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2021年8月17日火曜日

BIKE & HIKE depot-tips (2/2)

B&Hでデポする場合、大切な自転車をどうやって守るかのヒント、その2。
今回は、盗まれにくく、イタズラされにくい場所はどんなところかを考える。

街中で駐輪している自転車を盗むのは意外と難しいものだろうと思う。自転車を盗むには時間がかかる。自転車に近づいて、ジロジロ見て触ったりしていたら見るからに怪しい。

ということは、駐輪する場合は「人目につく場所」を選ぶべきということになる。理想を言えば、同じ人の視界にずっと入り続けているような場所。例えば、観光地なら土産物屋さんから見える位置にある、案内ポールとかに施錠する。

観光客は景色しか見ていないし、頻繁に入れ替わる。しかし、売店のスタッフさんたちは、(特に暇な時間帯とか)人間観察に勤しんでいたりする。自転車窃盗がやりにくいのはそうしたところ。で、そんな場所に、ちょっと停めてるだけ、みたいな感じで、施錠はバッチリ決めて駐輪する。言うまでも無いけれど、皆様の往来を邪魔しない場所を選んでください。

ヘルメットを引っ掛けて置くと、すぐ戻る感が出る

往来が多くても、主要国道とかはちょっと話が違う。歩行者はほとんどいないし、住宅や店舗からの視線もあまり期待できない。車やバイクはスピードを出して一瞬で通り過ぎてしまうので、意外と「人目に付く」という点では弱い。ただし、道路情報の定点カメラがあれば、利用はできるだろう。

グンマー國と新潟をつなぐ三国トンネルには、Webカムがあって常時映像が流れている。まぁ、Webカムの画像で盗難やイタズラを摘発できるかっていうと、多分それはムリ。しかし、少なくとも「見られている」ということは、犯罪の抑止に繋がることは言うまでもない。

三国トンネル群馬側入り口

単なる Trail-head で、何にも無い場所ならどうするか。施錠して、隠せるなら隠す。「そこに自転車があることに誰も気がつかない」ならば、盗難されようが無いから。茂みの中や、枯れ沢の岩陰とかを選ぶこと(注1)。ただし、自転車一台を完全に隠せる場所というのは、意外と無い。

ここまでの話で、どうやったら盗まれないようにするかはイメージできたと思う。この後は、自転車へのイタズラを防ぐ方法を考えてみよう。

イタズラと言っているけれど、これは嫌がらせとか、破壊とか、そうしたことを指している。つまり犯罪。

なんでそんなことをするのか?普通の人には理解できかねるのだが、あえて、イタズラをする心理を想像してみる。

疲れ切って下山してきて、ここから下り坂の林道。そんな時、目の前にちょうどよく自転車が置いてあった。周囲には人っ子一人いないし、誰も見ていない。盗んでしまえば楽をできるかも!

しかし、施錠がされていて盗めない…クソ、誰かわからないけど、うまいことやりやがって!盗めないなら壊してしまえ!

こんなパターンが考えられるのではないだろうか。そして、自転車を盗むのには時間がかかるけれど、イタズラするのは一瞬で終わる。

これを防ぐポイントは、「往来の動線から外れたところ」に駐輪することだ。

盗むのには時間がかかるけれど、イタズラなら一瞬でできてしまう。だから、通りすがりにサッと手を出されない場所を選ぶこと。

これが面白いのだけれど、ほんの1〜2歩でも、段差をのぼる・降りるとかの手間がかかるだけで、イタズラをしようという気持ちは随分と削がれるようだ。ちょっとした藪をかき分けた先の立木に施錠するのもいいだろう。

施錠は蛍光色のバイクロックとかを使う。そうすれば、パッと見て施錠されていることがわかる。そして、ワザワザ段差を越えるとか、藪をかき分けて盗めないバイクに近づいて嫌がらせをする。そんな人が現れる確率は…多分無視できるくらいに低くなるに違いない。

実際、B&Hっぽいことをこの20年以上の間やっているけれど、被害にあったことは一度もない。まぁ、被害に遭うような、高級バイクを持っていないというのが、一番の理由ナンだけどネ。

おしまい

注1 隠してデポすることを考えると、あまりにも派手なフレームカラーの自転車は選ばないほうがいい。

2021年8月8日日曜日

Bike & Hike Depot-tips (1/2)

 B&Hでデポする場合、大切な自転車をどうやって守るかのヒントを書いてみよう。


大前提だけれども、世の中には必ず悪人がいる。これは山の中でも同じで、「山を愛する人に悪人はいない」なんてことは絶対にあり得ない。

こうした人たちは、目の前にちょうど良く自転車があれば盗むし、盗めなければ腹いせに壊したりもするだろう。

だから、どんな鍵を使って盗難を防ぐか。そして、イタズラされにくい場所はどんなところかを考える必要がある。今回はどんな鍵を使ったらいいかについて。
中禅寺湖湖畔、後方は男体山

まず、知っておいて欲しいのは、開けられない・破壊できない鍵は無いということ。値段が高い鍵ほど、開けにくく、破壊されにくくはなる。しかし、それなりの道具と、時間と、技術を使えば必ず鍵は開けられる。

ただ、登山口・下山口に、わざわざ鍵を開けるための道具を持参して来るヤツはいないはず。だから、道具がなければまず開けられない、そんな鍵なら良しとするべきだ。

具体的には、ダイヤル式・暗証番号式の鍵ではなく、差し込み式の鍵を選ぶ。素人でも、ダイヤルロックは時間をかければ開けられることが多いし、世の中にはこうした鍵開けに優れた才能を持っている人がいる。

鍵穴にイタズラ(注1)されたらそれはそれで大変に困る。けれど、2/2 で、イタズラされにくい場所の選び方を説明するので、それを参考にしてください。

鍵はできるだけ丈夫なアンカー(立木や柵など)に回して施錠すること。つまり、長さが十分にあるワイヤーロックが望ましい。そして、高価な鍵をひとつかけるよりも、1,000~2,000円くらいの鍵を2〜3箇所につけるのが良いだろう。

フロントのホイールとフレーム、リアのホイールとフレーム、フレームと立木の3箇所をロックしておけば、盗難の恐れはまず無いはずだ (注2)。

まとめると、

  • ダイヤル式よりも、鍵式のロック
  • 長さのあるケーブルロック
  • 複数の鍵を異なる場所につける
  • アンカーに固定して持ち去りを防ぐ

せっかくの楽しいB&H が苦い思い出にならないように、気をつけて。

注1 ここではあえてイタズラと書いているが、「犯罪」です

注2 自転車が有名・人気ブランドで新車だとどうだかわからない。でも、まぁ、手間と得られる利得を考えたらまず手を出さないだろうと思います。


2021年8月7日土曜日

山に還ろう テント泊のススメ

山で遊ぶ人が増えたらいいなって、僕はこのブログを書いている。

ただ、最初っから興味ないという人を、ムリして引き込もうとは思っていない。日焼けしたくない、虫触れない、和式トイレムリ、汲み取りとか失神。それに近い人と山に行ったことはあるけれど、僕は楽しくなかったし、あの人も楽しめなかっただろうと思う。

そして、すでに山でブイブイ言わしている人は、僕が働きかけるまでもない。

ハイキングだけじゃなくて、MTBとか、ロードバイクとか、残雪期とか、BCとか、違う切り口で山に行きたいとか…

昔は良く山に行っていたけど、なぜか忘れたけど、随分長く離れてしまったとか。家族ができて、オートキャンプしかしていないとか。

家族でのオートキャンプ@スイートグラス(北軽井沢)

そんな人たちが僕のブログを見て、「あ、次の休みにはこれやってみようかな」とか、「涼しくなったらこれもいいね」とか、「20年振りに八ヶ岳行ってみようか」、そんな風に思ってくれたら嬉しいね。

実際のところ、僕も家族ができてからはオートキャンプが中心になっている。でも、奥さんが妊婦さんだった時もキャンプには行った。
榛名山のあづま森林公園

体を冷やさないように、あえて4シーズン対応の REI 山岳テント。これなら冷え込んでもベンチレーションを閉めれば暖かく過ごせるから。タープは一度立ち上げてから、片側をペグから外して畳む。日差しを遮りながら、上方の開放感を得られるのでぼくはこの張り方をよく使っていた。

テントを使うことで、普段なら行けないところまで足を延ばすこともできる。ある時僕は、黒部ダムから入って劔岳を登った。
黒部ダムの湖畔 小川テントフェルカドドーム

この時は六月で、思ったよりも雪が多かった。登頂は果たしたけれど、12本爪のクランポンにアックスで雪壁の登攀があったりとか、けっこうチリチリするような山行だった。水場も雪の下で、飲料水を作るのにホワイトガソリンの消費が激しく、ぐるっと縦走する予定を早めに切り上げることになった。
明日はいよいよ剣岳登攀

日帰りだとちょっと届かないかな?ってコースも、途中まで登ってテントで泊まれば行けることもある。翌朝はテントをデポして、荷物を軽量化してピストンすれば良い。

丹沢山系を登るのに、塔の岳なら日帰りピストンは可能。ただ、せっかく行くのなら、最高峰の蛭ケ岳まで足を延ばしたい。そこで、大倉尾根の途中にあるテントサイトで一泊する。

前日は天城山を登ってから大倉に移動。準備を済ませて大倉尾根を登る。時間には十分余裕があるので、のんびりと体を休めて早めに就寝。
ヨーレイカのドームツェルト@大倉高原山の家 丹沢

甲斐駒ケ岳も同じ方法で登った。荷物を削って行動すれば、日帰りも可能だったのかもしれないけれど、残雪期なので無理をせずにテント泊。テン場到着した時は、残雪が緩んでしまっていた。一泊して朝日の出る前に動き始めれば、良く締まってクランポンがしっかり効く快適な登攀が待っている。
七丈小屋上のテン場

遠方の山を登る時も、テント泊を組み合わせることで行動範囲が広がる。早朝から荒島岳を登って、下山してから白山に移動する。車中泊して翌朝日帰り登山でもいいのだけれど、せっかくなら山中で過ごしたい。

昼少し過ぎに入山し、早めにテン場について泊まる。行程が短いので、豪華なディナーを用意していくのもいいだろう。
明日は白山を登る Big Agnes のソロテント

連休が取れたら、テントを背負ってのんびりと縦走をするのも最高だ。例えば、黒部湖から入って、読売新道から水晶、ぐるっと回って黒部五郎とか薬師とか回って、室堂アウトとかね。

奥黒部馬蹄形最終夜@五色ヶ原、明日は黒部湖?室堂?

テントから外を見れば、すぐそこには山があるってのも最高。
黒部山中で夜を待つ

テントは寒くないのか?
寒くないように万全を期せば荷物が重くなる。寒くならないギリギリの線で装備を削って行くので、外せば寒い。ツェルトドームは雨降れば漏るし、春秋に夏用のスリーピングバッグなら確かに肌寒いかもしれない。

晩秋の山ではかなり無防備なツェルトドーム

まぁ、その辺は経験次第なので、とにかく出かけて見ればいい。
オートキャンプでスクリーンタープを張ったら、その中で蚊帳の代わりにテントインナーを張って寝るのもいいだろう。

MOSS Hooped OutlandのインナーをColeman Screen Tarp内に張る

テントのセットアップを済ませて、一杯やって、温泉入浴時間を待つひとときもたまらない。
黒部阿曽原温泉で男性入浴時間を待つ

荷物を担ぐ力が無い?無理せずに近場に行けばいい。それに、昔の山道具と違って、今のテント泊装備はコンパクトで軽い。僕の場合、昔はテント泊なら65L+のバックパックだった。最近は40L+で行けないかって、いつも考えていて、実際それで行けることも多い。65Lが出動するのは3泊以上とか、残雪期くらいなのが現状。

それか、信頼できる友人と一緒に行く。
合戦尾根の急登を登ってテントで宴会!なら、体力のあるパートナーが心強い。
Sierra Designs@ 燕山荘 ユーちゃんと

山で使えるテントは耐久性に富んでいるので、普通の使い方なら10年は持つはず。
小川テント フェルカドドーム 場所不明

頑張ってテン場に早く着けば、景色のいいところを選べる。明日はここに行くのだ、そんな景色を見ながらビールを飲む喜び。
大天井岳から明日行く槍ヶ岳を見る

中房温泉から合戦尾根を登り、燕岳のピークを踏んで大天井岳でテント泊。明日は東尾根から槍ヶ岳を踏んで、南岳へ。

南岳は雪渓から溢れる豊富で冷たい水場があり、明日の大キレット通過の活力を蓄える。
南岳のテント場

いろいろな季節に、いろいろな場所で、いろいろな人とテントで泊まる。もちろんいろいろな気象環境で、時には最高で、時には最低なw 経験もするでしょう。

でもまぁ、体力があるうちに始める(再開する)のが大事なんじゃ無いかな、そんな風に思います。
ふと気がついたら雪の壁

ま、今のコロナ禍では、複数で密テントは無理かもしれない。でも、コロナがおさまったら、テント担いで出かけて見るのもいいんじゃないかな?

くれぐれも、ご安全に。

2021年8月5日木曜日

BIKE & HIKEのススメ 塩見岳日帰り(ピストン)

Bike & Hike で日帰りを可能にした、塩見岳の記録です。
3:30スタートで 14:15に下山。活動時間は 10時間(登り5:30、下り4:30くらい)でした。
単純標高差は1,500mで、スマホのGPSアプリでは、累積標高差3,550mくらい。

南アらしい樹林帯の稜線トレイル

日帰りで塩見岳に登ろうと思ったのは、その前に登った空木岳山頂。そこから見える富士山は先っぽだけ。ちょうど富士山を隠していた、先の尖った双耳峰はなんだろうか?調べてみたらこいつだった。

ん?ということは、塩見岳に登れば、前に富士山、後ろに空木岳が見えるってことか?

だがしかし、標準コースタイムだと日帰りはかなり困難。ただ、B&Hで計算すると、なんとか…なりそうかな。

前日は荷物をまとめておいて、仕事終えてから出発。0時ちょい前に鳥倉林道(最後の3kmくらいはバス・徒歩・自転車のみ通行可)ゲート前駐車場に到着し仮眠。3:30MTBで林道スタート。

入山口となる林道ゲート前
樹林帯を登る途中に日の出を見る
峠から先は樹林帯の穏やかなアップダウン
膝にやさしい快適なトレールが続く
塩見岳はまだまだ遠い
登山者の少ない静かな途
山小屋は改装工事中

午後から天気が下り坂なのは解っていたので、ほぼ休みなしで9時ごろ山頂着。残念ながらガスが出てきてしまいましたが、富士山は見えました。

目的としていた富士山に会えた


そして、スーーーット冷やっこい風が吹き始めた、「寒気が入ってきた!」
雷が来そうなので、9:30過ぎに下山開始。

山容が大きい

山頂小屋は工事中でした

予想通り途中で雷が鳴り、雨が降り始める。やばい、雷くる前に三伏峠まで逃げないと、稜線上でつかまる!小走りで、12時ちょい過ぎに、笑っちゃうような大雨の中、川のようになった登山道を抜け、無事に三伏峠小屋へ。

しばらく軒先をお借りして待ったけど、雨がやまない。今日はメッシュスニーカーで、濡れること前提の足回りだったので、まぁいいやとそのまま下山。

雨は小降りになったり、本降りになったりを繰り返し。

雨上がりの駐車場

無事に下山した時には、すこし雲が切れて薄日がさしていた。

仮眠2時間半で一日行動、その後に300km弱のドライブで戻る、それが核心w

ただ、確かに運転中は睡魔がくるのだけれど、そこらじゅうでゲリラ豪雨と雷に遭遇。いい感じで眠気が吹き飛ばされて、ある意味ラッキー。そんな、思い出に残る山行でした。

おしまい

2021年8月4日水曜日

Ride 21ズルして奥志賀林道(計画倒れ)

*8月2日の記録です*

連日コンスタントに35度を超えるグンマー國の猛暑。もはやここは温帯ではなく、熱帯地域なのではないかと思うくらいの暑さ。

最高到達地点(奥志賀林道ゲートクローズw)

サイクリングはまだ風を浴びるので、多少はましとは言え、真昼間に走るのは危険すぎる環境。んじゃ、山走るか?と言っても、グンマー國の山間部は「高原地帯」が乏しいのです。ダラダラと関東平野が続いて行って、あるところから一気に登る。そして、ピークを過ぎたら一気に下がる。

軽井沢とかは? それは長野…
日光とか、中禅寺湖とかは? それは栃木…

ある程度の標高があって、激しいアップダウンが無くて楽しく走れるところって…嬬恋村くらいしかないんじゃないのかな、まぁあそこもほぼ長野だし。

んで、ふと思った。奥志賀林道とか走ったら涼しそうだなぁ。ゆるやかーに降って登る。脇は清流が流れていて、木立の中で涼しい風に吹かれて…だけど、志賀高原から入るにしても、栄村から入るにしても、かなりの標高差で急坂のヒルクライムがあるんだよなぁ…

で、ふと思いついた。

まてよ?野沢温泉はMTBコースがあって、ゴンドラに自転車持ち込んでトップまで上がれたな。何度かMTBライドに行ったけど、別にMTBじゃなくて、グラベルバイクで上がって、コースを降りずにそのまま奥志賀林道に入れば…ヒルクライム最小限で標高上げられるじゃん!

俺って天才!

で、北信山の内にある道の駅で隅っこに駐車させてもらい、グラベルバイクで走り出す。
千曲川沿の盆地は地形が穏やかで走りやすい

信濃の国は地形が穏やかで、空気もわりとカラッとしていて、平日のせいもあるけど人がいなくて…天国かよ
千曲川支流の土手上は自転車パラダイス

野沢温泉スキー場までは地味に登りがあるけれど、細い脇道を探しながらのんびりと登る。チケットを買うとき、「林道工事のため通行不能」みたいな表示が出ていたのに気が付いた。でもまぁ、とりあえず見に行くかね(ダメだろ俺)。

新型ゴンドラ

ゴンドラ乗車券片道 2,000円と、自転車持ち込み料金を払って乗車。新型のゴンドラはピカピカで、中も広くてとっても快適。

新型ゴンドラは窓が上から下まで広いので見晴らし良し

新ゴンドラは山麓駅を新たに作って、旧駅舎はチケット売場として活用されている。
中間駅・屈曲が無くなってズドンとまっすぐ登る

カウンターのお姉さんは丁寧に説明してくれた。工事してるから通れないと思います。

でも、まぁ、ここまで来たから行けるところまで行ってみます!と上がりました。と言うより、奥志賀林道通って志賀高原に抜ければ、「シャーってダウンヒル走って車に戻れる」。でも、ここで諦めて引き返すと、一旦降ってから、道の駅まで地味にヒルクライムが待っている。

ダウンヒルして汗が引いた状態で車に戻れるのか。
ヒルクライムして汗ダクダクの状態で車に戻るのかは大きな違いです。
ゴンドラ山頂駅からスキー場の脇を通って走り出す

結局…一番上の写真にある通り、林道ゲートがガン閉まりしていたので断念。まぁ、でも、気温は20度くらいで、雲が出て風が吹くと汗冷えするくらいの涼しさ。

せっかくなのでちょっと寄り道してウロウロ走る。
奥様と来た思い出のスタカ湖キャンプ場

で、MTBコースは入場許可を取っていないので、普通に林道を下る。
標高下がるにつれて猛暑の中に…

せっかくなので北竜湖を覗く。SUPやカヌーカヤックを楽しむ人たちが羨ましい。
湖を見ながら行動食ランチ

そして猛烈な日差しの中を帰路に着く。目の前に木島平スキー場が見えてきて、ふと思った。正面の山の右端を回り込んでこちらに来たのが、往路。同じコースを復路に取ると、一度降ってから登り返しになる。

だが、左手に峠があれば、もちろん登りはあるけれど、その後はシューって降って帰れるのではないか?
この山の裏側に帰る

今日はゴンドラでズルして上がっただけなので、運動らしい運動にもなってないから、ヒルクライムして帰りましょうかね。

狭くて落石が多くて急カーブだから気をつけてという看板たち

やがて山道は狭くなり、ストロングスタイルのヒルクライムが始まる…と思ったら、さほど斜度もきつく無くダラダラと登る坂道。

すぐ脇を川が流れていて快適

この峠を上がり切ったあたりは須賀川。手打ちそばの看板を見つけて入ってみた。
周辺には蕎麦屋が数軒あるようです

この辺りは自家製粉・手打ち蕎麦が名物のようです。「オオヤマボクチ」をつなぎに使っていると書いてあった。それが何かは知らないけれど、久しぶりに美味しいそばをいただきました。
ボリューム満点な天ぷら、りんごの天ぷらもありました

天ぷらはてんこ盛りで、食べ応えあり。揚げたてを塩でいただきます。
独特なつなぎのせいか、腰が強い

そばは太めで、透明感が強くて表面はツルツル。腰が強いのだけれど、粘るというより、歯をあてるとスパッと切れて喉に流れていくような、独特のおそばでした。

なんとなく不完全燃焼で終わるところだった1日が、最後のこのお蕎麦屋さんのおかげで素敵な思い出になりました。

てかちゃんと調べろよ、俺w

おしまい