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2023年9月5日火曜日

ボクの考えた最高の夏休み Day3 Ride23

本州は予報どおり雨続きだけれど、佐渡は晴れ続きで快適な日が続いている。

今夜から天気が崩れて、明日は雨予報。1日くらいは停滞して、体休めてもいいかなぁ。そんな感じでスタート。

素浜キャンプ場からちょっとした(短いけど急な)坂を登って高台に出て、いくつかのアップダウンをつなぐと真野湾に出た。佐渡平野がそのまま海に入り込んでいる真野湾沿いの道はスーパーフラット。穏やな内海を見ながらドンドン進む。

真野湾が終わって大佐渡に入り、南西端が近づくにつれてヒルクライムが始まる。台ヶ鼻灯台を過ぎて坂を降ると七浦海岸。
七浦海岸
夫婦岩
この辺りは、道路と海が近い。太平洋と違って大きな波は来ないのかもしれないけれど、ちょっと近過ぎませんか?みたいな道が続いていく。
素堀のトンネル
道中トライアスリートの3人組と知り合った。日曜日の佐渡トライアスロンの、ロングコースに出場していたらしい。あまりの暑さで3人とも途中でギブアップしたそうだ。競技が終わってからレンタカーを借りて、3人であらためて佐渡観光をしていると言っていた。イイですね

でもさぁ、スイムしてから佐渡一周200kmを自転車で走って、そこからマラソンなんでしょ?頭おか◯いですよね??

3人は車でビューンて走って、僕は自転車でシャーーーって走っていく。

ふと顔を上げると、岬があって、そこから山地につながる尾根が屏風のように立ち上がっている。坂を登って尾根を越え、坂を降ると平坦になる。そんな繰り返しを続けて北上をする。

岬を越える時に、尾根を乗り上げて越えることがあれば、トンネルを抜けることもある。トンネルの横をよく見ると、水平な道路跡と素掘りのトンネルがそこかしこに開いている。
トライアスリート
車道にしては幅員が狭く、傾斜をゆるくとっているので、簡便鉄道かなにかの線路跡かな?そう思っていた。帰宅後確認してみたら、どうやらひと昔前はこれが幹線道路だったらしい、マジか…
入っちゃダメよ?
ちょっと困ったことが起きた。

入崎キャンプ場に泊まろうと思ったら、管理人さんが居ないでやんの。どうやらシーズン終了でクローズになったみたい。自動販売機にビールも無いし、食べ物のストックも心細いし、これでは雨に振り込められたらやることない。

先に進むことにして、関岬オートキャンプ場を目指す。こちらはオートキャンプ場を謳っている高規格型キャンプ場(ようするに設備が充実している)で、お値段は高いけれど仕方ないよね。
うげっ!
シーズン終了してました…
お酒も食べ物も限られているので、ちょっと慎重に考えよう。

来た道を引き返してAコープで買い物して、入崎キャンプ場で宿泊する。それか…
このまま北進して、二ツ亀キャンプ場まで行っちゃうか。

二ツ亀に電話したら、管理しているホテルに電話がつながった。氷とビールとちょっとしたつまみはある。お風呂にも入れるということなので、お世話になることにした。

後で調べてみたら、このすぐ近くに超評判のいいYHと、国民宿舎があることを発見。そっち泊まれば良かったなぁぁぁwww
押出岬が見えてきた
大佐渡のハイライトの一つが、押出岬のZ坂。急坂をZ字にスイッチバックしながら乗り越えていく。坂の途中は工事中で、停まって写真撮るのが憚られて通過しちゃった。上から見るとこんな感じ。
向かい側は関岬
関岬と、そこにあるはずのキャンプ場が見えたような…w
結構な崖
一昔前は、ここを越える道がなく、下に見える湾の外海府がどん詰まりだったと聞いた。ここからさらに北を目指す人は、ここから舟にのったらしい。
登ります
高台を走り、このまま二ツ亀までフラットだったらいいなぁ、と思っていると道は急降下してまた海岸沿いに出る。

険悪な地形を掘り抜いたトンネルを通ると、大野亀が見えてくる。
素掘りにコンクリート吹き付け
大野亀…ピッタリのネーミングですね
ガメラの背中
ポケモンのキャラクターで亀さんのがあったなぁ、そんなことを考えながら近づいていく。
この脇をまたしてもヒルクライム
大亀の手前でまたしてもスイッチバックの急坂。そこを越えると、今日の目的地である二ツ亀が見えてきた。
なるほどの二ツ亀
隣接するホテルのフロントで、キャンプ場の受付を済ませる。

電話で予約問い合わせした時は、「ぶっちゃけキャンパーはあんまり歓迎してないのよね」、みたいな雰囲気だった。だがしかし、売店でビール4本と氷買ったら、「おっ?この人結構お金使うかも?」みたいに空気感が変わった。どーもすいません。
ビューホテルグループ?違うか…
夜から雨になる予報なので、撤収を考えてホテルから近いエリアにセッティングした。せっかくなので、下部のキャンプエリアを偵察に行ったら、こっちのほうが見晴らしもトイレの設備も全然いいやんけ!失敗した!
トイレと炊事棟
そのまま坂を下っていくと見晴台がある。
二ツ亀が目の前
このベンチの横までテントサイトみたいで、真剣にこっちに移動しようかと悩んだ。

しかし、あらためて周囲を見回すと…こちらのキャンプサイトは、スキー場の初心者コースみたいな斜面に開かれている。フラットな地面は、このベンチの脇くらいで、それ以外は「斜面」。快適な寝床をセットするのはかなり大変なんじゃ無いかなぁ…

ということに気がついたので、移動は取りやめ。
行ってみたい…
キャンプサイトから海岸に降りる道もあって、見晴らしは最高。でも、すでに薄暗くなる時間帯で、雨もぽつりぽつりと来て、入浴タイムも迫っている。砂浜は今回は諦めて、テントまで戻る。
傾斜
入浴済ませてビール飲んで、そろそろ雨か?と雨雲レーダーチェック。
台風の雨雲は、佐渡の南側で足止めされてる。
雨雲レーダー
今夜も貸切
雨予報の平日でシーズン終盤なので、今日も一人。割と頑張った1日を振り返りながら、眠りにつく。
ログはこんな感じ
寝る直前に見た天気予報では、新潟佐渡地方に大雨警報??土砂崩れ警戒??マジすか…

2023年9月4日月曜日

ボクの考えた最高の夏休みDay2 Ride22

姫ケ崎キャンプ場は、佐渡の東岸に位置しているので、テントの中から朝日が見えた。

今日は、小佐渡の海岸線を南下して西岸に回り込み素浜キャンプ場までの予定。素浜キャンプ場は海水浴場と隣接している。時期が遅いので、海水浴場としてはクローズしているけれども、川坊主海坊主に一度くらいは会いたいね。
テント
テントを張る時に、方位を考えて向きを決めた。今日も晴れ予報なので、フライシートを開放して寝たら、朝日にやさしく起こされる。
今日もよい1日の予感
簡単な朝ごはんを準備しながら、片付けとパッキングを進める。
パスタとコーヒー
急坂を押して上がって車道に出て、小さな峠をいくつか越えると海岸線に出る。
あさー
海なし県に住んでいると、「海岸線沿いの道はとっても平坦」って考えがち。でも、実際は元々の地形がどうだったかによって、海沿いの道の難易度は変わる。

水位が上がる(または地盤が下がる)ことで、海に沈んだ場所があったとする。そこが平野部だったならば、海岸線はおだやかな平坦になる。そこが急峻な山岳地帯なら、ほらダム湖に沈んだ山地みたいな感じで、とんでもなくアップダウンが続く道になる。

今まで走った限りでは、新潟とか千葉が平坦で、三陸リアス海岸とかが地獄のアップダウン。

ここ佐渡は、2つある大きな湾の周辺は平坦で、それ以外は穏やかなアップダウンと平坦の繰り返しみたいな感じ。
日蓮聖人が隠れた欅
で、ところどころに、舟だまりにちょうどいい湾と開けた平地があって、そうしたところには歴史がある。本土との行き来が頻繁にある玄関口だったとか。海外とのやりとりがあったとか、ね。
松ヶ崎ヒストリーパーク
ここの公園にも無料&予約不要のキャンプ場がある。今度来た時には活用してみたいね。
広い炊事場
この辺りには、景観保護地域もあって、古い街並みが保存されていた。
本行寺周辺
そのまま小佐渡の海岸線を進み、赤泊、小木港を過ぎると山間部に入る。ちょっとしたヒルクライムを終えて高台を進んで深浦。
長者ヶ橋から見る深浦
深浦を過ぎると、小佐渡の西端にある沢崎鼻。そこを回り込むと佐渡の西岸に入る。
沢崎鼻灯台
佐渡の地形は、東岸は穏やかで西岸は荒々しい。東岸のサイクリングはお気楽だが、西岸は修行。そんな記事を過去に読んだことがあったのだけれど、今のところは割と平和。
坂を下る
高台から坂を下って海岸線に出て、フラットな道をしばらく行くと素浜キャンプ場。
こればっかw
受付済ませてテント張って、今シーズン初めての海遊び。
波にのまれる3秒前
無事に海坊主に出会えました。
竹のアスレチック
地域の人たちと、竹林整備で出た竹を活用してこんなのを作っていました。無造作に組み上げたように見えるけど、実際は足を怪我したりしないように、丁寧にカバーをかけたり固定方法に工夫したりされている設備でした。

侮って飛び乗ったら、ゆるく張ったスラックラインみたいな難易度で瞬殺されたのは内緒です。

オーナーと話をしていたら、このキャンプ場もまもなく営業終了なんだそうです。滑り込みセーフ。
なぜ佐野ラーメン?
訳あって仕入れているとのこと…買うよね。
ビジュアル
わかる人は涙するダブルネーム
今日も貸切のキャンプサイト。
本州は予報通りずっと雨マークで、佐渡は奇跡的にここまでずっと晴れ。ただ、早ければ明日から天気が崩れる予報。なので撤収のこと考えて炊事棟のすぐ脇にテントを張った。
広っ
夕日を長めにまた海岸に出る。
海…
ずっと見てられるね
海の近くに移住する人がいるのって、よくわかる。
今日の日はさようなら
ふと気がついたのだけれど、今朝は東岸にいたので朝日を拝み、今夕は西岸にいるので夕日を拝めた。
ログはこんな感じ
なんかラッキーな感じ。

2023年9月3日日曜日

ボクの考えた最高の夏休み Day1 Ride21

*自宅〜高崎駅〜新潟駅〜佐渡ヶ島両津港〜姫ケ崎キャンプ場*

ボクの職場は、盆暮正月が繁忙期。
世間がお休みしている時は仕事をし、皆々様が仕事をしている時に休む。

そんなわけで、まとまった休みは、繁忙期の前か後に取るようになる。前に取るか、後に取るか、人によって考え方は違うので、なんとなーくいい感じにバラけている。

で、ボクはお盆の繁忙期が明けてから、1週間の休みを取ることにした。
天気予報を見ながら、安定した好天が続く週を注意深く選んで、9月3日から休みを設定した。

そうしたら…休みの直前になって、台風の影響で天気予報がガラッと変わった。
マジすか…
これは困った。このタイミングで「やっぱり休み翌週にしまーす」って言ったら、職場に迷惑がかかる。日程はずらさないで行くとすると…ずっと雨じゃん。

1週間の休みをどう過ごすかだけれど、「距離長めのテント泊縦走登山」か、「サイクルキャンピング」のどちらかを考えていた。山でテントで寝るのって楽しい。そして、高校生の時に自転車で東北を旅した経験とかが原点で、ボクは好き勝手に自転車で放浪することも好き、例えば、2021年の夏休みに行ったサイクルツーリングみたいなやつね。

縦走にするかサイクルツーリングにするか決めかねていたのだけれど、台風来るなら登山は無し。ということで、ツーリングの準備をする。
重装備
荷物は軽量化に努めたけれど、ツーリング中に雨に降り込められることを考えてテントを大きくした。1人用の山岳テントだと、軽くてコンパクトなのだけれど、狭すぎて息が詰まる。ということで2人用のテントにしたら、重量もパッキングサイズもあんまり小さくならなかった。
始発狙いで出発
住まいの最寄駅は単線のローカル線。そこの始発電車は割と遅いスタートなので、すべてのスケジュールが後ろにズレる。そんなわけで、もっと早い始発列車に乗るために、自走1時間弱で高崎駅へ。
輪行袋+パニアバック2個
言い忘れた。行き先だけれど、全国的に1週間ずっと雨予報なんだけれど、奇跡的に2箇所だけ晴れるエリアがあった。北海道と…佐渡ヶ島…

てなわけで、今回は海外旅行ということで、佐渡ヶ島目指します。
フェリー
新潟まで新幹線。そこから連絡バスで佐渡汽船のフェリー乗り場へ移動。順調に乗り継ぎをこなして乗船。
国道なんですね…
新潟駅で輪行解除して、自走して乗船しようかと思ったのだが、値段が大幅に違うことを知る。輪行状態なら手荷物扱いで520円。輪行解除して自転車状態で乗船すると、片道5,000円を超える車両運賃…

輪行でいいですーw

両津港に到着して、輪行解除したらちょうど昼時。GoogleMapで高評価のお寿司屋さんにin
あら汁
地魚の握り
岩ガキ
大変に美味しゅうございましたが、そのまま食べ続けていると日本酒飲みたくなっちゃうので、退散。飲酒運転になっちゃうからね、ダメ絶対。

今日のお泊まりは、両津港から近い姫ケ崎キャンプ場。
姫ケ崎灯台
なんと言うか絶好のロケーション。
駐車場からキャンプサイトまで、車の入れない急坂を降りる。それが理由か、ガラガラ。誰でも自由に使っていいと、Google先生は教えてくれた。でも、一応…仁義を切っておきましょうかと「管理者」に電話してみた。

管理なんかしてないよ
泊まっていいよ、誰でも泊まっていいよ
お金なんていらないよ
ゴミだけちゃんと持ち帰ってね

ということでした。
緑の芝生と白い灯台
周辺にはお店がないことはわかっていた。ロックアイスとビール買って、クーラーバックに入れてきた。
新潟のビールと言えばこれ
とりあえずテント張って、寝袋干して、Tシャツ干しつつ飲む。
海と絶妙の距離感
明るいうちにご飯食べる。
アルファ米
僕が長期でお休みする時、食事は消費期限切れが近い非常食になる。アルファ米とかレトルト食品とか、買い置きしているものを食べる。そんでもって、減った分を新たに買えばローリングストックになるというわけ。
海を見ながらボーッと過ごす
今日はほとんど移動日という感じ。

慌ただしかったけれど、朝は山ばかりのグンマー國に居たのに、今は海ばかりの佐渡ヶ島にいる不思議。
今日の行程
スタートしてすぐは荷物が重いんで、ぼちぼち行きましょうか。
そんな感じで1日が終わっていく。