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2021年7月28日水曜日

BIKE & HIKE で自由を手に入れる その2

登山と自転車を組み合わせることで、公共交通機関でつながっていない周回ルートが選択肢に上がると書いた。

BIKE & HIKE には、もう一つの使い方「行動時間の短縮」がある。例えば…

参考行動時間で12時間(休憩時間除く)とかあると、日帰りはムリだと「普通は」思う。しかし、この行程のうち林道歩きが往復で4時間とかだったら?徒歩で林道4時間はだいたい 16km。これが自転車だと、登りを時速8km/h、 下りを 32km/ h で走れば、1時間チョイで往復できるということ。そうすれば3時間短縮の行動9時間で、組み立てをうまくすれば日帰りが視野に入る。

「ハハーン、なるほど」と思った人に、「BIKE & HIKEで、日帰り困難な山を日帰りで」の例として、皇海山の話を簡単に(注1)。

皇海山に登るには、群馬県の栗原川林道を使って栗原川の源流域まで車で入り、ささっと山頂をピストンするルートが一般的だった。僕はこのルートを使ったことがないのだけれど、半日もあればピークを踏めたらしい。しかし、栗原川林道が相次ぐ台風被害によって寸断され、復旧も叶わず廃道になった。

そして、林道が使えなくなったため群馬県側からの入山が不可能になり、オリジナルルートの栃木県側からが唯一のルートとなった(注2)。これは日帰りではまず難しいとされている。

嫁さんのMTBを借りて入山(皇海山)

だが、日帰り困難な理由というのが、退屈な林道のハイクで時間がかかるから。かじか荘から、庚申七滝入り口までは、直線距離は短いのだけれど、等高線に沿って右往左往して進むダラダラ林道。ここで自転車を使わない理由はないだろう。

もちろん、朝2時とかに出発すれば、日帰りは可能だろう。だが、かなり消耗する。

B&Hを使えば、そこまで消耗しなくても、日帰りが可能になる。しかも、体力次第だが、庚申山から鋸山の縦走を入れることもできるかも…しれない、というか僕はやりました。時間的には余裕があったけど、六林班峠からの帰路が、想像以上に消耗した。だから、やるなら、きちんと計画をしてください。

皇海山や塩見岳などはB&Hに向いています、詳しくは個別の投稿で説明しようと思っています。

おしまい

注1 BIKE&HIKEで日帰りが可能になる山は他にも、苗場山(赤湯ルート)、塩見岳などがある。

注2 いや、その、足尾からとか、日光白根山から縦走でも、皇海山へは行けるよ。でもさ、行くの?俺は行かないw