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2022年7月30日土曜日

Long Slow Hike 中禅寺湖周回…ついでに社山と黒檜山

ようやく天気が回復しそうなので、どこかに体を動かしに行こう。
久しぶりのハイキングだから、難易度低めで、低負荷、そして心肺機能の向上に繋がりそうな、ロングコースがいいなぁ。

そんなことを考えて中禅寺湖を一周することにした。

なかなか天気予報が当たらず、ようやく晴れ予報が出たので、早朝主発して歌が浜のパーキングにイン。ここの駐車場だけど、以前は前夜車中泊とかさせてもらったことがある。しかし、今はしっかりと、車中泊、キャンプ等禁止、駐車場内火器使用禁止の看板…

また一つ貴重な車泊ポイントが失われました。
英国大使館の別荘跡地
気を取り直して湖岸道を時計回りにスタート。すぐに英国大使館別荘記念公園に着く。
こんな別荘欲しいw
ここでティータイムとかしたいw
なんというか、「別荘で避暑の時もジャケットに革靴」的なキッチリかっちり感がある場所でしたが、これが英国流ということでしょうか。
イタリア大使館別荘跡地
ここでピッツァパーティーとか…
別荘で避暑の時は、昼間からスプマンテで乾杯して、芝生の上でおねーちゃん達とイ◯ャイチ◯的なフリーダムを感じましたが、これが伊国流ということでしょうか…

私はそうですね、どちらを所望するかと言えばイタリ…なんでもありません
神は私たちを見守ってくださる
汚れた私の気持ちを知ったかのように光が満ち、その中をバーナーで焼かれる炙りサーモンのように粛々と進みます。
遊覧船の船着場から男体山
やがて船着場で中禅寺湖の眺めが開けます。
八丁出島
反対側には八丁出島が湖の中に突き出している。
今日はあちらには行きません。というか、この辺りで看板を見つけたのだ。

「湖岸道は大雨でやられちゃったから工事してる」
「通り抜けられないからゴメンねゴメンね〜」 ← 意訳

えっ?
しかしよく案内を見ると、「湖岸道」は全面通行止めだけれども、社山までの道は特に何も書いていない。社山から黒檜山経由して、千手が浜に出れば湖岸道に戻れる。湖岸道通しよりは時間もかかるし、標高差も距離も増えるけど、まぁいいか。
久しぶりの日差しが嬉しい
時計回りのいいところは、全行程の半分ちょい行ったところの千手が浜や、その先の菖蒲が浜からバスが出ていること。そこで疲れていたら、バスに乗れば二荒山神社とか華厳の滝周辺まで帰ってこれる。なんなら遊覧船を使ってもいい。

という、初心者初級者が気軽に足ならしをするのにおすすめの場所なのです。
噴煙たなびく阿蘇山…ではない
湖岸を先まで行くと通行止めに引っかかりそうなので、手前の分岐で稜線に上がる。中禅寺湖展望台から半月山を超えてくる遊歩道と半月峠で合流し、社山に向う。
社山に向けて標高を上げていく
夏に向かって登る。
稜線歩きは楽しいな
社山には割と早く着いた。時間にも余裕があるので、このまま黒檜山経由で進むことにする。
静かな山頂
登山道では、父娘のペアひと組と出会ったけれど、他には人がゼンゼンいない。というか社山の往復ならそんなに時間がかかるわけではないので、他のハイカーのみなさんは多分もうちょっとのんびり出発するのでしょう。
わかりにくい取りつきを抜けるとトレースが
ここ、社山から先はルートが分かりにくく、上級者向きとなっている。自分も間違えて「足尾」方面に降りかけてしまった。

降り口の踏み跡が錯綜していて、「ここで間違いがない」という踏まれた小径が見つからないのだ。下降点にはしつこいくらいにマーキングがしてあるのだけれど、そこから下を見ると踏み跡が無い。

そして左手を見ると、よく踏まれた下降路が尾根筋を真っ直ぐに延びている。

あっちか…

調子良く300m くらい進んだところで下降路は終わる。尾根の突端で、そこから先には進みようが無くなるからだ。無理して降れば沢筋に入り、そのまま足尾に入る。よく見ると「銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)」の屋根が光っている。

そこで気が付く、正規ルートは一人の登山者が踏むのは一度だけ。こちら側の紛らわしいルートは、「間違って下降して、気がついて戻る」。一人の登山者が2回踏むから、こちら側のトレースのほうがむしろ明瞭になってしまうのだ。

社山の山頂から、地形図とコンパスで方向をよく確認すれば、間違うはずがないのだけれどね。
社山山頂を振り返る
社山から降り切るとコルになっていて、稜線の右側は中禅寺湖に向けて崩壊している。
脆い岩盤が露出している
湖岸道の工事案内看板では、「崩壊により木道が損傷」「歩道の流出」が起きていると書いてあった。多分この辺り、中禅寺湖南西斜面は崩壊地になっているのではないか。
おだやかな稜線をたどる
そのままズンズン進んでいくと、左手には足尾が見えてくる。
足尾から沢筋を詰めればここに来るのかぁ…
アップダウンを繰り返しながらトレースは伸び、だんだんと笹藪が濃くなってくる。
振り返る、右の黒い三角形が社山のピーク
笹藪…
短パンはやめましょうw
マムシさん毒虫さん…こないでね
アトマイザーにハッカ油濃いめを入れてきているので、ソックスと足と短パンに多めに掛けて結界を張る。
ここを登り上げてちょっと行くと黒檜山のはず
ひとつ問題があって…
夏らしい雲が湧き上がる晴天だったのに…今はすっかり雲に覆われている。
で、気のせいだと思うのだけれど、遠くのほうで「ゴロ…ゴロ…ゴゴロ…」と鳴り出したような()
笹藪の中に道標
とりあえず記録のために写真をとりつつ、先を急ぐ。この稜線上で雷雲に覆われるのは嫌だ。
頂上台地に到着
頂上は平坦で、先に進んでいくと山頂標識があった。正式な山頂はここからさらに奥のようだけれど、標高はこちらのほうが高いようなので、下山を急ぐことにする。
調光サングラスが透明になるくらいの曇り空
空を覆う雲は厚みを増し、時々サーっと冷たい風が入ってくる。夕立が来るのは間違いなさそうな感じ。
踏み跡が錯綜している
ここも明確なトレースがないので、道迷いに要注意なポイント。特に残雪期とか、悪天時には嫌だろうね。
下降路への標識
標高を下げていくと、足元が緩めのトラバースとか、滑りやすい根っこの階段とか、流水によって掘られた大きい段差とか出てくる。雨の中行動したくない感じのトレールでした。
腐葉土の道
樹林の間に覗き見る、中禅寺湖の湖面が近くなり、湖岸道に飛び出した。
ここからはよく踏まれた自然歩道
千手堂ってこんなに綺麗だったっけ?
綺麗になった千手堂
脇を通ってスタコラサッサと先を急ぐ。
若い頃気に入ってよく来ていた千手が浜。
千手が浜から中禅寺湖を見る
あわよくばここで身を清めて…と思っていたのだけれど、観光客の皆様が結構いらっしゃったので自粛。腰まで水に入るだけで勘弁してやったぜ。
西岸ビーチ
そのまま湖岸道を進んでいくと、人気の無い…静かなビーチが目の前にあった。気温は下がってきているけれど、汗と笹や葉っぱのカスで汚れた体を胸まで沈めて綺麗にした。
透明度
歩き出したところで、今年の長雨の影響で大繁殖したキノコを見つけて撮影。
キノコ大爆発
写真はここまでです。
なんでかって?
この後すぐに土砂降りモードスタートしたからw
カメラを防水袋に入れ、雨具の上だけ羽織って雨中ハイク。

真夏はやっぱり雨中ハイクっしょ、涼しいし ← 負け惜しみ

ログはこんな感じ
まぁその、きっちり一周歩き通したら、最後は両腿が軽く攣るくらいの、いい運動になりました。

おしまい

2022年7月18日月曜日

お庭BBQ(焼き鳥&焼き芋)

普段の夏と違い、怪我のせいで遠出ができないので

 暇…

というわけで、お庭でBBQ。
マメ専用のモバイル扇風機ダイレクト
最近炭を熾す匂いがすると、「お外出たい!お外出る!」そう言って騒ぐ方がこちらです。
ここに来るといいことがあるワン
真夏のBBQは暑さとの戦い。食欲も落ちる(歳よりなもんで)ので、ボリュームは控えめ。
焼き鳥の手前は焼き芋アルミホイル
卓上の炭火コンロでこじんまりと焼き鳥を焼く。コストコの冷凍の焼き鳥詰め合わせがなかなか美味しいので、今日はそれで(手抜き)。
今日は焼き芋
さつまいもを一本だけ買ってきて、焼いてみた。そのままだとすぐに焦げてしまうので、ペーパータオルで二重に包んで水で濡らし、さらにアルミホイルで包む。こうすると、じっくり時間をかけて火を入れられるので失敗が少なくなる。
中心部はしっとり、周囲はホクホク
大粒の岩牡蠣も手に入ったので、ミニサイズのスキレットで焼く。
確かダイソーで買ったスキレット
バターとごま油で焼き目をつけたら、オイスターソースをかけて最後に五香粉(ウーシャンフェン)をパラリと振る。絶対に焼きすぎてはいけないという覚悟で、中心部がちゃんと温まって、中からフワッと牡蠣の香りが出てくるようなミディアムレア。
九州の荒ぶる日本酒がよく合います(知らんけど)
今年は梅雨明けが観測史上最も早いとかなんとか言っていたけれど、明けたはずの梅雨が戻ってきてダラダラと雨。毎日のように雨。

そのせいで芝生やら植木の根元やらにキノコがドンドン生えてくる。
キクラゲらしいです
これはどうやらキクラゲらしく、近似種にも毒キノコはないようなので…食べられるらしいが…自制しました。

食後にGTバイクのフロントサスをリペア。右レッグのスタンチョン(インナーチューブ)の表面に、小さいけれどガリキズが付いてしまった。このささくれが、ローワーレッグとの間にハマっているシールラバーを擦り続けると、いずれ気密性が失われることになる。右レッグの中は密閉されたカートリッジ式のダンパーが入っているだけ、なんだけれど対策を。
ささくれた表面を研いで落とす
ナイフの刃研ぎに使うホーニングセットの砥石と、ホーニングオイルで表面のささくれを磨きながら落としていく。
粒度の違う砥石が3種類
表面の黒いコーティングも剥がれていくので、見てくれは悪くなる。けれど、表面が平滑かほんの僅かに凹んでいるだけなら、シールには悪さをしないので割り切る。
対策前(傷は小さいけれどバリがある)
砥石を軽く上下させて、「チッ」というほんの僅かな抵抗(実際には音はしない)を感じなくなったところで終了。

2022年7月11日月曜日

Ride 12 赤城山ヒルクライム

しばらくMTBばかり乗っていたので、久しぶりにグラベルロードを出してきた。

ドロップハンドル、大丈夫かなぁ…そうだ、坂登ろう、と思い立って赤城山へ。
注油とエア補充
赤城山ヒルクライムでメジャーなのは南面の旧有料道路。これは通年走行可能。それか、冬期は閉鎖されるけど北面道路がある。

で、割と忘れられがちなんだけど、南面にはもう一本道路が通っている。
ローカルの農道を辿る
赤城山の小沼(コノ)を経由して大間々に降る、この道路はゲキ狭でクネクネです。
途中に温泉郷があって、そこから上部は冬期通行止めになる。
僕はここが好きなんです。
赤城山水源の小河川
このルートは途中に「赤城神社」がある。自転車スキスキ隊のみなさまはとりあえずここまで上がってくる人が多いみたいね、手頃だし。

ちなみに、赤城神社の御神体は赤城山そのもの。だから、四方に住む皆様が、それぞれの場所に赤城神社を造ってお祀りしていると聞いたことがある。
あやしい人
赤城神社を過ぎると、ずいぶん昔から頑張っているキャンプ場の前を通り、赤城温泉郷へと上がっていく。
ヘアピンカーブの連続
くねくね道は温泉郷手前で分岐となり、そこから小沼に向けて上がる道にはゲートがある。ここから先は冬季閉鎖となる本格的な山道で、道路幅は1.5車線程度。
スピード出せないのでむしろ安全
以前ここを自転車で登っていたら、上から初心者マークを付けた軽自動車が下ってきた。ドライバーさんは若い女性で、明らかに泣いていた。

というか、それで前が見えるのか心配になるくらい涙を溢れさせ、目が真っ赤で、食いしばった歯が見えて、両手は全力でハンドルを握りしめて…

 えっ?嘘?なんで?
 走ってる車の、ドライバーの顔がそんなに見えるわけないって?

話を続けると、その車はママチャリくらいのスピードで、道路の真ん中を走って近づいてきたから…見えたんですね、顔が。

そして、その軽自動車の後ろには、5台くらい数珠つなぎの車…

みなさん、煽るつもりはないんだろうけど、できたら抜かせて欲しい的な顔で迫っている。

それくらい、初心者ゴロシのやばい道であるということ。

えっ?嘘だろうって?

失礼な…このブログはそもそもフィクションですから、フィクション、全部
赤城山南面展望台
そんな思い出を記憶の中から取り出しながら、展望台へ。
んー、この展望台、そろそろ点検しないとサビがやばいんじゃないかなぁ的なスポット。
大沼(オノ)に到着
このルートは一度ピークにたどり着いたと思うと、そこから少し降って、もう一度長くて斜度のある直線の登りが待っている。そこを登りきると、すぐ小沼の脇を通って大沼に降る。
グンマーといえばうどん
湖畔にいくつもある食堂の中から、調子よさそうなお店に入って腹ごしらえ。
大沼一周遊歩道は散歩にちょうどいい
大沼を時計回りに一周して、覚満淵をかすめて、旧ロープウェイ山頂駅へ。
ここ、一度下からハイクアップしてみたいと思ってるんだよね。
旧駅舎
駅舎脇の駐車場から振り返ると覚満淵が見える。
手前が覚満淵、奥が大沼
夏の暑い日に、ビジターセンターあたりに駐車して、覚満淵から大沼を一周すると気持ちいいですよ。

おしまい

2022年7月9日土曜日

ガーデニング(庭仕事)とお庭BBQの日

肩の診察を受けたら、多分だけど手術を勧められそうな気がする。
そうすると、肩を使うとか関係なく、「作業」ができなくなる。

なので、今のうちに、できることをやっておこうかなぁって考えて今日は庭仕事。

芝刈機の刃が丸まってきている気がしたので、ラッピングコンパウンドで刃研ぎ。
ラッピングコンパウンドと芝刈機
ロータリー式の芝刈機は、割と手軽に刃研ぎができるので良い。

この芝刈機は北欧ブランドなんだけど…日本芝にはちょっと向いていないように思う。

国産の手押し芝刈機は、1行程でこれしか刈れないの?くらいの狭い刈り幅なの。
対して、この芝刈り機は、国産メーカーよりも2〜3cmくらい幅広の刃が付いている。

どうせなら、一度に広い幅が刈れたほうがいいよね?そう思ってこのブランドの芝刈機を買った。

で、使って見て気がついたけど、ヨーロッパで植えられている西洋芝と、日本で主流の日本芝は刈り心地が全然違うのだ。そして、多分だけれど、それぞれの国で売られている芝刈機は、それぞれの国で主流の芝生に合わせた設計になっている。

西洋芝は寒地に強い代わりに、暑さに弱い。葉や茎はしなやかで柔らかく、ロータリー刃が当たるとフワッと切れている。

日本芝は冬は茶色く枯れるけれど、夏の暑さに強い。茎はしっかりとして腰があり、ロータリー刃が当たると粘るように抵抗する。

で、この北欧ブランドの芝刈機で日本芝を切ると、芝生の抵抗に負けて刈刃の回転が止まってしまう。ロータリー刃に回転力を与える両サイドの駆動輪も、国産メーカーは溝が深いゴム製。この北欧ブランドは溝が浅いプラスチック製で、芝刈り機を押す角度に気をつけないと、空回りしてしまう。

国産メーカーの狭い刈り幅と、オフロードタイヤっぽいホイールは、は日本芝をきちんと刈れるように工夫されているのだね。一度で刈れる幅は少し妥協する代わりに、力強く回る刃と、しっかり芝生をグリップするタイヤで、日本芝をしっかりと刈り取れる。

北欧メーカーは、(多分)広いお庭に対応できるように、刈り幅を広くしている。刈るのに負担がかからない西洋芝だから、可能なんだろうね。
芝生の乱れは心の乱れ

ひと段落したところで、お庭BBQ。
これも治療が始まったらできなくなるから…
モバイルサーキュレーター投入
大口径、大風量のモバイルファンが奥様と家犬のマメちゃんに好評でした。
卓上タイプのウェーバーグリルで、焼きとうもろこしを作る。
今シーズン最後か?
人間用のこれは、皮を一度めくって毛を毟り、塩水で洗ってから皮を戻して焼く。
今日のはマメちゃんともシェアするので、塩水は無し。毛をむしるだけで、炭火にイン。

グンマー国ならではの猛暑となったので、スプレーミストを出す
ミストを噴霧して気温を下げる
これが意外とバカにできないくらいに快適。
焼き物はこじんまりと、ユニセラで。
ユニセラの焼き鳥台登場
ユニフレームのユニセラ(セラミック断熱材を使ったグリル)、焼き網と炭床の網は一度買い換えたけど、本体は超頑丈。焼き鳥用の焼き台も買ってあるし、当分は付き合ってもらいましょうか。
本当はもっと炭少なくてもOKw
ユニセラの売りは、「熱の反射効率がいいので、少ない炭でしっかり焼けます」。
でもねー、おっさんは、どうしても炭多めにしちゃうんだよね。

歳のせいか、割と早めに満腹になってしまったので、早めに終了。
今日も有意義な1日でした。

2022年7月4日月曜日

Ride 11 ゆるポタMTB + 夫婦でクッキング

Ride 10 で崖から墜ちて、反省はした。
ええ、しました、しましたとも。

ま、日常生活は普通にできるので、整形外科の診察を受けるまでは軽い運動は続けましょう。

そんなわけで、期日前投票がてらゆるポタに出かける。
グラベルロードはドロップハンドルで、前傾姿勢がなんとなく肩に悪そうなのでMTBで。
結構人がいてびっくり

グンマー國の首都にある気象台、そこの芝生の広場を通りすぎたら係員の人が二人いた。

芝生が張ってあり、風が通るようになっているということは、多分気象観測用の敷地なんだろうね。観測器を収めたような箱型の設備もあるし。

見ていると、係員の人たちの観測?計測?は終わったようだ。
ジロジロと興味深そうに見ている僕と目があったので、声をかけてみた。

あのーすみません!ここが日本で一番暑いところですか?!

係員の人たちは、悔しそうにこう言った。

昨日は栃木に負けましたー
甲府にも負けましたー

えっ?それって勝ち負けなんだwww
悔しいんだwwww

とまぁ、いろいろと感じたことはある。
皆様もお仕事があるでしょうから、返事をしていただいたお礼を丁重に告げて失礼をした。
日本で3番目に暑かった場所
自宅から首都までの往復は、普段は通らない道を選んでみた。スピードの出ないMTBで、住宅街をのんびりと流して走る。
水の都
グンマーというとなんとなく乾燥しているような雰囲気がある。しかし、首都の前橋は、市街地の中心をいくつも水路が通っている。これは、ちょっと意外…知らなかった。
水路の脇には遊歩道
都市としての発展性とかでは、前橋は高崎に負けていると思っていた。ただ、ここも歴史の長い街であるわけで、なんというか、蓄積された底力みたいなのも感じた。
農業用水かね?
なんというか、前橋のほうが文化的な香りがするんだよね。ただ、それは、高崎から見ると、お高く止まってるとか、スノビッシュみたいにも見える。

僕は高崎に長く住み、今は前橋に住み、過去には東京とか横浜とかにも居た。引っ越しを何度もしているせいか、比較的冷静&客観的に地域性みたいなものを、見られるような気がする。

ただ…横断歩道で歩行者が待っていた時、車が止まる率は「前橋」のほうが高いと思う。
センス高め
帰宅したら、奥様が魚を用意してくれていた。
タイを使って何か洒落た料理を作ってみたいらしい。
下ごしらえ完了!
キンキも二尾あるので、オーブンで塩焼きにした。
キモは日本酒で洗って、軽く塩を振ってトレイの脇で火を通す。
オーブン料理は楽ちん
パエリアパンのタイにもいい感じに火が通ってきた。
蓋を被せて蒸し煮に
結構豪華な感じにできたね。
彩もよろしい
今度、コロナが落ち着いたらお友達を呼んで、ワインでも飲みながら食べたいね。
キンキの塩焼き
キンキのキモをほんのちょっと箸の先に乗せて、身と一緒に食べたらご飯が欲しくなりました。

おしまい

2022年7月2日土曜日

Ride 10 MTBトレイルライド 崖から墜ちました…

ウワッたぁぁ!

僕は右が崖になっているシングルトラックを走っていた。

そこだけは行っちゃダメだろうというトレースに、フロントホイールが乗ってしまった。

あっという間もなく、ホイールはトラックを外れて宙に浮く。
次の瞬間、握っていたハンドルバーがガクンと引き落とされ、僕もバイクも一体となって崖下に落ち始めた。

ジャイアン結構マッチョだよね

僕の右肩は、相変わらずチリチリとした痛みが続いている。
脱臼しているわけではない。パワーも普通に出せる。
流石にぶら下がる気にはならないので、クライミングはお休みしているけどね。

痛みはあるけれど、MTBやグラベルバイクに乗るとか、軽めのウエイトとか、アブローラーだってそこそこやれている。

唯一、右腕を水平に目の前に出した時、ピリッとした痛みが走って…
なぜか一気に力が入らなくなる。

で、だましだましなんとか…治癒を待つのもありかなぁなんて思って、今日も長瀞でジャイアンがやっている、BLSS (Bike Life Support System)の MTB ガイドツアー(初級)に参加しに来たのだ。

この日は他に2人の参加者さん。
感じの良い若者二人。で、初級ではないw
若者2人に混ぜてもらう、ありがと
最初の1本は足慣らしを兼ねて初級コースを下る。
途中で休んでる時に、ジャイアンが聞いてきた。

 根っこルート行ったことありましたっけ?

あーなんか覚えている気がする。
随分前に、雪山宴会部のいしでーらさんが帰国した時、タメちゃんと213ちゃんと、ここに来てジャイアンのガイドで走ったんだ。

 あー、そこ多分行ったことある。
 狭い馬の背状の根っこの階段でしょ?

 そう、濡れてると滑って嫌だけど、今日は乾いてるから…行っちゃう??

あそこは確か…初級ではないw
でも、そこがすごく楽しかったことが記憶にあって、当然「行こうよ」と口に出していた。
樹林の中を右に左に
そこは上部は初級コースと共通だ。良く踏まれた赤土とトレールが続いている。

初級コースとの分岐は急な登りになっている。手前でスピード乗せて、勢いつけて急坂の途中まで上がる。そこから20m くらい、真剣に漕がないと止まってしまう斜度の登りが続き、その後はフラットになる。

問題は、ここは左から右へ落ち込んでいる急斜面であること。その斜面を突っ切っていく、フラットなトラバースのシングルトラック。左は登るのも大変そうな壁で、右側は針葉樹を皆伐して開けた急斜面。

転落したら、背骨を打ったり、残置された丸太の隙間に足突っ込んで骨折したり、切り株で尾骶骨を打ったり、タダではすまないような…圧高めなシングルトラックが 80m くらい続いている。

ジャイアンが先行しながら、叫んでいる。

 ここ、1箇所だけ段差があります!

赤土のシングルトラックの途中に、1箇所だけ高さ15cm くらいの段差がある。
岩盤が露出していて、そこだけ赤土が切れて、段差を降りるのだ。

しかし、なんということはない段差ではある。フルサスのMTBにとっては、縮んだサスがちょっと伸びるだけみたいな段差。というか、ここは、「落ちたらやばい」けど、「まず落ちることはない」くらいのやさしいトレイルなのだ。
安全運転のコースどりw

なのに僕は、やっちゃいけないこと、そこだけは行っちゃダメだろうというトレースに、フロントを乗せてしまった。

ホイールはトラックを外れて宙に浮き、ハンドルバーがガクンと落ちこみ、僕はもんどり打ってバイクを飛び越えそうになる。

なぜか僕は冷静に状況を観察していた。ハンドルから手を離さず、自分のおへそを覗き込むように上半身を折りたたみ、前転に入る。

前転しぐるっとバイクの下をくぐり抜け、頭上にバイクを持ち上げたような体制になったところで、ハンドルを放す。バイクは右下に飛んで行った。

雑木とか切り株が股間に入り込んで、大事なところを打たないように、膝をしっかり締めて下を見た。切り倒された丸太が何本か綺麗に並べられている。その上に狙いを定めて、腰を斜面にこすりつけながら丸太に着地する。膝を柔らかく曲げてショックを吸収したら、思いの外ダメージなしに着地が決まった。

次の瞬間、右手の下部斜面に僕のGTバイクが着地し、なんか嫌な「ガリィ」って音がした。

 あぁ、あそこまでバイクを取りに行くの大変だなぁ
 修理にあんまりお金かからないようならいいなぁ
 乗って下れなかったらどうしよう

そんなことを思った。

ジャイアンが上から叫んでいる。

 おーい!
 大丈夫かぁ!

そうだよね、ガイドツアーでゲストが怪我したらまずいよね。心配かけてごめん。

僕は、自分に怪我はないこと、着地がうまく行ったこと、スノーボードで散々転んでなれているせいだ、そんなとりとめのないことを上に向けて叫ぶ。

同行していた若者二人も心配そうに声をかけてくれ、ジャイアンと僕の二人でGTバイクを救出し、ダメージコントロールをし、ツアーは継続することができた。

僕はその後の2本は安全運転に徹しつつ、なんでああなったんだろう?ということを考えていた。

結論としては、肩の怪我のせいであろうと。
段差を降りるショックを吸収するため、腕を伸ばしてバイクを前に送り出した。
で、その姿勢が、腕を水平に目の前に出した時と同じ。

ピリッとした痛みが走って…一気に力が入らなくなる。
右腕が脱力して、左腕が生きているから、ハンドルバーが右周りに回転し…
それがあの段差のところで起こってしまったから、右の崖にダイブするはめになった。

怪我なくリカバリーできたのは、本当にラッキー以外の何物でもない。
インナーチューブに薄ガリ
崖下から引き上げたGTはハンドルの向きがずれただけのように見えた。ヘックスでステムを緩めて、位置を直し、そのまま乗りつづけた。帰宅して良く見たら、フロントサスに擦り傷が何箇所か。

機密性が必要なエア室があるのは左レッグなので、右レッグの傷でまだ良かった。
とりあえず、次の休みに、オイルストーンでバリだけ落としておこう。

そして、やはり、右肩はちゃんと治そう。

クライミングや、登山の鎖場、マウンテンバイク、ここぞというポイントで今日みたいなことが起こったら、シャレにならんもんね。

整形外科の診察予約を取ろうと、心に誓ったのでした ⬅︎ おせーよ