常設のページ

2022年11月26日土曜日

工作教室 テーブルのエージング塗装

術後2ヶ月経過して、すこしずつ右肩の可動域が広がってきた。
痛みも引いてきた、けれど運動はできないという中途半端な期間。

で、手術する前に、「リハビリ中にやっておきたい事」リストを作っておいた。

死ぬ前にこれはやっておきたいと書き出す、バケット・リストみたいなものか?

その中に、「急いで直すほどでもない補修作業」というのがある。

で、その中で、一番筋力が必要ないものから初めることにした、それは塗装作業。
完成後の姿
以前横浜に住んでいた時に、御殿場プレミアムアウトレットに時々行っていた。そこのコールマンファクトリーショップで、15年近く前に買ったキャンピングテーブル。
ビヨーン
パタパタテーブルなんだけど、天板を止めているショックコードが伸びてしまった。

単にショックコードを抜いて、交換するだけなら簡単。なんだけど、どうせヒマだから、地味な天板を塗り替えてPOPなイメージに変えてみる。
20年以上使っているB&Dのサンダー
天板にはニスが塗られているので、そのままだと塗装が乗らない。ブラック&デッカーのランダムサンダーで、表面をサンディング(紙やすりで擦って下地を出す事)する。
左がサンディング後
表面だけでもイイんだけれど、どうせヒマなので、表裏をサンディングする。
ニスは落としきらないでもOK
今回は、エージング加工(わざと、年月を経たかのように傷つけたり、汚すこと)で仕上げる。というか、そんなにきっちり塗装しても、キャンプでガンガン使って傷が付くから、最初から適当な感じで塗ろうということ。
水性ホワイトで塗る
表裏塗って、板の間を塗るまえにショックコードを抜く。
エンドキャップ(ゴム栓)を抜く
端っこの板の脇でショックコードを切り、先がフラットな物でショックコードを押し込む。そうすると反対側のエンドキャップが抜けるので、無くさないように回収。
エンドキャップ
塗ったホワイトは、「バニラホワイト」の屋外用。ちょっと黄色が入ったオフホワイトみたいな感じ。
焼印ロゴも気にせず塗る
何本か天板パーツを抜き出して、手持ちの塗料を塗ってみる。
どんな配列がいいか悩む
合間合間で、余った塗料で他のアレコレも塗り直し。
駐輪場サイン
ホワイトとブルーで塗り直し。
ガーデンデコもPOP感アップ
赤と黄色で可愛くしてやろう、そうやってニヤニヤ塗装刷毛を握っているのが…
微妙にガタイがいいスキンヘッド&グラサンのおっさんであると言う、ビジュアル地獄。
ホワイトの天板だけサンディング
色付けした天板は横に置いて、オフホワイトの板だけサンディングしてみる。表面の白い塗料を剥がす事で、「使い込んで塗装が剥げた」感じを出してみる。

ただ、それだけだと「単に古くなった」のと変わらない。だから、赤・青・黄色の天板はあえてエイジングせずにそのまま。そして、コールマンの焼印の周りを少しずつサンディングしてやる。
下からロゴが浮き出てくる
カラー天板の配置も、単にランダムにするだけだとつまらない。よく見ると、なんらかの規則性が現れるように配置してみようか。配置を考えつつ、表面にクリアニスを何度も重ね塗りをする。
POP感とエージング感
そして、舎のロゴシールを貼る…
ペタンとな
配置が決まったところで、ショックコードを端から通して行く。ルーズすぎるとずれちゃうし、タイト過ぎると天板をパタパタ畳めなくなる。ちょうどいいテンションを探しながら、コードを通す。
板と板との間にはウレタン製の丸ワッシャーを挟み込む
最後に、クリアニスの表面をサラッとサンディングして平滑にして、もう一度クリアニスを薄く塗って完成。
まぁまぁっすね
ロゴの部分も、木目感とかイイ感じに出たと思う(自画自賛)。
いいヒマつぶしになりましたw
着手が11月頭、そこから1ヶ月近く、塗装を塗って剥がしての繰り返し。

休みのたびに遊びにほっつき歩いていた、健康な時にはとてもできない…
そんな、工作をやりましたという記録。