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2021年7月3日土曜日

備えよ常に: サイクルツーリング

 僕がサイクリングに出かける時の荷物は、正直ちょっと多すぎると思う。

ただ、僕は単独で走ることが多い。そして、山があれば山に行くし、グラベルがあればそこに入る。単独で行くのも、山に入るのも自分の勝手であり、結果は自己責任。だから、基本的なトラブルなら、自力で帰ってこれるように備えている。

グラベルに入る時は、超軽量チューブの Tubolite を入れたクリンチャータイヤを履いている。基本的なグッズはこんな感じで、基本はパンクからどうやって復帰するか。

ツールボトルにツメツメに入れる

左上から、スペアチューブ、tubolite専用のパンク修理パッチ、虫除けジェルとムヒの小分けボトル、タイヤが裂けた時の補強シール、ブチルチューブ用の修理キット、小型のアーミーナイフ(ハサミ付き)、9機能のマルチツール、そして真ん中がチェーン切り。

Tubolite はウレタン製で、普通のパンク修理キットは使えないから、専用のパッチを持つ。バルブ周辺とか、パッチでどうしようもないトラブルなった時を考えて、通常のブチルチューブも持つ。そして、もし、交換したチューブがパンクした場合を考えて、通常の修理キットを持つ。行き先がもし、やばいところなら、もう一本通常タイプのチューブを持つかも。

ダートはほとんど入らない場合は、チューブレスタイヤの軽量ホイールを選ぶ。その場合は、Tubolite 用のパッチと、パンク修理キットは持たない。で、下のこれを入れる。

チューブレス用組み合わせ

CO2ボンベは通常2本持っているのだけれど、予備をさらに1本追加。そして、チューブレスの場合は、CO2ボンベから確実に空気を入れる必要性が高くなるので、信頼できるバルブ。ガソリンスタンドとかでエアをもらえるように、仏 →  米式 バルブコンバーター。そして、チューブレス用のパンク修理キット。これは、車のチューブレス用修理キットと同じやつで、穴にラバースティックをグリグリねじ込んで無理やり漏れを止める奴。

ちょっとしたパンクなら、チューブレスはシーリング剤を入れているので自然に修復される。今まで自然修復されなかったのは、2〜3mmのカットで、これはさすがにシーラーでも止まらなかった。ただ、エアを補充すれば、20km くらいは走れたので、ボンベ2本使えばほぼ間違いなく街までは下れる計算。

それで間に合わなければ、グリグリ補修キットの出動。で、それでも止まらなければ、一本持っているスペアチューブを入れて、チューブドクリンチャーとして走行する。j

それと、僕は基本的に輪行袋は持って出かける。自力解決ができないくらい最悪の場合、公共交通機関で帰れるようにね。問題は、グラベルロードはタイヤが太いので、ホイールがかさばる。だから、それがちゃんと収納できる輪行袋は、大きめサイズでかさばる奴。

僕のバイクはツーリングバイクなので、ボトルケージが3箇所ある。一番下はツールボトルで、上で紹介した修理関連のツールが全部ここに入る。のこりの2箇所でドリンクボトルと輪行袋の組み合わせ。

軽快感皆無…

CO2のボンベ2本と、空気入れ兼インフレーターがここに付いている。

ふと入ったプロショップで見つけたボントレガーのポンプツール

やっぱり道具が多すぎるかもねw
前はもっと多かったwww

日本一周とかなら…持って行くかも?

若い時は、とにかくいろんなものが付いているツールが欲しくて、こんなのも買った。でも、結局、通常の整備をちゃんとして入れば、携帯ツールは本当に基本的なものがあればいいことが分かった。

そうだ、言い忘れた…

ここまでで説明したのは、あくまでも、バイクのトラブルに関わる持ち物の話。人間が怪我した時の備えとか、ブユ避けとか、クマ避けとか、その辺りはまた別の機会にね(続くんかいw)

では、皆様ご安全に!

2021年7月2日金曜日

ステマじゃないよ…最強のディグリーザー?

 グラベルを走る機会が増えて、ロードバイクがドロドロになってきた。んで、ドライブトレインをバラして清掃。

スプロケの右後ろが、そのディグリーザー

カーボンホイールについているスプロケを外して洗浄し、買い置きしてあった新品のスプロケを組む。洗浄したやつは、今シーズンの頭におろしたばかりでほぼ新品。これは、グラベル様の鉄下駄ホイールに組む。

鉄下駄のスプロケは、外して洗浄し、摩耗状況をチェックして廃棄するか再使用。確か、以前乗っていたMTBでも使っていたやつなので、そろそろ寿命なはず。


チェーンもピカピカ

こうした油脂類を使っているパーツの洗浄はディグリーザーを使う。今までいろんな奴を使ってきたけれど、今回初めてつかったこれはかなり良い。


綺麗って素敵

ただ、脱脂力が強過ぎるので、スプロケットがホイールに付いたまま使うと、多分、フリーボディやら、ハブベアリングやらのグリスも流れ出てしまいそう。使うなら一手間かけて、バラして洗浄するのが良いと思います。


2021年7月1日木曜日

おウチBBQの道具: ユニセラ

コロナの感染が広がったため、外出や旅行、レジャーが思うようにできなくなりました。そして、外出できないなら、というわけで、自宅のお庭でBBQやキャンプすることが流行っていると聞きました。

僕はその、気軽なBBQや、気軽なキャンプ、賛成です。僕の家族は、ちょっと時間があると、早めの夕飯をBBQで済ますことが良くあります。そんな時に大活躍するのがユニセラという、コンパクトな卓上炭火グリル。


2007年4月…初おろしの時

ユニフレームという日本のメーカー製。内側に耐熱セラミックパネルと、断熱グラスウールを使っている。だから、「ユニ」「セラ」という商品名、だよね?w

ピカピカ

セラミックが熱を反射するので、テーブルを焦がさず、少ない炭でも効率よく燃えて耐久性が高いという売り文句。これは新製品として発売されたてで、普通の卓上コンロが2~5,000円くらいのところ1万円以上の値段でした。

だいぶ年期が入ってまいりました


2021年の今、焼き網と火床の網は交換したけれど、それ以外の部品は壊れる気配すらない。毎シーズンレギュラーとして活躍し、時々はダッチオーブンを乗せられるという酷使に良く耐えてくれています。

おウチでBBQをして、炭火で焼くという行為が、半分日常という状態になっていく。そうなると、高級食材を丁寧に焼いて!な感覚はなくなります。

アトランティックサーモンのアラ、398円、食べきれない

炭火や鉄板焼きで美味しくなる、安い素材を探すのが楽しい。僕の家では、中羽〜大羽の丸干しイワシとか、ホルモン、魚のアラとか、サーモンハラス、冷凍のホッケとか焼きます。

王道のホルモン焼き

王道のステーキ

ステーキも、和牛、アメリカ、オーストラリア、それぞれに違う味わいがあるので、網にするか鉄板にするか考えながら焼き、味付けも塩ベースかたれベースかいろいろ考えて、それが楽しい。
国産和牛の赤身肉

矢ゲン

干物も美味しい、できれば日本酒で

のんびり炭を熾して、焼きながら軽く飲んで。横ではダッチオーブンの中で、さつまいもがいい感じにふかされていく。

ダッチオーブンで蒸したサツマイモ

梅雨前のある日、奥様とドライブして、家犬のM君と散歩して、おいしい豆腐を買いに行って、遅めの昼食と早めの夕食を一緒にしたお家BBQてな休日を過ごしました。

おいも美味しい…

コロナは確かに災害です。でも、僕らは2011年のあの災害のあと、何が起きたのか良く知っています。不足があってもやりくりし、互いに譲り合い、静かに列を作って待つ。不可能だと言われる復旧活動を実現し、奢ることもなく、静かに前に進んでいく。

コロナで大変なことはいろいろあるけれど、僕はあの時からこれまで、東北の皆さんがどう振る舞ったかを、それなりに知っています。

同じように、そうやって僕らのご先祖様は歩んできて、その蓄積の上に僕らは生活の基盤を持ちました。僕らのご先祖さんたちは、大多数が普通の人でした。現代に生きる普通の人である僕たちも、慌てず騒がず、感染リスクを避けながら平穏に楽しく過ごす。

アスパラは軸の太い方から焼きましょう

そんな楽しみの一つとして、お家BBQ、なかなかいいですよ。

2021年6月30日水曜日

グラベル用クリンチャータイヤ

グラベルでガシガシヒルクライムしてたら、タイヤが寿命を迎えました。

右のClement から、 左の Chaoyang に交換

路面の状況が良ければいいんだけど、砂利とか石とかで流水痕とかあると、サイドウォールが擦れてしまう。結構頻繁に交換が必要になる、そんなタイヤに高い金額かけられないので、今回は価格優先。

まぁ、そうは言っても、譲れないポイントはいくつかある。

1 フォールダブル(ワイヤービードの重量級じゃないってことね)
2 35c
3 茶色サイドウォール
4 セミスリック
5 パンク防止帯が入っていること

今までのClement Strada を外して計量、437g 多分新品の時は 440gくらい? グラベルバイクを購入した時に着いてきた鉄下駄ホイールに、そのままついて来たヤツ。ワイヤービードなんだけど、一般市販モデルのStradaは、フォルダブルしかなかったような… つまり、完成車用のローコスト版ってやつでしょうか。

700 32c

新しいタイヤを、とりあえず計量、700 の35c で、3mm太くなるけど 450g

思ったよりも軽い

もう一ペアのホイールはカーボンリムの軽量版。そっちはオンロード中心&ヒルクライム用。で、こっちはオフロード中心に割り切るので、タイヤの溝もそれなりにしてみた。

スリックから、セミスリックに交換

Clement はスリックで、MTB乗ってる人からしたら、「こんなんでオフロード走れるの?」って思うかも。でも、林道のグラベルは、石の角が立ってる、ギザギザした砂利なので、空気圧を落とすと想像以上にグリップしてくれる。

じゃぁ、スリックでいいじゃんね?違うんだよね。スリックで怖いのは、舗装路。アスファルトに、苔がチロっと生えているところとか、笑えるくらいに滑る。それと、アスファルトの上に、サーーって砂が乗ってるところもやばい滑る。

ダウンヒルで気持ちよくコーナー抜けた先に、そんな路面が待ち構えていると背筋凍ります。

奥のはヒルクライム用のGravel King 700 32c をチューブレスで

茶色のサイドウォールにこだわるのは、見た目でタイヤが薄く感じるから。真っ黒だと、黒いリムと一体化して、極太のタイヤに見える。不思議なことに、見た目が重いホイールは、漕ぐとさらに重く感じるんだ。

軽量化で一番効果があるのは、ホイールの買い替え。でも、そこまで踏み切れない場合は、超軽量チューブに交換するのもアリ。僕は Tubolite を使っている。

ウレタン製極薄チューブのTubolite

結構トラブったってレポートもネットでは転がっている。でも、僕のは当たりなのかどうかわからないけど、二年間くらいノートラブル。

ビード噛みしないように注意

ウレタンチューブは、タイヤと張り付いたりは多分しない。でも、タイヤパウダーは使っている。仮組みしたあと、タイヤを掴んでよじると、中でチューブが動いて適切な位置に移動しているのを感じる。チューブがよじれず、ちゃんとした位置に入っているということがクリンチャータイヤの基本。その、組み付け精度の維持には、タイヤパウダーは必要だと僕は思う。

パナレーサーかAZのタイヤパウダー

さて、たとえ10gチョイとはいえ、重量が増えた。スリックタイヤからセミスリックへの換装で、走行抵抗も増える。で、僕は何をしたかというと、リムテープを交換した。

ストレッチリムテープ

最初から嵌めてあったリムテープは、見るからに重そう。厚みがあるわりに、チューブの圧力に負けてニップルホールの跡が付いている。


で、これを外して、チューブレスリムテープを貼ることにした。フロントは空気圧低め&荷重弱めなので一周、バルブ周辺だけオーバーラップを20cm 程。リアは二周巻き、バルブ周辺のオーバーラップはフロントと同様。これでちょうど10g程度の軽量化になったんじゃないかなって思う。

数量を間違えて沢山買ってしまったリムテープ

リムテープ貼った後の写真を撮ったのだけれど、このテープは半透明なので写らないw

このセッティングで、先日赤城山根利周辺のグラベルに出かけてみた。パンクもしなかったし、ダウンヒルは今までより数段コントロール性が上がったので、狙い通りかな。

まぁ、登りは…身体をもっと絞っていくことに…しようかね。

2021年6月29日火曜日

Ride14 神戸〜根利ヒルクライム+グラベル

鉄下駄ホイールは、重いけど丈夫なので、こちらをオフ用にすることにした。 注文していたタイヤが届いたので、組み替えて林道目指して出発。

泥だらけで遊ぶ…中身は子供の5x歳

Clement Strada 700x32c から、中華タイヤの700x35cに組み替えた。思ったより走り味は軽快だけれども、自宅から自走で山を目指すのでエネルギー補給をしないとね。

そこで、ラーショで朝ラー(初体験)。

24時間営業のラーショってすごい店だよね

醤油チャーシュー麺中盛り

結論ですが、朝ラーはサイクリングには向きません。いや、30代とかならアリなのかもしれません。なんとか平地を1時間漕ぐ間に回復しましたが、途中でギブアップするかと思うくらいに、モタレました…

大間々から山に入るところのお寺の看板はいつもツボる。

先を急ぐ旅の者ゆえ、アジサイ見ないでごめんなさい

渡良瀬川の左岸道をクライムアップし、水沼の先で右岸に渡り、花輪宿を抜け、いよいよ本格的なヒルクライムが始まる。

ニッポンの正しい山里、湧水と石仏

今日はまるで朝にヘビーなモノを食べたかのように、ペダルが重い。

大滝トンネルを過ぎると分岐が近い

先日は小中大滝を見て、そこから峠を超えて沢入に降りた。今日は袈裟丸山の、郡界尾根登山口に向けて登っていく。沢筋を通る林道は傾斜がキツく、久しぶりに降車しての押し歩きが入ってしまった。

出会った鹿と猪がぼやいていた

登山口まではそれなりに人が入るようで、広い駐車スペースと舗装路が続く。その先、峠の手前からグラベルロードが始まる。

峠の東側は比較的路面状態は良い

峠は切り通しになっていて、標高は1,200mちょい、あー疲れた。

ここからやる気の無い林道が始まる

峠から降る道は、粒が大きめの砂利というか、ゴロゴロ石の急斜面。前回700x32cのホイールで来た時は、あまりの荒れっぷり&ホイール破損の恐れで、一部降車して歩いて降った。

こんな道が3km以上続く

700x35cにすることで、エアボリュームが上がる。そして、3気圧以下までタイヤの空気圧を下げても、大丈夫。空気圧をさげたことでショックが減り、コントロールがしやすくなるので、安心して下れる。リム打ちも一度も無く、やはり、オフロード乗るなら35c以上が基本だよね。

支線林道に入る

前回ここに来た時は、ゲートがしまっていた林道が開いていたので入ってみる。

緩やかに登る

路盤の落ち着いた走りやすい道を、のんびりと奥へ奥へと進む。こんな遊びのフィールドに、自走で辿り着けるのは恵まれているよね。

フレームバッグを導入

荷物の運搬方法は試行錯誤が続いている。グラベルロードを走る時は、リアバッグもハンドルバーバッグも暴れてしまって耐久性に不安がある。さりとて、バックパックはこれから夏に向けて暑い。なおかつ、給水のためにはボトルは2つ携行したい。そんな考えで、小型のフレームバッグを導入してみました。なかなか良さそうではある。

どん詰まりは林道作業中で、ヌタヌタの泥濘地。作業をされている方はいませんでしたが、邪魔になってはいけないので、写真だけとってすぐに引き返す。




ほんのわずかな距離だけれど、泥だらけになって、なんか嬉しいw

元の林道に戻って降り、舗装路が現れたところで根利牧場の上部に飛び出す。

根利牧場に着く

牛がのんびりと草を食んでいる横を進む。

本当は沼田まで降って、赤城山反時計回り周回に繋げようと思っていた。でも、林道支線に寄り道して、割と疲労が溜まっていた。そして、根利の集落あたりで、雨がポツリ。空をみると、今にも本格的に崩れそうな嫌な雲。

根利の標高は750mくらい。大間々に戻る峠は確か標高1,000mチョイなので、そちらに向かうことにした。標高差300m を上がらなければならないけど、沼田周りよりは距離が大幅に短縮できるからね。

峠で雨になる

ドンピシャのタイミングで雨になったけれど、標高を下げたら止み、日差しが戻り、暑くなった。

塩を吹いたヘルメットのストラップ

ドロドロw

帰宅して、洗車して、ヘルメットとシューズを洗い、「あー、今日も楽しかった」と思わず口にする。確かに鉄下駄ホイールに太いタイヤはきつい。でもまぁ、ライダーが減量すれば…多分…今よりももっと余裕を持って走れるようになるはずではある。

ログはこんな感じ。



重量級のグラベルロードで、オフ堪能して、がんばりましたね、俺。