僕の Bataleon Thunder を試しに乗ってもらった。そうしたら、妖怪板掴み対策として、ストラクチャーがイイということが分かったみたい。
いきなりマジ板に僕ちんがDIYストラクチャーをするのは、アレなんで、ハル雪専用のパーマーにとりあえず施工するという流れ。これでとりあえず滑ってみて、と。
どうだった?
いや…ストップ雪で嘘みたいに滑りましたね
いいでしょ?
はい、丸沼の連絡路でも止まりません。1日滑っても疲れませんでした!
んで、マジ板のBataleon Camel Toe にもストラクチャー入れて欲しいということで預かった。
念のために確認したら、ストップ雪ではまだ乗ってないとのこと。
マシン加工のストラクチャー |
そしたら、すでにストラクチャー入ってるよwwwww
横から光をあてると綺麗な模様が浮かび出る |
そんで、ホットワックスは塗って&スクレーピングをやっている。
なるほど、それだとちょっとわからないかもね。
ストラクチャーを入れるということは、わざと細かい傷をソールに彫るということ。ホットワックスをすると、傷が埋まる。そこをスクレーピングすると、ソールは基本フラットになる。で、まだ、ストラクチャーは現れていない。
ホットワックスをかけると、どんな風にストラクチャーが入っているかわかる。これを出してやらないと効果が十分に出ない。
ホットワックスかけて、スクレーピングして、その後メタル(真鍮)ブラシ、ナイロンブラシをかけてやる。
最後に、細目のフィニッシュマットで細かいひっかかりを取り除いて終了。
ホットワックス&スクレーピングの後 |
ホットワックス直後 |
ワイヤー&ナイロンブラシの後 |
仕上げのフィニッシュマット |
僕は、スキー&スノーボードのチューンナップや、自転車のメンテナンスは自分でやっている。だけど、僕の仕事がプロと同じレベルだなんてまったく思っていない。
というか、やればやるほど、プロが何をどうやっているかが分かってきて、追いつけない差を感じる。
今回も、主には言った。
ショップチューンよりも、滑って見栄えがいいストラクチャーを入れるのはムリ
ホットワックスだけして返すね
バタレオンみたいな3Dシェイプのボードに、ストラクチャーを入れられるマシンは高い。そして、それを使いこなせる人も多分限られるんじゃないかな。
そんなプロが手を入れたソールに、僕がどうのこうのやるわけにはいけないからね。
じゃぁ、なんで僕はプロに頼まないのって?
ショップチューンのストラクチャーは多分1.5万円くらいする。
で、それは適正な値段というか、むしろ安すぎると思う。
スポーツバイク(自転車ね)の、フルオーバーホールは多分5万円くらいする。
で、それは適正な値段というか、むしろ安すぎると思う。
プロの仕事はそういうモノで、僕が一流を目指してたり、競技やってるなら、もちろんプロに頼む。
でも、僕のは遊びで、全部プロに頼んでいたら…
破産するヨ…
だから、プロの仕事には届かないって分かってるけど、自分でやっているのだ。
少なくとも、不快にならない程度にくらいまでには、コンディションを戻せるからね。
主に聞いてみた、CTどうだった?
アホみたいに滑りました!
プロの仕事ってのは、そーゆーもんですよ。
いきなりショップチューンで2万とか出せない…
そんな人が、僕のなんちゃってストラクチャーで開眼して、どんどんプロショップで本当のストラクチャーを入れるようになったら…
その板のオーナーも、ショップも、チューニングショップも、全部ハッピーになれるんじゃないかな。プロの仕事への入り口に、僕のちょっとした工夫が役立てるようなら、それは光栄なことです。そんな風に思ってやっています。