Mountain Safety Research という会社の略称がそのまま商品のブランドになっているのです。山岳安全研究所…すごいな…でもまぁ、自負心に満ちた名前だし、耐久性とか信頼性とかでは、やっぱり他のブランドとは、一線を画している気がする。
ただし、米国ブランドにありがちな、うっかりさんとか、詰めが甘い部分もある。特に新製品は油断ならない。僕が買った Dragonfly(マルチフューエルストーブ)の初期モデルも、フューエルポンプのバルブが設計ミスでリコールになった。
リコール内容: 「使っているうちに、バルブシールが緩んで、ガソリンが漏れて発火します」… 怖過ぎるだろ!!!
彼らが本質とは関係ない考えるところのクォリティは…適当。
このドラゴンフライストーブなんて、燃焼音がものすごい煩いのだ。
シュゴォォォォオオオオオオオオォオォォォォーーーー!!!!
とてもじゃないけど、夜とか早朝の、他の人が休んでいるところでは使えないくらい煩い。MSRの中の人に言わせると、「いや、俺らのストーブ、基本人がいないようなところで使うもんだから…(鼻ホジ)」くらい言いそう(想像です)。
使い込んだブラックライトクックセット |
上の写真で写っている鍋はBlacklite という製品。名前の由来は、この黒い表面加工なんだけど、これが剥がれてくる。洗ったり、擦ったり、ぶつけて傷がついてとかではなく、剥がれてくるんだ。ほんでもって、「こびりつかない」という売りの割には、こびり付く。で、MSRのカスタマーサービスの見解は、「山で使うもんだから、そんなモンだろ?健康に害があるわけじゃないから、心配すんな(意訳)」だそうだ。
登山関係では、Mountain Hardwear というブランドもある。
登山関係では、Mountain Hardwear というブランドもある。
(注1)MHWの中の人から、人伝に指摘いただきました
抹茶カラーのMHWジャケット |
名前の通り、ハードウェアに強くて、バックパックとかテントとか、マニアックで高機能な製品が多い。ソフトグッズにも色々とユニークな製品を出していて、不思議と性能の割には値段もお安めで、僕のBC用、積雪期&マジな時用のハードシェルジャケットもこれ。
ハードシェルジャケットにはピットジップという機能が、脇の下についている。行動中暑い時には開け、冷えたら閉めるみたいに使う。ほとんどのブランドのピットジップは、左右一本ずつ、でかいのがついている。
このMHWジャケットは、ピットジップが上下2箇所に分かれていて個別に開け閉めができるのだ。ちょい暑い時は腕のほうだけ、うんと暑い時はボディの方も開けるみたいに、微調整ができる。そして、上下2箇所で分かれていることで、風が強い時に開けても、ワサワサしない。そんな、こだわりを感じさせるブランドがMHW。
自転車のブランドにも面白いのがある。
FSA という、自転車のコンポーネントブランド(パーツメーカーですね)。
なんの略か? それは! Full Speed Ahead ……
「全速力で前に!!!」 いや…マジで? それ? www
ちゃんと前を見て走ろうね…
自転車のホイールメーカーでは、Lightweight というのもあるな。
「俺ら、チョッ軽よ?!」そのまんまやんけ!
ライトウェイトはマジ軽量らしくて、ホイールが前後で100万円くらいするらしい…
おまえら…ネーミングセンス…中学生か!www
まぁ、その、業界関係なしで考えて、名前と実態がシンクロしてて、一番好きなのは…
車メーカーのダイハツかなぁ。
「大阪発動機」が由来なんだってね。
浪花でエンジンつくってまっせ!
わてら浪花のエンジン屋ですねん、勉強しまっせ!
おしまい
注1 MHWの中の人から、人伝に指摘いただきました
「hardwareは正しい英語なんですが、ブランド名は造語でhardwearにしてます。創業当時、American Hardwearというアウトドアとは関係ないアパレルブランドがあり、商標を買い取ったと聞いています。」 意外と関係する人に見られてるんね。すんませんでした、本文も修正済みです。Quiksilver も考えてみたら造語だよね。Quicksilver だとありきたりだから "c" を抜いてみました、とかね。
改めて宣言しよう、このブログの内容はすべてフィクションです。実在のブランド等とは関係ありません!w