ただ…それが人馬や軽車両の通行しか想定されない時代だったりすると、現在の感覚では道幅が狭い。そしてそうした旧街道の横には、バイパスが新たに整備される。
旧街道、旧国道だったところが、バイパスができて県道に区分変更された、そうしたコースは自転車にとっては走りやすい。
グンマー國も各地域を結ぶ旧街道が残り、その一つの「中仙道」はサイクリストにとって良く知られたコースになる。
| 板鼻舘 |
中仙道に面した「板鼻舘」は以前から気になっていた。軽井沢への往復でここを通るし、高崎発のブルベでもこの前は何度も通っている。
旧街道は道が狭く、商店や民家は道のギリギリに建てられている(というか、道を無理やり拡幅したので、建物の道路側が削られたというのが正しいが…)。だから店前に駐車場が無い。
| 白暖簾に灯油ランプ |
道の反対側に、無理すれば3台くらい止められそうなスペースはある。でも、そこはいつ見ても空いていない。そして店前には行列ができていることが多い。そんなわけで、いつか行ってみたいと思いながらも実現できていなかったのだ。
| 自分で混ぜて準備するタルタルソース |
ところがひょんなことから、板鼻舘専用の広い駐車場があることを知った。板鼻舘正面に向かって左側に、ちょっと不安になるような狭い市道がある。そこを奥に入ると、道の左右にいた鼻舘の駐車場があるのだ。
なら行ってみようか…
| レトロな店内 |
ここの名物はタルタルカツ丼とラーメン。
| 着丼…ドンブリも素敵 |
肉質の違うのカツが3枚乗っかっている、卵とじ無しのカツ丼。そこに、タルタルを味変で加えていただくのだ。タルタルに合わせるゆで卵は、輪切りの状態で事前に提供される。そこで卵の砕き具合は自分で調整しながら準備する。
トンカツ屋さんで、胡麻を擦りながら待つのと同じようなモノ…かもしれない。
| 肉3枚ドーン |
カツに味はしっかりついている。肉は厚すぎも薄すぎもしない、存在感がしっかりある昔ながらのトンカツ。タルタルをつけずに一口…と思って食べたら3口ぐらい箸が進んだ、そんな感じでしっかりした味わい。
| タルタルでマイルドに… |
そのまま食べ終わったら、タルタルの立場は??ってなる。彼のメンツを立てて、しっかりタルタルカツ丼としておいしくいただきました。
地元の消防団の人たちが、ミニタルタルカツ丼とラーメンのセットを食べていた。今度はラーメンも食べたいな…
おしまい