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2022年4月20日水曜日

プロの仕事

Day36の後に、岩鞍の主から目玉パーマーを預かって、ストラクチャー加工をした。

僕の Bataleon Thunder を試しに乗ってもらった。そうしたら、妖怪板掴み対策として、ストラクチャーがイイということが分かったみたい。

いきなりマジ板に僕ちんがDIYストラクチャーをするのは、アレなんで、ハル雪専用のパーマーにとりあえず施工するという流れ。これでとりあえず滑ってみて、と。

 どうだった?
 いや…ストップ雪で嘘みたいに滑りましたね
 いいでしょ?
 はい、丸沼の連絡路でも止まりません。1日滑っても疲れませんでした!

んで、マジ板のBataleon Camel Toe にもストラクチャー入れて欲しいということで預かった。
マシン加工のストラクチャー
そしたら、すでにストラクチャー入ってるよwwwww
横から光をあてると綺麗な模様が浮かび出る
念のために確認したら、ストップ雪ではまだ乗ってないとのこと。
そんで、ホットワックスは塗って&スクレーピングをやっている。
なるほど、それだとちょっとわからないかもね。
ホットワックス&スクレーピングの後
ストラクチャーを入れるということは、わざと細かい傷をソールに彫るということ。ホットワックスをすると、傷が埋まる。そこをスクレーピングすると、ソールは基本フラットになる。で、まだ、ストラクチャーは現れていない。
ホットワックス直後
ホットワックスをかけると、どんな風にストラクチャーが入っているかわかる。これを出してやらないと効果が十分に出ない。
ワイヤー&ナイロンブラシの後
ホットワックスかけて、スクレーピングして、その後メタル(真鍮)ブラシ、ナイロンブラシをかけてやる。
仕上げのフィニッシュマット
最後に、細目のフィニッシュマットで細かいひっかかりを取り除いて終了。

僕は、スキー&スノーボードのチューンナップや、自転車のメンテナンスは自分でやっている。だけど、僕の仕事がプロと同じレベルだなんてまったく思っていない。

というか、やればやるほど、プロが何をどうやっているかが分かってきて、追いつけない差を感じる。

今回も、主には言った。

 ショップチューンよりも、滑って見栄えがいいストラクチャーを入れるのはムリ
 ホットワックスだけして返すね

バタレオンみたいな3Dシェイプのボードに、ストラクチャーを入れられるマシンは高い。そして、それを使いこなせる人も多分限られるんじゃないかな。

そんなプロが手を入れたソールに、僕がどうのこうのやるわけにはいけないからね。

じゃぁ、なんで僕はプロに頼まないのって?

ショップチューンのストラクチャーは多分1.5万円くらいする。
で、それは適正な値段というか、むしろ安すぎると思う。

スポーツバイク(自転車ね)の、フルオーバーホールは多分5万円くらいする。
で、それは適正な値段というか、むしろ安すぎると思う。

プロの仕事はそういうモノで、僕が一流を目指してたり、競技やってるなら、もちろんプロに頼む。

でも、僕のは遊びで、全部プロに頼んでいたら…

破産するヨ…

だから、プロの仕事には届かないって分かってるけど、自分でやっているのだ。
少なくとも、不快にならない程度にくらいまでには、コンディションを戻せるからね。

主に聞いてみた、CTどうだった?

 アホみたいに滑りました!

プロの仕事ってのは、そーゆーもんですよ。

いきなりショップチューンで2万とか出せない…
そんな人が、僕のなんちゃってストラクチャーで開眼して、どんどんプロショップで本当のストラクチャーを入れるようになったら…

その板のオーナーも、ショップも、チューニングショップも、全部ハッピーになれるんじゃないかな。プロの仕事への入り口に、僕のちょっとした工夫が役立てるようなら、それは光栄なことです。そんな風に思ってやっています。