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2025年12月2日火曜日

板鼻舘のタルタルカツ丼(ソースカツ丼+タルタル)

自転車で色々なところを走っていると、良く通るコースというのができる。そうしたコースは大体は昔の街道筋だったところが多い。昔の街道筋というのは、その地域で最初に拓かれた道。重機も無く土木技術も今ほど優れていないので、無理やり地形を変えることはしない。むしろ地形の弱点を辿り、平坦で距離が短く、合理的なラインを選んで道が拓かれる。

ただ…それが人馬や軽車両の通行しか想定されない時代だったりすると、現在の感覚では道幅が狭い。そしてそうした旧街道の横には、バイパスが新たに整備される。

旧街道、旧国道だったところが、バイパスができて県道に区分変更された、そうしたコースは自転車にとっては走りやすい。

グンマー國も各地域を結ぶ旧街道が残り、その一つの「中仙道」はサイクリストにとって良く知られたコースになる。

板鼻舘

中仙道に面した「板鼻舘」は以前から気になっていた。軽井沢への往復でここを通るし、高崎発のブルベでもこの前は何度も通っている。

旧街道は道が狭く、商店や民家は道のギリギリに建てられている(というか、道を無理やり拡幅したので、建物の道路側が削られたというのが正しいが…)。だから店前に駐車場が無い。

白暖簾に灯油ランプ

道の反対側に、無理すれば3台くらい止められそうなスペースはある。でも、そこはいつ見ても空いていない。そして店前には行列ができていることが多い。そんなわけで、いつか行ってみたいと思いながらも実現できていなかったのだ。

自分で混ぜて準備するタルタルソース

ところがひょんなことから、板鼻舘専用の広い駐車場があることを知った。板鼻舘正面に向かって左側に、ちょっと不安になるような狭い市道がある。そこを奥に入ると、道の左右にいた鼻舘の駐車場があるのだ。

なら行ってみようか…

レトロな店内

ここの名物はタルタルカツ丼とラーメン。

着丼…ドンブリも素敵

肉質の違うのカツが3枚乗っかっている、卵とじ無しのカツ丼。そこに、タルタルを味変で加えていただくのだ。タルタルに合わせるゆで卵は、輪切りの状態で事前に提供される。そこで卵の砕き具合は自分で調整しながら準備する。

トンカツ屋さんで、胡麻を擦りながら待つのと同じようなモノ…かもしれない。

肉3枚ドーン

カツに味はしっかりついている。肉は厚すぎも薄すぎもしない、存在感がしっかりある昔ながらのトンカツ。タルタルをつけずに一口…と思って食べたら3口ぐらい箸が進んだ、そんな感じでしっかりした味わい。

タルタルでマイルドに…

そのまま食べ終わったら、タルタルの立場は??ってなる。彼のメンツを立てて、しっかりタルタルカツ丼としておいしくいただきました。

地元の消防団の人たちが、ミニタルタルカツ丼とラーメンのセットを食べていた。今度はラーメンも食べたいな…

おしまい