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2025年3月22日土曜日

DAY32BC8モロちゃんと上州武尊山西面

ボクは、ピストン山行はできるだけ避けるようにしている。同じルートを往復するよりも周回がいい。なんなら、ずっとあっちまでズンズン進んで、初めてのところに降りる。そんな縦走を好んでいる。

で、そんなふうにルートを組み立てると、入山口と下山口は必然的に離れた場所になる。

入山口まで公共交通機関で行けるなら問題ないけれど、バス便や電車が無いなら車で行くしかない。こうなると…下山口からどうやって入山口に戻り、車を回収するかが問題になる。

そんな時、自転車を移動手段とすることで、公共交通機関の空白地帯を繋げられる。そうやって山行の幅を広げる試みをボクは Bike & Hike と呼んでいる。

この間ユーヤと入った、川場スキー場からドロップする2つのBCルートも、娘のママチャリを使って  Bike & Hike で開拓した。毛呂ちゃんはまだどちらも入ったことないということなので、そのうちの長いやつを案内したという話。

道の駅からシャトルバス
いつも通り、車を一台下山地点にデポして、道の駅に降りる。そこからシャトルバス便で川場スキー場に上がる。

後方は川場剣ヶ峰
このルート、後半は斜度が落ちる。
雪質や積雪深によっては、ボードだと止まってしまう。そうなるとドツボにはまるので、入山前によーく状況を確認しておいた。

行ってきまーす
ただ…こーゆールートはスキーのほうが有利なのは間違いない。そんでもってパートナーが体力お化けのモロちゃん…大丈夫なんかな…オレw

剣ヶ峰
そんなボクの不安を察したのか、モロちゃんは剣ヶ峰ピークに拘らないと言った。

だって、あそこ登ったからって、滑る距離変わらないんでしょう?
じゃぁいいですよ〜、今日は登山じゃなくてBC、滑るために来てるんですから〜

お、おう! ラッキーw
少し滑る距離増えるし、メイン斜面にダイレクトに滑り込めることは黙っておこう…

ゲレンデトップから申し訳程度にハイクアップして、トラバースに入る。

雪、いーじゃ無いすか〜
足元は薄いけれどパフパフが残っている。

笑顔

トレースから外れる
剣ヶ峰に向かう登山者の列から外れて歩く。

獅子ヶ鼻山
夏道がない獅子ヶ鼻山が見えてきた。今度行ってみようかな…


キラキラ樹氷
昨夜は冷え込んだようで、霧氷が木の枝について光っている。

ドロップポイント
クライマーズライトは剣ヶ峰の岩壁が連なっている。その下をトラバースしていくので、落石が怖い。壁に近づきすぎないようにルートを取り、耳を澄ませ、目でチェックしながらさっさと歩く。

滑走モードにスイッチするのは、小岩綾の下。上部からの落石は、ここで左右に分かれて飛び散るだろう。雪壁の下だと、落石の音がしない。岩壁は、見かけは威圧感があるけれども、「パラパラ」「コロン」「サラサラ」といった、危険な前兆が分かるので良い。

こないだドロップした壁
前回エライ目に遭いそうになった壁を見上げつつ、平和な斜面をトラバースしていく。

パフパフじゃないすか!
気持ち北向いてる斜面の雪が良さそうなんで、そこはモロちゃんに譲る。ボクは撮影スポットに大トラバースで移動。

モロちゃんのシュプール
うっすら木陰になっているところに、粉が残っていた。ターンの度に気持ちよさそうな白煙が上がる。

カリンカリン
ボクの滑ったのは気持ち南向き。ガリガリの下地に、3〜5センチの新雪…はすでに生クリームみたいなウェットスノーになっていた。

ボトムが近い
いつもながら、楽しい斜面はあっという間に終わる。
とはいえ、このルート全体の標高差は1,000m程度はある。そこそこ長いゴンドラ一本分くらいは滑れるし、ハイクが少ないのもありがたい。

アルペンターン
テレマークスキーヤーの天敵、妖怪板掴みが出始めた…

ボトム

テレマーーーーク
今日も幸い…それなりに走る雪で、林道もまぁまぁ快適に下れた。

車道に出た

振り返る
デポ車まで15分程度歩いて、下山連絡してランチタイム。
このルートは、昼くらいには降りてこれちゃうし、沼田まで出るのもすぐ。なのでご飯のチョイスは結構多い。

今日はモロちゃんの知っていた、「つながり」さんへ。

初訪問

牛タン丼大盛り…

味変の塩やソース、小鉢もたくさんあって、大変に美味しゅうございました。
おしまい