BIKE & HIKE のモデル的な周回コースとして取り上げた女峰山。
登山開始前に、日光霧降高原に自転車をデポしておく。そして車は日光東照宮まで回して駐車。市営駐車場が何かと便利だと思う。清潔な公衆トイレがあって、隣には交番がある。前夜自転車をデポして、登山まで車中泊をするならば、この防犯環境は捨てがたい。
東照宮の脇を登って登山口に向かう |
標高がそこまで高いわけでもないので、夏場ならば早朝からの行動が良いだろう。神仏を身近に感じながら、手がよく入って整えられた杉・檜の香りを感じながら登り始める。
早朝の人の少ない時間 |
最初は樹林帯の中を歩く。沢が流れていたりして、涼しく快適。
小さな流れで顔を洗いつつ先へ |
やがて急登が始まり、笹藪を縫って登山道は高度を上げていく。時々笹が「カサカサ」、「ガサッ」と音をたてる。小さな音は、トカゲや蛇、もしかして蛙。大きな音は、日本鹿。
見晴らしが良い |
場所によっては、笹藪が濃く、かき分けて歩くような場所もある。天候や時間帯によっては、ズボンがびしょびしょになることも多々ある。
皇海山周辺に比べればマシだが… |
ゴアテックスなどで、防水機能優先したトレッキングシューズが流行りだ。確かに、防水機能は進歩しているのだが、その代わり、一度濡れたらなかなか乾かない。なので、こうした場所への対策として、雨具をすぐに出せるようにしておき、パンツを履いて進む。場合によっては、ロングスパッツだけ、もしくは雨具+スパッツなどの組み合わせもありだろう。
僕の場合は、夏場は濡れてもいいと考える。シューズはメッシュで防水性皆無。ソックスは中厚のウール混。これなら、風が通って蒸れないし、たとえ濡れてもすぐに乾く。
ガレ場の登り |
高度を上げるにつれて、樹林はまばらになる。そろそろ疲れが溜まってくるころだろうから慎重に。
歴史のある、信仰の山であることは、そこかしこにある石仏や地名にも現れている。
スピードの出し過ぎ、対向車の車線またぎ、ブレーキの加熱に十分に注意して坂を降り、東照宮まで戻ろう。
皆様もどうぞご安全に。