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2022年4月15日金曜日

Local Retailer

今日は出先から直帰となって、途中で気になっていたショップに寄ってみた。
この道は、自宅から温泉に行く時によく通るのだ。

「服とスノーボード」と看板に書いてある REVEさん。

で、店頭には、こだわりの強そうな4x4のSUV、英国製とか、国産の古いタイプとか、4x4のミニバンっていったらこれしかないでしょうというやつとか、が並んでいる。

多分、キラキラの新興ガレージブランドと、国産ボードと、横ノリアイテムで埋まった店なんだろうなと思っていた。

入店して、ぐるっと回ったらビックリ。
BCを続けていると絶対に必要になるアイテムが、網羅されている。

というか、DMMのリボルバーとか、ロックバイルとか、テープアブミ売ってるスノーボードショップ(だよね?)、初めて見たかも。

シーズンも終わりなので、夏も使いそうな消耗品しか買わなかったけど、こんなローカルショップが元気に続いて欲しいな。そんな気持ちで…荒利が大きそうな物を購入させていただきました。
メンバーカード作ってもらったw
店内や店頭の写真は、ご迷惑になるとアレなので無し。ぜひ行って見てください。

2022年4月9日土曜日

DAY36 から人様のボードに春雪ストラクチャー加工

DAY36は岩鞍の主と、春のシャバ雪でゲレンデ納め。
リフトの上で、妖怪板掴み対策の話になった。

僕の結論は、ワックスにこだわるのもいいけど、ストラクチャー入れた方が走る。

そんで、滑ってるうちにいよいよ雪が緩んで、妖怪が現れたタイミングで、お互いの板を交換して滑って見ることにした。

僕ちんの Bataleon Thunder  には、自分でストラクチャーを入れてある。それで滑ってもらったら、主も納得したみたいだ、明らかに滑ると。

最後の一本、岩鞍のボトムで、僕が減速しながらも普通に滑り降りたところ。主のボードは止まってしまって、スケーティングで降ってきた。

僕の板にも…入れてください…ストラクチャー を…グハァッ!

ただ、マジ板にいきなりDIYでストラクチャー入れるのは怖いので(僕がネ)、まずは春用のサブ板に入れることにした。

んで、Palmer の目玉ボード(限定グラフィックス)を預かった。
これが完了形
一度に広範囲に作業すると、加工ムラができるので、まずはセンターにマスキングする。それと、切削クズが入らないように、バインディングのビス穴もマスキングで養生(写真なし)。
陽の光で見るのがわかりやすい
エッジが丸まっていたので、ファイルを軽く当ててみたら、何箇所かヤキが入っちゃっている。ダイヤモンドファイルでさっとバリをとって、ソール側は錆をとるくらいの感じでファイルを入れる。

サイドウォールを波目ファイルでカットして、サイドエッジを研ぐクリアランスを作る。
褪色した表面の下からフレッシュな面が出てくる
波目ファイルが大活躍
ボーダーカッターよりも、波目ファイルのほうが早く綺麗にカットできるように思うのだけれど、どうなんでしょうね。

89度のファイルフォルダでサイドエッジを研いで、ダイヤファイルでバリ取りしてエッジ調整は終了。

ソールはストラクチャー入れて、メタルスクレーパーで毛羽取ってフィニッシュマット青。ホットワックス入れて、ワックスに絡め取られた毛羽を一緒に、プラスチックスクレーパーで強めに削ぎ取って行く。その後メタルブラシからナイロンブラシかけて、フィニッシュマット白。
細かいケバはフィニッシュマット
さぁ、主人(あるじ)の元に還るがよい
さて…
プロショップで、マシンで入れた深めのストラクチャーには負けるだろうけど…
ノーマルに比べるとはるかに走るようにはなったはずだけど…どうだろうか

2022年3月28日月曜日

DAY34 名残雪を味わう

シーズンの終わりが迫ってきた…
天気が悪そうなので、BCは諦めて大人しくゲレンデへ。
新潟方面は強風のため、クローズするところもある予報。しかし、冬の季節風の風裏になる尾瀬岩鞍は無問題。
圧雪の上にサラリとパウ
朝は雪が舞っていた。
人が少ない
大荒れの予報なのと、平日なので、ゴンドラの運行開始待ちの列もない。
ただ、積雪はまだまだたっぷりあって、昨シーズンが嘘みたいなコンディション。
先シーズンとは大違いの積雪量
西山まで上がると、固く締まったバーンの上に、粉雪が舞っていた。
今シーズン最後の?雪の結晶
よく見ると、結晶が砕けた細かい風花の中に、綺麗な雪印。
ウェアに落ちてフッと消えて行く。
日が出たり曇ったり
ゴンドラ山頂駅付近は風が強く、低速運行だけれど、他のリフトは通常通り。気温も上がらず、快適に滑れる。
亀裂入ってクローズ
急斜面にはクラックが入り始めている。
底雪崩が出やすいシーズンもあるけれど、今シーズンはそうではない。樹林帯がある場所の雪面は、比較的安定している。

至仏が楽しみだなぁ。
上州武尊は荒れ模様
ここ、片品エリアだけが平穏らしく、周囲の山は雲に隠れていたりする。
日光白根
日光白根はすっきりとした姿を見せている。今シーズンはあそこのBCを滑りたいのだけれど、どうなることやら。
谷川岳遠望
帰りに、赤城山の広域農道を通る。
そこから見る谷川岳は、まだまだ雪がたくさんありそうだ。久しぶりに、残雪期登山にでも出かけてみようかな。
上州武尊
今シーズンは、新しいBCルートを開拓した上州武尊、さすがに、そろそろシーズンは終わりかな。

岩鞍も4月上旬でクローズになる。
そのあとは、BCを何日かやって、残雪期登山から、自転車のシーズンがスタートする。

毎年、この時期が一番物悲しい。

2022年3月27日日曜日

みんな大好きインシュロック(工作教室)

インシュロックは結束バンドのこと。ケーブルロックとか、タイラップとか呼ばれることもある。

柔らかいプラスチックでできた一本バンドで、表面はすべすべ、裏側には、細かくギザギザが切ってある。バンドの片方には穴が開いていていて、もう一方の先を差し込むと輪っかができる。そして、バンドのギザギザが、穴の受けに引っかかって抜けなくなる。で、バンドをキューって締め上げていくと、輪っかがどんどん小さくなっていって、ちゃんと結束できたところで止まる。
細かいことからコツコツと…
見たことあると思う、こんなやつ。尖った先を、もう片方の四角いパーツに開けられた穴に差し込んで結束する。
インシュロック
で、締め上げられるのはいいんだけど、ちょうどいい大きさの輪っかで固定したい時にはちょっと困る。弾みでどんどん締め上げられていって、輪っかがどんどん小さくなってしまう。まぁ、そもそもが「(しっかり)結束する」ためのアイテムだから当たり前なんだけどね。

実は、ウレタンチューブを使って工夫することで、インシュロックの輪っかをちょうどいいサイズで作ることができる。
作りたい輪っかの円周長でチューブを切る
チューブを切ったら、その中にインシュロックの先端を通して、出てきた先を穴に入れて結束する。
こんな感じでこれ以上小さくならない
これを応用して、スノーボードリーシュの、休憩場所を作ってみた。

僕は、スノーボードリーシュ(流れどめ)を、山スキー用の流れどめを流用して使っている。
(過去の投稿はこれ)

で、このリーシュがとても便利で、スタイリッシュ(異論は認めますw)で気に入っているんだけど、ちょっとだけ困る時がある。それは、使っていない時にプラプラしてしまうこと。

パウダーを滑る時とかは、万が一に雪崩が出て、巻き込まれた時は、ボードを外して逃げないと危ない。だからリーシュはつけないんだ。で、そんな時に、リーシュの先っぽがプラプラしているとなんとなく嫌。
裏から見るとこんな感じ
で、上で説明したように、シリコーンチューブとインシュロックで、トウ・ストラップに輪っかを作ってみた。ストラップの予備の穴2つに通して止めるだけ。
これで安定
とても簡単な工夫だけど、リーシュのスタイリッシュなおやすみ場所ができて、ごきげんです。

注: インシュロックは「ジワリ」とかかる負荷には強くて、結構な力に耐えます。でも、実は、衝撃荷重にはとても弱い。「パン」と、輪っかを開くような力がかかると、一発で切れてしまいます。そんなわけで、リーシュそのものをバインに固定するとかには使わないこと。基本的に、大きな力がかからないところ、外れても致命的なトラブルにならないところで、パーツが動かないように固定するためだけに使ってください。 

2022年3月23日水曜日

Towing Leash トーイング・リーシュ(ボードのお散歩ヒモ)

スノーボードの先端に、Towing Hole を開けたら、次に準備するのは Towing Leash 。
要するに引っ張るためのヒモのことを、カッコつけて トーイング・リーシュって言ってるだけ。

なんども書いているけど、僕はもともとスキーヤーで、BCはテレマークスキーで入っていた。その時、Towing にはなんどかチャレンジしている(注)。

で、その時の記憶を辿りながら、必要な条件について洗い出しながら作ったのがこれ。
全体像
条件はこんな感じ
  1. ボードへの着け外しが楽であること
  2. バックパックのストラップなどへ簡単に着け外しできること
  3. 意図せず外れないこと
  4. 長さの調節が簡単にできること
  5. 耐久性に優れていること
  6. 凍結のトラブルをおこなさいこと
まず、バックパック側はこんな感じ。リーシュの途中に、8ノットでループをいくつか作っておく。そして、適当に束ねながらカラビナを通してやると長さの調節ができる。
バックパックにクリップするカラビナ
リーシュの中間地点に、フリーなカラビナをひとつタイイン(結んで固定)しておく。このカラビナは、長さの調整に使う。そして、このカラビナをつかむことで、ボードを引き上げるのが楽になる。ツリーホールにボードがはまっちゃったり、ノーズがどこかに入り込んだりしたときにね。
中間のカラビナ
肝心なのが先端部分、パーツごとに説明してみる。
まず、トーイングホールに通す部分は、頻繁に擦れる。リーシュが擦れて痛まないように、保護のためにシリコンホースを通してある。
先端部分
一番先は、ラビットノットでループを2つ出してある。こうすることで、摩擦に対して強くなる。結び目の残り部分は、接着剤を着けてまとめて、ウレタンチューブの中にしまう。
ラビットノット
Towing に入る時は、リーシュの先端をHole に通し、折り返してカラビナで止める。

ここのカラビナは、雪や氷で凍りついてしまわないように、ワイヤーゲートタイプを選ぶのが重要。そして、不意に外れてしまわないように、カラビナはダブルにして、ゲートの向きを反対方向になるように固定する。

これは、クライミングの考え方と一緒。
絶対に外れてはならないところは、外れ防止のロッキングカラビナを使う。しかし、ロッキングカラビナは凍結しやすいので、この場所には不向き。そんなふうに、なんらかの理由ロッキングカラビナを使えない、でも外れては困る場所には、カラビナをダブルで、互い違いにして使う。
ワイヤーゲート(重要)のミニカラビナ2個
ラビットノットから出た2つのループを、このミニカラビナに通して固定するのだ。
カラビナの向きがずれないように、インシュロックとシリコーンチューブを使っている。
ゲートの向きを背中合わせに
リーシュは、登山用品店などで切り売りしてくれるアクセサリーコードを使っている。細いけれど強度は十分。

まぁ、そもそも… 穴あきのボードを使っている人がほとんどいないから… 参考になるかどうかは甚だしく疑問の投稿ですね…

おしまい

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注 スノーシューに比べると、スキーでの行動は圧倒的に楽。登高も滑走も、スキーは履きっぱなしで良いのがスキーのメリット。ただ、シールで直登するにはちょっと斜度があるような斜面を、キックステップで登るような時は、スキーをどうにかしなければならない。

バックパックに背負えばいいんだけど、キックステップとシール登高を交互に使い分けるような時に、Towing が有効なんじゃないかなって思ったのだ。

そんな場所ある?って思うよね。イメージは、谷川岳の天神尾根。ゲレンデ出口の急斜面は、ツボ足のトレースがあるから、キックステップで良い。その先の痩せ尾根は、基本シールだけど、トレースがあればツボでもいい。で、肩の広場まで上がれば、その先はシールで、みたいな。

2022年3月22日火曜日

備えよ常に…BCギアのメンテナンス

バックカントリースキー・スノーボードでは、ちょっとした道具の不具合が大きなトラブルの元になる。だからこそ、事前のメンテナンスが重要になるのだ。

BCスノーボードの情報と言えば、パウダーヒャッホーイとか、ノートラックとか、そんな楽しいことばかり。ちょっと無責任かも(あ、僕もそうだw)。

BCは楽しいだけじゃなくて、いろいろちゃんとしないと危ないよ。そんなことも書かないと行けないんじゃないかな。

そして、僕はこのブログを、「情報を集めるきっかけ」にするために書いている。

webで「タダで手に入る」情報をそのまま全部信じないほうがいい。

岳人とか山渓とか、先人が書いた専門書籍とかを買って読む、これが大事なんじゃないかな…余計なお世話か…

まずは、凍結の防止、要するに、凍りついて、動かなくなるとかを防ぐ。
湿り雪は妖怪の巣
厳冬期は意外と凍結のトラブルって無い。
凍結のトラブルって、隙間に入った「水」が凍りついて起こる。

厳冬期は寒すぎて、「最初から凍ってる」のだ。雪と氷だけで、「水」が存在しないから、凍結のトラブルが無い(注1)

湿り雪は、「妖怪板掴み」の巣、滑りが不快なのはもちろんなんだけど、「湿り雪」ということはそこに水分が存在するということ。日向の湿り雪ですっ転んで、日陰に入ってしばらくしたら、いろんなところが凍っていたみたいなトラブルはよく目にする。

最初に、ポールの凍結防止について。下の写真のように、テントフレームみたいな構造の奴が要注意。この差し込むジョイントのところが凍結すると、短く収納できないので困る。
伸縮式ポールのジョイント部に凍結防止剤
シリコーンスプレーとか、凍結防止の専用スプレーを吹いておく(注2)。
ちなみに、ハイクアップして滑走準備する時に、ポールが凍結していると焦る。そんな時は、凍結した部分を、ウエアの裾から突っ込んで、お腹か背中で温めれば抜ける(こともある)。

スノーシューにもシリコーンスプレーは有効だ。デッキの裏表、ハーネスにも吹き付けておくこと。
スノーシューには全面にシリコーンスプレー
メンテナンスとはちょっと違うけど、色々な物を無くさないように、流れどめとかリーシュとか言われるものもチェックすること。厳冬期にグローブを無くすと、致命的なトラブルになりかねない。だから、BC用のグローブには、グローブリーシュが付いている。もしくは、リーシュをタイイン(結ぶ)するためにループが付いている。

これも定期的にチェックして、タイインループが毛羽立っていないか、リーシュは傷ついていないか、緩み留めはちゃんと機能するかを確認する。

ちなみに、グローブリーシュを自作するなら、僕のおすすめは「パラコード」。これはパラシュートに使われるヒモで、細いけどムチャクチャ強度がある。そして、水を弾いてくれるので、凍結しないという、リーシュには最高の素材。
グローブリーシュのおすすめはパラコード
欠点もあって、表面がツルツルなので、結び目をちゃんと作らないと緩んでしまうことがある。ボクはフィギュア8で結んで、強く荷重をかけて、解けないようにしている。

パラコードは伸縮性が無いのと、強度がある意味強すぎるので、なかなか切れない。したがって、首周りに何かをぶら下げるためには使ってはいけない。

緊急時のホイッスルとか、小さなナイフを首にぶら下げたりするには、絶対にパラコードを使わないこと。うっかり首を吊ってしまったりしたら、死にます。

最後に、MSRのEVOを使っているなら、ヒールエレベーター(クライミングサポート)の動きが悪くてイライラしませんか?
ヒールエレベーターの動き改善
溝の形をよく見て、少しずつ削って広げてあげてスムーズに上下するようにしてあげるといいと思います(削りすぎ注意ネ)。


注1 厳冬期に注意するのは、暖かい室内とか、シェルターやテント、雪洞から外に出るとき。雪とか氷が溶けて水になっていたら、よく拭き取らなければ凍る。ゴーグルに露や曇りが出ていたら、それも乾かさないと凍りついてしまう。
 

注2 ポールのそれぞれの段を、ねじ込んでいくと中でロックされるタイプの奴は、シリコーンスプレーしてはダメな奴もある。それぞれのポールの説明書をよく読んでください。

2022年3月21日月曜日

お片づけ、その他

今日はBCをサラッと済ませて、早く帰って来たので、お片づけ。
ドパウ専用機のパーティウェーブと、ONE A-ONE を保管スペースに移動。
梁の上が当家のボード保管スペース
SUSHIのソール補修(追加)
この間、メンテナンスしたSUSHIのソールだけれど、思ったよりも凹みが大きくなった。で、まぁいいかと思っていたんだけれど、改めて見るとなんとなく気持ち悪いので、改めて補修。今回はごく浅い傷になってるので、キャンドルで済ませた。
山田うどんは神
そして、芝生の除草剤を撒いたり、奥様を温泉に連れて行ったりと、充実した1日となりました。

おしまい