけど、野外で、炭火で焼く場合はそんなわけにはいかない。
アクは丁寧に取ること
骨の髄から出て来る汁から赤みが抜け、骨と肉がちょっとだけ外れるまで湯通しする。
それを流水できれいに洗って、アクとか、骨髄から出て固まった黒い奴とかを落とす。
で、それをタレに漬け込んで冷蔵庫で寝かせる。それが、BBQの前の晩の、ボクのルーティーン。

当日は朝からよく晴れて、子供達が熱中症になるんじゃないかと心配になる。ということで、プールを用意しましたw
真夏仕様
なんというか、キャンプ場にあったら、「ドッグラン付き貸切芝生サイト・ハンモック・プール付き」みたいな絵柄になった。

試しに入ってみたら、このままトプンと行きたくなりましたw
子供に還りたい
子供達がとても楽しそうに遊んでくれたので、ジイジも嬉しい。
ほぼ孫
みんなが来る前に火を通し始めたビアチキンもできあがった。
表面が色づいてから弱火で2時間
こうやってみんなが入れ替わり立ち替わり、遊びに来てくれるのがとても良い。
奥様との練習の成果が卓上に並ぶ
あー楽しかった。

翌朝、お隣のお父さんに声をかけられた。

あんた、孫がいるんかい!
かわいー孫が、二人もいるんかい、知らんかったいなぁ〜!

まぁ、普通、そう思いますよねw