管理されていないエリアで滑るわけだし、自己責任の遊び。リスクマネジメントそのものすら、この遊びの一部であるとも言える。そんな遊びなので、パーティーメンバーはリスクコントロールできて、自立して行動できないと困る。
ただねぇ、これをあんまり真剣にやると、仲間が増えないんですよねw
そもそも、「バックカントリーやってみたいっ!」て言ってても、「ハイクアップとかイヤっ!」って人がほとんどだしね。
必要なギアの話始めると、雪崩ビーコンが5万円、プローブとスコップで3万円、バックパックが2万円、スノーシューが…そのあたりで話が終わる。「もう…いいです」
なので、BCやるために自分で積極的に動いている人は貴重で、その人たちへの敷居は低くしておきたいと考えている。
以前、「山力(やまぢから)」について書いたことがある。総合的な山力がそこそこあれば…舎員推薦は必須だけど…あたたかく迎え入れたいと思っています、はい、ホントよ?
あいかわらず、前振り長いな…
今日は、そんな新人さん達ウエルカムなほのぼのBCデイ。シンプルに至仏山の山頂行って、最短コースでボトムまで滑って帰ってくる。
ホントーはカズくんも来るはずだったんだけど、研修とか出張が入って来れなくなった。
時間に余裕を持つために、早めに集合して鳩待峠へ上がる。
スキー・ボード混成なのはボクらのスタイル。
ワル沢源頭のナチュラルパイプも、雪が締まっていて滑りやすそう…ということで…
ハイクを再開して、燧ヶ岳見えるいつもの場所で、シャッターを押す。
山ちゃんの推薦者はユーヤ。基本的に、推薦者が新人舎員のバディを務める。
笑顔担当のモロちゃんはここでも大活躍
今期出勤率高いのがヨッちゃん。モロちゃんが推薦者。
ヨッちゃんは人見知り、タカやんもそうだし、ボクもそう(ホントよ?)
ペースいいっすね |
ハイパーテレマーカー |
だんだん馴染んできました〜 |
BCって遊びは、メンバーの信頼関係が大事。もしもの時はお互い様だし、埋まった時に助けてくれなかったら困る。そんな理由からか、 一回一緒に山入るだけでなんとなく…他ではできない結びつきができるような気がする。
ふと気がついたら、2時間少しで山頂に到達していた。
新歓のゆるゆるBC…のはずなんだけれど…パイプで遊んでこのペース?
標準コースタイム、確か4時間…のはずなんだけど…まぁいいかw
シュウちゃんはガジェット好き。フルサイズ一眼を持って上がってきた。
シュウちゃんのバックパックからはドローンも出てきたw
富士山BCでタクジにドローンで撮ってもらったの思い出した。
僕らのパーティは、全員が無線を携行している。無線って言っても特定小電力なんで、間に尾根が入っちゃったりすると全然通じない。でも、見通しなら数キロ先まで余裕で届く。そして、「全員が持つ」ことで、間に中継する人を挟むことで意志の疎通ができる。
ツヨツヨシュウちゃん |
飛んでいきたい! |
画角が新鮮! |
基本曇り時々薄陽 |
飛ぶユーヤ |
攻めるヨッちゃん |
荷物多いシュウちゃんw |
モロちゃん |
燧ヶ岳とテレマーカーモロちゃん |
何のために?
先行者は、地形上の罠をチェックするんだ。上から見て落ち込んでる斜面とかにできる、見えにくいクラックとかを確認する。そして、位置とリスク程度を後続に連絡する。
先行偵察でリスク管理するのって、BCでは大事だと思っている。ソロの時はその方法が使えないので、安全のマージンはより大きく取る。簡単に言えば、ゆっくり、確実に滑らなければならない。
この1週間の暖気で、沢の水量がずいぶん増えている。一部では流れが露出しはじめた。
戸倉駐車場に戻って、みんなでランチ。
フライパンで、わいわいランチ。