僕の場合は春先、シーズンの最初に交換して、秋までに3~4,000kmくらい走る。
それだけ走ると、「そろそろ限界っすよ」と、チェーンが音を出して教えてくれる。
冬の間はローラー台しか乗らないので、あんまり負荷をかけることもないから、延びたチェーンでも問題ないかなぁなんて思ってそのまま使い続ける。
で、春先に、「よし、これから気合入れて走るぞ」というタイミングで新品に交換をするのだ。
延びるといっても、チェーンそのものの長さが延びるわけではない(注1)。
チェーンを繋いでいるピン一つ一つには、ローラーがハマっている。このローラーは自由に動くようになっていて、これがスプロケットやチェーンリングのギアと噛み合ったり、離れたりするときの摩擦抵抗を下げてくれるのだ。
で、このローラーもギアも、擦れ合っているわけで、少しずつ摩耗していく。
チェーンチェッカー0.75%延びたの図 |
上の写真のチェーンチェッカー、右端の髭のようなところをチェーンリンクに入れる。で、左端のツノのようなのをチェーンに落とすと、新品の時はまったく嵌まらない。
で、チェーンが延びて減ると、チェーンチェッカーの 「0.75(%)」と書いてあるほうがスポッとハマることで、「延びたよ」と教えてくれるのだ。これが大体交換すべきタイミング。
ちなみにチェーンチェッカーの向きを左右逆にすると、そちらのツノには1.0(%)と書いてある。こっちがズッポリハマるくらい延びると、さすがに放置しすぎです。
チェーンチェッカーは1,000円しないくらいで買えるので、持っておいたほうがいいと思う。
ちなみに、0.75%くらい延びると、ペダルを踏み込んだときに「チッ」とか、「クッ」とか、微かな音というか振動をペダルに感じるようになる。
これはチェーンがチェーンリングと噛み合ったときに隙間がわずかにできて、そこでずれているんじゃないかと思う。このまま使い続けると、リングもスプロケのギアも、摩耗が促進されちゃうので、よろしくない。
交換するパーツと道具 |
僕のグラベルロードは、リア9速のせいか、消耗品とかの供給にはまったく困っていないのがありがたい。
チェーンとチェーンコネクター、そしてリア変速機のプーリーを買っておいた。
リアのプーリーは、BBBのシールドベアリングタイプを入れてある。チェックしたら無問題なので、清掃して注油して組み直し。買っておいたスペアプーリーはストックボックスに保管。
チェーンを外して、新品と並べて、同じ長さで切る。
プーリーの分解清掃 |
長さをチェックしてマーキング |
不思議なんだけど、毎回…同じ品番のチェーンなのに長さが微妙に違う…新品のほうが短い…(注2)
チェーン切りでクイっとね |
MTBは11s(速)なので区別する |
おしまい
注1 (鋼材でできているチェーンが、人力で延びるなんてありえない)と、言われている。まぁ、それはそうだよね。
注2 のだが…新品チエーンと廃棄するチェーンを比べてみると、明らかに古いチェーンの全長は1cmくらい延びているのだが…なんでなんだろうね??