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2021年6月29日火曜日

Ride14 神戸〜根利ヒルクライム+グラベル

鉄下駄ホイールは、重いけど丈夫なので、こちらをオフ用にすることにした。 注文していたタイヤが届いたので、組み替えて林道目指して出発。

泥だらけで遊ぶ…中身は子供の5x歳

Clement Strada 700x32c から、中華タイヤの700x35cに組み替えた。思ったより走り味は軽快だけれども、自宅から自走で山を目指すのでエネルギー補給をしないとね。

そこで、ラーショで朝ラー(初体験)。

24時間営業のラーショってすごい店だよね

醤油チャーシュー麺中盛り

結論ですが、朝ラーはサイクリングには向きません。いや、30代とかならアリなのかもしれません。なんとか平地を1時間漕ぐ間に回復しましたが、途中でギブアップするかと思うくらいに、モタレました…

大間々から山に入るところのお寺の看板はいつもツボる。

先を急ぐ旅の者ゆえ、アジサイ見ないでごめんなさい

渡良瀬川の左岸道をクライムアップし、水沼の先で右岸に渡り、花輪宿を抜け、いよいよ本格的なヒルクライムが始まる。

ニッポンの正しい山里、湧水と石仏

今日はまるで朝にヘビーなモノを食べたかのように、ペダルが重い。

大滝トンネルを過ぎると分岐が近い

先日は小中大滝を見て、そこから峠を超えて沢入に降りた。今日は袈裟丸山の、郡界尾根登山口に向けて登っていく。沢筋を通る林道は傾斜がキツく、久しぶりに降車しての押し歩きが入ってしまった。

出会った鹿と猪がぼやいていた

登山口まではそれなりに人が入るようで、広い駐車スペースと舗装路が続く。その先、峠の手前からグラベルロードが始まる。

峠の東側は比較的路面状態は良い

峠は切り通しになっていて、標高は1,200mちょい、あー疲れた。

ここからやる気の無い林道が始まる

峠から降る道は、粒が大きめの砂利というか、ゴロゴロ石の急斜面。前回700x32cのホイールで来た時は、あまりの荒れっぷり&ホイール破損の恐れで、一部降車して歩いて降った。

こんな道が3km以上続く

700x35cにすることで、エアボリュームが上がる。そして、3気圧以下までタイヤの空気圧を下げても、大丈夫。空気圧をさげたことでショックが減り、コントロールがしやすくなるので、安心して下れる。リム打ちも一度も無く、やはり、オフロード乗るなら35c以上が基本だよね。

支線林道に入る

前回ここに来た時は、ゲートがしまっていた林道が開いていたので入ってみる。

緩やかに登る

路盤の落ち着いた走りやすい道を、のんびりと奥へ奥へと進む。こんな遊びのフィールドに、自走で辿り着けるのは恵まれているよね。

フレームバッグを導入

荷物の運搬方法は試行錯誤が続いている。グラベルロードを走る時は、リアバッグもハンドルバーバッグも暴れてしまって耐久性に不安がある。さりとて、バックパックはこれから夏に向けて暑い。なおかつ、給水のためにはボトルは2つ携行したい。そんな考えで、小型のフレームバッグを導入してみました。なかなか良さそうではある。

どん詰まりは林道作業中で、ヌタヌタの泥濘地。作業をされている方はいませんでしたが、邪魔になってはいけないので、写真だけとってすぐに引き返す。




ほんのわずかな距離だけれど、泥だらけになって、なんか嬉しいw

元の林道に戻って降り、舗装路が現れたところで根利牧場の上部に飛び出す。

根利牧場に着く

牛がのんびりと草を食んでいる横を進む。

本当は沼田まで降って、赤城山反時計回り周回に繋げようと思っていた。でも、林道支線に寄り道して、割と疲労が溜まっていた。そして、根利の集落あたりで、雨がポツリ。空をみると、今にも本格的に崩れそうな嫌な雲。

根利の標高は750mくらい。大間々に戻る峠は確か標高1,000mチョイなので、そちらに向かうことにした。標高差300m を上がらなければならないけど、沼田周りよりは距離が大幅に短縮できるからね。

峠で雨になる

ドンピシャのタイミングで雨になったけれど、標高を下げたら止み、日差しが戻り、暑くなった。

塩を吹いたヘルメットのストラップ

ドロドロw

帰宅して、洗車して、ヘルメットとシューズを洗い、「あー、今日も楽しかった」と思わず口にする。確かに鉄下駄ホイールに太いタイヤはきつい。でもまぁ、ライダーが減量すれば…多分…今よりももっと余裕を持って走れるようになるはずではある。

ログはこんな感じ。



重量級のグラベルロードで、オフ堪能して、がんばりましたね、俺。

2021年6月27日日曜日

R13 桐生梅田湖〜草木湖周回

ちょっと仕事とか忙しくてアップが遅れました。26日の記録です。

鉄下駄ホイールでグラベル中心に走っていたら、タイヤのサイドが削れてちょっとまずい状態に。なので、本気用のカーボンホイールで、舗装路縛りで出動。

さて、どこに行こうか。夕方から雨予報なので、近場で。ということで、定番化しつつある三境峠へ。

神仏に見守られながらヒルクライム

鉄下駄ホイールで鍛えられて体調がいいので、さほど苦労せずに梅田湖まで上がり、そこからさらに源流部へ。



この辺り、真夏にジャボンしたら楽しそう。

日は出たり陰ったりで、樹林帯の中は肌寒いくらい。


今日もふと気がつくと、峠のトンネルに着いていた。標高800m ちょっとで、ちょうどいいトレーニング。

見慣れた草木湖

草木湖におりて、いつも通り左岸道中心に下る。さて、今日のランチはどうしようかな、水沼駅周辺?とか考えつつ花輪宿を通りすがる。

前から気になっていた、こちらに入店。外から見ると1つの建物で、左側がお肉屋さん、右側がご飯屋さん。お肉屋さんがやってるんだから、お肉系は間違いがなさそう。

そしてお隣が郵便局…

昔は町が発展する時、駅前とか街道沿いに、郵便局ができてその周囲にお店ができて来た。だから、ちょっと鄙びた街でご飯屋さんを探すなら、郵便局を探せばいい。その周辺で、歴史がありそうだけど、お掃除が行き届いていそうなお店ならだいたい間違いはない。

知らんけど…

しまむらさんに初訪問

セットランチ始めました!

つい頼んでしまいました、Bセット1,000円 ラーメンとミニソースカツ丼。

ミニだけど盛りは十分なカツ丼

美味しゅうございました。ラーメンはやっぱり佐野らーめんの影響を受けているのか。ちょっと柔めで、ピュロピュロってしたやつ。

エネルギー充填したので気合い入れて下る。


ログはこんな感じでした。


 

2021年6月21日月曜日

R12 東吾妻から万沢林道反時計回り

Ride 11で秋鹿林道を走って、あわよくば万沢林道も…1日で…なんてほざいてましたが…
グラベルのヒルクライムは、そんなに甘くないですね。

改めて今日、万沢林道走ってきましたが、これ2本を1日でってのはムリ!w

四万温泉から少し走った万沢林道入口

今日は東吾妻の運動公園まで車で行って、そこから四万温泉に向けてヒルクライム。今朝からなんだかお腹の調子が悪く、自宅からここまで、ウォッシュレットのあるところにピットインしながら来た。

なんとか出し切って…落ち着いたのでスタート。しかし、エネルギー補給ができなかったので、パワーでないこと甚だしい。あせらずにじっくりとペダルを回して四万温泉まで登って、林道に入る。

こんな感じで走りやすいグラベルが続く

秋鹿林道とか、御荷鉾とかに比べると、全体的に路面の状況が良いので走りやすい。一部斜度がきついところや、路盤が流出しているところもあったけれど、なんとかフル乗車で乗り切ることができた。

まぁ、地元の人だと思うけど、ダイハツのタントに乗った若い女性ドライバーが、ゴツン!ガツン!とか音を立てながら走って行った(行ける)くらいのコンディションです。

展望はないけれどいくつもの滝を見ながら登る

まぁ、その、写真を撮るふりをしながら休んでますけどね。

ちょっと荒れてるところはこんな感じ

一番荒れてるところは、卵くらいの大きさの砂利で、流水痕を埋めておきましたみたいな。それか、アスファルトをおざなりに入れておきましたみたいな。

峠の手前から舗装路になり、脚を休めながら淡々と峠につく。

あまり感動のない峠 1,300m

万沢林道のいやらしいところは、峠から一度下る。だいたいボトムは1,000mくらい。そこで川を渡って…もう一回ヒルクライムが待っている。

万沢林道の最奥ポイント、H1,000m

四万温泉から峠まで、600mくらいの標高差があって、その大部分がグラベルのヒルクライム。で、削られて、ヒャホーいって下って…そこからもう一度ヒルクライムしないと帰れないw

万沢ストレート、フラットダート1km 以上?

で、登り切ると別荘地への分岐があって(多分冬は閉鎖される別荘…買う人いるんかね?)、その先に有名な万沢ストレート。そして、気持ちのいいダートのダウンヒルを下って終点。

林道終点、ダートが終わるのは寂しいけれど…舗装路は偉大

四万ではないけど四万ブルー…的な川を見ながら下る。



尻焼温泉を偵察に立ち寄り。普段の梅雨時は増水していて入浴できないのだけれど、今年は雨が少ないせいか普通にみなさん入っていました。どんな感じが写真を撮ろうかと思ったんだけれど、道路から、「写真撮っていいですか?」って声をかけたら、「女の人がいるんでやめてくれ」ということだったので、写真はありません。結構距離があるので、女性がいることに気がつきませんでした、ごめんなさい。

そのまま下って八ッ場ダム脇を通って東吾妻まで戻る…つもりが予定変更。というのは、下の幹線道路は、交通量が多いので怖い。グンマーと長野を結ぶ峠道なので、大型車も多いので、できれば通りたくない。

そこで、暮坂峠越えへ。分岐点の標高は 750mくらい。そこから、1,080m まで標高差300mの登り返し。自転車で越えるのは初めてだけど、割と走りやすかった。最初の登り口だけ斜度があるけれど、その先はダラダラと緩やかに登る。向かい風の平地みたいな負荷なので、さほど苦労せずに峠に到着。

湧き水ありがとさん

暮坂峠はよい峠

峠にはおしゃれさんなCAFEもあったんだけど…
汗臭い&林道の埃と泥だったので素通り。

有笠山! またクライミングしたい…

沢渡温泉に降りて、せっかくだから急坂を登りながら温泉街を見に行く。

共同浴場! グンマー國民のみ限定(コロナ対策)

あー、温泉入りたい!でも、ぜったいダルくなっちゃうので我慢。でも、なにかご褒美が欲しい!と思ったらこんなお店を発見。

自家製粉蕎麦のお店

なんとか豆腐300円、美味


よしのや蕎麦セット クルミだれにゴマ投入+天ぷら

トロトロ蕎麦湯

天ぷら揚げたて、風味ある蕎麦、当たりのお店でした。

でも…お腹の調子が戻ったら、空腹感がノンストップ。ついつい、単品で頼んだミニカレー。糖質万歳!

昔っぽいカレー

そのあとは下り坂ボーナスで、東吾妻へ。

広大な芝生

ログはこんな感じでした。
 

走行距離は大したことないんだけど、獲得標高が2,000m超えで、グラベルが多いとそれなりにキツイってことですね。

サイドウォールが削れてケーシングが!

帰宅して洗車してたら、タイヤがヤバイ状態に気がつく。グラベルで砂利に擦れて、ラバーがそぎ落とされちゃってるよ。グラベル用の鉄下駄ホイールはチューブドクリンチャーなので、すぐにどうこうということはないんでしょうが…替え時かもね。

2021年6月20日日曜日

ダッチオーブン…ご飯

仕事で疲れきって自宅に帰った時、どれだけ真剣に夕食を作るだろうか。

普段は無農薬とか、無添加とか、手作りとか、こだわってる人でも、マジで出し切って帰宅して、さて寝るか、シャワー浴びるか、ご飯食べるかって考えた時…

「よし、利尻昆布と特級鰹節で丁寧に出汁をとって、まずは清汁から食べるか!」

という人はそんなにいないと思うんだ。買い置きでレンチンのレトルトがあれば、それで十分、ていうか、早く寝たいって思う。そうじゃない?

お前は何を言ってるんだ?
ダッチオーブンの話じゃないのか?

そうです、ダッチオーブンの話です。

ダッチオーブンは、アメリカの開拓民たちのキッチンツールだったらしい。あれだけ重いのにその重量がハンデにならないのは、幌馬車で移動していたから。背負うのとは違う。

ただ、いくら馬車と乗馬で移動できるとは言っても、北米大陸のあの広大な大地を、舗装もされていないトレイルを旅するのは大変だっただろう。1日の行程を終えてキャンプサイトを決めて、食事をする時、手の込んだ物を作るかって言ったら、そんなわけはないよね。現代の僕らの、出し切って帰ってきて、さて、ご飯をって時とほとんど変わらないはず。

そんな環境で使い倒されてきたダッチオーブン、料理の本筋は二つだと思う。

1 キャンプを設営している間に、火にかけておけばほっといてもできる料理
2 それか、設営後に作り始めても、短時間で完成する料理
3 どちらの場合でも、お腹がいっぱいになって、翌日の活力につながること

3つだったね…

パックご飯とレトルトパスタソースのチーズきのこリゾット

まぁ、その、手間暇かけて美味しくて豪華なダッチオーブンレシピももちろんアリ。でもさ、もうちょっと気楽で簡単に、色々作ってみればいいんじゃないかなって思うんだ。

簡単で、放置してたら完成で、失敗はほとんどなくて、美味しくて、エネルギー源になる。そんなメニューは、キャンプの朝食にぴったりなので、僕は朝作る。

インスタ映え?

具体的なレシピだけど、パックのご飯を開けて、ダッチオーブンに入れる。その上から、レトルトのパスタソース(ミートソースとか)を、入れてさっくり混ぜる。というか、ご飯が塊になっているので、ソースとなじみやすくなるように砕く。

そして、ナスとか、ウインナーとか、バラ肉とか、生ハムとか、思いつく具材を並べて、チーズを嫌という程のせる。

卵トッピング

調理スタートは、汁気が少なすぎて不安になるかも。パサパサになりそうとか、焦げ付きそうって思うかもしれない。でも、ダッチオーブンの蓋は湯気を逃さないので、どんな場合でもしっとりジューシー感は失われない。

ダッチオーブンとか、おしゃれなBBQグリルとか、スキレットとか、世の中にはかっこいい本格的な道具がどんどん溢れていく。

でも、僕のつたない経験から言うと、キャンプを楽しみ、どんな時でも余裕を感じさせる人。こうした人は、ダッチオーブンにしても、それ以外の道具にしても、柔軟に学んでいると思います。

好きなように作って、好きなように食べればいいんさね。

おしまい

2021年6月19日土曜日

Thick! Sick! Steak!

「ビフテキ」という言葉に反応するのは、多分50代以上だろうね(2021年現在)。

そう、僕らが食べ物の味がわかるようになった昭和40年代、美味しいものを注文すると、親の表情がこわばることに気がついた。そして、それは、美味しいものは値段が高いから…ということを知った。

そんな昭和40年代「ビフテキ」は大ご馳走のうちの一つだった。若人に念のために言っておくと、「ビフテキ」は、Beef Steak の略。Pork Steak は、「ポクテキ」じゃなくて、トンテキになるけど、それはなぜかは聞かないで、知らんからw

もはや厚切りを通り越してブロック

そもそも、その頃は流通が発達していなかったので、肉と言えば鳥、ちょっと頑張って豚の時代。すき焼きなんて、年に数回しか食べられず、しかも、すき焼きは鳥か豚肉って信じていた奴もいるくらいの時代だった。で、ビフテキは、漫画の中でたまに出てくるだけの存在。

そんな時代に、初めて「ステーキ宮」に連れて言ってもらった時の衝撃は今でも覚えている。見たことのない、大きくて分厚い牛肉。漫画でよく見る形とは違うけど、まぎれもない牛肉(注1)。噛み締めると、牛肉独特の甘くて濃い肉汁がジュワーっとほとばしる(時もある)。

ステーキ宮のメニューで、当時からあるオリジナルステーキは、「ハンギング・テンダー」と書いてある。ハンギングとは、日本語ではサガリ。で、令和を生きる僕は、なぜあの当時、ステーキ宮がこれをお得な「ステーキ」として売り出したのかがよくわかる。

これは牛の横隔膜で、ハラミの兄弟。詳しくはしらないんだけど、牛を解体する時に正肉とモツの処理工程が途中で別れる。で、ハラミは肉なんだけど、処理の仕分けでモツのほうに流れるんだそうだ。そんなこともあって、正肉を仕入れにくる普通のお肉屋さんとか、お料理屋さんの目にはとまりにくい。

仕入れる人が限られてるので値段が安い。いつも動いている部位なので、サシは少なめだけど、ダイナミックに動く筋肉じゃないので柔らかい。味も濃くて、牛肉食べてる感たっぷりなので、今やハラミは焼肉屋さんで大人気。

牛肉の市場が今ほど大きくなかった時、高価な正肉以外で、味わいがよくて安くて、カットによっては筋も気にならない、そんなハンギングテンダーは素晴らしい選択だったんではないだろうか。


火を入れた宮のタレの旨さはやっぱり異常

で、それをミディアムレアとか、レアで焼いてもらって(注2)、宮のタレをたっぷりかけてもらって食べる幸せ。そんなステーキ宮で牛肉の旨さを知った僕は、自分流でステーキを焼いて食べる。

若い時とは違って、最近は赤身肉が美味しいと感じるようになった。そして、できるだけ厚いカットの肉を選ぶ。必然的に、オーストラリアかアメリカの牛肉になる。

焼く前に、常温に戻しておく。ただ、外気温が25度を超えてくる夏だと、常温に放置する時間が長いと傷んでしまうので、そこまでこだわらない。

表面から5mm は焼き、その内側はローストビーフ

旨い具合に暑さが1インチを超えるくらいの赤身肉が手に入ったら、スキレットで焼くのがオススメ(注3)。よく熱したスキレットで、肉の4面に焼き目を付ける。そのあとは思い切り弱火で、スキレットの余熱も利用しながらジワジワと火を通していく。

外気温が低い冬は、焼いてない面が冷めてしまうので、蓋を使って保温しながら火入れする。

で、中心が人肌よりもちょっと熱いくらいになったら、肉を休ませる。この時、肉の表面はアツアツで、中心部はややアツ。これが全体的にちょいアツになるくらいまで、別皿で休ませる(注4)。スキレットをもう一度加熱して、肉汁がフツフツ言い出したところで宮のタレを入れて、全体に火を入れる。そこに休ませた肉を戻して、いただきます。

パエリアパンで2枚焼きの準備

僕は今まで、大事な友人のために、たくさんのステーキを焼いてきた。で、だいたいはうまくできて、たまに失敗してw、たまに会心の一皿になる。

まぁその、どんな料理でも、それを食べる環境と、驚きによって味わいは変わってくる。そんな諸々で、今までのベストステーキの一枚になるだろうってのがこれ。

避難小屋でステーキかよ❗️ By: Kちゃん

なんか山のぼりたいよね、そう声をかけてくれたKちゃんUちゃんを、僕のホームグラウンドに案内した。時期的にここは他の登山者は来ないはず、そんな読みが当たって貸切になった小屋で宴会。

次の獲物を狙う鋭い目

まぁその、コロナが落ち着いたら、山で宴会しましょうかね。

おしまい


注1 ステーキと言えば、ニューヨークカットのサーロインが典型的なアイコン。漫画とか、頭の中に浮かんでくるのも多分それだろうね。肉の繊維を切って、食べやすく、おいしく仕上げるカットは部位によって違う。宮のオリジナルステーキは、その部位の特性上、正方形〜長方形で、脂身がほとんど無いので、サーロインのアイコンとは見た目が全く違っていた。

注2 当時は、レアで頼むと内はほとんど生だった。弱火でじわじわと火を通して、そのあと休ませるレアなんて出す店はなかった。というより、レアステーキなんて、ほぼ牛肉のタタキくらいに思ってる店がほとんどだった。ただ、たまに、同じステーキ宮の店で、同じレアなのに、めちゃくちゃ旨いステーキに当たることがあった。それが、僕の、「ステーキって、単に肉を焼くだけじゃなさそうだ」って気がついた原点。

注3 脂身が多い肉はアミというか、グリドルで焼くのがオススメ。余分な脂を落としながら焼く。身がしまって肌理細かい赤身肉は、繊維を壊さないように鉄板で焼くのが美味しいと思う。

注4 焼きたてのステーキにナイフを入れて食べると、確かにアツアツで美味しいと感じていた。最近は、焼きたてで表面の油がジュワジュワ言ってるのが、すこし落ち着いて芯まで均等に火が通った状態(休ませたあと)でカットして食べたほうが、おいしく感じる。理由はわからないけど、僕はそうなので、よかったら両方試して見てください。