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2021年5月15日土曜日

Ride4 桐生のダム湖二つを巡る

前回平地中心でのんびり走って、それはそれで楽しかった。だけど、やっぱり僕は山を走るのが好きだってことを再確認した。 

で、今日も桐生方面に進んでヒルクライム。今日はいくつか新しい試みをしてみた。

今日イチ写真 双体道祖神が亀ちゃんに乗っている

新しい試みとは、サイクルトレインの活用。上毛電鉄線というローカル路線がある。2両編成の路線で、後部車両には自転車を「そのまま」持ち込める。

基本単線の上毛電鉄、1時間に2本走る

僕は8時ちょい過ぎに乗ったのだけど、混雑具合はこんな感じ。ちなみに、乗車したのは無人駅で、客車入り口で整理券を取る。で、無人駅で降車する時は乗務員さん(ワンマン)に料金を渡す。有人駅の場合は、改札口で精算。まぁ、その、電車なんだけどワンマンバス。

ノー密空間

話は変わるけど、昔、日本の住宅事情があまりにも貧しくて、Rabbit Hutch と呼ばれていた。日本がバブルで、Japan As Number One みたいな本がベストセラーになってた頃。

エコノミックアニマルの日本人は、稼ぐだけ稼いでるくせして、ウサギ小屋みたいな家に住んでる、みたいな感じで揶揄されていた。そんなことを、ふと、走りながら思い出した。
 
空室あるそうです

終点の西桐生までサイクルトレインで移動して、桐生川を遡る。ダム湖の梅田湖を通り過ぎてそのまま奥へ奥へと上流に進む。

夫婦の双体道祖神て、全国的には珍しいらしいね

この辺りも歴史がある道で、祠とか、石像とか、道祖神とかに見守られながらヒルクライム。

綺麗な流れを左右に見ながら走る

前回来た時は、豪雨被害の後で、道路には落石とか倒木とかモリモリ。そのせいか結構大変だった印象があるんだけど、今日はふと気がついたら峠についていた。三境林道の峠は標高800m ちょい。この間小平鍾乳洞から草木ダムに抜けた峠よりも、こっちのほうが標高300m くらい低いし、激坂も無いし、走りやすいな。オススメです。

三境峠のトンネル

この辺りは熊が多いらしい。前回来た時は峠の手前で子熊を見て、慌てて逃げた。ニホンジカもいて、コーナー回ったところでばったり鉢合わせした。で、今日はモバイルスピーカーで音楽大きめに流しながら走る。

草木ダム

峠を越えて、前回はサンレイク草木に降りたので、今回は神戸駅方面に下る。ダム下左岸道の途中に飛び出たので、ダムまで登り返す。


満水

今年の自転車シーズンは立ち上がりが順調で、脚が良く回る。2時くらいに帰宅しちゃったので、家犬のM君と庭で遊んだり…

取って来い好きな老犬12歳

これからシーズンを迎えるエアコンのお掃除をしたり。
高いところなので、安全確保はきちんと

ほんでもって、今日も奥様と楽しくBBQ
サーモンハラス

来週から天気が優れない予報のせいか、ダム湖周辺ではサイクリストをたくさん見かけた。

二つのダム湖の間の林道とか、山の奥は全然人がいない。路面は荒れてたりするけど、僕は山奥でのんびりペダルを回しながら坂を登っていくのが好きだな。

やっぱり、自転車って楽しいね。

2021年5月13日木曜日

怪我の王様

まだまだ書き足りないスノー系の投稿だけど、流石に旬を過ぎつつある。下書き投稿が残ってるのだけど、どうしてもアップしておきたいことを一つ。

僕はスキーとスノーボード、両方で怪我を経験した。で、それぞれの典型的な怪我ってずいぶん違うよねって感じている。スキーの怪我は、下半身が中心。スキーの場合は、転ぶ時はお尻からスライドするようにダイブする。そして、スキーが斜面とか雪に食い込んで、足をひねる。

Skier: Aochan

写真はかっこいいけど、アオちゃん、さりげなく転んでる。

この時、彼はスキー4回目くらいで、バックパックは70Lパンパン。そして、僕のテレマーク板を履いて(注1)急斜面のパウダーに突っ込んで行ったんだから、そりゃ…転ぶよね。

ゲレンデスキーのバインディングは、セーフティリリースが進化している。きちんとセッティングされていれば、やばい時は外れてくれるから意外と怪我はしない(注2)。

Skier:  Koji

テレマークも、革靴にスリーピンバインディングの時は、目立った怪我はなかったように思う。やばい転倒の時には、勝手に外れてくれていたし、ブーツがしなって衝撃とかねじれを吸収してくれるから。ただし、革靴は靴擦れに泣かされた。林道歩きとか、キックステップが長いとか、まだブーツが馴染んでいない時とかね。特に、かかとのマメはやっかいだった。

これを繰り返すと、かかとの耐久性がアップする

テレマークバインディングで、ワイヤー式のやつ(G3とか)も、強い負荷がかかると外れてくれるので安全だった。最悪なのが、Black Diamond とかのハードワイヤー。あれは剛性が高いのが売りだったんだけど、転倒すると衝撃が全部膝に来て、なんども痛い目にあった。そして、怪我する前に捨てた。

Skier: Hataccky

最近のMTN?NTN?とかは良くわからない。流れどめはパウダーだけになり、ゲレンデではストッパー(スキーブレーキ)を使うようになっているみたいだし…セーフティリリースも付いているって聞いたことがある(注3)。

適当だなって?だってさ、今、僕の周りにいるテレマークスキーヤーって、めったに転ばない熟達者ばっかりなんだもんね。スキーが外れるような転倒ってしないのだ。だから、セーフティがどうなってるかなんて、わからない(注4)。

まぁ、その、まとめると、スキーの怪我は下半身がほとんど。なぜなら、だいたいにおいて、お尻から転ぶからってこと。

よっぽど攻めてないと、バックフリップとか、フロントフリップのできそこないみたいな転倒はしない。まぁ、その、コージは攻めるスキーヤーだったから例外だけどね。

Skier: Koji

それに対してスノーボードの怪我は上半身が多い。とにかく逆エッジ、一人バックドロップ、セルフパイルドライバー的な。

頭から、背中から、胸から、尻から斜面にダイブするようなクラッシュがありえる。だから、多いのは、脳震盪、頭部裂傷、鼻骨骨折、尾てい骨骨折、手首・肘・肩の捻挫や打撲や脱臼とかね。

意外と多いのが、ポケットの中の小物が肋骨に刺さる。これは肋骨のヒビとか、肋軟骨骨折とか、地味に痛い怪我に繋がる。携帯電話やモバイルバッテリーをどのポケットに入れるかって結構重要。

意外かもしれないけど、スノーボードで脚部の怪我はあんまりない。両足首は固定され、股関節は構造的に強い三角形につながっている。だから、よじれや衝撃に強いのだ。

スノーボードで脚の怪我といえば、リフトの乗り降りやワンフットですっころんで、前足の膝を捻るってやつかな。これは重篤な怪我になりやすいので、要注意。

冷やす・固定する・圧迫する

膝や足首の靭帯を怪我した時は、とにかく冷やす、固定する、圧迫するの3つを速やかに行うこと。そして、腫れが引いたら今度は保温しながら、固定と圧迫を続けること。で、最低でも2週間は運動禁止。丈夫な靭帯は治るのにも時間がかかるから、焦りは禁物。

可動範囲を制限できるサポーター

運動を再開するときも、両サイドにフレームがしっかり入っているタイプのサポーターを付けるとか、無理をしないほうがいいね。かならず整形外科医(できればスポーツ障害専門医)の診断を受けましょうね。

おどかすみたいな投稿になっちゃったけど、スノーボードは危険って話じゃないです。スノーボードも上達すれば、めったに転ばなくなるし、致命的な怪我をするような転倒も避けられるようになっていきます。

ただ…
関節や骨が固まる前の子供(概ね小学校の間)は、スキーのほうがいいかなって思う(個人の感想です)。

そして、スノーボードをするなら、させるなら、やっぱりヘルメット。そして、ワンフットで確実に滑れるようになるまでは、デッキパッドをきちんと貼りましょう。デッキパッド、カッコ悪いって言う人もいるみたい?だけど、カッコつけてすっ転んで怪我するより、デッキパッド貼って、怪我しないほうがいいよね?

おしまい



注1 この時アオちゃんは確か自分のスキーの道具を持っていなかった。で、僕の使っていないテレマークブーツ(革)と、テレマーク板を借りたいというので貸したの。やったことある人はわかるけど、普通のスキーで滑れても、テレマークで滑れるようになるにはかなり練習が必要。それを、初めて使う道具で、初めてのテレマークで、スキー4回目?www 挑戦者www

注2 ゲレンデ用バインディングの調整とは、開放値設定。かならずプロショップに助言をもらうこと。そして、説明書をきちんと読み込むこと。

注3 バインディングは「しきい値を超えた」「衝撃荷重」を受けた時に開放するように設計されている。「しきい値」とは開放値で、これはよく知られている。盲点になってるのが後者で、スキーの操作に伴う連続的な荷重には、バインディングは開放せずに耐えるようにできている。つまり、ジワーって長い時間加えられる負荷には、バインディングは開放せずに耐えるようになっているのだ。で、ブーツが緩かったり、柔らか過ぎたといった理由で、転倒の衝撃が途中で吸収されてしまった場合、バインディングが「これって衝撃荷重じゃないよね?」と判断して開放しない場合がありえる。レンタルスキーとか、履いた時にブーツがフィットしないで、グラグラするようだと危険。滑りにくいのはもちろんだけど、いざという時にちゃんと開放しないリスクもあるってことを知っておいてください。

注4 山スキーで問題なのは、開放された後の板が行方不明になる事案。深雪ですっ転んだ場合、外れた板は雪の中を突進してどこかに消えてしまう。やっかいなのは、スキーの先(Tip)の向き次第で、右にも左にも下にも方向を変えて走って行ってしまうということ。深雪では、ストッパー(スキーブレーキ)は無力ですから、かならず流れどめ(ワイヤーとか紐のやつ)をつけましょうね。

2021年5月10日月曜日

Ride3 アクティブレスト

一昨日、今シーズン初のヒルクライムしたら、右膝の裏側とアキレス腱が張っている。ストレッチしてみると、他にも張ってたり、痛みが出てたり。なので、今日はのんびり目に出発。一応平地縛りでアクティブレスト的な。

黄砂の影響も朝のうちはなく、快晴。

川沿いの向かい風はワリとしんどい

予報ではそんなに風は無い筈なのに、結構な向かい風。というか、最近風が強い日が多く無いでしょうか??

すきや 朝食 大盛り

最初は渋川〜沼田あたりに行く予定だったんだ。しかし、北西風が強くておもいっきり向かい風。いい加減嫌になって、進路を変更して榛名山方面へ。昔住んでいたとこの近くにステーキハウスがある。マスター元気かなって見に行ったら…

パウンドステーキとハンバーグが美味しかった

閉店していた。ここのマスターは確かハーレー乗り。事故で脚を大怪我したり、病気したりで何度か臨時休業したこともあるけど、閉店になるとはなぁ。

コロナのせいもあるのかな…

パウンドステーキ、ハーフパウンドステーキ、ハンバーグ。

付け合わせに、具がなくて、ちょっと乾いて、一部がステーキ皿の熱で焦げているナポリタン…今のご時世に合わない、喫煙可のホール。マスターの個人的な趣味嗜好のデコレーション。

さみしい

かなりショックを受けながら先に進み、実は一度も一周したことがない鳴沢湖へ。
鳴沢湖

周回できる遊歩道は、のんびり家族とか犬連れで歩くのにとても良さそう。子供を遊ばせる園地もある。
展望台(登らなかったけど)

途中で1箇所丸太の階段があるけれども、それ以外はフラットで良く整った歩道。歩道なので、車両は入れない。一応(軽)車両の自転車は押して歩きましょう。
他に出会った人は2人というノー密レジャー

坂を降りて旧中山道をちょっと走って安中に出る。今日はもういいかなと、引き返すことを決めて、碓氷川サイクリングロードで今日初めて追い風ボーナス。

旧中山道、この辺りは家と水路が近い

安中駅から見る東邦亜鉛

碓氷川も、一昨年の台風被害はかなりひどかったけれど、復旧もそれなりに進んでいた。少林山方面に渡る歩道橋も修復が完了していた。
歩行者と軽車両のみしか渡れないけれど、地域の重要な交通路

普段は車でビューんと通り過ぎてしまう観音山古墳に立ち寄って見る。
石室の大きさは全国でも最大級なんだそうだ

盗掘されることなく残った石室

副葬品は国宝指定だそうです

前方後円墳の、円墳に登頂

家犬のMくんとドッグランで遊ぶ

帰宅しても時間が早いので、COSTCO行って、犬と遊んで、のんびりと過ぎて行く一日。


平地ライドは、こわばった筋肉をほぐすにはいいけど、やっぱりちょっとさみしいな。次回はヒルクライムか、峠越えを考えてみようか。

おしまい

2021年5月9日日曜日

Ride2 ローカルな峠でヒルクライム

 雪は少ないし、緊急事態宣言出たし、奥様の車の入れ替えでお金ないし…てなわけで、お金のかからない日帰りサイクリング。

そこら中に鯉のぼりが泳いでいる。サイクリングロードを走っていると、一キロ以上の区間、本当に鯉のぼりだらけ。

子供を想う気持ちが溢れてる感が好き

まだ古い街並みが残っている、大間々・桐生のあたりを抜けて、山に入っていく。特に行き先は決めずに出てきて、草木湖あたりに行こうかと思っていた。ただ、草木湖までだけだと、ちょっと物足りないかなと思い始める。

歴史のある東毛はお寺や神社も多い

そこで、小平鍾乳洞の脇を登って、昨年訪れた峠を目指す。
午前中はよく晴れていた

小平鉱泉の跡地にジワる。

右から書かれた「つりぼり」の案内

この峠道は、今はほとんど車の往来が無いのだが、歴史のある街道だったのだろうか。そこかしこに石碑がある。

信仰の路

あまりにも人通りがないので、上半身ハダカで坂を登る(転ぶと危ないのでやめましょうネ)。熊と出くわしたら嫌なので、モバイルスピーカーで音楽を鳴らしながらのんびりと進む。

まもなく峠

マイナーな峠なんだけど標高は1,000mを超える。グンマー國だと、軽井沢に行く碓井峠旧道よりも高く、榛名山と同じくらいで、赤城よりも少し低いみたいな。ただ、それらのメジャーどころよりも、長閑な雰囲気が好き。

草木ダムが眼下に見える

峠を超えて降り始めると、ダム湖が見えた。うまい具合にダム湖の上に出られるといいのだけれど、この道はダムサイトの下につながっている。

新緑が気持ちいい

前回来た時はコケの殿堂だった場所


ダムサイトから下流へ左岸道を降る

新緑

左岸道にもたくさんの神様が

こんな感じに走りました、意図せず100km超え

やっぱり自転車で外を走るのって楽しいね。次の休みはどこに行こうかな。

おしまい