このブログを検索

2024年9月1日日曜日

2024年 8月の雑記

身内があの川を渡り、新盆なので比較的穏やかに過ごした8月

たまには、マメを山に連れて行こうか、てなわけで近場の赤城山へ。

山好きだワン
もう老犬のマメなので、中腹にある公園で行ったことのないところへ。
パパ!早く早く!

スバル関連
想像の5倍くらい整った施設で、バンガローとかキャンプ場も綺麗。
なのに、利用者がいない…BBQやってるご家族が1組しかいない。

今度来てみよう
泊まりですか〜?
そう聞いたら、泊まりはやっていないんだそうだ。

夜…熊がでて危険なので、キャンプ場もバンガローも(バンガローにはトイレがないので、外トイレに出なければならない)、閉鎖なんだって。

子供喜びそう
そういえば、そこらじゅうに「熊出没注意!」とか、「この先は熊が出るので通行禁止!」とか、真新しい看板があると思った。
楽しいねパパ!
でもまぁ、こっちには猛犬がついているから無問題…

散歩道

立派な施設でした

で、帰り道は行ったことないところへ立ち寄ろうシリーズで、湧水を汲みに。
湧水
災害で水不足になったとしても、グンマー國にはたくさん湧水あるからなんとかなりそうだよね。
なんかのキノコ
赤城山はあんまりトレーニングにならなかったので、別の日に小野子山へ。先日、高校の同級生がここに登っているのをSNSで見た。そういえば未登だったな…ということで。
展望ポイント
基本的には樹林帯の中を登る。雲も多く展望はあまり効かない。
展望ポイントⅡ
今年の夏は雨が多く、湿度が高いせいもあってキノコが多い。あそこにもここにもキノコ。
タマゴ茸、だっけ?
雨乞山に着く。雨いらんからね、カビるし、いろいろ
マジで雨降りそう
登ってきた尾根を振り返ると、向こう側に…気のせいか雨雲が?
霧の中に榛名山…見えないけど
山頂に着いたらパラパラと雨が落ちてきた
周回はやめて降りるか…
気温は高く、雨具着るほどではないので、そのまま下山を始める。
割と好き
登山を始めたばかりのころは、雨で濡れることとか、絶対にいやだと思っていた。

濡れると死ぬ!

今考えれば大袈裟だけれど、そう信じていた。
霧の樹林帯
今は優秀なファーストレイヤーとか、保温着とか、濡れた状態の上に着ても蒸れにくい雨具とか…ちゃんと気を配れば…そこまでのリスクはないことを知っている。

特に夏とかは、積極的に濡れていくスタイルが熱中症の予防には良い。究極なのは沢登りね。
馴染めー馴染めー
革製登山靴もそうで、最初の頃はとにかく濡らさないようにしていた。ある時…深い水たまりに突っ込んで両足がブショブショのグッチャグチャに濡れて…仕方ないのでそのまま歩き続けた。

なんということでしょう…

あれだけ頑なで、ボクの足形に合わせることを拒否していた山履クンが…ボクの足形に合わせて姿形を変えてくれたではないですか…

てなことがあって、新しい山履は、あえて濡れる環境で使って、馴染ませるようにしている。

話は変わって、愛車のエクストレイルがそろそろやばいかも。30万キロを超えて、クラッチの交換を先日したのだけれど…この間ふとボンネットを開けてみたらオイルが滲み始めている。

オイル滲み…やばいかも…
どこから漏れているかはわからないけれど、上に埃が被さってないので、フレッシュなオイル漏れだと思う。エンジン降ろすとお金かかるし…次の車考えるか…

禁酒クライマー
神戸在住の友人が、仕事のついでに立ち寄ってくれた。
彼はガチなクライマーで、最近は節制のために酒を飲まないのだそうだ…

どこで食事しようか迷って、

焼肉行く?神戸牛の産地の人には失礼かもしれんけど?

ブチョー何言ってるんですか、神戸に住んでたって神戸牛なんて食えませんよ。
赤城牛とか十分以上の美味いじゃないですか〜焼肉いいじゃないですか〜

朝鮮飯店おいしゅうございました

で、ホルモンでも食わせておこうかと思ったら…

ブチョー、内臓なんて下賎なものは、ボクの口には合わないんですよね…
神戸牛にパッションないのは、山形出身だからかも知れません。
山形牛最高なんですよー神戸牛とか高いだけ

という、相変わらず、全方位を敵に回しつつ、美味しく食べまくった友が帰り、8月が終わりました。

2024年8月31日土曜日

念願の、剣岳早月尾根日帰り

新田次郎さんの山岳小説が、ずっと好きだった。

ボクにとって、仕事とかいろいろの事情で北アルプスは遠い存在だった。その中でも剣岳はちょっと別格で、アクセスの悪さもあって、1度しか山頂を踏んでいない。

そんなボクは、新田次郎さんの小説に出てくる山の描写に触れては、山に登った気になっていた。

で、よく考えたら、あと数年でボクは還暦なわけだ。
身体はだんだんと動かなくなってきてるし、疲労は抜けにくくなっているし、目は霞むし、耳は遠くなるし…マズイ、登りたいところで難易度高そうなヤツを片付けておかないと…

そんなわけで、チャレンジしてコンプリートしました、早月尾根日帰り。
行ってきます!

貧脚のボクは相変わらず、早立ちをする。登山口は真っ暗で、ヘッドライトの光を頼りに一歩一歩。

尾根に出て樹林が薄くなって、日が射してくる。
室堂方面

まだ遠い山頂

早月小屋

パノラマ

森林限界を越えると、岩の殿堂らしくなってくる。

山頂
クライマーズレフトを見ると、バリエーションルートの尾根が伸びている。
小窓尾根だったっけ?

あっち方面も登ってみたかったけど、今生では機会を逃したかな…
本峰岩塊が見えてきた
小さなピークを巻いたり、乗り越えたりしながら進む。ペースは順調。
ここは巻きです
ここまで難易度の高いところはない。標高と景色による圧は感じるけど…

室堂方面を見る


山頂の肩に飛び出すと、剣沢と立山方面が視界に入る。
剣沢方面


山頂直下の分岐
カニの横ばい・縦ばい方面への分岐をすぎると、いよいよ山頂。予定していた計画時間より少し巻きで到着できそうだ。

登頂!
周囲は雲が多いけれど視界は良好。槍・穂高も見えた。





名残惜しいけれど、そろそろ降りようか。暗くなる前に下山したい。
剣沢方面の先に雄山
山頂よさらば。

山頂直下の鎖場、写真撮ってないことに気がついた。記録のために、お助けボルトの写真を撮る。
割と有名なお助けボルト
なんだろう、割と危険なところはきっちり鎖が整備されているので、難易度はそこまで高く無いように感じた。
足元にお助けボルト
岩もしっかり安定していて、妙義山のような…儚げな岩とは違うw
トリカブト
標高を下げると、高山植物が増えてくる。
稚児車(チングルマ)
早月小屋まで降りてきた。ここで水とコーラを購入して一息。
早月小屋
ビール飲みたいけど、まだまだ先が長いので我慢。

帰ってきた!

やったぜコノヤロー

てな感じで、なんとか明るいうちに下山できました。日帰りチャレンジは、これでいいかな。次回やるとしたら、早月小屋でテント泊するなりもう少し時間を使って登りたい。

日帰り最難関の一つである早月尾根を、無事にやり切ったことは自信になった。
これで、北アルプス3大急登で唯一未踏の…あそこにチャレンジする気持ちが湧いてきた。

2024年8月16日金曜日

エッジングパワーの6要素まとめ: ボクのセッティング遍歴

エッジングパワーの6要素シリーズ」のまとめとは、ボクのセッティング遍歴。

赤線が過去のセッティングだ。ボクはずっと、少し長め(適正より+5センチくらい)の板を選んでいた。スピード出しても安定するし、バックパック背負ってちょうど「推奨ライダーウェイト」のレンジにはいるから、それでいいと思っていた。

ただ、オーバーサイズの板は、幅も適正より少し太め。太めの板はエッジが踏みにくい。それにボクは足が小さくい(25.0cm)。つま先も踵もエッジから遠くなるから、さらにエッジが踏みにくい。

オーバーサイズの板は、ボクにとって固めのボードになる。エッジグリップはいいけど、少し扱いずらくなるのは否定できない。

センタリングは目一杯の踵寄り、ヒールエッジの効きを最優先に考える。トウサイドは…気合いと筋力と固いブーツでなんとか押し込めるからねw

ハイバックは立たせ気味。前傾強いと疲れちゃう。ボクはバックカントリー・スノーボードが第1目的なので、疲れない、疲れていても乗れるセッティングが好き。

ブーツは固いやつ。トウサイドエッジを効かせるために、ブーツのレスポンスと剛性が必要になってくるから。

アングルはF30 R9くらいの前振り。元スキーヤーにありがちだけれど、腰と胸を前に向けないとしっくりこない。しかし、これだけ極端な前振りだとフロントの押さえが効かず、ノーズがフラフラする。

ま、そんなもんだ、そう思って20年くらい滑っていた。



3シーズンくらい前からセッティングをいじり始めた。

BCのメインボードは長めでいいだろう。でも、普段使いには張りが強すぎる、そんな気持ちになってきた。

セッティング見直しで一番大きいのがフロントのアングル。

F30 R9 → F27 R0 → F24 R0 → F21 R0 → F18 R0 → F9 R-3

もともとボクはワンフットが苦手で、リフトの乗り降りでよくすっ転んでいたw
センタリングを踵よりにすることで、バックサイドターンはだいぶマシになった。しかし、フロントサイドは相変わらず、しっかり踏み込めない感じだった。

で、試しにフロントを21度くらいまで横向きに戻したら、ワンフットが苦にならなくなったのだ。エッジングパワーが改善されてノーズがふらつかず、意図する方向へ進むようになった。

股関節の可動域が正面に矯正されてきたのも大きい。これは意図していたわけではない。ブルベやロングライドでビンディングペダルを履いてペダリングしているとき、つま先は強制的に真正面を向く。その状態で、脚の曲げ伸ばしを繰り返すことで、股関節の柔軟性が増して、つま先が正面を向くようになったのだと思う。

そんなわけで、フロントは12~9くらい、リアは0~-9くらいで滑っている。そう、ゆるいダックでスイッチスタンスにもトライを始めている。

横ノリスタンスにすると…エッジングに力がいらない。以前はフロントが流れた分を、リアで辻褄合わせてなんとかする、みたいな…余裕が少ない滑りになっていた気がするのだ。

楽に滑れるので、「硬いブーツでなくても大丈夫かも?」そう思うようになってきた。

ブーツのフィッティングも、以前はしっかり密着!隙間ダメ!が基本だった。今はわりと…緩めでもいいかなぁ、そんな感じで滑れるようになった。この2〜3シーズンで、それまでなんとなく感じていた壁を超えた、そんな気がしている。

未来は…もう少し短くて(適正サイズ)、柔らかい、細身のボードに乗り換えたら、もっといいんじゃないかな?そんな感じがしています。

おしまい

2024年8月10日土曜日

新エリア開拓 赤城山系鍋割山

こないだ初めて歩いた榛名山二ッ岳が思いの外良かった。

んで、赤城山も南面に登っていないエリアがあることを思い出した。赤城山外輪周回したとき、ルートから外れていた山。

今回は鍋割山へとハイキング。短いルートなので、トレーニングのために重い登山靴を履いてスタート。
今日はここへ
南面にはいくつか自然公園がある。そこに車を停めて歩き出してコルに上がり、南に尾根を辿ると鍋割山。
関東平野
多分ここ、大晦日に登ってご来光迎えたら最高っぽい
グンマー國の首都前橋
南斜面がひらけているので、関東平野が一望に見える。
登山者が多く、お弁当タイムみたいなので、写真は控えました。

ほこらたくさん

気がついたら軽井沢に向かいそうになった。
時空のゆがみ
気がついたら浅間山に向かいそうになっていた…
時空のゆがみⅡ
距離も短かかったせいもあり、踵の皮が育ったせいもあり、登山靴は快調。
靴擦れは出ませんでした
ちゃっちゃっと登って降りてきたので、ランチタイムに間に合った。何度か前を通って気になっていたお店にイン
ギリギリで滑り込み
筋疲労を癒すためにはタンパク質だな…
ということでチャーシューメンとカレーのセット

普通においしゅうございました、ありがとうございます。
カレーセット
これで…だいぶハイキング筋が育ったので、温めていた「あのルート」にチャレンジしてみようかね