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2025年5月17日土曜日

サスペンションステム導入 RED SHIFT Shockstop stem

ブルベに代表される自転車のロングライドでは、「いかに不快感を排除するか」が結果を左右する。自転車に跨ったままで、長い時間を過ごすスポーツというか修行というか…そんな遊びなのだから、身体への負荷も大きい。

結果を左右するだけじゃなくて、清く正しく美しい勤労者として生きていくには…体調管理が大切だ。

シャチョー、今日休みます
なんで?
手が痺れてモノ持てません
なんで?
自転車で遊んでて…
クビね

まその、今時そんな労基法違反の職場は無いにしても、

「あの人、自転車乗った次の日は使い物にならないよね」

なんて言われたら…ねぇ?
そんなわけで、サスペンションステムを買いましたw

ステムに3万円弱…

いやその、これがイイモノであることはずっと知っていた。特にグラベルライドや、超ロングライドでの評価が高い。

でもなぁ、これに3万円かけるほど、ロングライドに力を入れるかわからないしね。

えぇ、そう思っていた時が、ボクにもありました…

ずっしり感

グラベル用途だけあって、デリバリー時(出荷時設定)のアングルは6度アップ。姿勢を起こして乗車することを想定している。

でもねぇ、最近思うんだけど…グラベルロードとか、エンデュランス系のバイクって、フレームがすでにアップライトじゃん?それに加えてアップアングルのステムとか使うと、身体起きすぎませんか?

ボクのRidgeback Ramble はグラベル・ツーリングバイクでアップライトなフレーム。てなわけで、エラストマー交換に合わせて裏返しして6度ダウンに変更。エラストマー設定は体重による設定レンジ内で一番ソフトに(動きやすい)した。

RED SHIFTの前に付けてたのがこれ、TRANZ-Xのアンチショックステム80mm

ストローク量2mm

タイポじゃなくて、ストローク量は最大3mmくらい(ブラケット位置)。

コラム取り付け位置に、うっすいショック吸収シートが挟み込んである。ほんでもって、コラムジョイントに、ピボット機能があるのです。ショックをうけると、シートが圧縮されて、ブラケット位置で数ミリ程度だけストロークする。

あんまり期待してなかったんだけど、それでもショック吸収にはそれなりに効果があった。200~300km程度ならこれで十分なくらいの効果。カーボンハンドルとか、バージェルよりは多少マシな感じになる。REDSHIFは、こいつの10倍ストローク量がある。だから、機能が優れているのは最初からわかっていた。

目立たない

この記事を書いている6/15日時点で、すでに2本(AJP200km、BRM600km)のブルベを完走した。効果には非常に満足している。
  • 上半身の疲労軽減  
衝撃に構えず、リラックスできる時間が増えるので疲れにくい
  • お尻のダメージ軽減  
ちょっと意外だった。体重を今までよりも多くハンドルに乗せられるので、お尻への負荷が大幅に減った。
  • ポジション改善  
今までは、衝撃から手を守るためにステムを短めにしてアップライトな姿勢をとっていた。REDSHIFTでは、1cm ステムを延ばし、サドルを5mm前に出した。本来とりたかった前傾姿勢を取れるようになり、風の抵抗が減り、ペダルも回しやすくなったと思う。
  • 下りコーナーの安定性改善 
荒れた峠道を下る時、振動・衝撃をいなすために、ハンドルへの荷重を抜くことが減った。蜘蛛の巣状に細かい割れ目があるような、劣化した舗装では、振動が激しいのでハンドル荷重を抜く。すると、フロントのグリップが低下するので、タイトなコーナーで膨らみやすくなる。サスペンションステム導入で、ハンドルを抑え続けることができる。コーナー手前のブレーキング、コーナリング中、タイヤに荷重を入れた状態でバイクをコントロールできるのは大きい。

以上のようなメリットがあるので、購入して大いに満足している。特に、オーバーナイトがある400km 超のライドや、数日間にわたるサイクルキャンピングなど、大いにお勧めしたい。ホントだよ