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2022年4月30日土曜日

RIDE4 シーズン初のゆるクライム

そろそろ長距離とか、峠超えやりたいな。

僕の住まいは関東平野のどん詰まりにあるのです。
家から、東〜南南東方面に進むと平地。サイクリングシーズンの最初は、こっち方面を走りながら身体をならしていく。

それ以外は基本的には上り坂になる。こっちに行くのは、ある程度身体ができて、冬の北西季節風(いわゆるひとつの空っ風ね)が無くなった時。

で、今日は山方面に行ってみようかな。
貼りますた
家の周辺は基本的には平野部で、そこを何本もの川が横切っている。
そのうちの一つ、粕川の源流部はどうなっているのかを確認しに出かけた。

多分、赤城山の中腹あたりから流れ出している気がする (適当)

途中、いくつか溜め池の脇を通る。そう、このあたりは農業用?の溜め池がたくさんあって、その周辺は公園として整備されている。
釣り…できるのかな?
まだ咲いていないけれど菖蒲の公園
グンマー國の首都なのに、ちょっと走るとひたすら田んぼ。信号の無い道をひたすら進む。
止まれの標識が寂しそう
向こうに見える赤城山は遠いけれど、傾斜はすこしずつ増えていく。
温泉自動販売機 100L 100円
道路は粕川の脇から離れて、近寄ってを繰り返しながら登っていく。
シャレ乙な看板に惹かれて立ち寄る
チーズ工房 Three Brownさん

入れ替わり立ち替わり車が入ってくる
僕は初めて立ち寄ったのだけれど、人気スポットみたいですね。
栄養補給
ハスカップアイス…美味しゅうございました。
こんないいところ見つけちゃった!と、奥様に写真付きでメッセージ送ったら…

知ってる
何度か行った
パパの休みと定休日が重なってるから誘ってないだけ

という…返事が帰ってきた…
粕川の源流部確認
結局、本当の本当の源流部にはたどり着けなかったけど、「空っ風街道」まではヒルクライムできたのでいいかな。
沼を渡る風に春を感じる
今日もいい日だった。
花粉症は辛いけれどネ…

2022年4月27日水曜日

RIDE3 雨予報なのでラッシュガードでサイクリング

ちょっと体を動かしたいなと思って、臨時でお休みをもらった。
天気予報はあいにくの雨予報だけれど、なんとか昼までは持ちそう。
Love Quiksilver!
2秒服装に悩んだ結果、上はラッシュガードにした。
雪解け水で水量が増えた川
サイクリングロードをとりあえず上流に向かって走り出す。
ラブリバーって何よ?
ここを上流に向かって走ると、赤城山の裾野をかすめながら渋川の手前まで抜けられるのだ。
ただ、今日は途中で寄り道をして、ちょっと坂を登ってみる。
赤城白川だったかな?を遡る
赤城山の中腹にある、牧場と馬事公苑のあたりまで登る。
牧場〜
んで、前から気になっていた公園に立ち寄る。ここは林間に歩道が伸びていて、平日は人もいない。
プチ・グラベル的な
平野部の公園は、自転車乗り入れ禁止のところが増えている。ここはまだ大丈夫なのだけれど、進入禁止になったりしないように慎重に走る。

具体的には、歩行者が来たら下車して、笑顔で挨拶して道を譲る。
林の合間からため池が見えて来た
MTBもグラベルも、ハイカーとの関係性をちゃんとしていかないと、どんどん乗れるフィールドが狭まってしまうからネ…
静寂
雨予報なんだけど、ジリジリと日に焼かれて暑い。
もう夏だよね?そんな腕になってきた
雨になる前に早めに降りて来て、冬物の片付けをする。
ボードはホットワックス、スノーシューとバインディングにはシリコーンスプレーを吹く。
ブーツは泥汚れを落とし、ソールにはシリコーンスプレー、アッパーにはアーマーオールを吹いて拭く。
いよいよ冬も終わりだね…
お気に入りのサングラス、ノーズピースのクッションパッドが片方剥がれてしまった。
もう片方もいつ剥がれるかわからないので、そちらも剥がして、再接着。

接着面を綺麗にして、脱脂し、万能タイプのグルーで接着する。
養生が大事です
レンズに接着剤が付いたら台無しになるので、事前に手当てをして慎重に。

あーなんというか、長距離を走りたいね。

2022年4月25日月曜日

DAY38BC13尾瀬至仏山 シーズンエンド

僕は、人が休んでいる時に働き、人が働いている時に休む、そうした生業をしている。つまり、GWをフルに休むということはできない。

そんな僕にとって問題になるのは、至仏山のBC。というのは、あそこは雪が多すぎると道路が開かないので入れず、ルート上の雪が少ないと、植生保護のために立ち入り禁止になる。

で、雪が多過ぎず、少な過ぎない時期、入山許可の期間ほとんど全てはGWとかぶっている。

僕にとって至仏山BCは、GWという狭いwindowの中の限られた僕の休日に、登山に適した天候が重なるのを祈る、そんなイベントなのだ。まぁ、当然、行けそうな日は全部抑える。そして、天気がダメそうなら、その日は諦めて…そうだなぁ、4~5日抑えておいて、2~3日入れれば上等、自然を相手にする遊びというのはそんなもんだよね。

モロちゃん、たかやん、シンヤー、僕の4人パーティ
前回から中1日あけて、今日は足前が揃った4人パーティ。モロちゃんたかやんは、グンマー國のクライミングジムで繋がった、リアル山屋。シンヤーは、雪山宴会部のスノーボード番長。
あのー ハイクのスピードが早いんですが…
この日も快晴で、風は西風。山頂周辺を除きルート上は風裏になるので、みんなすかさず半袖になってハイクスタート。
俺が晴れ男だからね、いや、僕です、私ですが何か?
オヤマ沢田代には、エアーボードが残置してあった。いや、これ山で見るの初めてだけど、確かにオープンバーンならヒップソリよりも楽しそうだよね。
Mベル関係者疑惑?
いつもの場所で、いつものタカヤンの写真を撮る。いつもの尾瀬ヶ原といつもの燧ケ岳。
サイコーっすね
尾瀬ヶ原の積雪は、昨年よりはある。
そして、山頂は昨年よりもはるかに少ない。やっぱり、なんだか今シーズンは変。
ベタな記念写真
今日も山頂は人でいっぱい。ただ、ここの場所はマナーがいい人ばかりなので、不快な気持ちになることは今まで一度もない。

前の人に声をかけて、撮影をし、今度は後ろの人にカメラを預けて撮影をしてもらう。
そんな、素敵なフローが出来上がっていく。
シンヤーが撮影するの図
至仏山の残雪期って、経験を積んだ一般登山者であれば無理なく登れる(しかし初心者・初級者はいない)。そして、山スキーの歴史が長いので、ここに仲間を連れてくるリーダーはみんな…経験が豊富な人たちなんだろうね。それがこの山の独特な雰囲気を作っているように思う。

ムジナ沢の下降点を偵察しに、少し降りてみた。おおっぴらに滑走痕が残ると「滑れるのか?」と思われて、真似する人が出てしまうので、人目につかないように、斜面の一番端をゆっくりと落とす。
例年だとギリギリ繋がっている稜線も雪線が切れている
はい、完全に諦めつきましたーーーー
野原だよw
濃い緑がハイマツ地帯
滑れる時は、ハイマツ帯の向こう端に、2本雪線が繋がって、そこを下れる。今シーズンはそこも完全に切れている。
登り返し

偵察終わったので、規制線の上部まで登り返して、待っていてくれる仲間の元へ。改めて、ワル沢の源頭から、スキーヤーズレフトへ回り込みながらドロップ。

テレマーカーのモロちゃん
タカヤン 後方左手は燧ケ岳
大斜面のオープンバーンがここの醍醐味
オレンジって映えるね シンヤーのバックサイドターン
タカヤン 後方奥に平ヶ岳
半袖でスノーボードは危ないのでヤメましょう
山の鼻に降りて、鳩待峠へのハイクバックは猛暑。
僕は、シェルを脱ぎ捨てて、スパッツにショートパンツが一体化してるフィットネスウエア。
タカヤンはコンバーチブルパンツの裾無し、要するに短パン。
モロちゃんは、スパッツもっこりマンで、鳩待峠へと登る。
今日も良く…遊びました
 1シーズン、最低でも2回は来たい至仏山BC、今日で2回これたから、ボード納めとしましょうか。みんな、本当に今シーズンもありがとう、遊んでくれてありがとう。

2022年4月23日土曜日

DAY37BC12尾瀬至仏山

僕のシーズンのハイライトは、残雪期の至仏山

いや、それはもう、ハイシーズンのパウダー DAY は至福。そして、パックバーンのカービングも大好き。

リフトでチマチマ標高稼ぐよりも、ゴンドラでガーーーーンと上がって、ノンストップでボトムまで滑り降りるのが好き。

なのに、僕のハイライトは、残雪期の至仏山。
ゴンドラどころかリフトすらなく、自分の脚で標高を稼ぎ、滑って、山の鼻に降りたら鳩待峠までハイクバックが待っている。そんな、ヒャッホーイ系とはちょっと違う至仏山。
ユーヤ、Y溝さん、僕のボード3兄弟

今日は、僕にとってシーズン初の至仏山。直前まで、僕とY溝さんの2人パーティだったのだけれど、ユーヤが調整できて3人パーティになった。これは心強いし嬉しい。

還ってきた感

ハイクしていくと、なんだか積雪の様子が普段とは違う。

今シーズンは降雪に恵まれて、雪不足とは皆無だった。だから、至仏山もきっと残雪豊富なんだろうと期待していた。標高が低いところ、ツリーの間、日陰は、確かに雪が多い。

しかし…標高を上げるにつれて雪は薄くなり、むしろ平年よりも少ないような印象が強くなる。で、これは僕の経験をベースにした、根拠の薄い話なんだけれど、こうしたシーズンはクラック(シュルンド)が発達しやすくなる。しかも、表面からは見えにくい、幅は狭いけど深いクラックが多くできる。(ちなみに、最初にいきなりガーーーッて降ったシーズンは、春先に全層雪崩が多く出る)

鳩待から標高を上げてオヤマ沢田代への長いトラバースに入る。

流水痕をチェックするユーヤ、山頂は雲の中
今日のハイクアップは、僕はMSRのスノーシュー、ユーヤはGrivel のクランポン、そして、Y溝さんはスプリットボード。
快晴!
幅広のトレースがしっかりできるまでの期間、ここでスプリットのハイクは辛いんじゃないかなぁとは思った。だけど、スプリットの人がいないわけではないし、各自使いたいギアを出せばいいというのが僕の考えなので、それはそれ。
後方は谷川岳
谷川岳がよく見えた。Y溝さんが立てたスプリットの、ノーズ脇にある黒い岩壁が一の倉沢。他にも、南から、赤城山、上州武尊、榛名、南アルプス、八ヶ岳、浅間、草津、谷川、苗場、越後駒、平ヶ岳、燧ケ岳、日光白根、錫ケ岳、皇海山、袈裟丸…と、メジャーな山は全て見えるみたいな好天。

小至仏の手前で、いつも通りユーヤがこっちを振り向いてニヤリと笑う。

 行っちゃいますか?
 逝っちゃいましょう❗️

そう、僕らのルーティーンは、まずここで一本滑る。樹林帯のちょっと手前でストップして、そこから斜上しながらハイクアップすると、小至仏と至仏本峰の中間コルまで戻れるのだ。
ユーヤ 後方稜線にはギャラリー
ドロップインすると、ギャラリーから歓声が上がる。流水痕は日射で解れて、上部は快適なザラメ。途中からうっすら妖怪が出て来るけど、気にならないくらいに走ってくれて快適。

Y溝さんは、踵にすこしマメが出来始めているようだ、ということで、一本目はドロップせず、直接山頂に向かっている。こんな時に、全員が無線を携帯していて、連絡が取れるのは助かる。
小至仏を過ぎ、もう少しで山頂へ
山頂でY溝さんと合流し、記念写真。Y溝さんはかれこれ10年ぶり?くらいの至仏らしい。
この日は撮影に順番待ちが発生するくらいの混雑
ゲートが開く前に、自転車とか徒歩で入山している人の記録を見ていたので、分かってはいたけれど、稜線付近の雪は少ない。というかすごく少なかった先シーズンよりも少ないかも?
開通二日目で完全露出の山頂標識…
前日に戸倉〜鳩待峠の道路が開通した。で、今日は開通2日目。普通なら、山頂標識は「至」か、その下の「至仏」くらいまでが露出していて、それ以外は雪の下というのが平常のシーズン。そう考えると、今シーズンはやはりちょっと違う。

稜線付近が小雪だと何が困るかというと、ムジナ沢が滑れない。

僕はもう20年近く至仏山に通っているので、ムジナ沢は何度も滑ったことがある。しかし、最後に滑ったのは…10年くらい前だろうか…

山頂からムジナに滑り込むのには、高天原という窪地を通過しなければいけないのだけれど、ここの雪が薄いと踏み抜き地獄になる。というか、ここは岩塊とハイマツ帯の連続なので、雪の下はほぼすべて空洞になっていて、スキーを履いていても踏み抜くという地獄。

踏み抜くということは、下の植生を痛めつけているということなので、少しでも雪が薄いと「ムジナ沢進入禁止」となるのだ。で、今シーズンもムジナは進入禁止。ムジナ滑れないなら…どうしようかなと思っていたら、Y溝さんから悲しいお知らせ。
かかとにマメ
両足ともおなじところに、マメができました…
皮膚を保護するパッドをペタンとな
僕の手持ちのファーストエイドはこんな感じ。靴擦れとか、擦り傷対策は、セカンドスキン、ハイドロケア、バンドエイド、伸縮包帯(糊あり・無し)、テーピングと、一応最低限は揃えている。
 今回はセカンドスキン+糊付き伸縮包帯というかテーピング
とりあえず滑れて良かったネ❤️
ワル沢上部大斜面のユーヤ後方は山頂岩塊
これは本当にラッキーなことだったのだけれど、Y溝さんのマメのおかげで、(滑りを楽しみつつ)最短距離で鳩待に戻るという決断をした。で、それは、ワル沢をボトムまで滑って、川上川を渡り、峠にハイクバックするということ。
ワル沢のボトム
で、僕もユーヤも、実はワル沢をボトムまで落とすのはやったことがなかったのだ。やってみたら、登り返しは無いし、斜度が落ちる中だるみもないし、ツリーは適度にオープンだし、峠へのハイクバックはあっという間だし…これはこれですごい良いよね。山の鼻で生ビールを飲めないのだけが残念だけれど。
暑い日にはぬる湯のささの湯へドポン
時間はまだ早いので、温泉入って、遅お昼はここ。
豚丼、ライス少なめ ⬅︎ ええ、マジです
やっぱり好きだね、至仏山。

帰宅して、ちょっとエネルギー放出でクライミングジムへ。
今日の2種目め
ちょうどK村さんに会えたので、ステッカーを無理やり渡す受け取ってもらう。新たな舎員の誕生です。
スノーボードとクライミングへの熱量がすごい
あーよく遊んだ、みんなありがとう、本当にありがとう。