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2023年8月31日木曜日

もろもろメンテナンス

走行距離が延びてくると、いろいろとメンテナンスが必要になる。

サイクルが短いのが洗車と給油、走れば汚れるから洗車しなければならない。洗車したり、雨に降られれば油切れ起こすので、可動部に注油が必要になる。

次にサイクルが短いのが消耗するパーツの交換。ディスクブレーキのパッドやローター、チェーン、ワイヤー類、油圧ディスクならブレーキフルード(オイル)、タイヤとかね。
スタンドにあげて点検
今回はチェーンがそろそろ限界だったので交換。いままではワンタッチでつけ外しができるミッシングリンクを使っていた。でも、一度付けたら外すことって無いので、今回は基本に戻ってアンプルピンで繋ぐことにした。
リンクとアンプルピン
タイヤがセールになっていたので、買い置きする。
今まで Panaracer のグラベルキング700-32c を使っている。特に不満はないのだけれど、32cほど太くなくてもいいのではないか?そう思い始めた。

そして、グラベルキングはチューブレス運用の場合、最大空気圧は 3Bar(3気圧)。で、ロードバイクやったことがある人なら「なんじゃそりゃ?」って思うくらいの低圧なわけですよ…

グラベルタイヤなんで、ショック吸収とか、グリップ考えると低圧運用が正義。実際長距離走ると、このタイヤの楽さがよくわかる。

ただねぇ、もうちょっと細いタイヤで、もうちょっと空気圧上げた方が抵抗は減るだろうし…楽なんじゃないかなぁ…ってねwww

で、シュワルベのチューブレスタイヤを手に入れた。幅はフロント25c、リアは28cにした。リアを太くした理由は特にないけれど、ロードでもMTBでも、僕がパンクする時ってだいたいリアなんですよね。なので、リア側はエアボリューム大きくしておいたほうがいいかなぁって。
黒茶ツートーンタイヤにこだわってます
グラベルキングは軽量なのだけれど、ケーシングが薄い。最初に組んだ時って、サイドからじんわりシーラントが滲み出てきて一晩で 3 → 1.5 Bar くらいまで下がる感じ。

シュワルベは、ちょっと重さを感じるけど、その代わりケーシング内膜の気密も高そうです。
ラバーのカバリングが厚め
タイヤのセンター、常時設置している部分には、耐パンク性能を高めるブレーカー帯が入っている。ブレーカー部分を触ると、比較的薄め。

いや?サイドウォールにコシがあるから、それに比較して薄く感じるだけか??
全体にハリがあってしっかりしているけれど、タイヤセンターだけはややしなやかさを感じる。グラベルキングとはちょうど反対みたいな感じなので、これで走ると実際のところどうなるか気になるね。
回転方向指定あり
メンテナンスでもう一つ重要なのは、ポジションの見直し。

乗り込んでいくと、だんだんとポジションが変化してくる。スポーツバイクを乗り始めた時は、静止状態や低速で楽なポジションを選ぶ。

ハンドルは高く、近くして、呼吸が楽で視界が確保できて、手に重さがかからないように。
サドルは低くして足が付きやすくして、体重を乗せやすい大きくてクッションのよいサドルをつける。

そんなふうに乗り始めて、乗り込んでいくと違う視点が見えてくる。向かい風の時に楽な低い姿勢にしたいとか、ペダリングをしやすいようにサドルを上げるとか…調整をする必要がある。 
コラムカット
ボクの場合は、ハンドルの位置を段階的に低く、遠くしてきた。
現状でほぼポジションについては確定。ハンドルの位置をもう一度高くしたい!そうなることは無いっぽい。
ステム上部の余りシロ
ステム上部の、幅広のゴールドシム程度が余分なので、ここを切り落としたというわけ。
グリス補充して再組み上げ待ち
何日か雨にも降られたので、フロントフォークを抜いてベアリングを清掃。グリスを補充して戻して完了。これでしばらくは安心だね。

2023年3月25日土曜日

ロードバイク・ハンドル周りのメンテナンス

肩の手術で運動できなかった期間に、自転車再開に向けて少しずつパーツを買い揃えていた。

シフトワイヤーとブレーキワイヤーの定期交換もそろそろだったので、ハンドル周りを集中的にメンテしたという記録です。

今までのFizi:kの厚手バーテープ
用意したパーツはこんな感じ。
イヒヒ
  1. Prime カーボンハンドルバー
  2. ブラケットカバー
  3. PRO ハンドルバージェル
  4. エンドテープ
  5. ハンドルバーテープ
  6. 他に、Nissenのブレーキ&シフトワイヤー前後
目的はワイヤー定期点検、2年くらい使ってると、中でほつれたり、屈曲部にクセがついて調子悪くなることがある、それの防止。そして、快適性の向上ね。バーテープと、バージェルの弾力性復活とか、滑りの防止とか。

あと、ブラケットカバーの交換。カバーはゴムでできているので、少しずつ伸びていく。伸びるのと、摩擦で薄くなっていくと、ヒルクライムの途中で微妙にズレることがある。で、カバーはカッターで切って外せるけど、新しいカバーをどうやって嵌めるか。ブラケットがハンドルについたまま、ブレーキレバーの先からムギューーってはめる方法だと、なんとなく…伸びちゃうのが早い気がする。やっぱり、ブラケットをバーから外した時に、カバーを付け替えるのが美しい。

一番期待しているのが、ハンドルバーをアルミからカーボンへ変更すること。これは軽量化が目的ではない。このバイクって車体そのものが重いので、ハンドルだけ軽量化してもあんまり意味がないのだ。

そうではなくて、路面から伝わってくる微振動をカーボンが吸収してくれて、ロングライドが快適になるんじゃないか、そんな期待をして変えてみる。
バーテープ剥がす
まずはバーテープ剥がして、ワイヤーを交換。フロントシフトワイヤーのケーシングが、途中で屈曲してたので交換。それ以外のケーシングは点検だけして、そのまま使うことにする。インナーワイヤーは4本を全部交換。ハンドルバーを入れ替えて、ブラケットを付け替えて、そこから出ているケーシングをハンドルに沿わせて位置ぎめした後にエンドテープで止める。
バージェルの位置合わせ
ハンドルバージェルを乗せて、余りをカットした後にエンドテープで止める。バーテープの下巻きみたいな感じで全体に巻いてみた。
I liveの和柄バーテープ
今回は黒茶みたいな色のバーテープにしてみる。トンボ柄は、武士の甲冑や小物によく使われると聞いたことがある。トンボは前にしか飛ばないので、「退却をしない勇敢さの象徴」とされているんだって。

なんだろう、英語で言うと FSA Full-Speed-Ahead みたいなもんかね。
巻き上がり
このバーテープは布地にラバー仕上げみたいな感じで、厚みがあって、あまり伸びない。なので、ブラケット周りは端切れを先に張り込んでおいて手抜きな方法で巻いてみた。
まぁまぁやね

素人の割には、それなりにみられるようになったので、これでいいのだ。

2023年3月21日火曜日

RIDE1 リハビリサイクリング

先月の下旬に、(普通のやつなら)自転車乗っていいよとのお許しが出た。

飛んだり跳ねたりのマウンテンバイクとか、夜通し走るとかはダメと言われた。

多分…
整形外科の先生は、僕のことを何か誤解していると思うのです。
菜の花と浅間山
風が吹かず、暖かくて、雨の予報もない春の日にのんびりと走り出した。

問題は…今年の花粉がすごいのと、僕は花粉症持ちだってこと。

大きめレンズのサングラスして、呼吸を妨げずに…ちょっとだけ花粉をキャッチしそうなウレタンっぽいマスクをして花粉にGO
東屋で一休み
走り出したら、ドロップハンドルの落差にビビる。
あれ?こんど数ミリ下げようと思っていたのに…こんなに低かったっけ???

お墓参り往復60kmくらいを考えていたのだけれど、いきなり車道は危なそうなのでサイクリングロードに向かう。

サイクリングロードを下って利根川に出て、そこから上流へと登っていく。
利根川CR久しぶりです
弱い南風が背中を押してくれて、スーーーって走る自転車の楽しさを久しぶりに味わえた。
ローラー台とは違うよね
時系列が前後するけど、先日ハンドル周りのメンテナンスがてら、ポジションをちょっと変えたのだ。それはわりと正解だったみたい。
休憩所で給水とトイレ
バーテープ、今回は和柄にしてみました。
トンボちゃん
サイクリングロード中心に3時間、ログはこんな感じでした。
70km…
次回は100km くらい平地走やって、その次に軽いヒルクライムでもやってみようか。
そんな感じでバイクシーズンスタートです。

2022年12月17日土曜日

リアシフト不調…を直した話

そういえば報告してなかったね。11月下旬の術後3ヶ月検診で、ローラー台ならやっていいよと許可が出た。

で、ローラー台を漕ぎ始めたわけなんだけど、シフトが決まらない。特にリアがもたつく。3ヶ月以上動かしてなかったから、というのもあるけど、この症状はその前から出ていたことを思い出した。

多分、シフトワイヤーが寿命なんだろう。STIレバーから出ていく、屈曲が激しいとこがささくれると動き悪くなるもんな。ということで、シフトワイヤーの交換をすることにした。
準備一式
外を走る許可がでたら、ハンドルバーの交換と合わせて、ブラケットカバー(ゴムのね)と、バーテープの交換もする。その時には改めて両方のシフトワイヤーを交換するつもり。

今回は、とりあえず、ストレスなくローラー台できればいいので、リアだけ交換。そして、数ヶ月間のためだけにニッセンケーブルは勿体無いので、シマノの普通のステンレスシフトワイヤーを使う。

インナーワイヤーを途中で何箇所かカットして、抜き取る。STIのブラケットカバーをめくり、新しいインナーワイヤーを通して、リアまで流していく。途中で適時適量の、ケーブルグリース(シマノ謹製の、シフトワイヤー専用の柔らかいグリス)を塗りながら。

昔は普通のシャシーグリス(割と固め)をインナーワイヤーに塗っていた。アウターワイヤーの穴にはマシンオイルを差しておき、インナーを通していくと、グリスがオイルで柔らかくなって、ちょうど良くなるとか言われていた。

ま、最近のコーティングワイヤーは、そもそも注油しないでいい、むしろ注油するな、みたいなのもあるので、説明書はちゃんと読むのが吉。

僕のグラベルバイクは、インナーワイヤーが露出しているところが多いやつだし、雨でも走ったりするので、基本的にはグリス使って組んでいる。
テンションかけて締める
インナーワイヤーを余らせておいて、プライヤーで挟み、グリップをインシュロックで締めると外れなくなる。プライヤーの重さを利用してワイヤーを張らせながら、ボルトを仮止め。

バイスグリップ(ロッキングプライヤー)買おうかな…でもあんまり使わないしな…

で、調整を始めたんだけど、どうもうまくシフトが決まらない。

そういえば、引き抜いたインナーワイヤーも、ささくれない綺麗な状態だったしなぁ…
2シーズンフルに使ったのに、さすがニッセンケーブル、的な。ということは、ワイヤーの消耗が原因ではなかったということ。

ディレーラーを洗って注油したり、テンション変えたり、プーリーバラして清掃したり…したけど変化なし。

ということで、どうやらSTIレバーの内側が原因だな。古い油と汚れが固着して、動きが悪くなっているのではないかと。そういえば、レバーを操作したけどギアが変わらない、いわゆる「空撃ち」も起こっていたことを思い出した。
この先のところが汚れていた
で、STIレバーの回転軸をパーツクリーナーで集中的に洗浄。仕上げにエアダスターで吹き飛ばしてから、メンテルブを軽く吹いた。

直りました。

最近のバイクは、軽い操作感のために、いろんなところのスプリングが柔らかくなっている。
ディレーラーのテンションスプリングだって、昔のダブルレバーの時に比べたら圧倒的に柔らかい。STIレバーのリターンスプリングも柔らかいので、相互にバランスを取っているんだと思う。すべてのスプリングが柔らかくなったおかげで、抵抗が少なくなり、軽く引ける。その代わり、全てが微妙なバランスで成り立っているので、メンテ不足で抵抗が増えると戻りが悪くなったり不調になる。

それは仕方がない。以前よりも繊細になったパーツは、定期的に手を入れてメンテナンスすることで、本来の性能を維持させればいい。それが進化というもの、ですよねシマノさん。

2022年12月3日土曜日

トルクレンチの選び方

お友達から、「トルクレンチを買おうと思うのだけれど、オススメは?」という…ざっくりとした質問をいただいた。

目的は?と尋ねると、「車のタイヤ交換とか、バイク(スポーツサイクルのことを、自転車乗りはこう呼びます)のメンテナンスとか?」という話。

あーね…

締結トルク管理は大事!そう言われるけれども、いざ、そのためのトルクレンチを買おうとすると困る。自分が必要なのはどれか?そう考えるとわからなくなるよね。

そんな人に向けて、サービス投稿を投げ込んでみる。

まず、僕の持っているトルクレンチは、下の4本。左側の数字は「管理最小値」〜「最大値」で、単位は N m(ニュートンメートル)
上から3本目 21-105N mを追加購入 
元々は、バイクメンテナンス用に上の2本を使っていた。そして、夏冬のタイヤ交換用に、一番下のゴツいのを買い足した。そして、つい最近4本目を買い足したのだ。

理由なんだけど、バイクのトルク管理って最小1〜最大はせいぜい12とか15くらい。だから、上の2本でほとんどカバーできる。

ところが、僕のバイクのシートポストは、サドルを固定するヤグラのボルトは1本締め。そのせいもあって、指定トルクが20N m。

20N m というのは、手持ちのレンジから外れてしまうし、来年あたりにディスクブレーキローターとか、BBとかの交換も考えていて、その辺りの指定は 20~40N mくらいなので… 21-105N mのを買い足した。
赤字のところをカバーするために購入
一番下のごついトルクレンチのレンジは 28-210 N m なんでそんなにハイトルクなのか?自動車のホイールナットの指定トルクは、(メーカーや車種によって異なるけれど)大体100N m を超えてるからなんだ。
自分が必要とするトルクレンジをよく考えよう
これが一つ目のポイント。自分が管理したいトルクレンジにあったレンチを買う必要があるということ。つまり、僕の友達が聞いてきた、バイクのメンテナンスと、自動車のタイヤ交換を一本でというのは、かなり無理があるってこと。

もう一つ「ヘッドの大きさ」もポイント。レンチの先端のヘッドには、歯車とラチェットがついている。ハイトルクに耐えられるラチェット機構はどうしても大きくなり、それを納めるヘッドだって大きくなる。

そんな大きなヘッドだと、バイクのメンテナンスで狭い場所にアクセスしようとした時に入らなかったりする。

バイク(くどいけど自転車ね)に使うなら、コンパクトなヘッドのレンチをお勧めする。

左側のTopeakの先端は 6.3mm角の六角メスになっている。ハンドルに収納された、ドライバーとか、ヘックスやトルクスの「ビット」をそこに差し替えて使うのだ。

先端を差し替えて使う工具類があるよね。あの先端を「ビット」と呼ぶんだけれど、根本はほとんど6.3mm なんだ。
6.3mmは市販のビットを流用できる
右側一番上のPWT(台湾メーカーで安いのに銘品多数)トルクレンチのヘッドは、 6.3mm 四角オス。そこに差し込むアダプタ(ビットアダプターソケット)が付属していて、アダプタ先端には6.3mm 六角メスの穴が空いている。ということは、このアダプタを介することで、Topeak 付属のビットも、他社の差し替え式ビットも、PWTのトルクレンチで使うことができるということ。

ここで 6.3mm ? なんでそんな半端な数字?と思ったでしょ。ソケットレンチが発展したアメリカの規格がインチサイズで、それをミリに置き換えて表現しているから、微妙な端数が出てくるのだ。
インパクトドライバに刺して使うアダプタ
*ホワイトボードに 1 1/4 と書いてあるのは、 1/4 の書き間違いです*

トルクレンチの差し込みはこの3種類の四角形。ここに、四角穴の空いたソケットを差し込んで使うようにできている。

言うまでもないけれど、太い方がハイトルクに耐えられる。逆に考えると、トルクレンチの測定レンジに合わせて、ヘッドのサイズと、差し込みのサイズは決められているということ。

100N mで締められるレンチのヘッドが…細い 6.3mm というのはあり得ないということ、折れるかねじ切れちゃうからね…

自動車のホイールナットを締め付ける、 120N m で… ということなら、測定レンジ、ラチェットの耐久性、ヘッドの強度、もろもろを考えると、12.7mm がベストな選択であるということ。
長さもまったく違う
ハイトルクをかけるためには、てこを効かせるハンドルの長さも重要だ。ハンドルが長いと、全長も当然に長くなる。長くて巨大なレンチは、細かい場所での作業も苦手になる。

ここまでをまとめると、「測定可能レンジ」「ヘッドの大きさ」「差し込み角」「全長」…この4要素によって、選ぶべきトルクレンチが変わるということ。

こうした理由で、トルクレンチを一本で済ませようとするよりも、必要な作業に合わせて複数持った方が幸せになれると言うわけ(注)。

個人的に、大事にしたいなと最近思っているのは、設定数字の見やすさだ。
キラキラは見えないんじゃ〜!(怒)
左側のPWTは半艶消し黒にくっきり白文字。これはグンバツ(死語)に見やすい!
しかも差し込み6.3mm のコンパクトヘッド。1-15 N m と、低すぎるwレンジが、むしろバイクメンテナンスにピッタリと言うことで買ったわけです。右は…死ね、見えん 
タイヤ交換セット
この投稿を書くために、トルクレンチ一式を出してきたので、ついでに奥様のタイヤ交換を済ませる。

ものぐさな僕は、ジャッキアップとか、ホイールナットの締め込み・緩めは、最初と最後をのぞいて電動ドリルドライバでやっちゃう。

ビャーんと、あっという間に終わります。
空気入れは手作業でw
その後の空気圧調整は、シュコシュコと地道にやるわけですがね…

注 デジタルトルクレンチというのがある。力をかけると、測定素子が変形して電気抵抗が変化する。これを利用してトルクを計測するので、「カバーするレンジが広い」「可動部が少ないので耐久性が高い」のが売り。だが、レンジが広いからってデジタルなら万能というのは間違いです。バイクメンテなら、短くてヘッドの小さいのがいいし、車ならその逆。要は、「レンチとしての物理的な能力」は、大きさに依存するので、デジタルで解決できないところもあるということです。

2022年6月18日土曜日

Ride7 MTB乗れるかどうか確認ライド

肩の靭帯(今度は右側ネ)は間違いなく切れたと思うのだけれど、どうやら部分断裂のようだ。

右腕がピンポイントの角度になると、ピリッとした痛みが走る。ほんでもって、その瞬間に右腕から力が抜けてしまう。

でもまぁ、とりあえず痛みは引いたし、もうすぐ友人も来るから、やることはやろう。

まずは角煮作り。
豚バラを嘘ってくらい大きめに切る。
それの脂身を下にして弱火で中華鍋で炒ると、じわじわとラードが出て来るので、そのまま表面をしっかりめに焼く。
豚バラブロックのラード炒め
別の鍋に日本酒とみりんを1対1くらいで入れ、火入れする。
慎重にね
これ割と微妙なコントロールが必要です。沸騰してから火をつけると、換気扇フィルターとか燃えちゃうくらいの火柱が立つからね。フツフツ…し始めたら早めに火をつけることね。
乾燥しいたけ
途中すっ飛ばしてとりあえずできました。
出汁は昆布とか節とか椎茸。
もっと大きい鍋が欲しいw
で、角煮を茹でながら、マウンテンバイクをメンテナンスして近場を走る。
洗車して注油
とりあえず赤城山を登る。
鼻石の案内サインがあったので、見に行ってみる。この石にある穴に、草が生えると鼻毛みたいに見えるそうだ。そんでもって、地域の名前が「鼻毛石」。
全景
地名にはいろいろあって、なんというか、口に出しにくいのもあるよね。
お年頃の女子高生とか、言いづらいだろうね。

ねぇねぇ、どこに住んでるの?
…はなげいし
?えっ?何?鼻毛?
は な げ い し !

喧嘩になりそうだ。
整備用の道路を走る
そのあとは近隣の公園周辺で、ダートを選んで走る。
林道をどんずまりまで
赤城神社に寄って、身体健康家内安全のお祈りを。
ちょっと遅かったかなぁ、そう言われた気が
湧き水をボトルにいただいて、走り出す。
これで水割り飲んだらおいしいね
ここから先はほぼ下り坂。
いつもきになる看板の脇を通る。
タイポなのか商標権回避なのか…?
角煮の出来栄えを確認するために、角煮丼の味見をしてみる。
トロミつけた角煮を生卵ご飯にON
それでも時間があまったので、マメと遊んで休日が過ぎて行く。

2022年4月20日水曜日

プロの仕事

Day36の後に、岩鞍の主から目玉パーマーを預かって、ストラクチャー加工をした。

僕の Bataleon Thunder を試しに乗ってもらった。そうしたら、妖怪板掴み対策として、ストラクチャーがイイということが分かったみたい。

いきなりマジ板に僕ちんがDIYストラクチャーをするのは、アレなんで、ハル雪専用のパーマーにとりあえず施工するという流れ。これでとりあえず滑ってみて、と。

 どうだった?
 いや…ストップ雪で嘘みたいに滑りましたね
 いいでしょ?
 はい、丸沼の連絡路でも止まりません。1日滑っても疲れませんでした!

んで、マジ板のBataleon Camel Toe にもストラクチャー入れて欲しいということで預かった。
マシン加工のストラクチャー
そしたら、すでにストラクチャー入ってるよwwwww
横から光をあてると綺麗な模様が浮かび出る
念のために確認したら、ストップ雪ではまだ乗ってないとのこと。
そんで、ホットワックスは塗って&スクレーピングをやっている。
なるほど、それだとちょっとわからないかもね。
ホットワックス&スクレーピングの後
ストラクチャーを入れるということは、わざと細かい傷をソールに彫るということ。ホットワックスをすると、傷が埋まる。そこをスクレーピングすると、ソールは基本フラットになる。で、まだ、ストラクチャーは現れていない。
ホットワックス直後
ホットワックスをかけると、どんな風にストラクチャーが入っているかわかる。これを出してやらないと効果が十分に出ない。
ワイヤー&ナイロンブラシの後
ホットワックスかけて、スクレーピングして、その後メタル(真鍮)ブラシ、ナイロンブラシをかけてやる。
仕上げのフィニッシュマット
最後に、細目のフィニッシュマットで細かいひっかかりを取り除いて終了。

僕は、スキー&スノーボードのチューンナップや、自転車のメンテナンスは自分でやっている。だけど、僕の仕事がプロと同じレベルだなんてまったく思っていない。

というか、やればやるほど、プロが何をどうやっているかが分かってきて、追いつけない差を感じる。

今回も、主には言った。

 ショップチューンよりも、滑って見栄えがいいストラクチャーを入れるのはムリ
 ホットワックスだけして返すね

バタレオンみたいな3Dシェイプのボードに、ストラクチャーを入れられるマシンは高い。そして、それを使いこなせる人も多分限られるんじゃないかな。

そんなプロが手を入れたソールに、僕がどうのこうのやるわけにはいけないからね。

じゃぁ、なんで僕はプロに頼まないのって?

ショップチューンのストラクチャーは多分1.5万円くらいする。
で、それは適正な値段というか、むしろ安すぎると思う。

スポーツバイク(自転車ね)の、フルオーバーホールは多分5万円くらいする。
で、それは適正な値段というか、むしろ安すぎると思う。

プロの仕事はそういうモノで、僕が一流を目指してたり、競技やってるなら、もちろんプロに頼む。

でも、僕のは遊びで、全部プロに頼んでいたら…

破産するヨ…

だから、プロの仕事には届かないって分かってるけど、自分でやっているのだ。
少なくとも、不快にならない程度にくらいまでには、コンディションを戻せるからね。

主に聞いてみた、CTどうだった?

 アホみたいに滑りました!

プロの仕事ってのは、そーゆーもんですよ。

いきなりショップチューンで2万とか出せない…
そんな人が、僕のなんちゃってストラクチャーで開眼して、どんどんプロショップで本当のストラクチャーを入れるようになったら…

その板のオーナーも、ショップも、チューニングショップも、全部ハッピーになれるんじゃないかな。プロの仕事への入り口に、僕のちょっとした工夫が役立てるようなら、それは光栄なことです。そんな風に思ってやっています。