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2021年6月15日火曜日

旅とラーメン

 僕は普段はあまりラーメンを食べないようにしている。50歳を過ぎてから特に、糖質をとると太る傾向が強まっている。そんな僕にとってラーメンは大敵。

だから、せいぜい週に1回くらいしか食べない。

ただ、旅に出かけた時は別に考えている。その風土に根ざした、独特の味わいを楽しむのも旅の醍醐味だしね。

特に好きなのは、寒い地方のラーメン。

豪雪や低温、北風吹きすさぶような地方のラーメンは独特だ。味が濃かったり、表面に脂が浮かせてあったりする。この表面の脂は、蓋のように働いて、湯気が出ないので冷めにくいって言われてる。本当なんだろうかね。

近くに出かけた時は、できるだけ時間を合わせて立ち寄るのが新潟県能生の「あさひ楼」。

ラードで蓋がされたスープは激アツなのに湯気皆無

ここに初めて訪問したのは、義父に連れられてだった。山から綺麗な水が流れ出している水路の脇の小道を歩いてたどり着く。なんか、知り合いのおばあちゃん家に行ったみたいな外観の、普通の民家みたいな建物。

タカヤンも大喜び

味のある看板がかかる玄関を入ると、ちょっと広い土間&テーブル席。その脇に入ると、普通の和室がぶち抜きでお店になっている。

親戚の家に来たみたい…

不思議なんだけど、味は濃いめで、ラードがたっぷりなのにモタれることなくいただける。多分その理由は、上に乗せられたざく切りの玉ねぎのおかげ?

ざく切り玉ねぎと白コショー

ビジュアルのインパクトも満点ですが、ボリュームは見た目ほどでありません。お腹が空いている場合は大盛りにしましょうね。

タカヤンは普通盛り、僕のはチャーシューメン大盛り

それと、多分、ラードで蓋されたアツアツスープのせいもあると思うんだけど、麺はヤワヤワです。でも、不思議なんだけど、柔らかいのに、箸でたぐってもブチブチ切れるようなことはないんだよね。口に入れると、柔らかくてチュルンと消えて行くような麺。

以前は、「麺固め」オーダーも受け付けてたみたいだけど、今はやっていない。理由は…(小耳に挟んだので本当かどうか知らんけど)「面倒臭い」←直球 www のと、、「これがウチの味わいなんだよ」ってことらしいです。

表面の油と、しょうゆ味ベースで、チャーシューたくさんというラーメンで、ふと思い出したけど、会津喜多方ラーメンも同系統なんでしょうか。

喜多方ラーメン すがい

あっちも美味しいよね。
やっぱり寒いところのラーメンは独特で美味しい。