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2023年8月26日土曜日

Hike3 マメ連れて玉原湖東岸

御年15歳の愛犬、マメちゃん。
最近は朝のお散歩も、なんとなーくイヤイヤな素振り。

でもねぇ、この間、一瞬涼しい朝には元気に歩いてくれたんだよね。

ん?もしかして暑いから散歩が億劫になってるだけなのかな?

そう思って、標高が高いところの林間を散歩してきたという記録です。
サイクリングロード…?
出かけた場所は玉原湖。
娘が小さい時、斜度の緩い玉原スキー場には時々出かけていた。
斜度が緩すぎて、最近は全然足が向かないのだけれど…

馴染みがあるエリアだし、地形図でいろいろ検討したこともある。ハイキングとか、スノーシューイングとか、BCコース開拓とか、行けないかなぁとあーでもない、こーでもないといろいろ考えた。で、その時、玉原湖を周回する遊歩道があることに気がついていた。

距離は短いし、起伏は緩いので、あっという間に回ってしまえそうだけれど、スノーシューイングとかクロカンコースとしては使えそうだなぁ。そこなら老犬のマメちゃん連れでも行けそうかな?そんなふうに考えたのだ。
玉原ダム
周回コースの東岸中央あたりにある、センターハウスに駐車し、車道を通ってダムまで戻る。ここから東岸の遊歩道を北に向かって歩き出す。

時計で言うと3時の位置に車を駐めて、6時の位置のダムまで戻り、そこから周遊歩道を反時計回りに歩くことになる。
ダムの記念碑
日向は暑いのだけれど、さすがに高原だけあって日陰は涼しい。
これなら歩いてもいいよー
防虫スプレーをマメちゃんの服に振りかけ、自分にもかけて歩き出す。
ダムサイトは公園になっている。土曜日だけれど、観光客はラベンダー畑に行っているみたいで、あんまり人がいない。
今日もいい天気
ダム湖を左に見ながら遊歩道…に入る。
遊歩道というか、ダム湖周辺公園の案内図を見ると、ここはサイクリングロード。
アスファルトに積もる枯葉
うーん、クロスバイクならいいけど、ロードバイクとかママチャリだと、躊躇しそうな路面状況だね。これ、ほんとにサイクリングロード?

センターハウス周辺まで戻ると、遊歩道兼…サイクリングロードは自然に帰りつつある。
路盤は砂利と土になり、クロスバイクよりはMTBのほうが楽しめそうな状況になる。
朝露が残る歩道
引き続き林の中に続く歩道を歩いていくと、なんかいい雰囲気の道が続いている。
場所によっては、丸太階段が路盤に埋まっている。段差は数センチだけれども、階段があるサイクリングロードって…ないよね?w
グラベルバイクで走りたい
小さな沢を渡る
ダムの対岸についた。時計で言うと12時〜1時の場所。ここから少し登ると
玉原湿原がある。
玉原湿原の下部
湿原の下部はダム湖と一体化している。

このダム湖は揚水発電の上部貯水池としての役割を担っている。なので、余剰電力が発生している時、揚水によって水位が上昇する。逆に、電力需要が多い時には排水して発電する。そんなわけで、水位の上下は降水とか、天気とかとは関係なく起こる。そうしたダム湖では、水位の上下が予測しずらいので、水遊びで水際に降りるようなことは、基本的にできないよう制限されている。
降りられない砂浜
ダム湖ができる前、ここはどんな場所だったんだろうね。ここに溜まっている水は、自由に流れ出したりできないんだな、そう考えるとなんとなく不思議な気持ちになる。
釣りはできるのだろうか?
湖の西岸は木陰が乏しそうで、直射日光があたって暑そう。そんなわけで、ここから引き返しつつ湖畔道から外れて玉原湿原に向かう。
木道
マメちゃんが若いころ、僕は彼を連れてハイキングに出かけていた。小さな体なので、ちょっとした段差でも乗り越えられなかったり、ハンデはあった。だけれど、中禅寺湖一周20kmを歩いたり、男体山を一緒に登ったり…そんな日々があったらから、高齢犬になった今もこうやって元気なのかもね。
湿原というより草原?
草原を渡ってくる風は涼しくて気持ちいい。
木道を途中まで
湿原の反対側にハイカーのグループが現れたので、途中から引き返す。犬が苦手な人もいるかもしれないし、木道だと避けるのが難しいからね。
木道
歩道に戻ってセンターハウスに戻る。
パパ、もっと歩こうよ!
玉原の天然水
わきみずを、僕もマメも美味しくいただいて、センターハウスの車まで戻る。

そこで知ったのだけれど、ここの「サイクリングロード」は、マウンテンバイク向けのコースとして作られたみたい。だからあえて舗装してなかったり、土・砂利・草つきの路盤になっているようだ。個人的には、このエリアで歩行者自転車共有の道を作るなら、それが正解だと思う。ロードバイクって結構なスピードが出てしまうので、歩行者と同じエリアを共有するには無理があると思うんだ。特にタイトなカーブが連続していたり、狭かったりする、ここのようなエリアではね。

僕がグラベルロードを買った理由の一つは、スピードが出過ぎないということ。なんというか、歩行者自転車道とか、街中をのんびり流しても様になるバイクがいいなぁ、そんな風に思ってね。

ここのサイクリングロードは、グラベルバイクとかMTBの初心者とか、ファミリーでのんびりバイクピクニックするにはとてもお勧めだと思います

おしまい

2023年6月13日火曜日

断捨離始めました…

転居することになりました。

タイミングはまだ未定だし、どんな家に移るかはこれから考えていく。ただ、今の家ほどの収納がある家って賃貸ではなかなか無い。

だから、持ち物は整理していかないとダメなんだろうな。
そんなわけで、断捨離のスタート。

まずは思い出の品
ガッシャーブルムG5
昔履いていた革の登山靴。これはもう30年くらい前に買って、ソールを3回貼り替えて、最後には職人さんから

アッパーが裂け始めてる
本底の革がもうボロボロ

そう言われて、修理不能を宣告された登山靴。これは高崎にあったICI石井スポーツで購入した。石井オリジナルの登山靴は、ガッシャーブルムシリーズのGと、ランクが高いほうから順に1、2、と割り振られる数字の組み合わせで型番が決まっていた。

シリーズのトップモデルがG1、次がG2、これはG5だから裾物の初心登山者向けモデルだった。裾物でも、20年くらいの酷使に耐える登山靴を売っていたのは、さすがICIって感じ。

もう履けなくなってしまったこのブーツ、いつか表面にラッカーでも塗って飾ろうかと思っていたのだけれど、久しぶりに見てみたらカビが生えている。

過去の思い出を大事にしようとか考えてる癖に、カビさせてしまう程度のケアしかしていないという悲しい事実。潮時と判断しました。

次の思い出アイテムは、これもICIで25年くらい前に買ったキャンピングパッド。
セルフインフレーションパッドの最初期品
当時はパンクしたらアウトのエアマットか、パンクしないけど鬼嵩張るウレタンマットしかなかった時代。そんな時に、バルブを開ければ勝手に(ある程度は)膨らむという Self-inflation mat は魔法の絨毯。キツく丸めて収納したマットの内側に、板状のスポンジが封入されている。スポンジが元に戻ろうとする力を利用して、息を吹き込まなくても7割くらいは勝手に膨らむというマット。しかもスポンジが内部の空気の動きを制限するので、断熱性も高くなる。
知ってる人には刺さる
Cascade Designs が出したこのマット、後には THERMAREST サーマレストとしてブランドが確立されることになる。

このマットはまだ現役なんだけれど、表面素材がツルツルなのが欠点。テントの設営地が少しでも傾いていると、寝袋ごと滑り落ちて、気がつくとテントの床にそのまま寝ている。そんなことが何度かあって、僕はサーマレストの新型を買い足して、このカスケードマットは2軍落ちのまま仕舞われていた。 

クライミングシューズも断捨離。
あと2ヶ月はクライミングができないし、その後徐々に上げていくにしても、以前のようなレベルで登れるようにはならないだろう。
銘品ミウラー
昔はタイトな靴のほうが登れるようになると言われていたし、僕もそのことを信じていた。普段25cmの靴を履いているのに、このミウラーは23.5cm 改めてみてみると、頭がお◯しいサイズ感。つま先側のソールがすり減って、一度貼り替える程度には使っていたのだけれど、二度と履ける気がしないのでサヨナラした。
2/3をドナドナ
外のシューズ3足のうち、一番使い込んで履き心地が良い Verdon だけ残した。
後ろの Quantum (青い紐靴)と、 Drago (黄色) は、仲間に引き取ってもらった。

「もしもボックス」(BCに携行する緊急キット)の中身も見直し。
備えよ常に」でブログ内検索すると出てくる、これ。もしもボックスの冬版ね。この中身も劣化するので、定期的に見直さないといざという時に役に立たない。
古いストラップを外して捨てた
スノーシューについているストラップが一本切れたので、そのペアについているストラップは全数交換とした。
切れてます
折クセがつき始めると寿命が近い
変色・褪色・硬化・粉吹き そんな症状が出たら早めに入れ替えるのが吉。

そして、冬用装備の一部も断捨離を決めた。

僕は雪山で寝るのが好きだった。
REIのゴアテックスビビィサック
死体袋みたいなビビィサックに、厳冬期用の寝袋を入れる。それだけで、凍死することは無いという安心感。実際…半雪洞というか、単に塹壕を掘ってそこで寝泊まりしたこともある。
溝を掘ってかりそめの屋根をかける
変な人
2泊くらいするなら、ちゃんとした雪洞を掘るとか、テントを張るほうがいい。でも、一泊で安定した天気予報なら、こんな適当なやり方で山に入っていた。

この写真のビビィサックは、内側の防水膜がベタベタになって剥離し、ずいぶん前に廃棄した。で、もうそこまでシビアな冬山に入ることは…ないだろうと思うので、ダウンの寝袋も処分する。
REI厳冬期用
これは、限界マイナス36度、快適マイナス20度くらいの超厳冬期用。マイナス15度くらいだと、パンツに半袖Tシャツでも暑くて寝ていられず、ジッパーを開けて寝る…みたいな。
幅広のダウンバッフル(寒気避け)
首元の寒気避け
表面はゴアテックス
シームシーリングはされていないから、防水ではない。けれど、表面はゴアテックスなので、水やお湯をこぼしても軽く振れば無問題。雪や、テント内の結露による露、霜、氷にもわずわされないで済む。

しかし、ゴアテックスカバリングのせいもあって、収納性に難あり。
500mlのペットボトルが小さく見える
何よりこのロフト感がすごい。
高さw
ダウン製品は保管の際に「ふうわり」とさせて、「圧縮されない」ことが大切。そうは言っても、このクラスの寝袋2つで押し入れの1/4がパンパンになるのはちょっと…

え?このクラスの寝袋2つ?
はい、実はもう一つあるのです。
REI冬季遠征用
こちらは表面がゴアでなく、封入されたダウンの量も…少し控えめ。
限界温度マイナス20度、快適温度マイナス10度くらいだったかな…
ロフトw
こちらもボリューミーなダウンバッフル付き。

どれくらい無敵なのか、Nanga のダウンバッグ・三季用と比較してみる。
日本サイズとアメリカサイズ
使用を前提としている場所が全然違うんで比較するのも変なんだけど…
なんかおかしいことがわかってくれると思う。
厚みが…違いすぎる
Nanga が流石だなぁと思うのは、冷えやすいところだけダウン量が増やしてあるみたいなとこ。全体的なダウン量は控えめなんだけど(スリーシーズン用なので当たり前だけど)、足首から先の、末端で冷えやすいところは明らかにロフトが大きいんだよね。

ということで、冬用のダウンバックは2本とも断捨離する予定です。

おしまい

2022年12月19日月曜日

ニコイチ補修 MSRスノーシュー

怪我をして遊びに行けないので、壊れているモノをぼちぼち直すかシリーズ…
20-21シーズンの終盤に、ユーヤのMSRスノーシューがぶっ壊れた。

その時の記録はこちら

で、ユーヤがAtlasの新型スノーシューに買い替えた時に、壊れたスノーシューを引き取っておいたのだ。
ハーネス(バインディング崩壊)
MSRの布デッキ(ハイパロン?とリップストップの高強度メッシュのラミネート)の、このタイプが登場した時は、随分と話題になった。

**注: 以下で行っている作業は、MSRならびに輸入代理店が認めているものではありません。修理やメンテナンスは、正式に修理作業を行うことを認められた専門家に依頼して行いましょう。**

MSRのスノーシューは、布デッキもプラデッキも、ハーネスの接続部分の幅が一緒。モデルや年式によって、デッキが回転しすぎないように止める爪の形とかは微妙に違うけれども、流用は可能。
ハーネスだけを交換
クレビスピン(取り付けピン)などのパーツも、基本的に同じもの。メーカーに尋ねたわけではないけれども、フィールドで万が一破損した場合のことを考えての配慮だと思う。パーティで予備パーツを持っておけば、流用できるわけだからね。



すっぽんピンセット
こうした細かい作業で役に立つのは、すっぽんピンセット。逆作動ピンセットとも呼ばれる。ピンセットから手を離すと、普通のやつだと持ってる物が離れちゃう。こいつは逆に、ピンセットを握って対象物を挟んだところで手を離すと固定される。

上の写真にある、リングが抜け止めになるわけだけれど、一度つけ外しするとリングが微妙に変形する。そうなると、ふとした拍子に脱落することも、「稀」ではあるものの起こりうる。

実際、自分もそれを経験しています。BCに入る時は、必ず予備のクレビスピンと、割ピンを持参すること(重要)。
ドナーとなったEVOスノーシュー
EVOスノーシューからハーネスを外してドナーとする。このEVOはヒールエレベーターがついていないので、その分「ちょっとだけ軽い」そして、使い方がシンプル。その代わり登坂がちょっと苦手。

BC初級者が同行する時とか、万が一のバックアップ用にと思って買ったやつなのだ。
ハーネスの分解
加水分解が進んだハーネスは、もうどうしようもない。リベットの頭をドリルで飛ばして外す。メタル部分だけは、何かで流用できるかもしれないので、ジャンクボックスに保管。
ブラインドリベットでなんかやってみようかなぁ
多分だけど、スノーボードバインディングつけてあげたら、ラチェットで締められるし便利なんじゃないかなぁ、重くなるけどネ

2022年6月27日月曜日

Ride9 川坊主探して片品へ MTBライド

A子J君の親子に、グンマーの素晴らしさを刷り込めたので安堵感。
やっぱりMTBって楽しいな…

梅雨の晴れ間を縫って、源流域を探索する旅にでかける。
まずは心のふるさと、道の駅片品へ。

しばらくの間、車を置かさせてもらうので、迷惑にならない場所を探す。
道の駅から思い切り離れた、川沿いの場所に駐車して、MTBをセットアップしてスタート。
橋を渡って上流へ
まだ6月とは思えないくらいに気温が上がり始めている。
今日のセットアップ
荷物は少なくしたいので、パッキングには工夫した。
*ダウンチューブ下のツールボトル = 補修用品
*トップチューブ下のフレームバッグ = 貴重品とおやつ
*ハンドル後方のステムバッグ = ドリンク
*シート下の保冷バッグ = しゅわしゅわドリンク

神様お守りください
これ以上怪我しないように(切実)、通りすがりの神社にお参りする。
仏様お守りください
これ以上怪我(略)
あの林道
この春先、尾瀬岩鞍からとある沢を下降した。このBCルート、最後は林道に出て終わる。この林道が、長いわ斜度は緩やかだわで、雪のコンディションをしっかり見ながら、入るタイミングを考えないといけない。うっかり下地ができる前に、降雪の直後に入ったら、間違いなく「下山なのにスノーシューラッセルで汗だく」という罰ゲームになる。

実際、僕とユーヤで下降した時は、残雪期でラッセルはなかったものの、「妖怪の巣」となってしまっていた。ちょっと斜度のある日陰で加速(と言っても小走り程度)させて、日向に出た瞬間に…グググッと…減速してしまう。

「下山なのにダブルポールでストック滑走」

しかも正面向けるスキーならまだしも、横向きのスノーボードでストック滑走…
まぁその、上部斜面がよろしいだけに、最後の最後、下部の悪条件が涙を誘ったわけですよ。

ただまぁスノーボードで滑走するにはあれな林道って、MTBで走るとちょうどいいい。

あれ?ここ、MTBでクライムアップしたら楽しいかも?そう思って今日はここにきたのです。
どん詰まりにはテント張ったら楽しそうな広場。
林道のどん詰まりからさらに奥に、クローラーでないと入るのが難しそうな小径が伸びている。その脇には綺麗な流れが…
浅すぎで川坊主は生息不可能
MTBのローギアでも登れないくらいの急坂を、押しと担ぎ交えて上り詰めた。
とりあえずシュワシュワ
水分補給したらいよいよダウンヒル。
あっという間にダートが終わって舗装路まで戻ってきた。

そのまま方向を変えて、川坊主がいそうな流れを求めて上流に向かう。
日陰は涼しい
おだやかーな登り坂をのんびりと
そして…今期初の川坊主発見!
尾瀬の奥から流れ出す沢、そこにいかにも潜んでいそうな淵があった。
そっとMTBで脇道に乗り入れて、駐輪し、足を忍ばせて行くと…

でまぁ、満足したので撤収
下りにそなえてシートを下げた…短足なわけではない
シューっと降って国道を経由して道の駅まで戻る。

なぜかパンツまでびしょびしょになっていた、フシギダナー

そのままだとお店屋さんにも入れないので、着替えて遅お昼。
芳味亭にIN
怪我とかいろいろあるけれど、こうやって川坊主にも会えたことに感謝。