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2021年7月24日土曜日

R18 川坊主を探して芝倉沢

 いつもこの時期になると、川坊主を探しに出かける。今日は久しぶりにマウンテンバイクを引っ張り出して、車載して湯檜曽公園。ここから芝倉沢を目指してGO。

今日発見した川坊主@芝倉沢出合い

公園からゆっくりのんびりペダルを漕ぐ。月曜日に行った苗場山登山の筋肉痛が、結局消えなかったのは黙っていればバレないはず。

コロナの影響で紆余曲折があったビジターセンターもオープンしている。開所の準備をしている、感じの良いお姉さんに声をかけられた。「寄って行きませんか?9時からですけど…w」
ビジターセンター
先を急ぐ旅の者故、失礼つかまつる。
谷川岳ロープウェイ
ロープウェイ正面駐車場の係員のお父さんが、声をかけてくる。「自転車かい、頑張るねー!ロープウェイ乗っていけば?」

先を急ぐ、旅のモ(略)
マチガ沢園地

久しぶりの一の倉沢
幽ノ沢
ブナのしずく水場
芝倉沢出合、奥にはまだ雪渓が残る
今年の四月はこんな感じの場所。路盤の下にある滝状は埋まっている。
芝倉沢出合い、右斜めに旧国道の路盤が伸びる

今日のメインイベントは、絶滅危惧種の川坊主探索。そして…
ランチセット(一人前)
焼肉です!
グンマー名産、金華亭ホルモン
まずはホルモン焼き。え?焼「肉」じゃないよね?って?

何言ってんの、昔日本は貧しかったの。牛肉なんて、めったに手に入らなかった。だからこそ、「ビフテキ」って、特別感のある言葉が産まれたわけで。

焼肉と言えば、ホルモン。
すき焼きと言えば、豚肉。
蒲焼きと言えば、サンマ。
焼き魚と言えば、丸干しか、みりん干しか、丸干しか、文化干し

で、まぁ、フライパンは、アルミか鉄に限るよねと、いつも思う(注1)。

焼肉(ホルモン)を美味しくいただき、次はちょっと高級なソーセージを焼く。

オリーブ&チーズのソーセージ

最初はヒタヒタに水を入れ、フツフツと煮立って、ソーセージに芯まで熱が通ってから表面に焼き目を付ける。

ビールが進んでたまらん、発泡酒だけどw

〆は棒ラーメン。災害対策でストックしてある。本来なら、普段使いして、ストックが減ったら買い足し。そうすれば、在庫の賞味期限管理が可能になるのだけど、夫婦揃って糖質削減ダイエットしてるので、全然減らない。

なので、たまにこうやって、食べて減らすミッション。
賞味期限2021/2の棒ラーメン

景色を楽しみながら、棒ラーメン2人前盛り

合間合間で、川坊主を探す。

警戒心の強い個体

だがしかし、普段は人跡未踏(大げさ)な芝倉沢出合いに人がワラワラと…

こうなっちゃうと、人嫌いの川坊主は出て来なくなる。ちょうど空には積乱雲が広がり、冷たい風も吹いてきたので帰りましょうかね。
やっぱグラベルはMTB最強だよねw

トンボちゃん

電気バス

旧谷川岳登山センター、というか、火事で焼けたロープウェイ山麓駅の脇から、電気バスが走っている。スピードは遅いし、乗車可能人数は限られているけど、僕はこれは素晴らしいと思う。というか昔は、一の倉沢出合いまで自家用車で入れた、のが間違ってたんだよね。

こんな狭くて、路肩がいつ崩れるかわからなくて、ガードレールもまともにない(注2)こんな道を、車を相互通行で通すってのが間違い。

久しぶりにフル洗車

帰宅して、少し丁寧に洗車をする。今度友達に貸すかもしれないから。自分が乗る分には、少々の不具合があっても我慢する。でも、初めて?MTBに乗る友人が、これに乗って不快な気持ちにならないように、ちょっと丁寧にメンテナンスをする。

ログはこんな感じ(往路のみ)

やっぱり猛暑日は、川坊主ですよね。

おしまい

注1 何かの気の迷いで、チタンのフライパンを買ったんだけど、失敗。熱伝導悪すぎ&焦げ付き過ぎ。アルミのコーティングか、むしろ浅めのアルミ鍋が一番使い勝手がいいかな。

注2 豪雪地帯では、ガードレールは除雪の障害になるので設置できない。ガードワイヤー(秋に撤去して、春に再設置する)か、ガードポールくらいしか、転落防止柵としては設置できないんですよね。

2021年7月23日金曜日

沼の釣り師、N口さん (2/2)

僕とN口さんは、思わず目を合わせると爆笑した。

両手で、剣道の素振りのように振るフライフィッシングの竿…
それは…確かに…日本では振れる場所がなさそうだ

沼…

僕はさらに尋ねる、日本ではそんなの見たことないと。

そうですねー日本では見かけないですね。
カナダは川がでかいんですよね。半端ない距離を飛ばさないと、魚がいるところまで届かないんです。
それと、日本だと風向きによって、どちら側からキャストするか決められるでしょ?
カナダだと、対岸に渡れるポイントが無いんです。
風向きが悪い時にフライを飛ばせないと、それで終了です。
だから、長くて重量のあるラインを飛ばすために、何もかもがでかくなりますね。

ふと思って僕は尋ねる。

そうやって何を釣るの?レインボーとか?
いやー、基本はサーモンですね、キングサーモン。
とにかく、人がいないところで釣りますから…っていうかそもそもカナダって人がいませんから…魚がスレてないんですよね、入れ食い。

じゃぁ、毎日朝晩サーモンばっかり食べるの?
基本そうですねwww 
泊まりはテントで、食料を全部持っていけるわけでもないので、現地調達で。 
周囲にはクマがたくさん居ますから、残飯残して、匂いがすると危険です。
だから、食べるためにキープするのは、1日1匹だけ。あとは全部リリースです。

そもそも、外れやすいフックにしてるんですよね。
フッキングして小さいと思ったら、わざと外しちゃうんです。
引っ張ってきたら、リリースしてもやっぱり疲れちゃうでしょ、魚も。
うまくいくと、魚も何があったのかわかんない内に外せてますね。

クマ…怖いよね?

ブラックベアはまだいいんですけど、ブラウンのやつ、グリズリーですね、あれ、ヒグマの巨大化した奴ですから洒落にならない。

じゃぁ、クマがいたら逃げる?

いや?

クマ見てて逃げてたら釣りにならないんで、横目で見ながら釣りします。
クマも横目でこっち見ながらサーモン捕まえて貪り食ってます。なんか連帯感みたいな。

そこで僕は道具の話に戻って、飛距離とか、向かい風とか考えたら、ルアーのほうがいいんじゃないの?的に問いかける。N口さんは、ニヤリと笑うと、こう言った。

沼…

I塚さんだって、スノーボードやらないでしょう?
いつも、パウダーならスノーボードのほうが楽しそうっていいながら、スキーしかやらないでしょう?(注1)

それとおんなじなんですよね…

僕の場合は、フライも特殊なんで、売ってないので自分で巻きます。材料も特殊なんで、一個数千円、下手すると万札が飛んでいく値段になります。で、しかも、限られた状況でしか使わないようなヤツだと、巻いたけど、10年間、一回も使ってないやつとかもあります。

沼だね…

沼ですよ…フライは特に深い、深ーい沼です。
これで国内用のタックルとか揃え始めたら破産まっしぐら、です。
正直、ルアーのほうが楽かもとか思いますけど、多分そっちも沼なんですよね。

そう言うと、彼はちょっと腰を伸ばすと、そろそろ仕事に戻りますという目でチラリとこちらを見た。

僕らはオフィスの中にいた。彼は、立ったまま、彼専用のスタンディングディスクで仕事をしている。立ったまま、パソコンのモニターに向かう彼の姿が、チェストウェーダーを履いて沼の中にいるように見えてきた。

彼はそのままズブズブと沈んで行きながら、楽しそうにつぶやく。いやーこれだけ深く沈むと、ウェーダーに浸水しちゃうなー。しかも、こんなんじゃ、竿、振れねーし。

そうこうしているうちに、彼はそのまま沼に沈み込んで行く。水面には彼のフライフィッシングの竿の途中から先だけが出ている。その竿がリズミカルに水面を切り裂き、前後に動きながらラインを伸ばし、魚の元にフライを届ける準備をしている。

僕は首を振ると、そんな白昼夢を振り払うと、自分のデスクに戻って仕事を再開した。

注1 そのころ、僕はスキーヤーで、スノーボードなんて一生やらないだろうと思っていた。今はスキーの道具は処分して、スノーボードに絞ってしまった。この変化に我ながら驚く。

この2編における注: 僕は釣りをやらないのと、N口さんのフライフィッシングがあまりにも規格外なので、正しく理解して書けているか自信がありません。もし、事実と違うまたは、常識では考えにくいような表現がありましたら、それは単に僕の筆力不足によるものです。あ、そもそも、このブログの内容はすべてフィクションでしたねw

2021年7月22日木曜日

沼の釣り師、N口さん(1/2)

N口さんと僕が友人であるかというと、微妙だ。僕は彼のことを心からレスペクトしている。仕事を通じて知った人柄も、趣味に対する情熱も。しかし、友人と言えるほど親しく長く交友が続いているわけではない。

なにしろライフスタイルに接点がなさすぎて、一緒に遊ぶ機会がほぼなかった。付き合いは仕事のみで、1年未満というごく短い期間。

もう、かれこれ15年以上?会っていないのだけれど、
いまだに僕にとって強烈な存在である、N口さんのお話。

沼…

職場でN口さんは立ったままで仕事をしている。ヒドイ腰痛持ちだからだ。彼は言う、「立っていた方が楽なんです」。

N口さんの趣味はフィッシングなんだってね?良く出かけるの?
うーん、行けて年1回くらいですね…
?それは腰痛がひどいから?
いや、釣りに行けるなら不思議と腰痛は一発で痛みが消えるんですよw
じゃぁ、治療だと思って、もっと頻繁に行けばいいのにw
いぇ、そんなお金も休暇もなかなか、ねぇ…

どうもN口さんとの話は噛み合わない

沼…

しかし、彼としばらくの間一緒に働くのだ。コミュニケーションは取れるようにしておきたい。僕は話をつなげる。

いつもどのあたりに行ってるの?
カナダの〇〇川流域が多いですね。
えっ?カナダ?
はい、行けるとなったら、時期によって、その流域でどの川の、このエリアに入ると決めるんです。 
あっ!なるほど!
そうなんですよwww
だから最低1週間、できれば2週間くらい無いと、釣りに行けないんですよwww

それで、行けても年1回、下手すると数年に1回とかなんです…

でもさー、国内で日帰りとか週末にちょっと釣りに〜とかはやらないの?
道具がないんですよねー

やっぱり彼との話は噛み合わない。

沼…

仕事のコミュニケーションとか関係なく、話が面白い方向にズレていっている。

カナダで使う道具で釣ればいいんじゃない?

…説明すると長くなりますけど…
僕がやってるのはフライフィッシングなんです…けど…
I塚さんが想像しているやつとは随分と違うんです。

多分、片手で竿を持って前後にヒューンヒューンと振って…
もう片方の手でラインを操作しながら、少しずつ繰り出す。
そして、狙っているポイントにスッて落とす、そんなイメージですよね?

うん、違うの?

僕のはですね、両手で竿を持って振るんです。

!!!????

剣道の素振りです。竹刀の代わりに、ぶっとくて、長〜い竿を振る。

僕とN口さんは、思わず目を合わせると爆笑した。

それは…確かに…日本では振れる場所がなさそうだ

つづく

2021年7月21日水曜日

BIKE & HIKE のススメ 石尊山から浅間山

*注意* 浅間山は、活火山です。火山情報と立ち入り規制を事前によく確認してください。尚、この記録は浅間山本峰は登山禁止(前掛山まで許可)の時のものです。

浅間山は、ずっと本峰が立ち入り禁止で、「前掛山」がみなし本峰とされている。前掛山の登頂を目指すなら、浅間山荘・天狗温泉口がもっとも人気がある(注1)。

ただ、ここからのピストンは距離が短くて物足りない。次に人気がある車坂峠から、Jバンド&蛇骨岳、もしくは草滑り経由前掛山はちょい飽きた。

そんな僕が選んだのはBIKE & HIKE、車坂峠に車で上がって、MTBをデポし、1,000m 林道の石尊山登山口に駐車する(注2)。ここから登山して、車坂峠から自転車で戻って来るのだ。

実はちょっと考えていることもあった。「黒斑山から、スノーボードかマウンテンバイクで石尊山登山口まで下降できないかな?」ってこと。その下見もかねてGO。(注3)

石尊山登山口

何本か標高線に沿って走る林道を、横切りながら登山道を登る。樹林の向こうに、赤い水が流れる沢が見えて来るとまもなく血の滝。

血の滝の脇にある洞窟

地の滝

血の沢

血の滝から下流を見る

浅間山周辺は温泉が豊富にあって、泉質もさまざまだ。本峰南西部にあたるこのあたりは、鉄分を含んだ赤い温泉が主流。浅間山荘天狗温泉も同じ系統にあたる。


血の沢を遡っていくと、結構な勢いで流れ出している源泉がある。流出てくる時は透明なのだけれど、空気に触れると赤濁りに変色する。

源泉

結構な勢いで流れ出す

この辺りは樹林帯の登りが続く。浅間山というとカラ松の林が印象的だけれど、あれは植林されたもの。この辺りは広葉樹が多く見られる。

気持ちのいい樹林の登り

浅間山の本峰を登るこのルートには水場が無い。山体は火山礫に覆われているので、保水力に乏しく降った水はどんどんと染み込んでしまう。そして、流れ出るのは飲用が可能かどうかわからない冷鉱泉。


一杯水跡

マップによっては「水場」の表示がある一杯水は、本来ならば貴重な飲用泉。今はほぼ枯れ、掃除もされずに消えゆこうとしている。

見捨てられた泉

浅間山や草津は、見かけが綺麗な湧水が鉱泉水だったりするので、特に夏場は十分な飲用水を持っていくこと。(草津エリアの湧水・沢水は、基本的に飲用不可と思った方がいい。僕は下痢しましたw)

岩綾が左手に見えてくる

やがて急登となり、外輪山に囲まれたカルデラ内に入る。そこは天狗温泉からの登山道との合流点で、浅間火山館がある。ここは、昔はほぼ見捨てられたように老朽化していたけれど、近年建て直されて管理人さんが常駐?するようになった。

綺麗になった浅間火山館

デッキからの眺め

火山館のすぐ先の分岐には、入山規制の内容があるので確認しよう。今日は(も)前掛山までしか入れない。

入山規制は前掛山まで

登るにつれガスが出て、視界もなくて写真もない。でもまぁ、前掛山にはさほどの思いれも無いのでいいかな。

僕は本峰を何度も登っているし、山頂すぐ脇からテレマークスキーで下降したこともあるしね。そんな、口に出したら嫌な奴的なことを思う。言わないけど、ちょっと自慢。

草滑り

今日の目的の草滑りを上ってトーミの頭に出る。ここは滑るにはいい傾斜だけど、ギャップや岩が埋もれるくらいまで雪が降るのは、近年では期待できないような感じ。そしてもし降ったら、逆に雪崩が出そうで、いずれにしても滑降できるかといえば、「できるかもしれないけど、そこまで頑張らなくてもいいかな」という結論になった。

草滑りトップ

草滑りを偵察する目的があったので、こちらから上がったけど、そうでなければ蛇骨岳方面まで進んで、Jバンドを上がる方が景色が良い。カルデラの内側を歩いているという特別感は、なかなか捨てがたいものがある。

Jバンド 蛇骨岳方面

今日は黒斑山のピークを踏んで、樹林帯の中の登山道を歩いて車坂峠に飛び出す。

車坂峠にデポした愛車

あとはほぼ下るだけ。駐車場の脇にある自販機で飲み物を補給し、ヘルメットを被って標高差1,000m 弱のダウンヒルが待っている。

くどいけれど、行くなら十分な飲料水。自転車のブレーキは念入りに点検。ヘルメット強く推奨。どうぞご安全に。


注1 天狗温泉は、冷鉱泉の沸かし湯だけれど、真っ赤、とにかく真っ赤。どんなお湯だろうが温泉として入浴する日本人。他の国の人が入ろうと思わないような湯に喜んで入る。そんな日本国内で、鉄含有量がもっとも高く、多分もっとも赤いってのが売りの温泉。ということは…多分世界で一番赤いお湯だろうねw とてもいいお湯なのでオススメです。

 注2 1,000m 林道は名前の通り1,000m の等高線に沿って走る舗装林道。ここはスポーツバイクでのんびり走るのがとても気持ちが良い。林業用にこれと並行して走る林道がいくつかある。少し標高を上げたところに、フラットなグラベルの林道もあるので、ぜひ研究してみてください。

注3 スノーボードは草滑りまではなんとか滑れるかも、ただし豪雪の時だけ。マウンテンバイクは、火山館が常設になり、登山者の数も増えているので無理と判断しました。まぁ、わかってたことだけどねw

2021年7月20日火曜日

BIKE & HIKE のススメ 女峰山

BIKE & HIKE のモデル的な周回コースとして取り上げた女峰山。

登山開始前に、日光霧降高原に自転車をデポしておく。そして車は日光東照宮まで回して駐車。市営駐車場が何かと便利だと思う。清潔な公衆トイレがあって、隣には交番がある。前夜自転車をデポして、登山まで車中泊をするならば、この防犯環境は捨てがたい。

東照宮の脇を登って登山口に向かう

標高がそこまで高いわけでもないので、夏場ならば早朝からの行動が良いだろう。神仏を身近に感じながら、手がよく入って整えられた杉・檜の香りを感じながら登り始める。

早朝の人の少ない時間

最初は樹林帯の中を歩く。沢が流れていたりして、涼しく快適。

小さな流れで顔を洗いつつ先へ

やがて急登が始まり、笹藪を縫って登山道は高度を上げていく。時々笹が「カサカサ」、「ガサッ」と音をたてる。小さな音は、トカゲや蛇、もしかして蛙。大きな音は、日本鹿。

見晴らしが良い

場所によっては、笹藪が濃く、かき分けて歩くような場所もある。天候や時間帯によっては、ズボンがびしょびしょになることも多々ある。

皇海山周辺に比べればマシだが…

ゴアテックスなどで、防水機能優先したトレッキングシューズが流行りだ。確かに、防水機能は進歩しているのだが、その代わり、一度濡れたらなかなか乾かない。なので、こうした場所への対策として、雨具をすぐに出せるようにしておき、パンツを履いて進む。場合によっては、ロングスパッツだけ、もしくは雨具+スパッツなどの組み合わせもありだろう。

僕の場合は、夏場は濡れてもいいと考える。シューズはメッシュで防水性皆無。ソックスは中厚のウール混。これなら、風が通って蒸れないし、たとえ濡れてもすぐに乾く。

ガレ場の登り




高度を上げるにつれて、樹林はまばらになる。そろそろ疲れが溜まってくるころだろうから慎重に。



稜線に出るとピークは近い。ガスがかかっていなければ、日光や足尾、尾瀬周辺の山々が迎えてくれる。




歴史のある、信仰の山であることは、そこかしこにある石仏や地名にも現れている。


男体山などに比べると、登山者が少なく、静かな山歩きが楽しめる。もっと登られていい山だとは思うのだけれど…




女峰山を越えて先に進む。次はどんな景色が待っているのだろうと、飽きないところが周回コースの良いところ。



樹林が濃くなり、鹿避けの柵やフェンスが見えてくると霧降高原は近い。ゲートを押しあけて中に入る。



ここは延々と続く木の階段が有名です。ランナーがひたすらここを駆け上がっていたり、息も絶え絶えな観光客が、手すりを磨きながら歩いていたり。さまざまな人間模様が(違う)見られる。

駐車場には愛車が待っている。
ここからのダウンヒルは結構ヤバい

スピードの出し過ぎ、対向車の車線またぎ、ブレーキの加熱に十分に注意して坂を降り、東照宮まで戻ろう。

皆様もどうぞご安全に。