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2023年6月5日月曜日

DIY ルーフトップテントの幕体交換

ブルベの翌日は通常通り勤務して、1日あけた今日はおやすみ、ほんとのおやすみ。

天気はいいけど風が強く、ブルベで疲労した下半身はこわばっていて使い物にならないので、メンテナンスの日にした。
メンテ日和
少し風はあるけれど、よく晴れた台風一過的な日。

どうでもいいですが、「台風一家」だと思っていませんでしたか?
「台風」みたいな「一家」ってそーとー怖いヤ◯ザ屋さんたちの集まりなんだろうな、そう思ってませんでしたか?

えぇ、僕は思っていましたとも。
今では自分の風貌が 893方面の人みたいになっちゃいましたが。
ウチの奥さんなんか…

パパは見かけがアレなんだから(アレってなんやねん??)、いつもニコニコしてね!
黙ってるとか、顔をしかめるとかしちゃだめ!

はい…

そんで、できるだけニコニコしてると、飲み屋のカウンターで隣になった人から、

大親分とか、組幹部とか、偉い人ほどニコニコしてるって言いますもんね??
チ◯ピラほど凄むけど 、本当に怖い人は凄む必要ないってことですかね?

とか言われたり。

というか、あなた…見ず知らずの人ですよね?
さっき隣り合わせになっただけの人ですよね?
相手がマジな人だったらヤバイからヤメロ、そーゆーのw

何の話だっけ?あぁそうだ、ルーフトップテントのメンテナンスをしたという話でした。

僕のルーフトップテント、買ってからそれなりの年数が経った。で、「テント」なので幕体だけ交換することができるので、取り寄せました。

僕の周囲にもルーフトップテントのユーザーは何人かいる。
同様に交換作業をする時とか、参考になれば嬉しいな。

外す幕体は捨てるから関係ないけど、内張とかベッドマットは良く風を当てて乾かそう
今日外す内張
幕体も内張もマットも布でできていて、これをカビから守るためには、どれだけ湿気させないかにかかっている。インナーベッドマットも外して、布団干しとか車のボンネットに乗せて乾かす。
冬用の吸湿発熱パッドも良く乾かす
乾いたらいよいよ幕体の取り外しをしよう、まずはテントのテンションを抜く
テントのフレームに、幕体はマジックテープとかフックで固定されている。で、固定を外す時にピンと張っているとうまくいかないので、屋根を半閉じにして幕体をゆるめてあげる。
エボは電動開閉なので半閉じ停止が楽
僕の使っているエボルーションは、まず本体幕の上部をフレームから外してあげる。で、ここがポイントなんだけど、ベースフレームから本体膜を外さないで、フライシートを先に外す
本体幕を残してその上に乗って作業する
エボのベッドマットは2層構造になっている。上の1層はテントの内側に敷く、マットレス状のマット、これは先に外しておく。もう1層は、本体幕の下側に一体化されている、分厚くて強度があるプラダンみたいなマット。

本体幕を外しちゃうと、単なるスノコみたいなベースフレームが露出する。スノコの上に乗っかるのは大変なので、本体幕の上部は外してもベースフレームからは下ろさない。そうすれば、本体幕とプラダンベースが残っているので、上で作業がやりやすい。

テントメーカーやモデルによって、手順は違うと思う。疑問に思ったら販売店に聞くのがいい。ちゃんとしたお店・テントブランドなら、メンテナンスをしながら長く使ってくれるユーザーは大事にしてくれるはず。

さて、要注意なのが、「風の強い日に作業をしないこと」

テントは、幕体とフレームがお互いにテンションを掛け合うことで強度を確保している。つまり、幕体がフレームにセットされてはじめて強度が保てるということ。

エボルーションはABSのトップカバーがついていて、これが庇状に張り出す。このお陰で悪天候でも出入りや換気が楽なのだ。だけれど、このでかいカバーが風を孕みやすい。風を孕んだカバーが風を受けてフレームをよじったら、テントがついていない無防備なフレームは簡単に折れてしまうだろう。

下の写真の状態はほんとに無防備なので、ちょっとした風でも破損する可能性がある。
家の影に避難
僕も作業しながら…風で揺すられるエボを見て、こりゃ危ないと気がついた。そんで、芝生くんゴメンなさい!と言いながら、風裏に車を回してなんとか作業を終わらせた。

さっきまで吹いていなかった風が吹き出した、みたいなこともあり得るから、一度作業を始めたら目を離さず、交換作業は最後まで終わらせたほうがいいね。
外した本体幕
本体幕のボトムにはプラダンマットが入っている。これは、完全に幕体を外さないと入れ替えができない。マットが入ったままの本体幕を、そのまま引き抜いて、取り外しは終了。

取り付けは逆の順番で、本体幕にプラダンマットを挿入。本体幕をベースフレームに取り付け。その上に乗っかってフライシートを取り付ける。本体幕上部をフレームに固定。テントを完全に開いて、テンションをかけた状態で各部ストラップの長さを調整する、そんな流れになる。

最後に、カビの防止は湿気の防止とさっき書いたけど、「防湿シート」はとても有効だと思う。
再生シグナル
ベッドのマットレスとか、敷布団の下に敷くこんなシートを、幕体のフロアとベッドマットの間に敷いておく。たまにめくって再生シグナルを確認して、「湿気てる」サインが出ていたら風を入れて乾燥させ、防湿シートは外において乾燥させる。
湿気知らずのカビ知らず
出先で撤収する時に、テント内側の結露とか、十分に取りきれない場合もあるはず。そうした時でも、この防湿シートがワンクッション湿気取りに活躍してくれることで、カビの発生を防ぎ、テントを長持ちさせることに繋がる。やってみてください。

おしまい