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2021年9月20日月曜日

Ride33 松田川ダム

前夜は野暮用で遅くなり、当然朝は寝坊し、いろいろが終わったら出発が遅くなった。とりあえずサイクリングロードを走り出しながら、どこに行こうか考える。
川を渡って東へと進む

そういえば、グンマー國の東側、太田とか、館林とかあまり行ったことが無いなと思いつく。あてもなく東に向かって走り、栃木県の足利とか、佐野のあたりに着いた。

そうだ、このまま山に分け行って、桐生の草木ダム上の沢入(ソウリ)を目指してみようか。ちょっと時間的には遅めだけれども、夏休みで鍛えたから、どれくらいヒルクライム能力が上がっているか確認もしたいしね。
綺麗な湧き水のある公園

そして…なんだか見覚えのあるところに出たなと思ったら、谷筋を1本間違えていた。草木ダム方面ではなく、梅田湖へ抜ける峠への道に来てしまった。

そして…残念なことに、夏休みで蓄積した疲労はまだ抜けておらず、ヒルクライム能力は衰えていたwww
大型車が通れない峠に分け入る

ここの峠は標高があまり高くなくて、桐生ダム(梅田湖)側から登るとあっという間に登れた記憶があった。

だがしかし、栃木側から登ると、結構な急傾斜が連続する。

写真を撮るふりをして、休みながら登る。
お地蔵様

峠に着いた。右側の車道を降りると梅田湖に降りる。ただ、一度通った道はなんだか刺激がない。ふと思いついて、この左側に延びている林道をチェックしてみると、松田川ダムに出られるようだ。

このルートはタカヤンが走ったことがあると聞いていて、割と手応えがあるって言ってたな。
右は下り、左は登り

ちょっと登ったらすぐ下るのだろうと思って走りだしたら、思いのほかしっかりと登らされる。
切り通しの峠

ようやく上り坂が終わって、峠に着く。

樹林のせいで視界は無い

いくつものハイキングコースが峠からは延びていた。地域の人に愛される、こんな里山を歩いてみたい。

松田川ダムに着いたが、湖畔には降りられず、周回道路も無く、なんとなく地味な場所だ。とりあえず上流に向かって進むと、キャンプ場があった。

湖畔に降りる道は全部閉鎖されている

気持ちの良さそうなキャンプ場

結構手入れが行き届いているキャンプ場なのに、誰もいない。緊急事態宣言のために、閉鎖されているのかもしれない。

そして、AU以外の携帯は圏外…
ダム堤体

展望台

ダムの下に降りると、そこの親水公園にはたくさんの家族連れがいて、水遊びやピクニックを楽しんでいた。


ログはこんな感じ。アクティブレストとして、のんびり負荷をかけられたのは良かったな。

2021年9月15日水曜日

Ride32輪行ワープ 土合から帰宅

夏休みは明日が最終日なのだけれど、今日帰って明日は整理とか、メンテナンスとか、休養日にしようかな。

もともと旅程の中で数日は雨が降るだろうと考えて、予備日を設定してあった。幸いにも天候に恵まれたので、その分が余っている。

帰りも三国峠は輪行でエスケープ。キャンプ場最寄りの、「岩原スキー場前駅」から土合まで輪行で抜ける。
階段を上るとそこはホーム入口
電車に乗るとあっという間に新潟から離れていく。馴染みのあるスキー場が車窓を飛び去っていく。
中里
長いトンネルを走る列車の中で、車掌さんからチケットを購入する。若くて感じの良い車掌さん、マスクをしているので顔はよく見えないのだけれど、往路も同じ方だったような気がした。
ワープ料金は420円…
土合駅に着き、地上にあるw上り線ホームに降りる。
降りたのは僕だけ

ホームの端から駅舎の中に入る。正しい無人駅の姿がそこにある。
真冬は雪の壁になっている通路

長く山をやっている人なら、「ステーションビバーク(ステビ・駅泊)」という言葉に馴染みがあるのではないだろうか?

土合駅は谷川連峰の玄関口であり、無人駅で、24時間開放の待合室がある(あった)。だから、ステビの名所としても知られていた。

仕事を終えて、上野駅から上越線に乗る。水上で乗り換えて土合に着く。そして、待合室にマットと寝袋を広げて寝る。翌朝は各々の登攀ルートに応じて起きて出発する。2時に起きて暗闇を出る人たちは一ノ倉か、幽ノ沢か、4時に出る人たちは西黒、6時に出る人は白毛門、7時に出る人は観光客。

使い古されたテーブルがあって、そこで登山者同士が酒を酌み交わす姿も見られた。バーナーでスルメを焼いて、燗酒を飲んだり、ラーメンを作ったり。

待合室のベンチは早々にふさがるので、床にマットを敷く人もいる。テントを待合室の中に張って、個室化する人たちもいた。
土合駅は変わった
僕もそんな土合駅にお世話になった一人だ。しかし、その在り方に危うさも感じていた。

電車の本数が減り、乗降客も減っているのに、利用者は減らない。マイカーで来て、駐車して、駅の待合室で野宿しながら宴会をする。そこがいっぱいになれば軒下、横にテントを張って寝る。ゴミを放置する。連泊する…
ついにそうなったか
ステビが「文化」だと思っていたけれど、いつの間にかそれは、単なる迷惑行為になっていた。特にJRにとって、そして、近隣の皆さんにとっては、腹ただしいだけのことだろう。
それは…もちろんそうだ…ね
この周辺にも、いくつか、野宿と言う名のキャンプができる場所があったのだ。だが、そのうちのいくつかは、封鎖されていた。

気を取り直して帰路につく。朝食はもちろん、「たかはしの若どり」
月夜野のケンタッキー
グンマー國民のソウルフードで、知らない人はいないくらいの名物。蒸し鶏と照り焼きの2種類があって、サイズによって値段が違う。
一番大きいやつと言って出て来た 420円
帰りはできるだけ国道17号を避けて、なおかつ激しいアップダウンが無い、そんな抜け道を通って帰る。工事で通行止めが続いていた道路が、再開通していた。
ここの利根川対岸が初日に泊まったひするまキャンプ場
赤城山が見えて来た、俺の家も近い。
利根川を渡る
なんだか思ったよりも早く帰宅してしまった。ちょうど出勤日調整で自宅にいた奥様も驚いた顔をしていた。

「そんなに早く帰ってこれちゃうんだったら、三国峠超えてくればよかったのに!」

は、はい、その通りです…ぐはっ!

で、まぁ、忘れないうちにもろもろのメンテナンスを。
経験のある人はわかると思うけど、テントポールのショックコードが延びちゃってると、使い勝手最悪。スリーブに通している時に、ジョイントがかってに抜けてしまう。で、短く詰めると、コードに弾力性がなくなってるので、ポールを折りたたむことができなくなったり。

買い置きのコードがあったので、交換。
テントポールのショックコードを交換
テントはカビが生えないように、乾かす。シームテープは崩壊してしまったので、今度貼り直さないとな。そして、内部の不快なペタペタもなんとかしよう。
テントはきっちり乾燥させる
バイクはとりあえず洗車して、チェーンとスプロケットも清掃。
スプロケドロドロ
掃除すると気持ちいいね

そんなこんなを済ませて、ビールを飲んでくつろいでいたら…寝落ちした

2021年9月14日火曜日

Ride31奥只見銀山平から枝折峠ヒルクライム

夏休みも終盤に入り、メインイベントの奥只見エリアから脱出する日がやってきた。

小出から奥只見湖には、ダイレクトに登っていけるトンネルが掘ってある。総延長…18kmの、素掘り(岩盤が剥き出しの)トンネルが延々と続く。まぁ、それが小出からほぼほぼ一本調子の傾斜で登り上げて来ているので、シャーっっと下っていけばあっという間に降りられる。

4輪車ならば…

銀山平から走り出したところの分岐

直進すると枝折峠、ここは道幅が狭くてクネクネで、初心者お断りの峠道。右に行くと、奥只見シルバーライン経由で、右は奥只見ダム、左に下ると小出。
枝折峠は総延長24km

シルバーラインはですね…2輪車が通行禁止なんですよw
うん、知ってた

まぁその、奥只見銀山平は標高が700mほどあって、枝折峠は1,100m くらい。だから、標高差はそんなでもない。逆側からだと、小出の標高は200m くらいしかなかったはずなので、かなりヤバい上り坂になる。
ガスの中をエッチラオッチラ登る

標高が高いわけでもないけど、すでに秋が訪れていた
秋の向こうに燧ヶ岳が見える

銀山平でふと気がついたこと
「この朝靄っていうかガス、上から見たら滝雲なんじゃね?」

正解だった。
枝折峠手前で名物のダム雲を見る

以前越後駒ヶ岳を登りに来た時に、枝折峠から少し登山道を上ったところでダム雲を見た。
その時は朝日を浴びて感動的な景色に見惚れたことを思い出す。
雲が多い空もいい
写真ばかり撮っていてなかなか前に進まないw
奥只見湖で産まれた蒸気が風に乗って漂う
峠が近くなって、大規模なスノーシェッドが現れた。
延々と続くシェッド
なんだか神社の鳥居的な趣がある。

額縁の向こうに浮かぶ滝雲

シェッドを抜けると少し傾斜が緩み、まもなく枝折峠に着く。ここは越後駒ヶ岳の登山口で、いつでも車がたくさん駐車している。
みなさん入山した後の静かな駐車場

ここからいよいよダウンヒルがスタート!するのだが、斜度がヤバい。下の方に霞んで小出の町が見えるのだが、そこまで一本調子で下りまくる道が見える。
向かいの山肌の右端から左端まで拓かれた道

こんな時、ディスクブレーキのありがたさを実感する。ブラケットを持ったまま、上から指2本で抑えれば十分な制動力が得られから、旧式なカンチレバーブレーキとかからすれば嘘みたいな性能だ。

ただし、ディスクもキャリパーも、チンチンに熱くなる。そこに水をかけようものなら「ブジュァジュワジュワ」って、一気に蒸発するくらいに熱くなる。ただ、制動力にはほぼ影響が出ないので、気をつけていないと逆に危険な目に遭いそうだね。

小出に降りたら、今度は湯沢に向かってゆっくりと登り返していく。
見渡す限りコシヒカリ(多分)

塩沢で、前から気になっていたおにぎりやにチェックイン。
コロナのせいか行列は無い

この店舗と道路の間の結構広いスペースに、新店舗を建設中のようだ。そうだね、いつ見てもお客さんで賑わっていたから、拡張したほうがいいよね。
どれも美味しそうで迷う
川沿いに出て、景色を見ながらいただいたのだけれど、ふわりとした握りで、具沢山で、大変に美味しゅうございました。
左が筋子、右が牛肉味噌
奥只見周辺のスノーシェッドとかもそうだけれど、豪雪地帯特有の景色というのがある。ふと見かけた学校の体育館と、講堂の屋根を見て欲しい。ぴょこんと出っ張ってるでしょ?
ちょいトンガリ屋根
田んぼの中にある納屋の屋根にも
屋根の上に雪が積もっていく。てっぺんがこんな形をしているおかげで、真ん中で雪がふたつに切られた状態になっている。一枚の雪の板みたいになっていると、落ちにくいけど、こうやって左右別々に切り離されていることで、自然に雪が落ちてくれる。

今夜のネグラは、越後湯沢の公園。
どんな経緯かわからないけれど、ここは町の持ち物らしい。そして、以前はキャンプ場だったのだけれど、今は管理人もいないし、受付も予約もとっていないけど、キャンプは許されている。そして、無料。
駐車場から離れた場所は誰もいない
今夜も貸切

清潔でウォッシュレットのある公衆トイレがすぐそこにある。そして、テントサイトには要所要所に水道がある。

車を横付けにできない、こうしたキャンプ場は、荷物が多いオートキャンパーには人気がないのだろうね。

キレイに刈られて手入れされた芝の、ナイスな寝心地を感じていたら、寝落ちした。