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2021年11月15日月曜日

Hike6 袈裟丸山へ老犬連れ登山

我が家のHousedog は、13歳のトイプードル。

小型犬は寿命が長い、最近の家庭犬は寿命が延びた。そう言われることももちろんあるけれども、13歳はかなりの高齢犬です。

彼が若犬の頃は、いろいろハイキングに出かけた。今まで一番大変だったのは、日光中禅寺湖一周25km じゃないかなぁ。途中でギブアップするかと思って、キャリーバッグを持って行ったのだけれど、最後まで自力で歩いていた。

赤城山のハイクでは、ちょっと体力の低下を感じた彼を、ローカルの低山ハイクに連れ出すことにした。行き先は、僕も行ったことのない袈裟丸山。
正面やや左の一番高くみえるのが袈裟丸山
当日は空っ風が吹き荒れて、キリッと冷えた冬晴れの日。
出発が遅くなって、しかも大滝からの林道が全面通行止めであることを途中で知り、迂回して折場登山口の出発は10時少し過ぎという…まぁ、小丸山まででもいいか、老犬連れだしね。
賽の河原
山道は基本的に穏やかで、葉が落ちた尾根道は見晴らしも良い。
よく踏まれた土の道
広葉樹の木立の中を歩いて進む。
小丸避難小屋のあるコル
避難小屋は谷川岳の稜線にあるような、鉄製のコンパクトな物。水場はなさそうだけれど(ちょっと踏み跡を下るとあるのかな?)、よく手入れのされたトイレもあって快適そう。
地域の山屋さんが手を入れていそうな小屋
中は4人、詰めれば5人が寝れるくらいか
結局、ローカルの低山は、そこを愛する山屋さんたちが居なければ、やがて廃れていくのだろう。
年季の入った看板
周囲は笹薮と樹林なので、真夏は見晴らしが効かなそう。
皇海山や日光の山塊によくある濃い笹薮
前袈裟丸山直下の岩場だけは、トイプードルには突破困難だったので抱きかかえて登る。しかし、それ以外は、びっくりするくらいに元気一杯。
無事に登頂
登山の途中で、おやつ(トロトロに火をいれたシルクスイート)を食べたら、やる気満々で突進する老犬www
小丸山山頂あたりには霜柱
小丸山あたりで下山する人たちとすれ違った。何しろ登山開始時間が遅かったので、山頂は貸切。ささっと写真を撮ったらすぐに下山に入る。


走る老犬…
鳥獣保護区域の看板…
ニホンジカのぼやきが聞こえた…
「なんで俺らだけ…」
鹿の食害はかなりの広範囲に広がっているからだよネ…
小丸山でふと北側を見ると、特徴的な山容が見える。
往路は単に通り過ぎた小丸山
奥が皇海山、手前右のギザギザしたのが庚申山。写ってないけど、写真右下が足尾になる。
グンマーから入れなくなり、敷居が遠い皇海山
皇海山に登ろうと思ったら、この写真の上半分をぐるっと周回することになる。写真の範囲から外れるけれど、右下の足尾から林道と登山道を上って来る。庚申山右端の下側から、ダイレクトに登り上げて、このギザギザの稜線を左に縦走し、一度裏側に下ってから皇海山への登り返しとなる。そこから戻って来て、鋸山から…手前の針葉樹の若木先端あたりが六林班峠になるのだろうか…そこから延々と崩れやすい斜面をトラバースして、庚申山の下まで抜けて足尾に戻る。

展望台
帰りに残りのおやつを平らげてさらに元気一杯
赤城山で登山犬としての本能に再点火されたのだろうか?というくらいの活躍を見せてくれたのだが…帰宅後は死んだように寝る。
もうダメです、僕…
今日の夢を見ているのだろうか、クッションに突っ伏して、浮いている前足と後ろ足は、走っているかのように宙を掻く。
ログはこんな感じ。復路では少し走りを入れたので、15時前には下山完了できた。ちょっとスタートがのんびりしすぎていたのは、日が短い今の時期には反省点でした。