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2025年3月10日月曜日

DAY29BC6ユーヤと上州武尊山剣ヶ峰西面

今シーズンのユーヤ、BCでまだいい思いをしていない。
前回入った時は、「雑記」でまとめちゃったくらいで…申し訳ないと思っている。

んで、以前からユーヤと入りたいねって言ってたルートで、どれがいいかなって考える。

日光白根山東面 ←  裏切って先に行っちゃったw
尾瀬岩鞍のあっちやこっち ←  前回行って失敗しちゃった
谷川岳芝倉沢……かな…
本人の意見を聞いてみた。

どーする?芝倉でも行く?時期はちょうどいいかもよ? 
その日は夜、用事があるんで早めに帰らないと行けないんすよね
じゃぁダメかぁ、芝倉長いしな、アプローチも帰りも
うーん、でもまぁ、なんなら巻きでいけるんじゃないですか?

……キミの巻きって…ボク死んじゃうよ…
いやぁ大丈夫ですよ!多分!きっと!へーきへーき!

ボクの周囲には、変態が多い。特にランナーカテの変態が多い。

トレランで100kmとか100mile (だいたい160km)とか、ウルトラマラソン…100kmだったかな?とか、バックパック背負ってオリエンテーリングみたいなことしながら走って、泊まって、また走るとか、おかしなことをやっている人が多い。

そんなガチ勢の一員であるユーヤに、巻き進行されたら…まじで死んじゃうよボクが…

ということで、ホノボノ系ルートにさせていただきました、ウフフ

シャトルバス!
ゲレンデトップから入山して、下山は違うところに降りる。ママチャリで帰ってくるのはいろいろと大変なので、車を一台デポする。もう一台で道の駅行って、そこからシャトルバスでゲレンデへ。

おらワクワクすっぞ!

今日もよく晴れた。
雪面は基本ハードパックだけど、風裏になる源頭部にはいい雪が残っていそう。

入山準備
取り付きの斜面を登る。想定どおり、固いベースの上にさらっと5cmくらいの新雪。
下山の最終ステージは林道なんだけど、そこで雪が深いとラッセル下山になってしまう。それを考えると、今日のコンディションはグンバツ(古っ)

ハイクスタート

まぁまぁいいんじゃないすか?
今日は、気が向いたら剣ヶ峰登るし、気が向かなかったら下部を巻いて適当にドロップ予定。しかし…こーゆー時に…ユーヤは男の子スピリットを発動するのだ。

あれ登りましょうよ
やっぱ登りたいっすよね、高いところ
…あれだ、〇〇と煙は高いところ好きな理論どおりだ

ここから下るのも楽しそう
いろいろ注意を他にそらそうとしたけどダメだったので、剣ヶ峰へ。急登にさらっと雪がついていて、スノーシューだとスパイクが雪面に届かない。

休んでるふりして、アイゼン登山の皆さんを先に行かせて、いい感じでステップできてから登る。

剣ヶ峰の肩に出ると、先に山頂がポコリと出ている。
こっからドロップできますよね〜
小岩峰のサイズには、安達太良山の山頂みたいな感じ。

やっぱピーク踏みたいっすよね〜
せっかくだから登りましょう、ということでピークへ。

後方は沖武尊(本峰)
最高の天気で周囲見渡す限り雲もない。富士山もバッチリ見えた。

顔のサイズ感…ほっとけ
剣ヶ峰から先は、痩せたリッジの急な下降がある。スノーシューでは危ないし、アックスないので滑落停止もできないし、そもそも違うところに降りちゃうので引き返す。

さっき剣ヶ峰肩に登り上げて、すぐ左脇が滑りやすそうだった。でも、今日滑る沢の最上部にダイレクトに出られた方がいいよね。そう思って早めにドロップする。

強烈なアイスバーン

ところが…このドロップポイント、谷向きの木の葉で入ったら、バインのヒールカップが接地するくらいの急傾斜。しかも風の通り道で蒼氷…油断してたわけじゃないけどプチ滑落した。

落下方向に立木があって、ぶつかったら洒落にならない…
南無三…ボードを犠牲にして自分を守ろう…覚悟を決めつつも足掻いたら、直前でエッジが食い込んで止まれた。あっぶねー(汗)

上向いてユーヤに叫んで状況を伝える。
そう、今日はせっかくの無線を忘れたのだ…ユーヤがw

慎重に下る
ようやく風の通り道を過ぎ、吹き溜まりエリアに入った。

いいじゃないですか!

後方は鬼岩
結構いい雪が残っていた。ユーヤは気持ちよさそうにターンしていく。
大きい斜面を大きいターンで

あっという間にボトムに

振り返る

山頂小岩峰
山頂小岩峰の右裾から、左へトラバース。左端の岩場脇をドロップしてきた。過去に下から見た記憶どおりに、雪はつながっていたけれど、ここは風の影響で強烈に固いクライマーズライトの広い無木立の場所が多分正解。
ナチュラルパイプ
今シーズンは雪が多くて、沢床もしっかり埋まっている。

ワックス塗りまっしょい!
下降するにつれて、妖怪板つかみの姿がちらほらと見えてきた。
液体ワックス塗り塗りして、さらに下る。
林道合流点
林道に出た。小橋を渡って、ここからは道を辿って下る。
ストック滑走ランララン!

車道に出た
デポした車で道の駅に戻り、用事があるユーヤを見送って解散!

久しぶりの訪問!
板が良く走ったおかげで、早く下山できちゃった。時間を見たら、昼営業のラストに間に合う!ということで馬鹿旨へ。

トマト麺と餃子
今日も大変に充実しておりました、おしまい。