BCスキー・スノーボードを嗜むには、3種の神器を揃えなければならない。まずはアバランチ・トランシーバー(ビーコン)、プローブ(ゾンデ棒)、スノースコップがそれだ。
ぶっちゃけ人を救けるつもりがなく、自分だけ生き残ればいいのならばビーコンだけでいいのだが…一応揃えておかないと、友達がいなくなる。
どんな道具を選ぶかには、みなさんこだわりがある。単純な道具ではあるが、スコップにももちろんこだわりポイントはある。ボクのこだわりは「金属ブレード」「一体式ハンドル」「D型もしくはL型グリップ」がそれ。
春先の締まった雪やスノーブロックの切り出しには、ポリカブレードでは刃が立たない。ここはやはり金属ブレードでなければならない。
伸縮式ハンドルは、凍結で凍り付くことがある。ある時雪洞を掘っていたら、手で温められて溶けた雪がジョイント部分に入り込んで凍った。ハンドルが伸びたままになってしまい、仕方がないのでそのままバックパックに固定して下山したが、頭の上に飛び出したハンドルはそーとーマヌケだった。
グリップの形だが、オーバーミトン(ドラえもんの手みたいなやつ)で掴むには、真ん中に柄ががつながっているT型グリップだと困る。なので、雪洞泊とか、テント除雪がある場合はD型かL型を選ぶ。ま、5本指手袋前提ならT型でもいいのだけどね…
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| こやつ |
んで、サブ用に買ったALVAのスコップなんだけど、ハンドルが微妙に長い。30L以下のバックパックに縦に収めると、生地が突っ張った感じになる。なので少し斜めに入れるのだけれど、そうすると横に入っているプローブと場所の取り合いになる。
これを3cmくらい切って縮めようというお話。
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| リベットの頭をドリルでモミモミ |
グリップはブラインドリベットで止まっている。こーゆーリベットは頭を飛ばしてやれば固定が外れる。
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| リベット取れました |
リベットの頭はアルミなので、切削油を使うまでもなく飛ばせた。グリップを抜いて、中に落ち込んだリベットを取り出して捨てる。
会社の工作室には、なぜか自転車のステアリングコラムをカットするためのソーガイドが転がっている。これでパイプを固定して、ノコ刃をスリットに入れて切ることで、パイプが綺麗に垂直にカットできる。
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| ソーガイド固定 |
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| ノコギリでギコギコ |
ハンドルも柔らかいアルミなので、鉄工ノコで簡単にカットできた。カットした後のバリは怪我をしないうちにやすりで綺麗に丸める。
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| やすりでジョリジョリ |
さて、ハンドルに開いている穴とピッタリ同じ位置に、リベット固定用の穴を開けなければならない。そこで、もともとの穴が、パイプの末端からどれくらいの位置にあったのかを写しとる。
末端に合わせて、幅広のマスキングテープを貼り、穴の中心の高さにマーカーの先端を固定し、パイプをクルリンパする。
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| 末端から穴までの距離をマーク |
マスキングテープを綺麗に剥がして、カットした後のハンドルに貼り直す。これで、ハンドル末端からの穴の中心が写し取れた。
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| ボール盤で垂直穴 |
楕円断面のパイプなので、楕円の頂点がしっかり真上を向くようにバイスに固定する。ドリル刃が逃げないように、垂直に穴が開くように、ボール盤を使って穴あけ。
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| 穴位置ピッタシ |
狙い通りの穴が開きました。
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| リベット打って完了! |
会社にはリベッターがないので、自宅でリベット打って固定。これでこの冬は少しイライラが減りそうです。
おしまい