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2023年9月6日水曜日

ボクの考えた最高の夏休み Day4 Ride24

降ったり止んだりの夜だった。

朝方、一時的に雨が止んだ隙に撤収作業を進める。
オフシーズンでガラガラのキャンプ場は、こんな時に助かる。
屋根下に避難
天気予報をチェックしたら、今日は夕方まで本降り。佐渡ヶ島には、大雨警報が出ている…
この世の果て(おおげさ)の二ツ亀で道路が封鎖されたら、まじで困るのでとっとと撤退。

大佐渡の東岸を飛ばして両津港まで戻る。

雨だったので写真がないけれど、山からの流れだしで道路に土砂が散乱してたり、海が茶色く土砂濁りしてたり、結構なアドベンチャーだった。

そして、東岸の道路はなだらかだと聞いていたけど、前半は割とアップダウンあったw

早立ちして休憩なしに走ってきたら、両津港には10時ごろに着いてしまった。今夜はお宿に泊まろうかと思っていたのだけれど、まだ時間はたっぷりある。

単に佐渡を一周するんじゃなくて、佐渡平野を横断してみようかと考えてググってみたら、真野湾に面して良さそうなキャンプ場を発見。
窪田キャンプ場
念の為に電話してみたら「営業してるよ」「雨だよ」「お客いないよ」「えっ?今日?来るの?」ということ。

雨の中到着して、ずぶ濡れのまま顔を出したら、オーナーさんからご親切な申し出が…

ずぶ濡れじゃないかぁ…
自転車じゃ避難するところないから、いいよ、室内に泊まって
どうせ今日はお客いないし、予約も入ってないからね

館内
ありがたくそうさせてもらって、荷物を整理していたら雨が止んだ。
後から1組のお客さん
散歩がてら近所のスーパーにでかけて、地魚の握りとか買ってきてランチ。
地酒&地魚
せっかく海が目の前なので、飲み物持ってチャプンしに散歩。
いい塩梅
だんだんと雲が晴れてきて見晴らしも聞いてくる。
湾内は波静か
こんなところでカヤック漕いだらさぞかし楽しいんだろうなぁ。
ご夫婦佐渡イチサイクリスト
昨日途中で追い越して行ったサイクリストを見かけたので、ちょっとお話し。このお二人は、佐渡イチを2日間でやったそうです。

両津港に宿泊。1日目は、佐渡平野横断〜大佐渡一周して両津泊。2日目は、両津から小佐渡一周し、佐渡平野横断して両津に戻るというコース。

確かに…それなら無理なく走れるし、美味しい料理と快適なお宿を楽しめて良さそうです。
大佐渡の向こうに夕陽が沈む
夕飯はホルモンちゃちゃっと焼いて、飲んだくれて、シャワー浴びて今日も早寝。
佐渡まで来てホルモンかよ? ほっとけ
ここのキャンプ場は、近くに商業施設がたくさんあって便利。ゴミの回収もしてもらえて、サイクリストとしては感謝しかありません。
おすすめ
今日の行程はこんな感じ。
明日も早出。峠を越えて小木港に出て、直江津へのフェリーで帰路につこうと思います。

2023年9月5日火曜日

ボクの考えた最高の夏休み Day3 Ride23

本州は予報どおり雨続きだけれど、佐渡は晴れ続きで快適な日が続いている。

今夜から天気が崩れて、明日は雨予報。1日くらいは停滞して、体休めてもいいかなぁ。そんな感じでスタート。

素浜キャンプ場からちょっとした(短いけど急な)坂を登って高台に出て、いくつかのアップダウンをつなぐと真野湾に出た。佐渡平野がそのまま海に入り込んでいる真野湾沿いの道はスーパーフラット。穏やな内海を見ながらドンドン進む。

真野湾が終わって大佐渡に入り、南西端が近づくにつれてヒルクライムが始まる。台ヶ鼻灯台を過ぎて坂を降ると七浦海岸。
七浦海岸
夫婦岩
この辺りは、道路と海が近い。太平洋と違って大きな波は来ないのかもしれないけれど、ちょっと近過ぎませんか?みたいな道が続いていく。
素堀のトンネル
道中トライアスリートの3人組と知り合った。日曜日の佐渡トライアスロンの、ロングコースに出場していたらしい。あまりの暑さで3人とも途中でギブアップしたそうだ。競技が終わってからレンタカーを借りて、3人であらためて佐渡観光をしていると言っていた。イイですね

でもさぁ、スイムしてから佐渡一周200kmを自転車で走って、そこからマラソンなんでしょ?頭おか◯いですよね??

3人は車でビューンて走って、僕は自転車でシャーーーって走っていく。

ふと顔を上げると、岬があって、そこから山地につながる尾根が屏風のように立ち上がっている。坂を登って尾根を越え、坂を降ると平坦になる。そんな繰り返しを続けて北上をする。

岬を越える時に、尾根を乗り上げて越えることがあれば、トンネルを抜けることもある。トンネルの横をよく見ると、水平な道路跡と素掘りのトンネルがそこかしこに開いている。
トライアスリート
車道にしては幅員が狭く、傾斜をゆるくとっているので、簡便鉄道かなにかの線路跡かな?そう思っていた。帰宅後確認してみたら、どうやらひと昔前はこれが幹線道路だったらしい、マジか…
入っちゃダメよ?
ちょっと困ったことが起きた。

入崎キャンプ場に泊まろうと思ったら、管理人さんが居ないでやんの。どうやらシーズン終了でクローズになったみたい。自動販売機にビールも無いし、食べ物のストックも心細いし、これでは雨に振り込められたらやることない。

先に進むことにして、関岬オートキャンプ場を目指す。こちらはオートキャンプ場を謳っている高規格型キャンプ場(ようするに設備が充実している)で、お値段は高いけれど仕方ないよね。
うげっ!
シーズン終了してました…
お酒も食べ物も限られているので、ちょっと慎重に考えよう。

来た道を引き返してAコープで買い物して、入崎キャンプ場で宿泊する。それか…
このまま北進して、二ツ亀キャンプ場まで行っちゃうか。

二ツ亀に電話したら、管理しているホテルに電話がつながった。氷とビールとちょっとしたつまみはある。お風呂にも入れるということなので、お世話になることにした。

後で調べてみたら、このすぐ近くに超評判のいいYHと、国民宿舎があることを発見。そっち泊まれば良かったなぁぁぁwww
押出岬が見えてきた
大佐渡のハイライトの一つが、押出岬のZ坂。急坂をZ字にスイッチバックしながら乗り越えていく。坂の途中は工事中で、停まって写真撮るのが憚られて通過しちゃった。上から見るとこんな感じ。
向かい側は関岬
関岬と、そこにあるはずのキャンプ場が見えたような…w
結構な崖
一昔前は、ここを越える道がなく、下に見える湾の外海府がどん詰まりだったと聞いた。ここからさらに北を目指す人は、ここから舟にのったらしい。
登ります
高台を走り、このまま二ツ亀までフラットだったらいいなぁ、と思っていると道は急降下してまた海岸沿いに出る。

険悪な地形を掘り抜いたトンネルを通ると、大野亀が見えてくる。
素掘りにコンクリート吹き付け
大野亀…ピッタリのネーミングですね
ガメラの背中
ポケモンのキャラクターで亀さんのがあったなぁ、そんなことを考えながら近づいていく。
この脇をまたしてもヒルクライム
大亀の手前でまたしてもスイッチバックの急坂。そこを越えると、今日の目的地である二ツ亀が見えてきた。
なるほどの二ツ亀
隣接するホテルのフロントで、キャンプ場の受付を済ませる。

電話で予約問い合わせした時は、「ぶっちゃけキャンパーはあんまり歓迎してないのよね」、みたいな雰囲気だった。だがしかし、売店でビール4本と氷買ったら、「おっ?この人結構お金使うかも?」みたいに空気感が変わった。どーもすいません。
ビューホテルグループ?違うか…
夜から雨になる予報なので、撤収を考えてホテルから近いエリアにセッティングした。せっかくなので、下部のキャンプエリアを偵察に行ったら、こっちのほうが見晴らしもトイレの設備も全然いいやんけ!失敗した!
トイレと炊事棟
そのまま坂を下っていくと見晴台がある。
二ツ亀が目の前
このベンチの横までテントサイトみたいで、真剣にこっちに移動しようかと悩んだ。

しかし、あらためて周囲を見回すと…こちらのキャンプサイトは、スキー場の初心者コースみたいな斜面に開かれている。フラットな地面は、このベンチの脇くらいで、それ以外は「斜面」。快適な寝床をセットするのはかなり大変なんじゃ無いかなぁ…

ということに気がついたので、移動は取りやめ。
行ってみたい…
キャンプサイトから海岸に降りる道もあって、見晴らしは最高。でも、すでに薄暗くなる時間帯で、雨もぽつりぽつりと来て、入浴タイムも迫っている。砂浜は今回は諦めて、テントまで戻る。
傾斜
入浴済ませてビール飲んで、そろそろ雨か?と雨雲レーダーチェック。
台風の雨雲は、佐渡の南側で足止めされてる。
雨雲レーダー
今夜も貸切
雨予報の平日でシーズン終盤なので、今日も一人。割と頑張った1日を振り返りながら、眠りにつく。
ログはこんな感じ
寝る直前に見た天気予報では、新潟佐渡地方に大雨警報??土砂崩れ警戒??マジすか…

2023年9月4日月曜日

ボクの考えた最高の夏休みDay2 Ride22

姫ケ崎キャンプ場は、佐渡の東岸に位置しているので、テントの中から朝日が見えた。

今日は、小佐渡の海岸線を南下して西岸に回り込み素浜キャンプ場までの予定。素浜キャンプ場は海水浴場と隣接している。時期が遅いので、海水浴場としてはクローズしているけれども、川坊主海坊主に一度くらいは会いたいね。
テント
テントを張る時に、方位を考えて向きを決めた。今日も晴れ予報なので、フライシートを開放して寝たら、朝日にやさしく起こされる。
今日もよい1日の予感
簡単な朝ごはんを準備しながら、片付けとパッキングを進める。
パスタとコーヒー
急坂を押して上がって車道に出て、小さな峠をいくつか越えると海岸線に出る。
あさー
海なし県に住んでいると、「海岸線沿いの道はとっても平坦」って考えがち。でも、実際は元々の地形がどうだったかによって、海沿いの道の難易度は変わる。

水位が上がる(または地盤が下がる)ことで、海に沈んだ場所があったとする。そこが平野部だったならば、海岸線はおだやかな平坦になる。そこが急峻な山岳地帯なら、ほらダム湖に沈んだ山地みたいな感じで、とんでもなくアップダウンが続く道になる。

今まで走った限りでは、新潟とか千葉が平坦で、三陸リアス海岸とかが地獄のアップダウン。

ここ佐渡は、2つある大きな湾の周辺は平坦で、それ以外は穏やかなアップダウンと平坦の繰り返しみたいな感じ。
日蓮聖人が隠れた欅
で、ところどころに、舟だまりにちょうどいい湾と開けた平地があって、そうしたところには歴史がある。本土との行き来が頻繁にある玄関口だったとか。海外とのやりとりがあったとか、ね。
松ヶ崎ヒストリーパーク
ここの公園にも無料&予約不要のキャンプ場がある。今度来た時には活用してみたいね。
広い炊事場
この辺りには、景観保護地域もあって、古い街並みが保存されていた。
本行寺周辺
そのまま小佐渡の海岸線を進み、赤泊、小木港を過ぎると山間部に入る。ちょっとしたヒルクライムを終えて高台を進んで深浦。
長者ヶ橋から見る深浦
深浦を過ぎると、小佐渡の西端にある沢崎鼻。そこを回り込むと佐渡の西岸に入る。
沢崎鼻灯台
佐渡の地形は、東岸は穏やかで西岸は荒々しい。東岸のサイクリングはお気楽だが、西岸は修行。そんな記事を過去に読んだことがあったのだけれど、今のところは割と平和。
坂を下る
高台から坂を下って海岸線に出て、フラットな道をしばらく行くと素浜キャンプ場。
こればっかw
受付済ませてテント張って、今シーズン初めての海遊び。
波にのまれる3秒前
無事に海坊主に出会えました。
竹のアスレチック
地域の人たちと、竹林整備で出た竹を活用してこんなのを作っていました。無造作に組み上げたように見えるけど、実際は足を怪我したりしないように、丁寧にカバーをかけたり固定方法に工夫したりされている設備でした。

侮って飛び乗ったら、ゆるく張ったスラックラインみたいな難易度で瞬殺されたのは内緒です。

オーナーと話をしていたら、このキャンプ場もまもなく営業終了なんだそうです。滑り込みセーフ。
なぜ佐野ラーメン?
訳あって仕入れているとのこと…買うよね。
ビジュアル
わかる人は涙するダブルネーム
今日も貸切のキャンプサイト。
本州は予報通りずっと雨マークで、佐渡は奇跡的にここまでずっと晴れ。ただ、早ければ明日から天気が崩れる予報。なので撤収のこと考えて炊事棟のすぐ脇にテントを張った。
広っ
夕日を長めにまた海岸に出る。
海…
ずっと見てられるね
海の近くに移住する人がいるのって、よくわかる。
今日の日はさようなら
ふと気がついたのだけれど、今朝は東岸にいたので朝日を拝み、今夕は西岸にいるので夕日を拝めた。
ログはこんな感じ
なんかラッキーな感じ。