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2024年9月3日火曜日

チューブレスタイヤのパンク修理

ボクはブルベ・ロングライド用のホイールセットには、チューブレスタイヤを使っている。

チューブレスタイヤは乗り心地がいいから、長時間サドルに跨り続けるブルベに向いている。パンクも、穴が小さなモノなら勝手に直る。いつも制限時間ギリギリ、パンク修理で一発失格がのボクには好都合。

ただ、前々回の600kmブルベで、パンクの穴が塞がらないトラブルにあった。
この日は、雨でシーラントが流されてしまうため、パンクの穴が塞がらなかったのだ。

その時どのように修理してブルベに復帰したのか、パンクしたタイヤはどうしたのか、そんなことを書いてみよう。

まず、ボクが常時携帯している「チューブレス用パンク修理キット」はこちら。ブランドはレザインで、リーマーにプラグといわれるゴム製の補修剤をはめ、穴にブッ刺して使う。「リーマーが太すぎてロードバイクには不適、本来MTB用」とか言われることもあるみたいだけどね。

修理キットとミニナイフ
当日、リアタイヤから異音が聞こえ、停止したらこんな感じ。
シーラント飛び散り…

修理方法はいろんなところで紹介されているので省略。修理後はこんな感じになる。

飛び出たプラグ

MTBなら、このまま走り出せばいいだろうけど、ロードはそーゆーわけにいかない。はみ出た部分はミニナイフか、付属のハサミで切る。走行中に余分な部分は削れるので、2~3mm残しておいても無問題。修理後一度エアを追加で補充したけど、無事に完走した。

200km走行後

エア抜けの問題もないし、このまま使ってもいいかなとは思ったのだけれど、とりあえず外して裏側を確認。

タイヤ内側のプラグ


写真の通り、がっちり接着されているので外れる心配はなさそう。

表面
交換用のタイヤは買ってあるので、パンクしたタイヤは修理して普段履き用にする。
なかなか剥がれない
プラグを内側から外そうとするが、強力に接着されていて剥がれない。ペンチで回転させるようにしたら剥がれるというかちぎれてとれた。
穴のあと
元々の穴はもう少し小さかったのだけれど、プラグを挿入するときにリーマーで押し広げられて広がった。穴そのものは、プラグのゴムと一体化して塞がっている。

チューブ用のパンク修理キットの、大きめパッチで直してみよう。
チューブ用パンク修理キット
穴の周囲を養生する。

マスキングテープ
やすりで表面を荒らして、ラバーセメントを薄く塗って、乾いたらパッチをあてる。
ローラーでグリグリ

パッチがせっちゃくされたら、マスキングを外す。
しっかり着いた!
普段履きのホイールセットは、クリンチャー運用。タイヤの補修跡がチューブに張り付かないように、タイヤパウダーをしっかりはたいて組み付け完了。まだもう少し使えそうです。

2024年9月1日日曜日

2024年 8月の雑記

身内があの川を渡り、新盆なので比較的穏やかに過ごした8月

たまには、マメを山に連れて行こうか、てなわけで近場の赤城山へ。

山好きだワン
もう老犬のマメなので、中腹にある公園で行ったことのないところへ。
パパ!早く早く!

スバル関連
想像の5倍くらい整った施設で、バンガローとかキャンプ場も綺麗。
なのに、利用者がいない…BBQやってるご家族が1組しかいない。

今度来てみよう
泊まりですか〜?
そう聞いたら、泊まりはやっていないんだそうだ。

夜…熊がでて危険なので、キャンプ場もバンガローも(バンガローにはトイレがないので、外トイレに出なければならない)、閉鎖なんだって。

子供喜びそう
そういえば、そこらじゅうに「熊出没注意!」とか、「この先は熊が出るので通行禁止!」とか、真新しい看板があると思った。
楽しいねパパ!
でもまぁ、こっちには猛犬がついているから無問題…

散歩道

立派な施設でした

で、帰り道は行ったことないところへ立ち寄ろうシリーズで、湧水を汲みに。
湧水
災害で水不足になったとしても、グンマー國にはたくさん湧水あるからなんとかなりそうだよね。
なんかのキノコ
赤城山はあんまりトレーニングにならなかったので、別の日に小野子山へ。先日、高校の同級生がここに登っているのをSNSで見た。そういえば未登だったな…ということで。
展望ポイント
基本的には樹林帯の中を登る。雲も多く展望はあまり効かない。
展望ポイントⅡ
今年の夏は雨が多く、湿度が高いせいもあってキノコが多い。あそこにもここにもキノコ。
タマゴ茸、だっけ?
雨乞山に着く。雨いらんからね、カビるし、いろいろ
マジで雨降りそう
登ってきた尾根を振り返ると、向こう側に…気のせいか雨雲が?
霧の中に榛名山…見えないけど
山頂に着いたらパラパラと雨が落ちてきた
周回はやめて降りるか…
気温は高く、雨具着るほどではないので、そのまま下山を始める。
割と好き
登山を始めたばかりのころは、雨で濡れることとか、絶対にいやだと思っていた。

濡れると死ぬ!

今考えれば大袈裟だけれど、そう信じていた。
霧の樹林帯
今は優秀なファーストレイヤーとか、保温着とか、濡れた状態の上に着ても蒸れにくい雨具とか…ちゃんと気を配れば…そこまでのリスクはないことを知っている。

特に夏とかは、積極的に濡れていくスタイルが熱中症の予防には良い。究極なのは沢登りね。
馴染めー馴染めー
革製登山靴もそうで、最初の頃はとにかく濡らさないようにしていた。ある時…深い水たまりに突っ込んで両足がブショブショのグッチャグチャに濡れて…仕方ないのでそのまま歩き続けた。

なんということでしょう…

あれだけ頑なで、ボクの足形に合わせることを拒否していた山履クンが…ボクの足形に合わせて姿形を変えてくれたではないですか…

てなことがあって、新しい山履は、あえて濡れる環境で使って、馴染ませるようにしている。

話は変わって、愛車のエクストレイルがそろそろやばいかも。30万キロを超えて、クラッチの交換を先日したのだけれど…この間ふとボンネットを開けてみたらオイルが滲み始めている。

オイル滲み…やばいかも…
どこから漏れているかはわからないけれど、上に埃が被さってないので、フレッシュなオイル漏れだと思う。エンジン降ろすとお金かかるし…次の車考えるか…

禁酒クライマー
神戸在住の友人が、仕事のついでに立ち寄ってくれた。
彼はガチなクライマーで、最近は節制のために酒を飲まないのだそうだ…

どこで食事しようか迷って、

焼肉行く?神戸牛の産地の人には失礼かもしれんけど?

ブチョー何言ってるんですか、神戸に住んでたって神戸牛なんて食えませんよ。
赤城牛とか十分以上の美味いじゃないですか〜焼肉いいじゃないですか〜

朝鮮飯店おいしゅうございました

で、ホルモンでも食わせておこうかと思ったら…

ブチョー、内臓なんて下賎なものは、ボクの口には合わないんですよね…
神戸牛にパッションないのは、山形出身だからかも知れません。
山形牛最高なんですよー神戸牛とか高いだけ

という、相変わらず、全方位を敵に回しつつ、美味しく食べまくった友が帰り、8月が終わりました。

2024年8月31日土曜日

念願の、剣岳早月尾根日帰り

新田次郎さんの山岳小説が、ずっと好きだった。

ボクにとって、仕事とかいろいろの事情で北アルプスは遠い存在だった。その中でも剣岳はちょっと別格で、アクセスの悪さもあって、1度しか山頂を踏んでいない。

そんなボクは、新田次郎さんの小説に出てくる山の描写に触れては、山に登った気になっていた。

で、よく考えたら、あと数年でボクは還暦なわけだ。
身体はだんだんと動かなくなってきてるし、疲労は抜けにくくなっているし、目は霞むし、耳は遠くなるし…マズイ、登りたいところで難易度高そうなヤツを片付けておかないと…

そんなわけで、チャレンジしてコンプリートしました、早月尾根日帰り。
行ってきます!

貧脚のボクは相変わらず、早立ちをする。登山口は真っ暗で、ヘッドライトの光を頼りに一歩一歩。

尾根に出て樹林が薄くなって、日が射してくる。
室堂方面

まだ遠い山頂

早月小屋

パノラマ

森林限界を越えると、岩の殿堂らしくなってくる。

山頂
クライマーズレフトを見ると、バリエーションルートの尾根が伸びている。
小窓尾根だったっけ?

あっち方面も登ってみたかったけど、今生では機会を逃したかな…
本峰岩塊が見えてきた
小さなピークを巻いたり、乗り越えたりしながら進む。ペースは順調。
ここは巻きです
ここまで難易度の高いところはない。標高と景色による圧は感じるけど…

室堂方面を見る


山頂の肩に飛び出すと、剣沢と立山方面が視界に入る。
剣沢方面


山頂直下の分岐
カニの横ばい・縦ばい方面への分岐をすぎると、いよいよ山頂。予定していた計画時間より少し巻きで到着できそうだ。

登頂!
周囲は雲が多いけれど視界は良好。槍・穂高も見えた。





名残惜しいけれど、そろそろ降りようか。暗くなる前に下山したい。
剣沢方面の先に雄山
山頂よさらば。

山頂直下の鎖場、写真撮ってないことに気がついた。記録のために、お助けボルトの写真を撮る。
割と有名なお助けボルト
なんだろう、割と危険なところはきっちり鎖が整備されているので、難易度はそこまで高く無いように感じた。
足元にお助けボルト
岩もしっかり安定していて、妙義山のような…儚げな岩とは違うw
トリカブト
標高を下げると、高山植物が増えてくる。
稚児車(チングルマ)
早月小屋まで降りてきた。ここで水とコーラを購入して一息。
早月小屋
ビール飲みたいけど、まだまだ先が長いので我慢。

帰ってきた!

やったぜコノヤロー

てな感じで、なんとか明るいうちに下山できました。日帰りチャレンジは、これでいいかな。次回やるとしたら、早月小屋でテント泊するなりもう少し時間を使って登りたい。

日帰り最難関の一つである早月尾根を、無事にやり切ったことは自信になった。
これで、北アルプス3大急登で唯一未踏の…あそこにチャレンジする気持ちが湧いてきた。