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2021年3月14日日曜日

機関車トーマス

SNS友のチップさんがこんなポストをあげていた。

今日は僕の来日記念日。今日で28年経ちました

彼はアメリカ人で、英語教師として来日し、日本で結婚して幸せな家庭を築いている。

で、ふと、もう一人のアメリカ人の友人のことを思い出した。プライバシーに配慮して、トーマスと呼ぼうか、彼も英語教師として赴任した。来日してすぐはかなり苦労したらしい。

アメリカで基本的な日本語はベンキョーしたけど、やっぱり全然違ったね。
特に、書いたり読んだりする言葉と、話す言葉が全然違うでしょう?

まぁ、そうだね。書き言葉と話し言葉は違うよね。

数年かかって環境に馴染み、不自由ない程度に日本語を覚えたトーマスは…ちょっと日本を見て回ろうと考えた。そして!ついに東京へ!

いやー東京の方言には参ったよね、全然日本語が通じないんだもんね。
新宿まで電車でどうやって行くの?」これ聞くだけで30分以上かかった。

……ちょっとまて…トーマス… 今、なんっつった??

トーマスはお茶目な顔で笑って言った。

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なに?なに?

僕がね、一所懸命勉強して喋れるようになったのはね、青森の方言、「津軽弁」なの。
おっかしいなーってずっと思ってたんだよね。同じ意味の言葉なのに、本とか辞書に出てないんだもん。それに、テレビのアナウンサーの話してる言葉と全然ちがうでしょ?

お、おう、そ、それは…大変だったね❤️

で、トーマスは津軽で、べっぴんで、気立てが良く、何よりも津軽弁と東京弁(標準語)の通訳ができる、働き者な奥さんを見つけた。そして、東京に出てきて幸せな家庭を築いている。

東京でガチな津軽弁わかる人ってすごく少ないから、奥さんと内緒話するのに便利なんだよね〜(注)

そんなトーマスくんともずいぶん会ってないな。
コロナの馬鹿…

(注)僕の奥さんは宮城出身で、「肩車」のことを「猿コバッパ」と言う人なのだ。だが、彼女から言わせても、津軽弁は別格ですごいらしい。