ボクは、ピストン山行はできるだけ避けるようにしている。同じルートを往復するよりも周回がいい。なんなら、ずっとあっちまでズンズン進んで、初めてのところに降りる。そんな縦走を好んでいる。
で、そんなふうにルートを組み立てると、入山口と下山口は必然的に離れた場所になる。
入山口まで公共交通機関で行けるなら問題ないけれど、バス便や電車が無いなら車で行くしかない。こうなると…下山口からどうやって入山口に戻り、車を回収するかが問題になる。
そんな時、自転車を移動手段とすることで、公共交通機関の空白地帯を繋げられる。そうやって山行の幅を広げる試みをボクは Bike & Hike と呼んでいる。
この間ユーヤと入った、川場スキー場からドロップする2つのBCルートも、娘のママチャリを使って Bike & Hike で開拓した。毛呂ちゃんはまだどちらも入ったことないということなので、そのうちの長いやつを案内したという話。
後方は川場剣ヶ峰 |
このルート、後半は斜度が落ちる。
雪質や積雪深によっては、ボードだと止まってしまう。そうなるとドツボにはまるので、入山前によーく状況を確認しておいた。
行ってきまーす |
ただ…こーゆールートはスキーのほうが有利なのは間違いない。そんでもってパートナーが体力お化けのモロちゃん…大丈夫なんかな…オレw
剣ヶ峰 |
だって、あそこ登ったからって、滑る距離変わらないんでしょう?じゃぁいいですよ〜、今日は登山じゃなくてBC、滑るために来てるんですから〜お、おう! ラッキーw少し滑る距離増えるし、メイン斜面にダイレクトに滑り込めることは黙っておこう…
ゲレンデトップから申し訳程度にハイクアップして、トラバースに入る。
滑走モードにスイッチするのは、小岩綾の下。上部からの落石は、ここで左右に分かれて飛び散るだろう。雪壁の下だと、落石の音がしない。岩壁は、見かけは威圧感があるけれども、「パラパラ」「コロン」「サラサラ」といった、危険な前兆が分かるので良い。
パフパフじゃないすか! |
気持ち北向いてる斜面の雪が良さそうなんで、そこはモロちゃんに譲る。ボクは撮影スポットに大トラバースで移動。
モロちゃんのシュプール |
とはいえ、このルート全体の標高差は1,000m程度はある。そこそこ長いゴンドラ一本分くらいは滑れるし、ハイクが少ないのもありがたい。
このルートは、昼くらいには降りてこれちゃうし、沼田まで出るのもすぐ。なのでご飯のチョイスは結構多い。
今日はモロちゃんの知っていた、「つながり」さんへ。
味変の塩やソース、小鉢もたくさんあって、大変に美味しゅうございました。
おしまい