ギア高いよ…ウェアも高いよ…雪崩講習とかめんどくせぇガイド頼まないとダメ?簡単に死ぬんでしょ?遭難したら、捜索費用で破産するんじゃない?
一部には、誤解による思い込みってのもある。
当たってるのもある。
ギアは高いし、予備も必要だし、講習・訓練・経験も必要だ。
そ し て… 1番のネックになるのは…
大変な思いして始めたのに、楽しくなかったらどうしよう?
ってところだと思う。
そんな状況で「BC始めてみたい」という、前途ある若者は貴重。僕の張った蜘蛛の巣に引っかかってきたカズくんを、初BCに連れ出したという記録。
「ガイド役への絶対的な信頼感」だと思っている。異論は認めよう…
先達の叡智、経験、そこから生まれる技術、体力、洞察力、リーダーシップ。
この人に着いていけば安心だ。そんな圧倒的な信頼感があってこそ…未知の山で心の安寧を得られるのだ。
山でのトラブルは事故につながるからねーギアの手入れは十分にするんだよー ←フラグ
そう声をかけながら、記念すべき第一歩を刻もうとした時…
あっ! |
カズくんに貸し出したスノーシューのハーネスが破断した…
ウケるカズくん |
コンディションはカッチカチのアイスバーン。
クランポンは2セットあるのに、自宅に置いてきた…
ま、でも、今日のルートはほぼ平坦なハイクで、トレースにはバケツができている。BC初めての人を連れ出すのにちょうどいいルートだから、ツボ足でも大丈夫っちゃ大丈夫。
ゲレンデに戻るのにハイクがあって、そこが凍ってると苦戦するけど、コース取り考えればほぼハイクなしで戻って来れる。というわけで、様子見て引き返すかも?という前提で入山。
燃える男 |
やばーい、超ラク〜なんすかこのチートアイテム!
それか…?それはな、スノーシューって言うんだ、俺のな…
あっ、おい、早いよペースが、おいおい…
感覚的には、傾いたスケートリンクで、表面が波打ってるみたいな。
ボクが今まで滑っていたゲレンデとは全然違います!BCヤバイ!難しい!こんなコンディションでも普通に滑るなんて…すごいです!
黙ってればバレないので言わなかったけれど、普通は入らないコンディションだった。
でも、春の至仏に行きたいって言ってるし、そのためにはBC最低2回くらい行ってないとだし、カズくんは JSBA Tech1まで 一発合格で到達しちゃった奴だし、ゲレンデで普通にバックフリップ・フロントフリップしちゃうし…
この…サーーーーーッッとか、シャーーーーーーッツとかの音なんすか?えとねー…カズくんがターンの時に削り取った、氷の表面が、流れ落ちる音〜
ほら、エッジで削れた粉というか砂つぶみたいな氷が、流れ降ってるでしょ?
あぁそーなんですねー、じゃぁ、転んだらまずい斜面ってことですかぁ?そーとも言うかも〜 転ばなければ大丈夫ー
そんなホノボノとしたやりとりを交わしながら、下る。
裏を返すと、雪崩の走路になってるということなので、トップシーズンは気を遣う。
まったくボードが沈み込まないので、減速要素が無い。ハイク0で戻って来れた。
ゲレンデもコンディション悪かったので、早めに解散。
布デッキのMSRスノーシュー、ハーネスがもうダメなのでいっそのこと買い換えようと決断したのだ。
そんで、やっぱりそろそろアイゼンの準備もしとくか…
というわけで、この間、山とスキーの店、「ドリームボックス石井」で買ったクランポンの調整をする。
小足族の僕は、センターバーが余るので、3cm程度切断。
そんなこんなをやっていたら、デジカメのほどほど望遠レンズが届いていた。
G10 Wide 購入! |
センターバー切断 |