このブログを検索

ラベル 滑走記録 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 滑走記録 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年3月28日月曜日

DAY34 名残雪を味わう

シーズンの終わりが迫ってきた…
天気が悪そうなので、BCは諦めて大人しくゲレンデへ。
新潟方面は強風のため、クローズするところもある予報。しかし、冬の季節風の風裏になる尾瀬岩鞍は無問題。
圧雪の上にサラリとパウ
朝は雪が舞っていた。
人が少ない
大荒れの予報なのと、平日なので、ゴンドラの運行開始待ちの列もない。
ただ、積雪はまだまだたっぷりあって、昨シーズンが嘘みたいなコンディション。
先シーズンとは大違いの積雪量
西山まで上がると、固く締まったバーンの上に、粉雪が舞っていた。
今シーズン最後の?雪の結晶
よく見ると、結晶が砕けた細かい風花の中に、綺麗な雪印。
ウェアに落ちてフッと消えて行く。
日が出たり曇ったり
ゴンドラ山頂駅付近は風が強く、低速運行だけれど、他のリフトは通常通り。気温も上がらず、快適に滑れる。
亀裂入ってクローズ
急斜面にはクラックが入り始めている。
底雪崩が出やすいシーズンもあるけれど、今シーズンはそうではない。樹林帯がある場所の雪面は、比較的安定している。

至仏が楽しみだなぁ。
上州武尊は荒れ模様
ここ、片品エリアだけが平穏らしく、周囲の山は雲に隠れていたりする。
日光白根
日光白根はすっきりとした姿を見せている。今シーズンはあそこのBCを滑りたいのだけれど、どうなることやら。
谷川岳遠望
帰りに、赤城山の広域農道を通る。
そこから見る谷川岳は、まだまだ雪がたくさんありそうだ。久しぶりに、残雪期登山にでも出かけてみようかな。
上州武尊
今シーズンは、新しいBCルートを開拓した上州武尊、さすがに、そろそろシーズンは終わりかな。

岩鞍も4月上旬でクローズになる。
そのあとは、BCを何日かやって、残雪期登山から、自転車のシーズンがスタートする。

毎年、この時期が一番物悲しい。

2022年3月21日月曜日

DAY32/BC11ママチャリ トライアスロンPart.Ⅱ

川場スキー場からBCに入った。
ママチャリ使って、Hike, Ride & Bike のトライアスロン…パートⅡ

パートⅠはこちら https://yukiotokoyamaotoko.blogspot.com/2022/03/day29-bc8.html

S俣沢は、とても楽しかったのだけど、中盤以降が、斜度なさすぎ&ストップ雪で、ストック滑走がちょっと面倒臭かった。
ゲレンデトップから見える剣ヶ峰の東壁
で、地形図で検討したら、S俣沢と尾根を一つ隔てたN沢に気がついた。1箇所だけ、気になる地形(滝?)があるけど、ここも全体的に穏やかな渓相。で、S俣沢より短い、ということは、斜度がもうちょいある。

コッチのほうが、スノーボードにはいいのでは?ということで、チャレンジ。
ゲレンデトップの登山ゲートからイン
あのピーク越えて行く
今日もTowing
風下にはパウダーが吹き溜まり…えっ?
今日は正直、上部ガリガリ、中間妖怪、下部は…腐れ雪?と思っていたのだけれど、僕がこれから滑る風裏には、もしかしたら…パフパフ?

樹林帯をトラバースしたら失敗。でもまぁ、たいしたアルバイトもなしに予定の場所に出る。
コルに出た
正面の小さなピークの右裏が、今日ドロップする斜面。トラバースの時の感じだと、今日は、今シーズンラストのパウダーが待っている。
振り向くと沖武尊は雲の中
ゲレンデのBGMが耳を澄ますと聞こえるような場所とは考えられないような景色。
今日はS俣沢も大変良さそうです
雲が晴れてきた
O2岩を見下ろす
ドロップインポイントについた。
やはり…ウインドパックパウダー15~20cm サイコーかよ
スノーシューで踏み入れたらスネ中…イヒヒ 
オープンバーンを振り返る
O2岩
まだまだ続くノートラックなパウダーバーン
沢筋に入る
地形はナチュラルパイプになっていく
沢の両サイドは当て込みが楽しい
地形図では「滝」の可能性がある場所に着いた

1箇所気になっていた、滝があるかも?という場所。
谷が狭まって、ちょっと屈曲している(注)。

早めに斜面に乗り上げておけばクリアできそうだった、右岸でも左岸でも。今日は左岸を選んで、上から覗き込んだらしっかり埋まっていた。

念のために左岸からドロップして右岸に乗り上げ、「多分ここが滝」というところをすぎてから、今度は左岸に乗り上げて降りる。
しっかり埋まっていた
そのあとは地形図通り、穏やかな渓相が続く。沢もしっかり埋まっていて、幸い、妖怪も出ないので、快適に下降する。

開けた場所に出た。
左岸のこんもりした先を落とす
右岸通しがスムーズなんだけれど、地形図だとこの先で水流が出てくる。そして、右岸斜面は傾斜が急で、落石とかデブリがありそうなので、左岸を取る。
振り返った奥にO2岩
左岸はこんな感じ
ツリーはタイトだけど、木陰のおかげでザラメは締まって固く、板が走る。そして、斜度が少ないので、タイトツリーも気にならないというか、楽しい。
登り返し
途中で2回ほどコースどりに失敗して、ボードを脱ぐ。登り返して標高差5mくらいを稼いでまた滑り出す。
落とし穴が増えてきた
ふと右岸を見ると、林道が見えていた。
落とし穴を避けながら、スノーブリッジを渡って右岸に渡り、林道に出る。
林道スタート
リンボーダンス的なトラップ
ザラメで快適なダウンヒル
今日は締まったザラメで板が走って、壁当てしたりして、遊びながらあっという間に下って行く。
車道に飛び出す
この違和感
今日のボードはSUSHIをチョイス。ガリガリを想定しつつ、もし、パウダー当たった時に、板の選択を後悔したくない。そんなシチュエーションを考えて買った板だけど、今日は、ホントに、そのまんまドンピシャ。

パウダーの浮き、アイスバーンの安定、タイトツリーの切り返し、ザラメの走り、完璧でした。
今日もママチャリ大活躍
そーとーおかしい人
ママチャリでダウンヒルしていると、農作業(リンゴ農家さんとか、花卉農家さん?とか)している人の視線が暖かい。挨拶をかわしながら下って行く。

ダウンヒルを楽しんだら、今日も峠越え。

押せばいいんだヨwww
今日滑ったところを振り返る
峠を越えたらまたダウンヒル。そこからちょっとだけ登ると、車をデポした道の駅。
車に帰ったのは、昼ちょい過ぎ、という、半日で終わるお手軽BC。

遠くからわざわざ来て入るほど、大したダウンヒルじゃぁないけれど、午前中でサクって遊んで早上がりとかにはいいね。

あー楽しかった。



注 他の人の記録とかをみると、スキー場に戻るために、この滝の上部でスキーヤーズレフトにトラバースを始めている。それは、川場スキー場の下部に戻れるから。ただ、ここのトラバースは、樹林がかなりタイトなのと、途中で沢を2本くらい?抜けなければならないので、スノーボードにはかなり大変だろうと思う。ドロップしてからここまでだと、楽しいのはほんのわずかだし、やはり、車をデポしてボトムまで滑走するのが正解なんじゃないかな。

2022年3月19日土曜日

DAY31/BC10 尾瀬岩鞍でアップして2つのルートを巡る

ユーヤパイセンと道の駅で待ち合わせして、車をデポ。

今日は、2つの、別々のルートを1日でやろうという計画。んで、2つめのルートは全然違うところに下山するので、車をそこに置いておかないと返ってこれない。

ゴンドラで2本アップしながら、雪質を確認。昨晩は雪の予報だったのだけれど、残念ながら夜半から雨になったようだ。

ゲレンデは圧雪の上に3〜4センチの湿り雪で、表面が少ししまっていて引っかかる。なかなか難しいコンディション。
締まった雪面でハイクが捗る
ハイクに入ると、表面は3cmくらいのブレーカブルクラスト。だが、そのすぐ下に、しっかりとした下地があるので、潜ることもない。

ハイクはやりやすいけど、滑るのには結構トリッキーだね。
ユーヤ
ボードをひっかけて怪我しないように、木に突っ込まないように、セーブして滑る。
本日はスプレーナッシング
まぁでも、妖怪風味薄目で、そこそこ走ってくれるので割と楽しい。
開けた沢地形に出る
浮遊感
地形に当て込んで浮遊感を感じながら切り替える。スノーボードならではの楽しさ。
ユーヤが動画を撮ってくれた。

最初に滑ったのは、ツリーランが中心のルート。
次は、沢状地形を下るK沢のルートに向かう。

リフトで標高を稼いでからハイクに入る。相変わらず雪面は固く、ユーヤの足取りは軽く、ドロップインポイントへ。この辺りはどこから入ってもいいんだけれど、とりあえず全体像を把握するために、一番スタンダードなところから。
雪庇の切れ目からドロップイン
最初はスティープなオープンバーンなんだけど、この間の暖気と雨のせいかうねりが強い。
ドロップイン
うねりの先にクラックが開いていたりするとまずいので、スピードが出せない。雪質もどんどん変化するので、慎重に高度を下げていく。沢の流心には、デブリが出始めているので、わずかに沢床を外しながら滑る。
トップシーズンにまた来よう
オープンバーンは収束していって、ナチュラルパイプになる。
右岸上部にもおいしそうな斜面が…
デブリを避けながら当て込んで行く
この辺りまで来ると、少し妖怪がチラホラと出て来る。
そして、沢筋が急に開けて、明るい河原状になる。
ザラメになったら気持ちいいのにね。
メローな沢地形がとても楽しい。
いやー、こーゆーのいいすね、
地形が楽しいっす
この先危険
滝の落ち口が見えるところまで滑って、そこから8mくらいの斜面を高巻きで超える。
短い距離なので、ツボ足で超えるが、腐った春の雪で膝まで潜るので結構大変。
暑い!
焦ると進まないので、膝で雪面を押し付けて固めて、その上にキックステップで確実に高度を稼ぐ。んで、右岸の木の葉落としが、ツリーホールだらけだし、ボトムは沢出ちゃってるしで、意外と神経を使った。
割とアドベンチャーでしたねw
ここから荒れた渓相が始まる。この間、下見でハイクアップした時は、ほぼ埋まっていた沢なんだけど、今日はだいぶ落とし穴が増えている。
BC慣れてないとかなり苦労しそうな場所
スピードを殺さないと、落とし穴や流れに落ちそうになる。しかし、スピードに乗せないと、腐れ雪のトラバースを通過できない。アドベンチャーです。

ゴルジュ帯を抜けると林道に出る。ここで本格的に妖怪が出没し、ストック滑走、一部ではスケーティング+ストック滑走で下る。
舗装路ハイクの準備
舗装路に飛び出して、デポした車まで車道歩きを30分。今日のあそこが良かった、ここがやばかった、次はこんな時期に来よう、おしゃべりが止まらない。
装備を全部背負うと重いよね
舗装路歩きの僕のスタイルはこんな感じ。

 バックパックにボードを固定する。
 スノーシューを重ねてボードの上に置く。
 前後のバインのハイバックにポールを挟んで、トウストラップでテンションを加える。
 ポールとボードの間にスノーシューががっちり挟み込まれるというわけ。

ハイバックの形や、ストラップの長さとかによっては、うまくいかないかもしれないけどね。

デポ車回収と片付け済ませて気がついたら、まだ1時ちょい過ぎだった。14時までの、芳味亭営業時間に余裕で間に合いました。早っ!
芳味亭の牡蠣フライカレー
今日も納得のBCツアーになりました。ユーヤありがとう