以前も書いたんだけど、昨年の11月と12月に、200km、
600km と
400kmのブルベを完走した。それがゼーンブ…ノーカンになった。
まその200km は、開催件数も多いし、初心者向けのやつとかも遠征すればあるので大丈夫。ということで、最大の課題は600km…それを走りました。
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ドロヨケ装備 |
300km 以上走ると、ほとんどの場合は県を跨ぐことになる。んでもって、県境って峠になってることが多い。峠を跨ぐってことは、分水嶺を跨ぐってことで気候がガラッと変わる。
太平洋側から日本海側へ峠を越えると、晴れてたのが雨とか、その逆とか普通にある。そこまで極端ではないにしても、ロングライドになると走行時間も長くなるので、どこかのタイミングで雨ということは普通にある。
そんなわけで、今回は前後のフェンダー(泥除けね)を装備して出走。
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心のふるさと よしおか温泉 |
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リアフェンダー |
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サドルバッグ装備 |
まず目指すのは太平洋。グンマーから太平洋はだいたい200kmちょいで行ける。銚子までは230km、那珂湊は200kmくらい。
一番近い海は東京ディズニーランドで130km。でも、あそこら辺は、あんまり海に行ったって感じがしない。やっぱり太平洋でしょう、海行くなら! 自転車だけどな…
(ちなみに日本海なら寺泊まで230km)
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関東平野のどこか |
海に行くには関東平野を延々と走らなければならない。
ど平坦の視界の中、膨らみが見えてくるとそこは茨城県。
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筑波山 |
茨城県…自転車で行けるので、グンマーの隣町です…
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わーい海! |
唐突に海が見えた
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那珂湊 |
やっぱり…海っていい
昼間の海っていい…
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浮かれポンチ |
写真スポットは誰でも一緒。他の参加者が、愛車の写真を撮る…のを撮る。
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写真撮るよね |
潮風が吹き付け、なんとなく錆が気になる。
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太平洋 |
でまぁ、銚子方面かすめて目指すのは上総一ノ宮。
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利根川なのか太平洋なのか |
銚子手前で日が沈む。そっから先は、暗闇の中なので写真なし。
走力のあるサイクリストは、上総一ノ宮周辺で宿を取って仮眠する。そのあたりで走行距離は380~400kmくらいなのだ。一区切りつけて、リフレッシュして、残り200kmなら…楽勝みたいな計算。しかし、そのためには、400km時点で、貯金を十分に作っておかないとならない。宿にチェックインしたり、シャワー浴びたり、食事して仮眠をとる。そんな時間を確保するために。
ボクは貧脚なんで、いつも通り、その辺でぶっ倒れて寝る。防寒着を足して、スリーピングバッグカバーに潜り込んで寝る。1時間寝られればだいぶスッキリするので、そこでまた走り出す。もうすぐ還暦がやる遊びじゃないよね
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牛久大仏 |
上総一ノ宮から成田の脇を通り、霞ヶ浦や牛久大仏やらをかすめて北上する。廃線後を利用した、霞ヶ浦リンリンロードが快適だ。
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筑波山アゲイン |
強烈な眠気が襲ってきた。ちょうど日が出て、ポカポカあったかだったので、リンリンロードの休憩所でぶっ倒れて寝た。多分…いびきかいてたと思う。周囲のみなさん、その節は申し訳ありませんでした。
筑波山で折り返して、グンマーへの帰路を辿る。途中から、天気予報どおり猛烈な雨になった。雷もそこらじゅうにドカドカ落ち、流石に危ないので酒屋の軒下に避難。
そんな感じなので写真はない。最後の70kmくらいは、バケツをひっくり返したような豪雨の中、サイクリングロードを辿って帰る。
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ログはこんな感じ |
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完走 |
ヒルクライムが苦手なボク、デブだからコースプロファイル検討して、狙って完走できた600km
少し余裕をもってゴールできて良かったな。
今回は走行抵抗を下げるために、タイヤの空気圧を上げたかった。タイヤの空気圧を上げると、ケツがやられるので、カーボンシートポストを投入してみた。
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スワンネック |
シートポストとサドルを繋ぐ部分が、”?”みたいに深く曲げられている。素材はカーボン、軽量でしなってくれるので、細かい振動を上手にいなしてくれる。
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Veno カーボンステム |
これがかなりの優れもので、600km、39時間、しかも雨天走行という環境でもケツの痛みはでなかった。
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600キロの完走メダルが2つになりました |
この600kmブルベのゴールは、別開催の200kmブルベと共通。そう、ボクが去年、
生涯初挑戦した200kmブルベと共通のゴール。1年前は、400kmとか600kmブルベとか、自分に走れるなんて想像すらしていなかった。
人間って変われるんだね。