ボクはブルベ・ロングライド用のホイールセットには、チューブレスタイヤを使っている。
チューブレスタイヤは乗り心地がいいから、長時間サドルに跨り続けるブルベに向いている。パンクも、穴が小さなモノなら勝手に直る。いつも制限時間ギリギリ、パンク修理で一発失格がのボクには好都合。
ただ、
前々回の600kmブルベで、パンクの穴が塞がらないトラブルにあった。
この日は、雨でシーラントが流されてしまうため、パンクの穴が塞がらなかったのだ。
その時どのように修理してブルベに復帰したのか、パンクしたタイヤはどうしたのか、そんなことを書いてみよう。
まず、ボクが常時携帯している「チューブレス用パンク修理キット」はこちら。ブランドはレザインで、リーマーにプラグといわれるゴム製の補修剤をはめ、穴にブッ刺して使う。「リーマーが太すぎてロードバイクには不適、本来MTB用」とか言われることもあるみたいだけどね。
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修理キットとミニナイフ |
当日、リアタイヤから異音が聞こえ、停止したらこんな感じ。
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シーラント飛び散り… |
修理方法はいろんなところで紹介されているので省略。修理後はこんな感じになる。
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飛び出たプラグ |
MTBなら、このまま走り出せばいいだろうけど、ロードはそーゆーわけにいかない。はみ出た部分はミニナイフか、付属のハサミで切る。走行中に余分な部分は削れるので、2~3mm残しておいても無問題。修理後一度エアを追加で補充したけど、無事に完走した。
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200km走行後 |
エア抜けの問題もないし、このまま使ってもいいかなとは思ったのだけれど、とりあえず外して裏側を確認。
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タイヤ内側のプラグ |
写真の通り、がっちり接着されているので外れる心配はなさそう。
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表面 |
交換用のタイヤは買ってあるので、パンクしたタイヤは修理して普段履き用にする。
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なかなか剥がれない |
プラグを内側から外そうとするが、強力に接着されていて剥がれない。ペンチで回転させるようにしたら剥がれるというかちぎれてとれた。
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穴のあと |
元々の穴はもう少し小さかったのだけれど、プラグを挿入するときにリーマーで押し広げられて広がった。穴そのものは、プラグのゴムと一体化して塞がっている。
チューブ用のパンク修理キットの、大きめパッチで直してみよう。
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チューブ用パンク修理キット |
穴の周囲を養生する。
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マスキングテープ |
やすりで表面を荒らして、ラバーセメントを薄く塗って、乾いたらパッチをあてる。
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ローラーでグリグリ |
パッチがせっちゃくされたら、マスキングを外す。
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しっかり着いた! |
普段履きのホイールセットは、クリンチャー運用。タイヤの補修跡がチューブに張り付かないように、タイヤパウダーをしっかりはたいて組み付け完了。まだもう少し使えそうです。